JPS606127Y2 - 野球場用フエンス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 現在、野球場用ネットは太い鉄骨枠に張設されて、視界
がさえぎられているので、本案は、溶接格子金網の上端
部又は上下端部で一体に形成する金網の胴縁を使用して
棚柱に取付け、風圧を軽減すると共に視界を可及的に開
放して、観戦し易くしようとすると共に、資材を節減し
て廉価に提供しようとする目的である。

以下その詳細を図面に就いて説明すると、縦線１の後側
に横線２・・・を溶接する格子金網Ａの上部、又は上下
部の横線２・・・の間隔を狭く形成腰該部を後方に筒状
に折曲げて金網の胴縁Ｂを形威し、該胴縁Ｂの両端内部
に嵌合する有底倒Ｕ状体４の底版３を両側棚柱５，５の
内対部に対向させてボルトナツト６で取付けることによ
って格子金網Ａを両側棚柱５，５間に支持し、その有底
倒Ｕ状体４とこれに嵌合する胴縁Ｂの両端部とを底版７
を介してボルトナツト６で一体に固定し、格子金網Ａの
両側縁の中間部の要所を表裏より棚柱５の両側の縦線１
，１を含めて支持具９で挾持し、その両側部を座鈑８を
介してボルトナツト６で一体に固定してなる構成に係る
ものである。

本案は、上記のように構威しであるから、格子金網Ａは
鉄パイプの胴縁を使用せずに棚柱間に容易に張設できる
と共に格子金網Ａの胴部の横線２の間隔を広くして、視
界を可及的に解放できるから野球場用フェンスにすれば
観戦しやすい。

又、胴縁Ｂは格子金網Ａの横線２・・・の間隔を狭く形
威し、該部を後方に筒状に折曲げであるから堅牢な金網
の胴縁ができるし、通風がよくて風圧によく耐えること
ができる。

又、従来の野球フェンスに使用されている鉄骨の胴縁に
較べて柔軟であるから選手がこれに衝突して怪我したり
、クッションボールが予期せぬ方向に飛ぶような心配が
ない。

又、格子金網Ａの両側縁中間部の要所は支持具９で棚柱
５に一体に固定されているから格子金網Ａの張設を強固
にする等各実用上有効な考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は正面図、第２図は端末棚柱と楕円輪取付部の平
面図、第３図は中間棚柱と楕円輪取付部の正面図、第４
図は棚柱と胴縁との取付部の側面図を示す。 Ａ；格子金網、Ｂ；胴縁、１：縦線、２：横線、３；底
版、４；有底倒Ｕ状体、５；棚柱、６；ボルトナツト、 ７゜ ８；座鈑、 ９；支持具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 縦線の後側に横線を溶接する格子金網の上端部、又は上
   下端部の横線の間隔を狭く形威し、該部を後方に筒状に
   折曲げて金網の胴縁を形威し、該胴縁の両端内部に嵌合
   する有底倒Ｕ状体の底版を両側棚柱の内対部に対向させ
   て、ボルトで取付けることによって、格子金網を両側棚
   柱間に支持し、その有底倒Ｕ状体と、これに嵌合する胴
   縁の両端部とを座鈑を介してボルトで一体に固定し格子
   金網の両側縁の中間部の要所を表裏より棚柱の両側の縦
   杆を含めて支持具で挾持し、その両側部を底版を介して
   ボルトで一体に固定してなる野球場用フェン。