JPS6065516A - アルミニウム電解コンデンサ用電極リ−ドの処理方法 - Google Patents

アルミニウム電解コンデンサ用電極リ−ドの処理方法

Info

Publication number
JPS6065516A
JPS6065516A JP17362183A JP17362183A JPS6065516A JP S6065516 A JPS6065516 A JP S6065516A JP 17362183 A JP17362183 A JP 17362183A JP 17362183 A JP17362183 A JP 17362183A JP S6065516 A JPS6065516 A JP S6065516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electrode lead
aluminum
aluminum electrolytic
lead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17362183A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6314493B2 (ja
Inventor
小竹 長一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemi Con Corp filed Critical Nippon Chemi Con Corp
Priority to JP17362183A priority Critical patent/JPS6065516A/ja
Publication of JPS6065516A publication Critical patent/JPS6065516A/ja
Publication of JPS6314493B2 publication Critical patent/JPS6314493B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、アルミニウム電解コンデンサの電極から引
出されている電極リードの処理方法に関するものである
アルミニウム電解コンデンサの一般的な構造は、第1図
に示すように、弁金属であるアルミニウムを電極材料に
用い、この電極材料であるアルミニウムをりiシ状に形
成して陽極電極1とし、この・;1?状の陽極電極lの
表面に物理的、化学的、あるいは電気化学的な各種の手
段により拡面処理を施した後、陽極酸化によりその表面
に誘電体となる酸化皮膜を形成させたものを帯状のセパ
レータ紙2を介在させ、同様に帯状である陰極型J!i
3 と重ね合せて巻回し、円筒状のコンデンサ素子4な
形成し、このコンデンサ素子4に電解液を含浸させた後
有底筒状の金属製外装ケース5に収納し、外装ケース5
の開口端部に円盤状の絶縁弾性部材からなる弾性J=j
 r1体6をはめ込み外装ケース5の開口端周囲を巻き
締めて密閉されている。
このとき、前記陽極電極1および陰極電極2には外部と
の電気的な接続を得るための陽極側電極リード7、陰極
側電極リード8が各々接続され、コンデンサ素子4の上
端面に突出している。そしてこれら電極リード7.8の
突出先端部には、外部で他の部品あるいはプリント基板
などに電気的に接続させるための外部リー19.10が
各々溶接等の手段により接続されている。そしてこの電
極リード7.8は前記弾性封口体6に設けられた貫通孔
11.12に挿入され、その先端から更に外部リード8
、IOが外方に向けて突出した構造となっている。
27H2図は、第1図のアルミニウム電解コンデンサの
電極部と電極リードとの接続部分を示したもので、′【
電極り一ド7は、電極材料と同じアルミニウム材からな
り、陽JI8+電極1と接続される部分は扁平状13に
形成され、電極1の端面かも突出したFIB分は筒状1
4に形成され、その先端には外部り一ド9が溶接等の−
r段で固着されている。
なお、図示はしないが外部リード8の代りに板状の端子
を用い、弾性封口体6に代えて硬質絶縁板に弾性薄板を
貼り付けたものを用い、内部の電極リード7も帯状のア
ルミニウムのタブを使用した構造の電解コンデンサもあ
るが、いずれにしても電解コンデンサは電極が陽極と陰
極とに区別されているいわゆる有極性の電子部品である
。これは当然のことながら、陽極電極の表面に誘電体と
なるアルミニラl、の酸化皮膜が形成され、一方な極電
極は中に集電極として配置された非対称な構造となって
いるためである。
そしてこの酸化皮膜層に対峙して真の陰極として作用す
る電解液が配置されている。そしてこの電解液は液体で
あるために電解コンデンサの内部で自由に移動できるの
で、少なくとも陽極およびこれと電気的に接続された内
部、すなわち陽極電極リード7の部分は電解液による陰
極との短絡を防ぐために電極部と同様に酸化皮膜による
絶縁層を形成する必要がある。
従来から電極リードへの絶縁層の形成は使用定格電圧が
高いものは、電極上へ誘電体酸化皮膜を形成するのと同
じ陽極酸化による電解処理により行なわれていた。
しかし電解処理は通電のために電源が必要であ1]、装
置が大型化するとともに処理に時間がかかり、極めて面
倒でかつ不経済でもあるので使用定格電圧の低いものは
電極リード′の洗浄処理のみを行ない電解液の化成性を
利用してエージングの際に絶縁皮膜を形成していたが、
この過程で十分な絶縁皮膜を形成することはむずかしく
、絶縁不良、すなわち漏れ電流を十分に低減させること
はできなかった。
この発明は従来のこのような欠点を改良したもので、電
解コンデンサの内部電極リードに絶縁度の高い皮膜層を
極めて簡単に形成するために有効な方法を提供すること
を目的としたものである。
この発明のカッ人は、非処理物である電極リードを第一
の工程として、苛性アルカリの水溶液に浸漬し、第二の
工程として燐酸水溶液に浸漬することを特徴とするもの
である。
以下実施例に基すきこの発明の詳細な説明する。まずこ
の発明の非処理物として、第2図に示した先端が扁平化
されたアルミニウム棒に外部リード9とが接続された電
極リード7を用意した。この電極リード7のアルミニウ
ム部は高純度アルミニウム(純度99.9%)、外部リ
ード9は錫メンキ鋼芯銅線から構成されているそしてこ
のリードをまず水酸孔ナトリウム水溶液(濃度1.5%
、温度50’C)に3分間浸漬し1次に純水中で3分間
洗浄を行なった。そしてこの後、燐酸水溶液(濃度10
%、温度45℃)に10分間浸漬し、その後純水で20
分洗浄し、最後に85°Cで3時間の乾燥を行なった。
一方、従来の処理を行なわない比較物として、同じ電極
リードを用い、純水洗浄を20分のみ行ない、その後同
様に85°Cで3時間乾燥させたものを用意した。
次にこれら電極リードのアルミニウム部分ををエチレン
グリコール−アジピン酸系の電解液中に浸漬し、電極リ
ードをプラス側とし、電解液の容器側をマイナスとして
直流電流を印加して陽極酸化を行ない絶縁性の酸化皮膜
の形成状態を調べた。この比較は、双方に、0.2mA
の定電流を印加して容器、電極リード間の時間−電圧変
化をめたもので、絶縁性の皮膜が形成されるにつれ耐電
圧が次第に上昇していくことになる。
第3図のグラフはこの結果を示したもので、横軸に時間
経過を縦軸に電圧の一ヒ昇をあられしている。同図(A
)がこの発明の処理を行なったもの、CB)が従来の処
理を行なわないものである。そしてこのグラフから明ら
かなように、この発明の処理をしたものは時間経過と共
に電圧が−1−+f1し、絶縁性の皮膜が形成されてい
くことがわかる。これに対し従来のものは、電圧上昇は
見られるものの、極めて僅かでありしかも不安定な−1
−外力−ブしか示さず絶縁性の皮膜の形成がうまく行な
われていないことを示している。
次にこの処理方法が実際の電解コンデンサの特性に対し
て有効であるかどうかについて、これらの電極リードを
使用した電解コンデンサを作成して特性の違いを調べた
作成した電鋳コンデンサは第1図に示された構造で、定
格電圧2.5v、静電容M4.7gFのものである。そ
して電極リードがこの発明の方法で処理されたものと、
従来の純水洗浄のみのものとをそれぞれ用い、他の構成
部品は全て同じ材料を用いた。そして各々50個づつ作
成し、エージングを行なった後それぞれの静電容量、損
失(tanδ)、漏れ電流(3ov3o秒印加後の値)
を測定し、その平均をめた。
表はこの結果をあられしたもので、静電容量、損失(t
anδ)については両者に差は見られなI/Xが、漏れ
電流については大きな差を示し、この発明の処理を行な
った電極リードを用いた電解コンデンサは極めて漏れ電
流が低くなることがわ力する。
これは、この発明の処理を行なうと、まず第一の工程の
苛性アルカリ水溶液により、アルミニウムの電極リード
の表面の自然酸化皮膜が除去され、次いで燐酸水溶液に
より燐酸による皮膜が形成される。この燐酸による皮膜
自体は耐電圧のある絶縁皮膜とはならないが、この表面
に電解液力く接触し、エージング時の通電で陽極酸化が
行なわれ耐圧のある絶縁皮膜が十分に形成されるためと
思われる。
一力このような処理を行なわないと、電極り−I・の表
面には自然酸化皮膜が残存する。この自然酸化皮膜は一
応絶縁性であり、ある程度の耐圧を有するが、絶縁性、
耐圧のいずれもこの皮膜だけでは不1−分であり、しか
もこの自然酸化皮膜があることにより、逆に電解液によ
る酸化皮膜の形成が阻害され、十分な絶縁性の皮膜が一
様に形成されず、電解コンデンサとして漏れ電流値が下
らないことになる。
以上述べたように、この発明の方法により処理された電
極り−1・を用いると、漏れ電流が少ない電気特性の優
れた電解コンデンサを得ることができる。
なお、この発明の実施例では苛性アルカリとして、水酸
化すI・リウJ1の水溶液を用いたか、これは水酸化カ
リウムなどの他の苛性アルカリを用G1ても差しつかえ
ない。
また、この実施例では、この発明の処理のみで電極リー
ドを陽極電極に接続してコンデンサを組立て、専ら電解
コンデンサ中の電解液による化成性を利用してエージン
グ時に絶縁皮膜を形成しているが、電解コンデンサの定
格電圧が高い場合などには、この発明の処理を施した後
、電極リードを陽極酸化し、絶縁皮膜を形成したものを
電解コンデンサに用いてもよい。この場合にもこの発明
の処理が施されていることにより、極めて絶縁度の高い
皮膜が形成でき高圧用電解コンデンサとしても漏れ電流
の低いものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的なアルミニウム電解コンデンサの内部構
造をあられした断面図、第2図は電極部と電極リードと
の接続部分をあられした斜視図である。第3図は絶縁性
の酸化皮11りの形成状態をあられしたグラフで、同図
CA)はこの発明の処理を行なったもの、(B)は従来
のものをあられす。 ■・−・陽極電極、3・・−陰極電極、4・・・コンデ
ンサ素子、5・拳・外装ケース、7.811 串−電極
リード。 特 許 出 願 人 第3図(B) 8芋間(分)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第一・の工程としてアルミニウム電解コンデンサ
    用電極リードを苛性アルカリ水溶液中に浸漬し、次いで
    第二の工程として燐酸水溶液中に浸漬させることを特徴
    とするアルミニウム電解コンデンサ用電極リードの処理
    方法。
JP17362183A 1983-09-20 1983-09-20 アルミニウム電解コンデンサ用電極リ−ドの処理方法 Granted JPS6065516A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17362183A JPS6065516A (ja) 1983-09-20 1983-09-20 アルミニウム電解コンデンサ用電極リ−ドの処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17362183A JPS6065516A (ja) 1983-09-20 1983-09-20 アルミニウム電解コンデンサ用電極リ−ドの処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6065516A true JPS6065516A (ja) 1985-04-15
JPS6314493B2 JPS6314493B2 (ja) 1988-03-31

Family

ID=15964005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17362183A Granted JPS6065516A (ja) 1983-09-20 1983-09-20 アルミニウム電解コンデンサ用電極リ−ドの処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6065516A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001284174A (ja) * 2000-03-30 2001-10-12 Nippon Chemicon Corp 固体電解コンデンサとその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001284174A (ja) * 2000-03-30 2001-10-12 Nippon Chemicon Corp 固体電解コンデンサとその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6314493B2 (ja) 1988-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2663544B2 (ja) アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法
JP3881480B2 (ja) 固体電解コンデンサおよびその製法
EP0704871A1 (en) Electrolytic capacitor
US2932153A (en) Electrolytic capacitor and method of making
JP2810418B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JPS6065516A (ja) アルミニウム電解コンデンサ用電極リ−ドの処理方法
US3270254A (en) Electrical capacitors and method of making the same
JP3478039B2 (ja) アルミ電解コンデンサ用電極箔の化成方法
JPH0794369A (ja) 固体電解コンデンサ
JP2773217B2 (ja) 電解コンデンサ
JP3483681B2 (ja) 電解コンデンサ用タブ端子の製造方法
JP7495848B2 (ja) 電解コンデンサ
JP3367221B2 (ja) 電解コンデンサ
JP2566284Y2 (ja) 有極性電解コンデンサ
JP3669191B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
US3471378A (en) Method of manufacturing elemental part for dry type electrolytic condenser
US3311797A (en) Electrolytic capacitor including heat resistant spacer containing the electrolyte and method of making same
JPS5835914A (ja) 電解コンデンサの製造方法
JPH10335187A (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP2000021690A (ja) アルミニウム電解コンデンサ及びその製造方法並びにアルミニウム電解コンデンサ用電極箔及びその製造方法
JP2003264129A (ja) 固体電解コンデンサ
JPH0354811A (ja) 固体電解コンデンサ
JP2022039173A (ja) 電解コンデンサ
JP2005085953A (ja) アルミニウム電解コンデンサおよびコンデンサ素子の製造方法
JPH0845786A (ja) 電解コンデンサ