JPS606207B2 - 金型清浄剤 - Google Patents

金型清浄剤

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JPS606207B2
JPS606207B2 JP6595882A JP6595882A JPS606207B2 JP S606207 B2 JPS606207 B2 JP S606207B2 JP 6595882 A JP6595882 A JP 6595882A JP 6595882 A JP6595882 A JP 6595882A JP S606207 B2 JPS606207 B2 JP S606207B2
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mold
amino
rubber
solution
scale
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JP6595882A
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守 坂上
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Kakuichi Kasei Co Ltd
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Kakuichi Kasei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金型清浄剤、殊に成形作業により汚染したゴム
又は熱硬化性樹脂用金型を清浄化するための清浄剤に関
し、特定アミノアルコールが、水、低級脂肪族アルコー
ル又はそれらの混液に溶かされていることを特徴とする
ゴム及び熱硬化性樹脂の成形に鞠る者を悩ませる重要な
問題の一つに金型の汚染(スケールの付着)がある。
汚染は使用したゴムやブラスチックスの材質、添加物の
種類及び量、加稀熱温度、金型の材質や形状及び表面の
粗さ、その他、種々の要因により左右されるが、いづれ
にしても一定の期間内にスケールの堆積が起こるのは避
けられない。もっとも、金型の内面に弗素樹脂によるラ
ィニングを施しておくと相当長期間に亘りスケールの堆
積を防ぐことができるが、ひつかきに弱い、モールドの
形状が複雑な場合、ラィニング層の厚さが均一となりに
くい、いまいま成形製品の表面が艶消し状となるなどの
欠点があるため、その利用は制約を受ける。ともあれ、
金型が汚染すると製品の剥離困難、製品表面の汚染や肌
荒れなどの不都合を生じるので、当然該金型を洗浄する
必要がある。
この洗浄の手段としてはサンド・ブラステイングがよく
行われるが、これにより金型の表面に微細な傷を生じる
ので、いわゆる投錨効果のためその後の汚染速度が上昇
する。そこで窒素気流中で弗秦系薬剤で処理したり、ク
レゾール石鹸液で洗ったり、あるいは一旦金型を加熱後
、超音波洗浄を行ったりする方法が提案されているが、
いづれにしても金型を成型機から取り外さなければなら
ないので作業性を著しく低下させる。この他、最も屡々
行われる方法として、スケールを布で拭ったり又は竹べ
らやナイフで削る方法があるが、局部的な又は軽度の汚
染にしか適用できないし、殊にナイフで削るような手段
が金型を傷つけ易い点で好ましくないことは語るまでも
ない。本発明は、ゴム及び熱硬化性樹脂用金型清浄剤と
してこれまで公表されたことのない新しい清浄剤の使用
を提案することによって、該金型におけるスケール除去
の課題に対し有効かつ簡単な解決を与えようとするもの
である。本発明者は多数の有機化合物のゴム用金型に対
する汚染除去効果につき組織的な探索を試みた結果、先
に一般式、N比−ALK−OH 〔式中、ALKは炭素数2〜5の直鎖又は分岐アルキレ
ン基を意味する〕で示される脂肪族アミノアルコール類
が、ゴムとの相溶性が良好であるのみでなく、これをゴ
ム生地中に混ぜて汚染した金型内で加硫を行うと、金型
のキャビティー面のスケールが完全に被加硫ゴム側に移
行するので、被加硫ゴムを金型から取り外すと簡単に金
型を清浄化しうろことを見出した(特豚昭57−652
8号参照)。
以上の方法によれば、金型面が全く損傷しないのはもち
ろん、金型を成型機に取りつけたままで作業できる他、
金型を冷却する必要もないので作業性が著しく良好であ
るという特色がある。
唯、唯一の欠点として、普通の成形と全く同様の方法で
清浄化作業が行われるため、例えば自動車用タイヤのよ
うな大型の金型の場合、大量の清浄化用バッチが必要で
あり、これは、採算上もあるいはまた省資源的にも不利
益であるという問題が残されていた。しかるにその後の
研究の結果、上記脂肪族アミノァルコール類は、単独で
でもゴム及び熱硬化性プラスチック用金型のスケール除
去に有効であることが見出された。
即ち、例えば2−アミノェタノールのような脂肪族アミ
ノアルコールをそのまま又は水溶液もしくはェタ/ール
溶液のような溶3液の形態で金型内のスケール付着部分
に適用すると、軽度の汚染であれば直ちに、重度の汚染
であってもナイロンブラシで軽く研磨する程度で容易に
除去されることができる。従って、本発明清浄剤を利用
すれば、先の発明と同様金型を取り外す4必要がないの
みならず、清浄用ゴムバッチ等を使用する必要がないの
で経費的にも有利となる。本発明における脂肪族アミノ
アルコールは上述の一般式で表わされる化学構造を有し
、その代表的な例としては、例えば;川 2−アミノエ
タノール、3ーアミノ−n−プロパノール及び4−アミ
ノ−n−ブタノールなどの直鏡状のの−アミノアルコー
ル類及び、 に)1ーメチル−2−アミノエタノール、2ーアミノ−
2ーメチルエタノール、1−アミノー1・1ージメチル
メタノール、1ーエチル−2−アミノエタノール、1・
1ージメチル−2−アミノエタノール、2ーアミノー2
ーエチルエタノール、1・2ージメチル−2ーアミノエ
タール、1ーメチルー3ーアミノ−nープロパノール、
2−メチル−3ーアミノ−nープロパノール、2−アミ
ノ−2−メチル−nープo/ぐノ−ル、3ーアミノー3
−メチル一nープロ/ぐ/ールなどの分岐アミノアルコ
ール類「などが例示される。
以上のアミノアルコール類は、そのままでも水溶液又は
メタノール、エタノール、n−プロパノール又はイソプ
ロパノールのような低級脂肪族アルコール溶液あるいは
それらと水との混合溶媒溶液として利用できるが、実際
上は適量の離型剤ならびに必要に応じさらに乳化剤と併
用して溶液の形とされるのがよい。
離型剤としては、例えば発秦系離型剤(例えば商品名「
ダィフリー」)又はシリコーン系離型剤(例えば商品名
「信越シリコーンKM」)などが使用できる。主剤であ
るアミノアルコール類の量は5%以上20%以下である
のが良く、下限未満では効果が乏しく、また上限以上の
濃溶液は不経済である。離型剤は、それ自体スケールを
溶解させる効力は乏しいが、金型への付着により次回の
作業におけるスケールの附着を阻止する作用を持ってい
るので、主剤と併用することにより相乗効果を期待しう
る。量は組成(溶液)中5%以下でよい。界面活性剤は
主剤のスケール組織内への浸透を助ける作用をする。そ
の種類としては、例えばボリオキシェチレンノニルフェ
ニルェーテルのような非イオン性のものが好ましい。市
販ェマルジョン型の雛型剤はいづれも界面活性剤を含む
ので界面活性剤を強いて添加する必要はない。本発明に
係る清浄剤は、普通溶液の形でスケール部分に適用し、
ウェスベーバーやブラシで摩擦する方法で使われるが、
場合により金型面に本清浄剤を塗布した上、さらに任意
の未加硫ゴムバッチ又は熱可塑性プラスチックのコンパ
ウンドを載せ、しかる後、常法どおり型締め及び加硫等
を行ってスケールを加硫ゴム等に付着させ除去するよう
な使い方もできる。
もちろん、この場合スケールの量が少量であれば加硫さ
れたゴム製品等を廃棄する必要はないから、この方法は
離型剤が混入された状態の組成物を成形の都度塗布する
ことにより有利に実施される(因みに、このような使い
方をする場合、本発明の目的物は一種の離型剤とも着倣
しうる)。塗布にはスプレーガンを利用するのが便利で
ある。本発明に係る清浄剤は、実際上殆んど全べてのゴ
ム及び熱硬化性プラスチックに因るスケールに適用され
うる。
代表的な例を挙げれば、例えば天然ゴム、クロロプレン
ゴム、ブタジェンゴム、ニトリルゴム、エチレン・プロ
ピレンゴム、ブチルゴム、クロロスルホン化ポリエチレ
ンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、ポリイソブレンゴ
ム、フチルゴム、シリコーンゴム、弗素ゴム等のゴム類
及びフェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、グアナ
ミン樹脂、フラン樹脂、ジアリルフタ・レート樹脂など
の熱硬化性樹脂がある。以下、実施例により発明実施の
態様を説明するが、もちろんこれは例示であって、発明
思想の限界を意味するものではない。
実施例 1 2−ァミノヱタノール2碇郭及び弗素系水畑離型剤(ダ
イキン工業株式会社製″ダイフリーME−413″)5
部を純水に溶かし全量100部とした。
この溶液をやや汚染した○−リング用金型のキャビティ
ー面に階霧塗布後、エチレン・プロピレンゴムlo礎部
、酸化亜鉛5部、ジクミルパーオキサィド及び及びィオ
ウ5$部、ステアリン酸1部、シリカ9碇部及び炭酸カ
ルシウム18碇都からなるゴムバッチを挟み、常法どお
り加硫後、離型したところ、汚染は全部加硫ゴム製品の
表面に付着し、金型は完全に清浄化されていた。実施例
2 3−アミノーnープロパノール2碇部を純水で10碇都
‘こ溶解した溶液を汚染したガスケツト用金型のスケー
ル部分に塗布し、ブラシで摩擦後、ウェスベーパーで拭
ったところ、金型面は完全に清浄化されていた。
実施例 3 1ーメチルー2−アミノェタノール15部、シリコーン
系水性離型剤(信越化学製″ェマルジョソ型離型新皿M
740″)5部、ポリオキシェチレンノニルフェニルェ
ーテル1部及びィソプロパノール2碇部を純水で全量1
0礎鋼こ溶解させた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式、 NH_2−ALK−OH (式中、ALKは炭素数2〜5の直鎖又は分岐アルキレ
    ン基を意味する)で示される脂肪族アミノアルコールを
    5%以上の濃度で含む、水溶液、低級脂肪族アルコール
    溶液又は水と低級脂肪族アルコールとの混合溶液である
    ことを特徴とする金型清浄剤。 2 脂肪族アミノアルコールが、2−アミノエタノール
    、2−アミノ−1−メチルエタノール、2−アミノ−1
    −エチルエタノール、2−アミノ−2−メチルエタノー
    ル及び3−アミノ−n−プロパノールから選択されたも
    のである特許請求の範囲第1項記載の金型清浄剤。 3 剤が離型剤を含む特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の金型清浄剤。 4 剤が非イオン界面活性剤を含む特許請求の範囲第1
    項から第3項のいずれかに記載の金型清浄剤。
JP6595882A 1982-04-19 1982-04-19 金型清浄剤 Expired JPS606207B2 (ja)

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JPS58180600A JPS58180600A (ja) 1983-10-22
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JPH0350404B2 (ja) * 1985-12-03 1991-08-01 Koa Spinning Mach

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JP3270246B2 (ja) * 1994-06-15 2002-04-02 株式会社ブリヂストン 金型洗浄ゴム組成物及び金型洗浄方法

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