JPS606419B2 - 連続壁構築用の鋼製パネル - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、連続壁構築用の鋼製パネルに係り、地中連続
壁を地下室本体壁として用いる場合とか構築物の支持杭
構造体として用いる場合および連続擁護壁等として用い
る場合並びに地上連続壁として用いる場合において、そ
の施工性と鉛直性に優れると共に、構築された連続壁は
止水性完壁であってしかも、高さ方向の接続が容易正確
で、このように接続しても高強度、特に剛性が高く耐振
性に優れた鋼製パネルに関する。

最近の地下工事にあっては、場所打ち地下連続壁の構築
がとみに高くなってきていることは既知の通りであるが
、従来のこの種連続壁は、構築物の耐振性（耐震性）を
向上し、剛性を高くする意味から、鉄筋鍵、鉄骨材等を
現場で組立て使用している。

しかしながら、これでは、鉄筋館の作成に手間がかかり
、又、鉄筋錐の組立が面倒であるばかりか現場組立の関
係上、拡大な作業スペースも必要となり、これらが要因
で工期の短縮が図れず、しかも鉄筋錐吊込み建込み時に
、その変形は不可避で、精度が劣るという致命的欠陥が
あった。又「最も重要なことは、連続壁を地下貯蔵倉庫
「地下道等の本体構築体として利用する場合、及び土留
め壁と利用する場合および地上構築体の連続壁する場合
を問わず止水性を完壁にすると共に高度な鉛直精度を図
ることにあるが「従来では鉄筋鍵を用いる関係上ト配筋
制約を受けるばかりか「鉄筋髄の接続精度が劣りその変
形が不可避であることから特に薮手部等の止水および鉛
直精度が劣っておりｔ これが延し１ては連続壁の耐久
性「耐震性に悪影響を与えｔ特に、土庄等による数断力
に対抗できないものであった。

特に「連続壁を建造物の地下室本体壁として用いる場合
〜鉛直性の精度がとみに要求されるし、止水効果の完堅
さが要求されるのである。

本発明は、上記のような背景に鑑み案出されたものであ
り、その第１の目的は、地下連続壁「地上連続壁に拘ら
ず、その壁構成材としてのパネルは止水性が完全であり
、しかも高い鉛直精度を保証され、しかも高さ方向の接
続性に優れた鋼製パネルを提供することである。

又、本発明では鋼製パネル単位毎での輸送ができ、現場
取扱いも至便であると共に〜内部に空洞部を形成するこ
とにより、コンクリート等の経時硬化流動性充填物を充
填可能でパネルの断面性能と充填物の剛性とを兼ね備え
た耐震性に優れ、対土庄抵抗性に優れた高強度の連続壁
用の鋼製パネルの提供を目的とする。

又、本発明では鋼製パネルの高さ方向の接続が容易正確
にでき、その接続および蓮込み時に変形がないと共に、
該接続部までも充填物を侵入硬化できるように構成した
鋼製パネルを提供することを目的とする。

本発明のその余の目的、利点、特長並びに有用性は以下
詳述する説明からより明らかとされる。

第１図乃至第７図を参照すれば、本発明に係る鋼製パネ
ル１の基本的な一例が詳細に図解されており、第ＩＱ図
乃至第ｉ４図を参照すれば前記パネル１の縦方向鞍手構
造の詳細が図解され、又、第亀５図では前記パネル１の
横方向薮手構造の詳細が図解されている。第１図乃至第
８図において、鋼製パネル１は第８図に特に図解するよ
うに対のフランジ２，３とウェブ４を一体形成した長尺
のパネル構成主材５の複数を互いに並設せしめかつ所要
のつなぎ材６で相互に連結固着することにより、所要大
きさで内部に空洞部？を有するパネル１が構成される。

主村Ｓの対のフランジ２，３はその中寸法が異るものと
され「また、主材５のウヱブ４には円形、楕円形、菱形
、亀甲形等の充填物流入部８を実施例では円形孔構造と
して主材長手方向所定間隔毎に設け「それぞれ独立した
空洞部７を連絡している。勿論、その流入部８１ま断面
性能の欠損を考慮して開設されるものとし、望しくは等
間隔に開設してある。この主材５は第８図川こ示す如く
不等辺日形鍵、第８図２の如く所謂リップ付Ｔ形鋼又は
第８図３の如くリップ付Ｔ形鍵を複合一体とした合成鋼
であってもよく「いずれにしてもフランジ２と３の中寸
法が異るものとされている。

この主村５の複数をしてパネルーが作成されるが、この
場合、長フランジ２同士及び短フランジ３同士をそれぞ
れ同一面となるべく並設せしめ隣接する長フランジ２の
機縁間を第９図１に示す如く樹脂、金属その他の合成材
料からなるシールジョイント材９で連結するか又は第９
図２に示す如く溶接シール亀０せしめその一面全体が閉
塞された面−の止水面ｌｉと構成され、一方、他面軍２
は短フランジ３間に間隙１３を有する面とされている。

主材５の複数、実施例では６本の主材５を並設してその
一面全体が面一の止水面１１で他面がフランジ間に間隙
！３を有する面１２とされた方形箱形のパネルーは、例
えばその両面１１，１２上下にパネル中方向としてつな
ぎ材６を重合し、これを溶接又はボルト等の機械的、化
学的結合手段により要するに固着して、ここに各主材５
間にそれぞれ独立した方形空洞部７を有する立方箱形の
パネルｉが作成される。このパネル１の寸法は施工状況
等により大中小のように適宜変更するものであるが予じ
め工場生産ラインで各種寸法のものを作成しているもの
とする。

また、つなぎ材６は実施例では上下に鉄板を固着したも
のとして例示しているが、主材長手方向所定間隔毎に複
数本重合してもよく、場合によっては、つなぎ材６とし
てバー材を用いることもできる。

止水面１１側の王材５連結が強固なときは、場合により
、これ側のつなぎ材６を省略することもできる。パネル
１は第３図、第４図および第５図１，２に示す如くパネ
ル中両端の外方に横方向接続のための雄鞍手１４と雌鞍
手１５がそれぞれ主材長手方向に一体として設けられ、
この雄雌綾手１４，１６としては第】５図１，２，３，
４で示す各種構成の抜手構成が採用可能であり、該雄雌
鞍手１４，】５は望し〈は各実施例で示す如く主材ゥヱ
ブ４に溶接、ボルト止め又は、必要に応じて一体成形し
ており、勿論、その接手部がパネル厚さ内にあり、かつ
パネル中両外周部にあることを条件として例えば主材フ
ランジ２，３に固着したものであってもよい。

又、パネル１はその内部、具体的には空洞部７に縫時硬
化性の流動充填物が打設され、該パネル１の断面性能と
充填物の剛性との協働作用で堅牢強固な壁体を構成する
のであるが、前記充填物のパネル全体へ均等かつ迅速な
充満を保証し、かつ、充填物内部に巣が造成されるのを
避けるため主材ゥェプ４に形成した流入部８が大きく寄
与し、これに基き、充填物のトレミ−管を介しての打診
は単一のパネル１に単一で済むことになる。

この場合、より一層、充填物の流動を図るため、隣り合
う流入部８は第６図、第７図でも明らかな如く所謂千鳥
状に配列することが望しし、。また、パネル１の横中両
端における主材のウェプ、即ち、第５図１，２で示すウ
ヱブ４Ａには流入部８が形成されていないものとする。
なお、そのウェブ４Ａに流入部８を形成したものを用い
ることができ、このときは当該流入部８を栓体にて閉止
することができ、又、場合によっては、雄・雌鞍手１４
，１５自体で前記流入部８を閉止することもできる。

又、パネル１の穣中両端におけるウェブ４Ａには流入部
８を両端ともに形成したもの、片側のみに流入部８を形
成したもの及び、両端ともに流入部８を形成していない
ものがあり、この３種類の鋼製パネル１を適宜選択利用
して連続壁が施工される。

更に、パネル】には第５図２で示す如く止水面１１、間
隙１３を有する他面１２の後手部近傍には主として充填
物のパネル横方向外方への流動を阻止するフィン１６が
主材長手方向の全長にわたって溶接、ボルト等の固着手
段で立設されている。

又、このフィン１６はパネル１を後述する鉛直掘削部に
吊込み挿設したとき、核パネル１の鉛直性を保証するの
にも寄与されることが明らかとされる。

従って、充填物の流動阻止機能のみを重視するときは間
隙１３を有する他面】２における一方の鞍手部近傍にの
み設けることもできる。又、吊込み挿設に際しての鉛直
性と流動阻止の双方を重視するときは実施例の如く両面
にわたって設けるものとする。なお、第１８図１に示す
如くフィン１６はナイフプレート形であってもよく、又
、第１８図２で示す如く先端に受圧片１６Ａを有する所
謂Ｔ形フィンであってもよく、このＴ形フィンのときは
とくに鉛直性維持の点で有利となる。

なお、パネル１の吊込み挿設（蓬込み）抵抗を少なくし
て円滑な鰹込みを図るには第１８図３の如く下部に先細
状の沓部１６Ｂをフィン１６に形成することが望しし、
。第１０図乃至第１４図を参照すれば、前述したパネル
１の縦方向における抜手構成の詳細が図解されている。

第１０図・第１１図において、ｉ７が俵手であり、対の
フランジ１８，ｉｇとウェブ２０とからなる懐手部材２
１の複数本と、方形中空箱形の後手部材２２とからなり
、俵手部材２２がパネル１の上部中央における空洞部７
にその半分程度が挿鼓されて隣接する主材フランジ２，
３にボルト又は溶接、リベット等で固着してあり、実施
例ではボルト結合手段２３の複数を例示している。

又、この中央の薮手部材２２の両脇に所謂Ｈ形抜手部材
２１がパネル１の空洞部７に半分程度挿鼓され同じく隣
接の主材フランジ２，３にボルト又は溶接、リベット等
で固着してあり、実施例ではボルト結合手段２３の複数
を示している。従って、薮手部材２１，２２のそれぞれ
およびパネル１にはボルト孔２４の複数が等ピッチべ穿
段されている。望しし・実施例ではＨ形嬢手部材２１は
対のフランジ１８，１９が異寸法とされており、その短
フランジ１９をパネル１の止水面１１における内面に重
合すると共に、長フランジ１８は間隙１３を有する他面
１２の外面に重合して固着される。

従って、鞍手郡材２１のウェブ１９がパネル１の間隙１
３を介して挿隊され、ここに、Ｈ形接手部材２１は主村
５を短寸に切断したものが利用可能とされている。勿論
、Ｈ形嬢手部材２１は不等辺日形材であっても又、主材
５と異寸法にすることは可能であるし、又、第１２図２
で示す如く等辺日形材を採用することもでき「 このと
きは当該鞍手部材２１‘まパネル内面に挿駁されるもの
である。

第１０図および第１１図に示す如く鞍手部１７を上部に
備えたパネル１に、別の作成されたパネル（第１０図・
第量１図で鎖線で示す）が鉄合されて前述同様に接合一
体化されるのである。

而して「第１８図・第１４図でも明らかな如くト各鞍手
部材２１，２２には充填物流入部２５，２６が形成して
あり、これにより薮手部１７においても充填物の封入充
満を保証している。なお「打談にともなって充填物が相
対的に上昇することから、薮手部１７に流入部２５，２
６を形成しない場合もある。次に第１６図以下を参照し
て本発明に係るパネルｉを利用して地下連続壁の施工順
序を詳述すると「地下連続壁構成部分２７に第亀６図に
示す如く鉛直孔２８を掘削するが、これに先立って予め
計算により算定された壁の厚さ亀こ基きガイドウオール
を設置し、この設置されたガイドウオールに沿って鉛直
性が維持できる掘削機にて予め計算により算定の深さま
で掘削する。

この掘削は公知の安定液工法等を採用して要するに掘削
面２９の崩壊を防止しつ逐次掘削するものであり、掘削
機としては鉛直性が維持できるクラムシェル型の掘削機
を採用することが望しし、。勿論、掘削手段は掘削面２
９の崩壊を防止し、かつ鉛直性を維持できる限り、その
他の掘削手段（衝撃式「回転式、ジェット式等）であっ
てもよい。而して、掘削底面のスラィムを除去（姿しく
は除去するが、前述したパネル１を用いることから止水
性良好となり、従ってスラィム除去は省略できる場合も
ある）し、予じめ工場にて作成された前述の鋼整パネル
１の鉛直孔２８に吊込み挿設する。

この場合トパネル１‘まその止水面１１を内面として挿
設するのであり「このとき、第１８図で示す如くフィン
量６がパネル１の鉛直性を維持するのに寄与されるし〜
又、沓部１６Ｂが蓮込み抵抗を小にするのに寄与され、
内部に空洞部７を有するパネル１として吊込み挿設する
ことから吊込み時の変形なく精度よく鉛直孔２８もこ挿
設可能となる。而して、各パネル１の横方向の平列接続
は前述した雄・雌薮手１４，１５により実施され、又、
パネル１の縦列接続は前述した鞍手部１７にて実施され
るものである。

このようにして鉛直孔２８にパネルーを順次蓮込み挿設
した後に、経時硬化性の流動充填物３０〜即ち、望しく
はコンクリート「場合によっては砕石、錫藻、金属暦等
の産業廃棄物を先打ちしもその後にセメントペーストを
グラウトする等の手段で「要するに経時硬化性の流動充
填物３０をパネル内部に打設するのであるが、これは１
又は２パネル単位、又は３パネル建込み２パネル打設等
の構造物に適正の打設にて実施される。即ち「パネル１
の中央部分に設置されたトレミー管挿入口にトレミー管
を設置するが、該トレミー管は接続部村２２に挿入され
ることになる。トレミー管を介して充填物３０を打段す
れば、この充填物３０は流動性を有するが故に、パネル
畳の内部空洞部７に充満されるのは勿論、間隙１３を介
してパネル裏面にまで侵入することになる。即ち「第翼
９図にて示す如く打設充填物３川ま流入部８を介して空
洞部７の全体に均等に充填されてその分離を抑えると共
に、内面に関しては止水面１１にて完壁に洩れを阻止す
る一方「パネル裏面の掘削部までも間隙１３を介して充
填され、当該掘削部における横方向の流動はフィン１６
１こて阻止されるのである。

而して、第１９図における鋼製パネルＩＡはその中両端
に流入部舞を有し「フィン１６を有しないものであり「
又鋼製パネル亀Ｂはその片側のみに流入部蟹を有し「他
の側にフィン１６を有するものを蓬込みした場合で示し
ており、これによれば斑打設部分ＩＣとの抜手部および
パネルＩＡ，ＩＢとの援手部までも充填物３０が流動し
てその硬化により綾手部の強度を保証し、一方し次回打
設部分ＩＤへの流動を規制する。

勿論、この第１９図に示すものは蓬込み一例であり、両
端に流入部８を有するパネル１、流入部８を両端に有し
ないパネルー、片側のみに流入部８を有するパネルーを
選択して蓬込むことができる。なお、斯る打診時に溢れ
た安定液（ベントナィト液）は次回掘削に再使用するた
め回収されることは従前同機である。

このようにして地中連続壁体３１が構築されるが、この
連続壁体３１を地下構造物の本体「地下構造物本体とと
もにその支持杭、擁護壁等として利用するいずれの場合
でも、パネル１の内面、つまり、止水面１１側は支保工
、功梁、山留め等を介袋しながら打盾次掘削されるもの
であり、第２０図乃至第２２図にはその壁体３１の施工
状況図が一部図解されている。

この第２０図乃至第２２図に例示するものは地下貯蔵庫
、地下ガレージ等であり、第２３図に示す如く壁体３１
の下部３１Ａを所謂連続杭と機成し、壁体３１間に床面
スラブ構造体３２、中間又は天井スラグ構造体３３及び
中間間仕切り壁乃至支柱３４を介して地下構造物３５が
構築されるのである。

ここにおいて、地下構造物３５の構築に当り、スラグ構
造体３２，３３と壁体３１との取合部継手は、壁体３１
の止水面１１の全体が面一でかつ鋼板面であることから
、スラグ構造体３２，３３の鉄骨、鉄筋等の梁材接合が
極めて容易となるのである。

又、壁体３１は鋼製パネル１の主村５の断面性能と硬化
した充填物３０の剛性との協働作用に基く高強度のもの
となり、特に、空洞部７のみならず裏面にわたっても充
填物３０が侵入充填されていることから高強度となり耐
震性に富む構造とできる。

又「内面は完全に閉止された止水面１１であることから
、止水性良好であるし、又、この面を利用して内装工事
が容易となるのである。又、第２３図に示す如く連続壁
体３１が構造物の支持層にまで到達しているときは、こ
の部分に鎖線のように床スラグ構造物３６を構築して大
空間の地下室を構成することもできる。勿論、連続壁体
３１はこれを地下構造物本体として採用しても止水性良
好で鉛直性を維持していることから支障はなく、更にこ
の上に第２３図で示す如く階上構築物３７を構築するこ
ともできる。また、本発明の鋼製パネル１は上述した地
下連続用のみならず第２３図で示す階上構築物３７の構
成材料としても利用でき、このときはパネル１の他面１
２に別の型枠を設置しパネル内部に充填物３０を充満硬
化させ、その後、型枠を脱枠し、そのコンクリート面を
仕上げ施工するものとする。第２２図を参照すれば、地
下連続壁体３１に用いたパネル１はその隅部における取
合部３８および所謂間仕切り連続蟹体としての取合部３
９において横方向に接続することもできるし、このとき
各取合部３８，３９として前述した横方向後手１４，１
５が探用でき、第２２図では止水面１１の表面に雄又は
雌の接手１４又は１５を設けたパネル１を利用したもの
を例示している。以上、要するに本発明は中が異寸法と
された対のフランジ２，３とウェブ４とからなるパネル
構成主材５の複数を並設してその一面が閉塞の止水面１
１で、内部に空洞部７を有する方形箱形の組立体に構成
され、その組立体の高さ方向の少なくとも一端に鞍手事
７が鉄合固定されていると共に、該援手１７が対のフラ
ンジ１８，１９とウェブ２０からなる複数の俵手部村２
１から構成され、その薮手部材２１の一方のフランジ１
８がパネル構成主材５の短フランジ３に、鞍手部材２，
１の他方のフランジ１９がパネル構成主村５の長フラソ
ジ２にそれぞれ重合固着されていることを特徴とする連
続壁構築用の鋼製パネルであるから、これを地下連続壁
、地上連続壁の構成材と利用し、その空洞部７に充填物
３０を打設しても、一面が閉塞の止水面１１であるから
、止水性能が完壁となる。

また、その止水面１１を利用して梁、スラブ等の接合も
精度よく強固に結合できるし、方形形箱形の組立体とし
ているので、建込みにさし、して鉄筋鍵の如く変形がな
く、これは鉛直精度が著しく向上できるばかりか、組立
体としての個別輸送ができ、現場での取扱いも容易とな
る。更に、パネル１はその高さ方向の少なくとも一端に
薮手部１７を有するが故に、高さ方向の接合が容易かつ
強固で、精度よく実施でき、全体の変形がないこととも
相まって相当嵩高い構築物としても懐目の精度を保証し
ながら鉛直精度を向上できるものとして箸効である。ま
た、本発明の第２の特徴によれば前記利点に加えて、薮
手部１７に中央箱形材を用いることから、これを利用し
てトレミー管の挿入、出入れが容易となるし、該俊手部
１７にも充填物３０を充満できるので、薮手部１７の強
度も他の部分と同機に高強度にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明鋼製パネル一例の正面図、第２図は同背
面図、第３図・第４図は同左右側面図、第５図官，２は
２つの例を示す平面図、第６図は第５図竃のＡ−Ａ断面
図ト第７図は第５図竃のＢ−Ｂ断面図、第８図１，２，
３はパネル構成主材の３例を示す平面図、第９図貫，２
はパネル構成主材の援手部２例を示す断面図「第亀０図
はパネルの高さ方向後手部を詳細に示す正面図、驚亀亀
図はそのＣ−Ｃ断面図〜第軍２図亀，２は第貴Ｑ図Ｄ−
Ｄ線２例を示す平面図〜第亀３図ＩＱ ２，３は鞍手部
材の詳細図、第亀亀図竃亀 孝，３は別の薮手部材の詳
細図、第亀５図亀，菱事 ３；Ｗま横方向鞍手部の変形
例図、簾官８図は施工工程の鉛直壁構成の断面説明図、
第１７図はこれにパネルを挿設したときの説明図、繁亀
８図１，２は第ｉ７図Ｅ−Ｅ拡大断面図、第１８図３は
第１７図Ｆ部の拡大図、第１９図は充填物の打設挙動を
示す状況平面図ト第２８図は地下連続壁体の一部立面断
面図「第２１図はその一部正面図、第２２図はその一部
平面図、第２３図は地下連続壁体を利用した構造物一例
の説明図である。 亀……パネル、２，３……フランジ、４……ウヱブ、５
・…・・主村、７…・・・空洞部「 竃１・・…・止水
面、亀２・・…・他面、亀３……間隙、１６……フィン
も１７……薮手部「 竃蚤，１９……抜手フランジト２
０・…・〇援手ゥヱブ、２畳亀 ２２・・…・接手部材
。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９図 第ＩＱ図 第１１図 第１２図 第ＩＳ図 第１４図 第角５図 第１８図 弟舵図 第１８図 第１９図 第２Ｑ図 第２１図 第２２図 第２３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 巾が異寸法とされた対のフランジ２，３とウエブ４
   とからなるパネル構成主材５の複数を並設してその一面
   が閉塞の止水面１１で、内部に空洞部７を有する方形箱
   形の組立体に構成され、その組立体の高さ方向の少なく
   とも一端に接手１７が嵌合固定されていると共に、該接
   手１７が対のフランジ１８，１９とウエブ２０からなる
   複数の接手部材２１から構成され、その接手部材２１の
   一方のフランジ１８がパネル構成主材５の短フランジ３
   に、接手部材２１の他方のフランジ１９がパネル構成主
   材５の長フランジ２にそれぞれ重合固着されていること
   を特徴とする連続壁構築用の鋼製パネル。 ２ 巾が異寸法とされた対のフランジ２，３とウエブ４
   とからなるパネル構成主材５の複数を並設してその一面
   が閉塞の止水面１１で、他面１２が間隙１３を有する面
   とされ、かつ内部に相互連通の空洞部７を有する方形箱
   形の組立体に構成され、その組立体の高さ方向の少なく
   とも一端に接手１７が嵌合固定されていると共に、該接
   手１７が対のフランジ１８，１９とウエブ２０からなる
   複数の接手部材２１と方形中空構造でかつ前記空洞部７
   と相互連通の接手部材２２とから構成され、前記接手部
   材２１の一方のフランジ１８がパネル構成主材５の短フ
   ランジ３に、接手部材２１の他方のフランジ１９がパネ
   ル構成主材５の長フランジ２にそれぞれ重合固着されて
   いることを特徴とする連続壁構築用の鋼製パネル。