JPS606345B2 - 酢酸メチルとギ酸メチルを同時に製造する方法 - Google Patents
酢酸メチルとギ酸メチルを同時に製造する方法Info
- Publication number
- JPS606345B2 JPS606345B2 JP54067113A JP6711379A JPS606345B2 JP S606345 B2 JPS606345 B2 JP S606345B2 JP 54067113 A JP54067113 A JP 54067113A JP 6711379 A JP6711379 A JP 6711379A JP S606345 B2 JPS606345 B2 JP S606345B2
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- Japan
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- methyl
- methanol
- reaction
- carbon monoxide
- methyl acetate
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はメタノールと一酸化炭素から酢酸メチルとギ酸
メチルを同時に製造する方法に関する。
メチルを同時に製造する方法に関する。
メタノールと一酸化炭素を反応させて酷酸等を得る方法
は良く知られているが、これらの方法では触媒としてコ
バルト、ニッケル、ルテニウム等の第血族元素を用いる
のが通常である。本発明は触媒としてアルミニウム触媒
を使用し、メタノールと一酸化炭素を反応させて酷酸メ
チルとギ酸メチルを同時に製造する方法である。本発明
に使用されるアルミニウム触媒とは、各種のアルコラー
トやアセトネートが挙げられ、これらを反応系に分散又
は溶解させた状態で使用される。
は良く知られているが、これらの方法では触媒としてコ
バルト、ニッケル、ルテニウム等の第血族元素を用いる
のが通常である。本発明は触媒としてアルミニウム触媒
を使用し、メタノールと一酸化炭素を反応させて酷酸メ
チルとギ酸メチルを同時に製造する方法である。本発明
に使用されるアルミニウム触媒とは、各種のアルコラー
トやアセトネートが挙げられ、これらを反応系に分散又
は溶解させた状態で使用される。
本発明の反応は溶媒を存在させなくとも進行するが、触
媒種によってはその分散、溶解、又は回収のために溶媒
の使用は有効である。
媒種によってはその分散、溶解、又は回収のために溶媒
の使用は有効である。
使用可能な溶媒は、ジメチルアセトアミド、ピロリドン
等のアミド類、アセトニトリル等のニトリル類、ヘキサ
ン、ベンゼン等の脂肪族又は芳香族炭化水素類、酢酸メ
チル、ブロピオン酸メチル等の有機酸ェステル類、アセ
トン、メチルイソブチルケトン等のケトン類などが挙げ
られる。本発明の方法は、メタノールと一酸化炭素の反
応によって酢酸メチルとギ酸メチルを同時に製造するも
のであるが、上述のアルミニウム触媒を使用する場合に
は、使用する一酸化炭素は高純度である必要はなく、合
成ガスのまま直接使用することもできる。
等のアミド類、アセトニトリル等のニトリル類、ヘキサ
ン、ベンゼン等の脂肪族又は芳香族炭化水素類、酢酸メ
チル、ブロピオン酸メチル等の有機酸ェステル類、アセ
トン、メチルイソブチルケトン等のケトン類などが挙げ
られる。本発明の方法は、メタノールと一酸化炭素の反
応によって酢酸メチルとギ酸メチルを同時に製造するも
のであるが、上述のアルミニウム触媒を使用する場合に
は、使用する一酸化炭素は高純度である必要はなく、合
成ガスのまま直接使用することもできる。
すなわち、本発明の反応は、一酸化炭素に多量の水素や
炭酸ガスが混入していても、触媒が失活することもなく
、副反応もなく、選択的に充分進行するものである。従
ってこの一酸化炭素又は合成ガスには他の不活性ガス、
例えば窒素、アルゴン、メタン、ェタン等が混入してい
ても差支えない。本発明を好適に実施するための触媒使
用量は、原料メタノール1モル当りアルミニウムとして
0.5〜200ミリグラム原子、好ましくは2〜50ミ
リグラム原子である。
炭酸ガスが混入していても、触媒が失活することもなく
、副反応もなく、選択的に充分進行するものである。従
ってこの一酸化炭素又は合成ガスには他の不活性ガス、
例えば窒素、アルゴン、メタン、ェタン等が混入してい
ても差支えない。本発明を好適に実施するための触媒使
用量は、原料メタノール1モル当りアルミニウムとして
0.5〜200ミリグラム原子、好ましくは2〜50ミ
リグラム原子である。
これより少なくても反応は進むが反応速度が遅く、これ
より多くとも反応に害はないが不経済であり、上記範囲
が実用的である。本発明において溶媒を使用する場合に
は、メタノール1モル当り0.01〜2モル、好ましく
は0.05〜1モルである。
より多くとも反応に害はないが不経済であり、上記範囲
が実用的である。本発明において溶媒を使用する場合に
は、メタノール1モル当り0.01〜2モル、好ましく
は0.05〜1モルである。
これ以下ではその効果が小さく、またこれ以上では空時
収率が低下するので好ましくない。本発明の反応を好適
に進めるための一酸化炭素分圧は、20〜400kg/
のG、好ましくは50〜300k9′c虎Gである。
収率が低下するので好ましくない。本発明の反応を好適
に進めるための一酸化炭素分圧は、20〜400kg/
のG、好ましくは50〜300k9′c虎Gである。
これ以下では反応速度の観点から実用的でなく、これ以
上でも反応に害はないがそれに見合うだけの効果はなく
、上記の範囲で充分である。前述の如き不活性ガスを含
む一酸化炭素又は合成ガス(一般的には日2/COモル
比=1〜3)を使用するときには、上記の如き一酸化炭
素分圧の範囲で反応を行なえば、本発明の目的を充分に
達成することができる。反応温度は、使用する触媒種お
よび他の反応条件によっても変わるが、一般には120
〜30030、好ましくは150〜280qoの範囲で
ある。
上でも反応に害はないがそれに見合うだけの効果はなく
、上記の範囲で充分である。前述の如き不活性ガスを含
む一酸化炭素又は合成ガス(一般的には日2/COモル
比=1〜3)を使用するときには、上記の如き一酸化炭
素分圧の範囲で反応を行なえば、本発明の目的を充分に
達成することができる。反応温度は、使用する触媒種お
よび他の反応条件によっても変わるが、一般には120
〜30030、好ましくは150〜280qoの範囲で
ある。
上記範囲より低いと反応速度は遅く、また高すぎるとメ
タノ−ルの分解や種々の副反応が起こるので好ましくな
い。以上の条件を満して本発明の方法を実施した場合に
は、安価なメタノールを原料として、安価な一酸化炭素
源又は合成ガスとの反応によって工業的に有用な酢酸メ
チルとギ酸メチルを高い選択率をもって製造することが
できる。
タノ−ルの分解や種々の副反応が起こるので好ましくな
い。以上の条件を満して本発明の方法を実施した場合に
は、安価なメタノールを原料として、安価な一酸化炭素
源又は合成ガスとの反応によって工業的に有用な酢酸メ
チルとギ酸メチルを高い選択率をもって製造することが
できる。
本発明の方法は、回分式および連続式のいずれの態様に
よっても実施することができる。実施例 1 ステンレス製、内容100机の振とう式オートクレープ
に、メタノール15夕、触媒としてアルミニウムアセチ
ルアセトネート1.5夕を加え、合成ガス(日2/CO
=1)を200k9′のG迄圧入し、250℃において
2時間反応させた。
よっても実施することができる。実施例 1 ステンレス製、内容100机の振とう式オートクレープ
に、メタノール15夕、触媒としてアルミニウムアセチ
ルアセトネート1.5夕を加え、合成ガス(日2/CO
=1)を200k9′のG迄圧入し、250℃において
2時間反応させた。
メタノール反応率21モル%において、酢酸メチルへの
選択率62.5%、ギ酸メチルへの選択率35.1%を
得た。
選択率62.5%、ギ酸メチルへの選択率35.1%を
得た。
他の成分は実質的に存在しなかった。実施例 2メタノ
ール10夕、触媒としてアルミニウムアセチルアセトネ
ート1−5夕「溶媒としてNーメチル−2ーピロリドン
59を加え、80。7%濃度の一酸化炭素(日27.6
%、C0211%、その他C凡など)を120k9′の
G迄圧入し、26000で2時間反応させた。
ール10夕、触媒としてアルミニウムアセチルアセトネ
ート1−5夕「溶媒としてNーメチル−2ーピロリドン
59を加え、80。7%濃度の一酸化炭素(日27.6
%、C0211%、その他C凡など)を120k9′の
G迄圧入し、26000で2時間反応させた。
メタノール反応率34.3モル%において、酢酸メチル
への選択率筋.8%、ギ酸メチルへの選択率32%を得
た。
への選択率筋.8%、ギ酸メチルへの選択率32%を得
た。
その他少量のエタノール〜ジメトキシェタンなどが存在
した。実施例 3 メタノール109、触媒としてアルミニウムメチラート
2夕、溶媒としてアセトニトリル5多を加え、他は実施
例2と同様の条件で反応を行なった。
した。実施例 3 メタノール109、触媒としてアルミニウムメチラート
2夕、溶媒としてアセトニトリル5多を加え、他は実施
例2と同様の条件で反応を行なった。
・メタノール反応率36.6モル%におい
て、酢酸メチルへの選択率58.4%、ギ酸メチルへの
選択率39。
て、酢酸メチルへの選択率58.4%、ギ酸メチルへの
選択率39。
2%を得た。
Claims (1)
- 1 アルミニウムアルコラート又はアルミニウムアセト
ネート触媒の存在下、メタノールと一酸化炭素を反応さ
せることを特徴とする酢酸メチルとギ酸メチルを同時に
製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54067113A JPS606345B2 (ja) | 1979-05-30 | 1979-05-30 | 酢酸メチルとギ酸メチルを同時に製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54067113A JPS606345B2 (ja) | 1979-05-30 | 1979-05-30 | 酢酸メチルとギ酸メチルを同時に製造する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55160743A JPS55160743A (en) | 1980-12-13 |
JPS606345B2 true JPS606345B2 (ja) | 1985-02-18 |
Family
ID=13335511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54067113A Expired JPS606345B2 (ja) | 1979-05-30 | 1979-05-30 | 酢酸メチルとギ酸メチルを同時に製造する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606345B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4990654A (en) * | 1984-08-16 | 1991-02-05 | Union Carbide Chemicals And Plastics Company Inc. | Production of acetate esters from alcohols using rhodium complex catalysts |
CN114539056B (zh) * | 2020-11-24 | 2023-03-14 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种甲醇羰基化制备乙酸甲酯的方法 |
-
1979
- 1979-05-30 JP JP54067113A patent/JPS606345B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55160743A (en) | 1980-12-13 |
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