JPS606776A - α線シ−ルド用接着フイルム - Google Patents

α線シ−ルド用接着フイルム

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JPS606776A
JPS606776A JP11666283A JP11666283A JPS606776A JP S606776 A JPS606776 A JP S606776A JP 11666283 A JP11666283 A JP 11666283A JP 11666283 A JP11666283 A JP 11666283A JP S606776 A JPS606776 A JP S606776A
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JP
Japan
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film
polyimide
heat
polyimide precursor
adhesive film
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Application number
JP11666283A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Yamaguchi
勝彦 山口
Kazumasa Igarashi
一雅 五十嵐
Takashi Ishizuka
石塚 隆志
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はα線シールド用接着フィルムに関し、主とし
て半導体素子用として有用な」二記接着フィルムに関す
る。
一般に、半導体素子はエポキシ樹脂などの樹脂材料でモ
ールド成形したり(第2図参照)、あるいは樹脂、ガラ
ス、セラミックなどのケース内イこ封入して(第3図参
照)、外部写囲気との直接の接触を防ぐことにより、半
導体としての信頼性を高めている。
しかるに、半導体素子を取り囲む上記封止利料中にはウ
ラニウムやトリウムの如き不純物が通常数1) 911
1程度含まれているため、この不純物がα線を放出しこ
れがメモリ素子などの誤動作(以下、ソフトエラーとい
う)を生じさせる原因となって、半導体の信頼性を低下
させる問題があった。
この発明者らは、上記問題を解消するだめに鋭意検討し
た結果、ポリイミドフィルムをベースフィルムとした特
定の接着フィルムがα線シールド用としてすぐれた機能
を発揮し、このフィルムを用いることによって高信頼性
の半導体装置か得られることを知り、この発明をなすに
至ったものである。
ナなイっち、この発明は、ポリイミドフィルムの片面に
イミド化率が20〜80%のポリイミド前駆体からなる
熱融着剤層を設けたことを特徴とするα線シールド用接
着フィルムに係るものである。
以下、この発明を図面を参考にして説明する。
第1図は、この発明のα線シールド用接着フィルムの一
例を示したもので、この接着フィルム1はポリイミドフ
ィルム2とこのフィルム2の片面側に形成されたイミド
化率20〜80%のポリイミド前駆体からなる熱融着剤
層3とから構成されている。
第2図および第3図は上記接着フィルム1をモノシリツ
クIcおよびハイブリッドICに適用した例である。す
なわち、第2図ではリードフレーム4上の半導体素子5
の表面に、第3図で(は半導体素子5が回路構成された
下ケース6aに装着されてなる上ケース61)の内面に
、それぞれ上記接着フィルム1を熱融着剤層3を内側に
して熱融着させている。またとの熱融着時またはその後
の加熱処理で上記層3を構成するポリイミド萌1f<体
はほぼ完全に(イミド化率100%近くまで)イミド化
されているとともに、このイミド化て発生する水分や−
J二記層3中にもともと含まれていた溶剤その他の揮発
分が揮散除去されている。
なお、第2図中、7はリードフレーム4.半導体素子5
および接着フィルム1を一体に包囲したエポキシ樹脂な
どの封止樹脂であり、また8、8Qづ、外部接続リード
、9,9け−1−記接続リード8,8と半導体素子5と
を接続するホンディングワイヤCある。
第2図の如く半導体素子50表面をこの発明の接着フィ
ルム11こよって直接覆った場合には封止樹脂7から放
出されるα線が、また第3図の如く半導体素子5に対向
する上ケース61〕の内面をこの発明の接着フィルム1
に・よって覆った場合に−。
上ケース6bから放出さ、れるα線が、それぞれに記フ
ィルム1によって効果的に減衰、吸収され、一方上記フ
イルム1を構成するポリイミドフィルム2および熱融着
剤層3にはウラニウムやトリウムの如き不純物はほとん
ど含ま力、ていないために、いずれの場合も半導体のソ
フトエラーの低下が著しく抑えられる。
また上記接着フィルム1は熱融着時もしくはその後の加
熱処理で熱融着剤層3の完全なイミド化と揮発分の除去
がなされるとともにこれと同様の材質からなるポリイミ
ドフィルム2をベースフィルムとしていることから、そ
の耐熱性に非常にすぐれているという特徴を有し、この
ため半導体使用時の蓄熱に充分に抗して曲記性能の低下
や耐湿特性の低下をみることがなく、また第2図のモノ
シリツクICなどではワイヤボンディング時や樹脂封止
時に熱的な損傷をきたすおそれは全くない。しかも、こ
の種フィルム1はポリイミドフィルム2はもちろんのこ
と熱融着剤層3においてもこれに含まれるナトリウムの
如きアルカリ不純物や塩素イオンその他の不純物がきわ
めて少ないだめこれら不純物による高温下でのn温特性
の低下をきたす心配もない。
つぎに、この発明の上記接着フィルム1の構成ならびに
製造法につき説明する。
ベースフィルムとしてのポリイミドフィルム2は、芳香
族テトラカルボン酸二無水物ないしその誘導体とジアミ
ン成分とを有機極性溶媒中で反応させて得られるポリア
ミド酸などのポリイミド前駆体の溶液を流延法により製
膜し、これを加熱処理(7てイミド化したものが、いず
れも使用可能である。
1−記芳香族テトラカルボン酸二無水物の具体例を挙け
れば、たとえばピロメリット酸二無水物、3・3′・4
・4′−ベンゾフェノンテトラカルポン酸二無水物、3
・3′・4・4−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
、2・3・3′・4′−ビフェニルテトラカルボン酸二
無水物、2・3・6・7−ナフタレンテトラカルボン酸
二無水物、■・2・5・6−ナフタレンテトラカルボン
酸二無水物1,1・4・5・8−ナフタレンテトラカル
ホン酸二無水物、2・2′−ビス(3・4−ジカルボキ
シフェニル)プロパンニ無水物、ヒス(3・4−ジカル
ボキシフェニル)スルホンニ無水物、3・4・9・10
−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、ビス(3・4−
ジカルボキシフェニル)エーテルニ無水物、2・2′−
ヒス(2・3−ジカルボキシフェニル)プロパンニ無水
物、1・1′−ビス(2・3−ジヵルホキシフェニル)
エタンニ無水物、ベンゼン−1・2・3・4−テトラカ
ルボン酸二無水物、2・3・6・7ゴントラセンテトラ
カルボン酸二無水物、1・2・7・8−フェナントレン
テトラカルボン酸二無水物などがある。
また上記ジアミンとしては芳香族系のものが好ましく、
その代表例を示すと、たとえはメタフェニレンジアミン
、パラフェニレンジアミン、4・4′−ジアミノジフェ
ニルメタン、4・4′−ジアミノジフェニルエーテル、
2・2′−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、3・
3’−ジアミノジフェニルスルホン、4・4−ジアミノ
ジフェニルスルポン、4・4−ジアミノジフェニルスル
フィド、ベンジジン、ベンジジン−3・3′−ジカルボ
ン酸、ベンジジン−3・3′−ジスルホン酸、ベンジジ
ン−3−モノカルボン酸、ベンジジン−3−モノスルホ
ン酸、3・3′−ジメトキシ−ベンジジン、パラ−ビス
(4−アミノフェノキシ)ベンセン、メタ−ビス(4−
アミノフェノキシ)ベンゼン、メタキシリレンジアミノ
、パラキシリレンジアミンなどが挙けられる。
さらに−上記有機極性溶媒としては、たとえばN−メチ
ル−2−ピロリドン、N−N−ジメチルアセトアミド、
N・トド−ジメチルポルムアミド、N・N−ジメチルス
ルホキシド、ヘキサメチルホスホルアミドなとが挙げら
れ、これら溶媒とともにトルエン、キシレン、ベンゾニ
トリル、ベンゼン、フェノールなどの溶媒を併用したも
のであってもよい。
1・、記ポリイミドフィルム2はほぼ完全にイミド化さ
れかつ溶媒などの揮発分がほぼ完全に除去さhだもので
あることが好ましい。たとえば市販品としてのデュポン
社製カプトンフィルム(ピロメリット酸系ポリイミドフ
ィルム)ll−J−イミド化率が95〜99%程度でか
つ微量の揮銘分を含んでいるため、このフィルムを用い
るときには予めたとえば350°Cを越えかつ450’
Cまでの6v度で30〜60分間程度の熱処理を施して
完全にイミド化しかつ揮発分を除去しておくのが望まし
い。このような処理によって半導体に応用したときの耐
湿特性の向上に好結果が得られる。
もちろん、揮発分の除去と完全イミド化とを半導体素子
に悪影響を与えることのない比較的低い温度条件で行え
るようなポリイミドフィルムの場合、あるいは第3図の
如き半導体素子面とけ異なる部分に適用するような使用
態様を採る場合などでは、適用面に熱融着させたのちに
加熱処理して」1記フィルム2の完全イミド化と揮発分
の除去とを図ってもよい。
このポリイミドフィルム20片面に熱融着剤層3を形成
するための材料としては、前記ポリイミドフィルム2の
形成に用いたのと同様のポリイミド前駆体の溶液が用い
られ、まだより好ましくはシリコン変性されたポリイミ
ド前駆体の溶液が用いられる。後者の溶液によれば、第
2図の如き半導体素子面に直接適用する場合や第3図の
如き上ケース内面に適用する際にこのケースがセラミッ
ク、ガラス製などである場合に、適用面に対する密着性
ないし接着性の向」二に好結果が得られる。
シリコン変性されたポリイミド前駆体は、従来公知のも
のがいずれも使用可能であるが、密着性ないし接着性と
ともに良好な駒湿特性を得るために特に好ましいものと
して、芳香族テトラカルボン酸二無水物ないしその誘導
体とジアミン成分とを有機極性溶媒中で反応させる際に
ジアミン成分の一種としてジアミン成分全体量の1〜4
モル%のジアミノシロキサンを用いて得られる、けい集
合有量が0.5重量%以下のポリイミド前駆体の溶液が
挙けられる。」二記ジアミ/シロキサンの具体例として
は下記のものを挙けることができる。
H3CH3 C6H5(−6I櫨5 CH3Cf(3 CH30C■J3C■]3 C6H50CH3C,、H5 上記シリコン変性あるいはシリコン未変性のポリイミド
前駆体の溶液のなかでも、半那体素子面などへ熱融着さ
せる際あるいはその後の加熱処理で比較的低い温度でほ
ぼ完全なイミド化と揮発分の除去とを達成できるような
ものが望ましい。たとえは芳香族テトラカルボン酸二無
水物としてビフェニルテトラカルボン酸二無水物を使用
し、また溶媒として揮散しゃすいN−N’−ジメチルホ
ルムアミドやN−N’−ジメチルアセトアミドを用いた
ものなどが推奨される。もちろん、第3図の如き使用態
様にあってば半導体素子に対する熱的影響を考慮する必
要はとくにないため、」1記以外の各種の溶液を使用可
能である。
このようなポリイミド前駆体の溶液において、111J
駆体の固有粘度[η]としては一般に03〜30程度で
ある。ここで、[η]は溶媒としてN−メ千ルー2−ピ
ロリドンを使用し、測定温度30±001°C(恒a乱
槽)で次式にしだがってめたものである。
[’71= (Vc ) X In (U/1o)1n
、自然対数 L ;ウベローテ粘度計で測定される前駆体溶液の落下
時間 toilz記同様に測定される溶媒の落下時間C:if
j駆体濃度(05重相形とした)」、述の如きポリイミ
ド前駆体の溶液を、+5fJ記ポリイミドフィルム20
片面に塗布し、一般に100〜200 ”Cで1〜10
分間加熱乾燥してイミド化率が20=8096の熱融着
剤層3を形成することにより、この発明の接着フィルム
1が得られる。
」2記イミド化率が20%に満たないと熱融着後完全な
イミド化を達成しに(く耐湿特性などの低下を招き、逆
に80%を超えてしまうと適用面に対する接着性の低下
を招き、いずれも不適当である。もつとも好適なイミド
化率としては30〜50%程度である。
なお、この明細書でいうところのイミド化率とは、いう
までもなく、アミド酸結合の如きイミド前駆体の結合部
分のうちイミド結合に転換されたものが何%であるかを
表わすものである。
このようにして得ら力、る接着フィルム1は、ポリイミ
ドフィルム2および熱融着剤層3に含まれるナトリウム
イオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、塩素イオ
ンなどのイオン性不純物がいずれも5ppm以下とされ
ていることが好ましく、使用原料によって上記範囲を超
えるおそれがある場合は、予め適宜の手段で各原料の精
製を行って上記範囲内に調整する。ポリイミド系原料に
はエポキシ系などの他の樹脂に比しもともと上述の不純
物が少ないため、上記調整は容易である。
一方、接着フィルム1の熱融着剤層3には溶媒などの揮
発分が通常20重量%以下、好適には1〜10重量%含
まれており、この揮発分の存在が適用面に対する密着性
ないし接着性に好結果を与えるものである。しかし、こ
の揮発分が多ずきると熱融着に際して完全に除去できな
くなるため、に記範囲内に抑えておくのが好ましい。
このような構成からなるこの発明の接着フィルム1の厚
みとしては、全体厚みが30〜170 pnζ好適には
40〜801m程度である。このフィルム厚が薄すきる
とα線のシールド効果を損ない、逆に厚くなりすきると
可撓性や接着性などを損なうほか特に熱融着剤層が厚く
なると完全イミド化や揮発分の除去に支障をきだし、い
ずれも好ましくない。ポリイミドフィルム2の厚みとし
てハ25〜125μm程度、熱融着剤層、3の厚みとし
ては5〜45μ77L程度である。
この接着フィルム1の使用に際しては、たとえは第2図
および第3図に示すように、半導体素子5の表面や」ニ
ケース6bの内面に、熱融着剤層3を内側にして一般に
150〜250°C,5〜1,000!/cd、1〜3
0分の条件で加熱圧着し、□上記層3の熱融着性を利用
して接着させ、この接着後、必要に応じて適用面に許容
しつるより高温の後加熱処理を施して、上記層3をほぼ
100%近くま−Cイミド化するとともに溶媒などの揮
発分を0.01重量%以下まで押散除去する。
また、」1記の後加熱処理時に、ベースフィルムとして
のポリイミドフィルム2中に含まハ、ることのある揮発
分の除去や該フィルムの完全イミド化を同時に行っても
よい。ただし、第2図のモノシリライ71Cでは、半導
体素子に熱的影響を!j、えないように」1記揮発分の
除去および完全イミド化に要する温度が350°Cを大
きく超えない11W1度であることが望まれる。
以」二詳述したとおり、この発明のα線シールド用接着
フィルムによれば、半導体素子面などにその熱融着性を
利用して簡単に接着させることができ、これによって封
止材料から放出さ力、るi]l線を効果的に減衰、吸収
てきるだめ、より信頼性の高い半導体装置の製造が可能
となる。まだ、この発明の上記接着フィルムは耐熱性に
すくれているため、この点からも半導体素子用として有
用である。
なお、この発明のα線シールド用接着フィルム(弓、半
導体素子用に限られることなく、Ql線をシールドする
必要がありかつ耐熱性が要求される各種の用途に広く応
用することができる。
以下に、この発明の実施例を記載してより具体的に説明
する。
実施例1 精製シアミノンフェニルエーテル19.3y(0,09
65モルつ、ヒス(4−アミノブチル)テトラメヂルジ
シロキ→ノーン0.87 y(0,0035モル)およ
O・予め蒸留したN −N’−ジメチルポルムアミド2
80.9 yを、窒素ガスを吹き込みなから11の四っ
「1フラスコに投入した。これに撹拌上精製3・4・3
′・4′−ヒフェニルテトラカルボン酸二無゛水物2’
、9.4 ! (0,]モル)を投入し、20°”Cで
4時間撹拌を続けて固有粘度[η]が167で、けい集
合有量が0397重量%のポリイミド前駆体の溶液を得
た。この溶液中に含まね、るナトリウムイオン、カリウ
ムイオンおよびカルシウムイオンについて炎光分析を行
っだ結果、いずれも51)I)ITI以下であった。ま
た、塩素イオンについて電位差滴定を行った結果、やは
り5ppm 以下であった。
上記の溶液を、予め400°Cで30分間加熱処理して
揮発分含量が0005重量%、イミド化率9999%と
した25μm厚のポリイミドフィルム(テユポン社製商
品名カプトンI 00 H)の片面に塗布し、150°
Cで5分間加熱乾燥して、厚メ、50ノtm 、揮発分
含量10重量%、イミド化率40%の熱融着剤層を形成
することにより、この発明のα線シールド用接着フィル
ムを得た。
実施例2 熱融着剤層の厚みを257itnとした以外は、実施例
1と全く同様にしてこの発明のα線シールド用接着フィ
ルムを得た。このフィルムの熱融着剤層の揮発分含量は
8重量%、イミド化率I′i50%であった。
実施例3 実施例Jで得たポリイミド前駆体の溶液を、ステンレス
板」1に流延し、200°Cで1時間の乾燥を行ったの
ち350°Cで30分間の熱処理を施し、その後ステン
レス板から剥離して揮発分含量0005重量%、イミド
化率9999%、厚み25μmのポリイミドフィルムを
作製した。このポリイミドフィルムの片面(ステンレス
板から剥離した面と反対の而)に実施例1で得たポリイ
ミド前駆体の溶液を塗布乾燥して、厚み25 ノ1m 
、揮発分含量8重量%、イミド化率50%の熱融着剤層
を形成することにより、この発明のα線シールド用接着
フィルムを得た。
実施例4 実施例]で得たポリイミド前駆体の溶液を、予め400
°Cで30分間加熱処理して揮発分含量が0005重量
%、イミド化率9999%とした75μ717厚のポリ
イミドフィルム(デュポン社製カプトン300 H)の
片面に塗布乾燥して、厚み15/77ノ+、 、揮発分
合@8重量%、イミド化率50%の熱融着剤層を形成す
ることにより、この発明のα線シールド用接着フィルム
を得た。
上記実施例1〜4の各接着フィルムのα線ソー−ルド効
果を調べるだめにつきの二つの試験を行った結果は、後
記の表に示さノ1.るとおりてあった。なお、表中の比
較例とは、接着フィルムを全く用いなかった場合の結果
である。
〈試験(1)〉 各接着フィルムを200 ”Cで10分間加熱処理し、
さらに350°Cで30分間の加熱処理を行って、熱融
着剤層のイミド化率を9999%、揮発分を0005〜
0006重景%とした。この熱処理フィルムをα線源(
ウラン235)とα線検出機(日本原子力事業社製のα
線スペクトロメータ)との間に介装した場合の3.00
0時間にわたるO7線透過量を検出した。
〈試験(2)〉 リードフレーム」二に設けられた6 4 KMO5DR
/uV(半導体メモリ素子)」−に、ワイヤボンディン
グ部を切り欠いた各接着フ・fルムを、熱融着剤層を内
側にして200℃、 50 !/crd 、 10分間
の条件で熱融着さぜた。その後、さらに350°Cで3
0分間の熱処理を施した。ついで、通常のトランスファ
ーモールドにより充てん剤(α線を放出しやすい成分)
を含むエポキシ樹脂組成物を成形封止して、第2図に示
されるような構造の半導体装置を作製した。この装置に
つきソフトエラー率を測定し、比較例(接着フィルムな
し)のものに較べてソフトエラー率が何分の1まで低下
しだかどうか調べた。
上記の結果から明らかなように、この発明の接着フィル
ムによればα線を効果的にシールドできるため、このフ
ィルムを用いることによって信頼性のより高い半導体装
置を製造できるものであることが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のα線シールド用接着フィルムの一例
を示す断面図、第2図および第3図Ire: l2記フ
ィルムを半導体装置に適用した二つの例を示す断面図で
ある。 1・・・接着フィルム、2 ポリイミドフィルム、3・
・・熱融着剤層。 特許出願人 日東電気工業株式会社 第1図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリイミドフィルムの片面にイミド化率20〜8
    0%のポリイミド前駆体からなる熱融着剤層を設けたこ
    とを特徴とするα線シールド用接着フィルム。
  2. (2)ポリイミド前駆体がジアミン成分の一種としてジ
    アミン成分全対量の1〜4モル%のジアミノシロキサン
    を用いて合成されたけい集合有量が05重量%以下のポ
    リイミド前駆体からなる特許請求の範囲第t1)項記載
    のα線シールド用接着フィルム。
  3. (3)全体厚みが30〜170 fimである特許請求
    の範囲第fl+項または第(2)項記載のα線シールド
    用接着フィルム。
JP11666283A 1983-06-27 1983-06-27 α線シ−ルド用接着フイルム Pending JPS606776A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62141038U (ja) * 1986-03-01 1987-09-05
JPH01257046A (ja) * 1988-04-06 1989-10-13 Sekisui Chem Co Ltd 砕石模様を有する繊維強化樹脂成形体の製造方法

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