JPS6060988A - 軽量シリカ成形材及びその製造方法 - Google Patents

軽量シリカ成形材及びその製造方法

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JPS6060988A
JPS6060988A JP17017783A JP17017783A JPS6060988A JP S6060988 A JPS6060988 A JP S6060988A JP 17017783 A JP17017783 A JP 17017783A JP 17017783 A JP17017783 A JP 17017783A JP S6060988 A JPS6060988 A JP S6060988A
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JP
Japan
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silica gel
silica
lightweight
heat
bulk density
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Pending
Application number
JP17017783A
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English (en)
Inventor
修二 恒松
尚道 原
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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Publication of JPS6060988A publication Critical patent/JPS6060988A/ja
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  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は軽量シリカ成形材及びその製造方法、さらに詳
しくは、容易に表置入手しうるシリカゲルを原料として
得られる、優れた耐熱性と強度を有し、かっかさ密度の
小さな1lII量シリカ成形材及びその製造方法に関す
るものである。
本発明者らは、シリカゲルを原料として用い、所定の温
度範囲で加熱処理を行うことにより、中空シリカ球状体
が得られることを見出し、「中空シリカ球状体及びその
製造方法」という名称で昭和58年3月30日付で特許
出願した(特願昭58−55474)。
本発明は、この先願特許をさらに発展させIこもので、
市販の軽量ケイ酸耐火物に代オ)り得るのみならず、は
るかに高性能の軽量シリカ成形材及びその製造方法を与
えるものである。
従来の軽量ケイ酸耐火物は、微粒ケイ酸と可燃性物質か
ら製造される。すなわち、微粒ケイ酸としては、ケイ石
を1.0mm以下に粉砕し、しかも009胴以下の微粉
が約55%含まれるように調整する。これに可燃性物質
として、灰分10%以下の0.2〜1.0胴の無煙炭粒
またはおが屑を約30〜45%混合する。さらに、結合
剤として石灰または石こうとパルプ廃液を添加し、水分
が10〜20%になるように調整して成形及び乾燥を行
う。次いで、乾燥成形体は焼成工程にまわされるが、焼
成は2段階にわtこって行われるため、終了までに10
日間以上の長時間を必要とする。焼成の第1段階は酸化
雰囲気下800〜900℃で行われ、成形体の変形をふ
せぐべく十分に時間をかけて可燃性物質を完全燃焼させ
る。続いて第2段階焼成として、1.270〜1、30
0℃で焼結させて強度を付与して製品とする。
しかしながら、この方法においては粒径範囲の調整を厳
密に行う必要がある上に、成形体に含まれる可燃性物質
に強固に保持されている水分がわずかでも残留している
と焼成中に曲がったり、亀裂が発生しtこり、黒芯がで
きtこりするtこめ十分な乾燥を必要とする。さらに、
焼成が2段階に別かれ繁雑な上に長時間焼成が必要なた
め経済的でない。
また、可燃性物質を燃焼させる800〜900℃におい
て、空気量の調節が厳密に行われないと未燃物が残り黒
芯ができ、素地は脆くなり、断熱効果が減少する。この
傾向は特に大型の成形体に著しい。
しかも、この軽量ケイ酸耐火物は、耐火物といつ、でも
耐火度は低く 、800〜900℃で収縮を始め、常温
圧縮強度もかさ密度が0.5g/c/の場合、10kg
/cイ以下と小さいため用途が制限されるという欠点が
ある。
本発明者らは、このような従来の軽量ケイ酸耐火物のも
つ原料調整及び製造工程の繁雑さ、耐熱性、耐圧強度な
どの問題点を解決し、極めて簡単な操作でかさ密度の小
さな優れた耐熱性、曲げ強度及び圧縮強度を有し、しか
も経済的に効率よく軽量シリカ成形材を製造する方法を
開発するために鋭意研究を重ねてきた。その結果、容易
に入手しうるシリカゲルの発泡と焼結を同時におこさせ
るべく加熱処理し、かつシリカゲルの一部よIこは、全
部をS + 02の高温安定型結晶に直接転移させるこ
とによって、従来の軽量ケイ酸耐火物にみられる欠点で
あるS i 02の転移に伴う変形がなく、シかも製造
に可燃性物質を必要としないため黒芯などの欠陥のない
高耐熱性のII量クシリカ成形材得られる乙とを見出し
、乙の知見に基−1いて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明はシリカゲルを拘束下900〜1、4
00℃の温度で加熱処理し、発泡と焼結とS +02の
高温安定型結晶への転移を同時におこさせることで得ら
れる1、0g/car以下のかさ密度を有することを特
徴とする新規な軽量シリカ成形材及びその製造方法を提
供するものである。
本発明の原料として用いるシリカゲルは、工゛業用防水
剤、梱包輸送や保管時の防湿剤、食品乾燥剤などとして
、多くの分胃において多量に用いられており、通常ケイ
酸ソーダを塩酸や硫酸などで処理してアルカリ分を除去
させtこのち、乾燥することにより得られたものであっ
て、1例として次に示すような化学組成を有している。
杓”熱ロス 0.26重置数 5iOz 98.64重爪形 人■203 038 1I Na20 0.2B ’r その他 0.46 /J このシリカゲルの形状としては、破砕条、球状、粉末、
超1危粉末など各種のタイプがあるが、本発明において
は、いずれのタイプのものも原料として用いることがで
きる。
本発明においては、所望する軽量シリカ成形材の物性に
応じて、原料のシリカゲルを粉砕機で粉砕して用いたり
、所望の粒度範囲にふるい分けして用いる。また、粉末
や超微粉末のシリカゲルを用いる場合、そのまま用いた
り、ふるい分けして用いる。
乙のようにして所望の粒度に調整されたシリカゲルを型
枠に入れるなどして拘束した後、例えば電気炉、1−ン
ネル寵などを用いて900〜1.400℃σ〕温度範囲
で加熱処理すると、シリカゲルが熱によって軟化して粒
子と粒子が結合すると同時に粒子内部にガスが発生し、
発泡することによって本発明の軽量シリカ成形材が得ら
れる。乙の加熱処理温度が900℃未満では、発泡及び
粒子どうしの結合が不十分で軽量シリカ成形材のかさ密
度が大きくなり、強度も低下する。一方1.400℃を
超えるとシリカゲルが軟化することなく結晶化が進むた
め、得られた軽量シリカ成形材の強度が低下するなど他
の物性も十分に満足しうるものではない。
また、加熱処理時間は10分間以上が好ましい。
乙の加熱処理時間が10分間未満では短すぎて十分な発
泡がみられず、かさ密度が大きくなる。さらに、シリカ
ゲル粒子どうしの結合が十分でないため、軽量シリカ成
形材の強度が弱い。加熱処理のための昇温速度は、急速
加熱しても軽量シリカ成形材になんらmWがない。
本発明による製造工程では、従来の軽量ケイ酸耐火物製
造に不可欠の可燃性物質を必要としないため焼成が短時
間ですみ、かつ黒芯などの欠陥の発生もない1.=め、
大型成形材の製造が容易であるという長所を有する。
本発明においては、必要に応し、目的とする軽量シリカ
成形材の物性が本発明の主旨に反しない範囲であれば、
原料のシリカゲルに結合剤として石灰やアルカリなどの
他の成分を添加して強度向上を図ることもてきる。
本発明の軽量シリカ成形材は、かさ密度が1゜g/am
’以下と小さく、新規なものであって、例えば1690
℃の温度で15分間加熱処理しても、形状の変化を起こ
さないような極めて侵れた耐熱性を有し、かつ良好な強
度を有する。
殴れた耐熱性は、本成形材の一部または全部がS i 
02の高温安定型結晶であるクリストバライトどよりな
るためで、高温安定型に転移しやすいシリカゲルの特徴
を製造方法に活かした結果である。
なお、本成形材では、マトリックス自体が微細な多孔体
よりなり、かつ閉鎖気孔を多く含むため、ケイ石(a−
石英)粒子間可燃性物質の跡とじて残るσl放気孔のみ
で軽量化された従来の軽量ケイ酸耐火物に比較すると、
断熱性能は格段に向上している。かつ低いかさ密度のわ
りには、高強度が得られるのも、この多孔構造の差異に
よる。
このものは、S+02の含有率が約99%と高純度なた
め、耐熱性、熱1ffit撃性、耐酸性、耐アルカリ性
などに優れ、さらにかさ密度が小さく、機械的強度が大
きいことから、高温断熱材、耐酸及び耐アルカリ性材料
として有用である。
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 シリカゲルを粒度590〜297μmに粉砕し、原料と
して用いた。
このシリカゲル原料をステンレス製型枠に入れて電気炉
に挿入し、1. 100’eで30分間熱処理したとこ
ろ、発泡焼結体が得られた。乙のものは、がさ密度0。
08g/d 、曲げ強度48kg/car 、圧縮強度
91kg/crf,r15(R気孔率312%.ii放
気孔率388%を有し、電気炉中で1. 690℃に1
5分間保持したが軟化変形しない軽量シリカ成形材が得
られた。
実施例2 実施例1におけるシリカゲルの粒度、加熱処理温度及び
加熱処理時間を次表に示すように変える以外は、実施例
1と同様にしてIIII景シリカシリカ成形材。これら
の軽量シリカ成形材の物性を次表に示す。
手続補正書(方式) 昭和59年 7月27日 2、発明の名称 軽量シリカ成形材及びその製造方法 3、?111正をする者 事件との関係 特許出願人 東京都千代田区霞が関1丁目3番1号 (114)工業技術院長 川 1)裕 部4、指定代理
人 佐賀県鳥栖市宿町字野々下807番地1昭和59年 1
月31日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) シリカゲルを加熱処理する乙とによってシリカ
    ゲル自体が発泡及び焼結して1.0g/c++i以下の
    かさ密度を有することを特徴とする軽量シリカ成形材。
  2. (2) シリカゲル粒子を900〜1゜400℃の温度
    で加熱処理するさい、拘束した状態で発泡と焼結を同時
    に進行させることを特徴とする、1.0g/ci以下の
    かさ密度を有する軽量シリカ成形材の製造方法。
  3. (3) シリカゲルに結合剤として少量のアルカリまた
    は石灰を添加して加熱処理する特許請求の範囲第2項記
    載の方法。
JP17017783A 1983-09-13 1983-09-13 軽量シリカ成形材及びその製造方法 Pending JPS6060988A (ja)

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JP17017783A JPS6060988A (ja) 1983-09-13 1983-09-13 軽量シリカ成形材及びその製造方法

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5086509A (ja) * 1973-12-01 1975-07-11
JPS5640109A (en) * 1979-09-10 1981-04-16 Imasen Electric Ind Reclaining apparatus

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5086509A (ja) * 1973-12-01 1975-07-11
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