JPS6059033A - ヒ−トパイプ用管材料 - Google Patents
ヒ−トパイプ用管材料Info
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- JPS6059033A JPS6059033A JP16864783A JP16864783A JPS6059033A JP S6059033 A JPS6059033 A JP S6059033A JP 16864783 A JP16864783 A JP 16864783A JP 16864783 A JP16864783 A JP 16864783A JP S6059033 A JPS6059033 A JP S6059033A
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- heat
- heat pipe
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ヒートパイプ用管材料に係り、特に高温水、
例えば200″C以上の温度の水を作動媒体とする排熱
回収等のためのヒー1バ・イブ用管祠料に関するもので
ある。
例えば200″C以上の温度の水を作動媒体とする排熱
回収等のためのヒー1バ・イブ用管祠料に関するもので
ある。
近年、排熱回収用の熱交換器への通用等において注目を
浴びているし−トパイプは、金属パイプ中に封入した作
動媒体の潜熱を利用し7た;iハ輸送体として認識され
、これまでに各種の構造のものが提案されているが、そ
れらは、何れも、基本的には、所定のパイプ内において
作動媒体の蒸発と凝縮を繰り返して、その蒸発場所と凝
縮場所との間において熱輸送を行なわしめようとする原
理を採用している。
浴びているし−トパイプは、金属パイプ中に封入した作
動媒体の潜熱を利用し7た;iハ輸送体として認識され
、これまでに各種の構造のものが提案されているが、そ
れらは、何れも、基本的には、所定のパイプ内において
作動媒体の蒸発と凝縮を繰り返して、その蒸発場所と凝
縮場所との間において熱輸送を行なわしめようとする原
理を採用している。
ところで、このようなヒートパイプの作動媒体としては
、従来から200℃以下の温度では純水が用いられ、一
方その管材料としては純銅が用いられている。そして、
作動温度が200℃以上のものにおいては、許容応力の
点から鋼管の使用は困難となるのであり、事実ASME
規格でも最高使用温度は204℃である旨規定されてい
る。従って、作動温度が200℃を越えるような高温水
を対象とするヒートパイプにあっては、その管材料とし
て黄銅、青銅、白銅等のJIS規格に定められた熱交換
管用の銅合金が対象として考えられ、とりわけ許容応力
の大きい白銅管が最有力材料として考えられる。
、従来から200℃以下の温度では純水が用いられ、一
方その管材料としては純銅が用いられている。そして、
作動温度が200℃以上のものにおいては、許容応力の
点から鋼管の使用は困難となるのであり、事実ASME
規格でも最高使用温度は204℃である旨規定されてい
る。従って、作動温度が200℃を越えるような高温水
を対象とするヒートパイプにあっては、その管材料とし
て黄銅、青銅、白銅等のJIS規格に定められた熱交換
管用の銅合金が対象として考えられ、とりわけ許容応力
の大きい白銅管が最有力材料として考えられる。
しかしながら、それら銅合金は高温水と反応してH2ガ
スを発生せしめる作用を有し、このためヒートパイプ内
の真空度の低下をもたらし、作動媒体の正常な働きを阻
害する問題を内在している。
スを発生せしめる作用を有し、このためヒートパイプ内
の真空度の低下をもたらし、作動媒体の正常な働きを阻
害する問題を内在している。
例えば、白銅管の場合、次のような反応が生し得るので
ある。
ある。
Cu−N i +II20−−+Cu+N i O+H
2↑従って、このような高温水による酸化反応に対し゛
ζ耐久性のある月利をヒートパイプの管材料として用い
ることが、高温の純水を作動媒体とするヒートパイプに
おいて好適とされ、またそれが望まれているのである。
2↑従って、このような高温水による酸化反応に対し゛
ζ耐久性のある月利をヒートパイプの管材料として用い
ることが、高温の純水を作動媒体とするヒートパイプに
おいて好適とされ、またそれが望まれているのである。
なお、純銅材料は、上式の如き反応を示さず、耐高温水
酸化性に優れているが、前記指摘したように、その許容
応力が著しく低く、実用上使用することが困):1〔で
あったのであり、また従来より耐?;J! 1lffi
J合金として知られ゛(いる砒素鋼、カドミウム銅、ク
ロム銅、銀入り銅、ジル−1ニウム銅、チタン銅等にあ
っても、それらは、許容応力上においては好適な管材料
と考えられるものの、それら銅合金材料が高温水との間
におい−Cどのような反応を惹起するかについては、全
く知られておらず、当然のことながら、それら銅合金材
料がヒートパイプ用管材料として使用され得るものであ
るか、どうかについて、これまで何等の検a]も為され
ていなかったのである。
酸化性に優れているが、前記指摘したように、その許容
応力が著しく低く、実用上使用することが困):1〔で
あったのであり、また従来より耐?;J! 1lffi
J合金として知られ゛(いる砒素鋼、カドミウム銅、ク
ロム銅、銀入り銅、ジル−1ニウム銅、チタン銅等にあ
っても、それらは、許容応力上においては好適な管材料
と考えられるものの、それら銅合金材料が高温水との間
におい−Cどのような反応を惹起するかについては、全
く知られておらず、当然のことながら、それら銅合金材
料がヒートパイプ用管材料として使用され得るものであ
るか、どうかについて、これまで何等の検a]も為され
ていなかったのである。
ここにおいて、本発明者らは、かかる事情に鑑み、従来
から知られていた耐熱銅合金について種々検討している
うちに、高温水による酸化反応に対して抵抗が大きく、
その結果としてH2発生量が皆無に近い材料の存在する
ことを見い出したのであり、そしてその結果、それに基
づいて本発明を完成するに至ったのである。
から知られていた耐熱銅合金について種々検討している
うちに、高温水による酸化反応に対して抵抗が大きく、
その結果としてH2発生量が皆無に近い材料の存在する
ことを見い出したのであり、そしてその結果、それに基
づいて本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、高温強度を有
すると同時に、高温水に対する耐食性を有し、H2の発
生による性能低下を招くことのないヒートパイプ用管材
料(銅合金4A利)を提供することにあり、そしてその
ために、Zrを0.03〜0.5重量%含み、残部がC
u及び不可避的不純物からなる銅合金を、ヒートパイプ
用管材料に用いたのである。また、このような本発明に
従う二元合金の他に、所定量のCr及びAsを単独で或
いは複合しζ、上記Zrと共に添加した、三元系、四元
系合金であっても、上記本発明の1」的は良好に達成さ
れ、200℃を越える高温度においても許容応力の1r
Gい月利となり、それ故純水を作動媒体とするし−トパ
イプ用管月オ″21とし、て有利に用いられ得るもので
あることも明らかとなったのである。
すると同時に、高温水に対する耐食性を有し、H2の発
生による性能低下を招くことのないヒートパイプ用管材
料(銅合金4A利)を提供することにあり、そしてその
ために、Zrを0.03〜0.5重量%含み、残部がC
u及び不可避的不純物からなる銅合金を、ヒートパイプ
用管材料に用いたのである。また、このような本発明に
従う二元合金の他に、所定量のCr及びAsを単独で或
いは複合しζ、上記Zrと共に添加した、三元系、四元
系合金であっても、上記本発明の1」的は良好に達成さ
れ、200℃を越える高温度においても許容応力の1r
Gい月利となり、それ故純水を作動媒体とするし−トパ
イプ用管月オ″21とし、て有利に用いられ得るもので
あることも明らかとなったのである。
ずなわら、そのような三元または四元系合金は、Zrを
0.03〜0.5重量%含の、」]つ0.2〜1.8重
量%のCr及び/又はO,[15〜0.3重量%のAs
を更に含む、残部がCIJ及び不1iJW的不純物から
なるものであり、これら銅合金から構成されるし−トパ
イプ用管材料により、−に述の如き、本発明の目的かイ
j刊に達成され(;、′るのである。
0.03〜0.5重量%含の、」]つ0.2〜1.8重
量%のCr及び/又はO,[15〜0.3重量%のAs
を更に含む、残部がCIJ及び不1iJW的不純物から
なるものであり、これら銅合金から構成されるし−トパ
イプ用管材料により、−に述の如き、本発明の目的かイ
j刊に達成され(;、′るのである。
ところで、これら本発明に従うし−トパイプ用管材料を
構成する二元、三元、或いは四元系銅合金は高温水との
反応が極めて緩やかで、その結果H2ガスの発生が極め
ζ少ない合金系であり、且つ200°Cを越える高温度
においても許容応力の高い材料であり、それ故純水を作
動媒体とするヒートパイプ用管材料として有利に用いら
れiMるものであるが、それらの合金におりるZr、C
r。
構成する二元、三元、或いは四元系銅合金は高温水との
反応が極めて緩やかで、その結果H2ガスの発生が極め
ζ少ない合金系であり、且つ200°Cを越える高温度
においても許容応力の高い材料であり、それ故純水を作
動媒体とするヒートパイプ用管材料として有利に用いら
れiMるものであるが、それらの合金におりるZr、C
r。
Asの添加量(含有量)は、その高温強度と高温水耐食
性より規定されるものであって、本発明者らの検問結果
によると、それら元素の添加は、その量と共に、高温強
度を増大せしめ、特にCu−Zr二元合金にCr、As
を添加↓た場合、その効果が顕著であり、各々0.2%
(重量基4に以下間じ)以上、0.05%以上の添加に
おいて、その優れた効果を期待することが可能である。
性より規定されるものであって、本発明者らの検問結果
によると、それら元素の添加は、その量と共に、高温強
度を増大せしめ、特にCu−Zr二元合金にCr、As
を添加↓た場合、その効果が顕著であり、各々0.2%
(重量基4に以下間じ)以上、0.05%以上の添加に
おいて、その優れた効果を期待することが可能である。
また、ZrMに関しては、かかるZrの0.03%以上
の添加により、その十分な強度向上効果を発揮すること
が出来るのである。
の添加により、その十分な強度向上効果を発揮すること
が出来るのである。
一方、高温水に対する耐食性に関して、Zr量が0.5
%を越えるようになると、主として、粒界析出物が腐食
を受けるようになるところから、腐食速度が急増する現
象が認められている。また、Crの添加は、そのような
腐食現象に影響を及ぼしてはいないが、Asの添加はか
かる腐食を抑制する傾向にあるのである。
%を越えるようになると、主として、粒界析出物が腐食
を受けるようになるところから、腐食速度が急増する現
象が認められている。また、Crの添加は、そのような
腐食現象に影響を及ぼしてはいないが、Asの添加はか
かる腐食を抑制する傾向にあるのである。
これらの事実を踏まえ−c1本発明におけるZr。
Cr、ASの添加量は、二元系合金の場合であっても、
また三元系或い4.J四元系合金の場合であっても、一
般に下記の如き範囲内で設定されることとなるのである
。
また三元系或い4.J四元系合金の場合であっても、一
般に下記の如き範囲内で設定されることとなるのである
。
Z r : 0.03〜(1,5%
Cr:0.2〜1.8%
A s : 0.05〜(1,3%
なお、かかる本発明に従・)合金系は、何れも析出硬化
型であり、語造工程によりその機械的性質が変化するよ
うになるが、通常、それらの合金月利に対しては、〆容
体化処理、焼入れ、冷間加工、焼戻しの各工程を経て、
ト1的とする管44料が製造の悪いものであっても、純
銅からなる材料に劣ることはなく、大略JO%キュプI
Jニッケル拐料程度の物性を有しているのである。なお
、i:%処理の差異による耐食性の相違は、殆ど認めら
れていない。
型であり、語造工程によりその機械的性質が変化するよ
うになるが、通常、それらの合金月利に対しては、〆容
体化処理、焼入れ、冷間加工、焼戻しの各工程を経て、
ト1的とする管44料が製造の悪いものであっても、純
銅からなる材料に劣ることはなく、大略JO%キュプI
Jニッケル拐料程度の物性を有しているのである。なお
、i:%処理の差異による耐食性の相違は、殆ど認めら
れていない。
また、目的とするし一ドパイブの!!I!!造において
、より安定した(幾械的性質を得るために通常の焼入れ
、焼戻し処理を採用するのが望ましく、これにより管肉
厚を従来のものより薄くすることか可能となり、コスト
セーヒングをもたらす。更に本発明合金系においては、
高温での溶体化処理を行なわず、冷間加工、焼鈍処理た
りてあっても(褒れた機械的性質を得るごとが出来、こ
れによって、型造工程簡略化によるメリットを享受する
ことか可能である。
、より安定した(幾械的性質を得るために通常の焼入れ
、焼戻し処理を採用するのが望ましく、これにより管肉
厚を従来のものより薄くすることか可能となり、コスト
セーヒングをもたらす。更に本発明合金系においては、
高温での溶体化処理を行なわず、冷間加工、焼鈍処理た
りてあっても(褒れた機械的性質を得るごとが出来、こ
れによって、型造工程簡略化によるメリットを享受する
ことか可能である。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発
明の幾つかの実施例を示すが、本発明がそれらの実施例
の記載によって限定的に解釈されるものではないこと、
言うまでもないとごろである。なお、実施例中、特に断
りのない)恨り、百分率は何れも重量基〆((で表示す
イ)ものと′3− /’、。
明の幾つかの実施例を示すが、本発明がそれらの実施例
の記載によって限定的に解釈されるものではないこと、
言うまでもないとごろである。なお、実施例中、特に断
りのない)恨り、百分率は何れも重量基〆((で表示す
イ)ものと′3− /’、。
実施例 1
下記第1表に示される合金組成の幾つかの代表的な銅合
金について、クリープ線図をめ、クリープ速度:0.0
1%/ 1. (100lIrにXI応する応力値をも
って、許容応力とした。第1図に、300℃の温度下に
おりる応力/クリープ速度線図を示し、またこの図より
めたz′1容応カを下記第2表に示す。
金について、クリープ線図をめ、クリープ速度:0.0
1%/ 1. (100lIrにXI応する応力値をも
って、許容応力とした。第1図に、300℃の温度下に
おりる応力/クリープ速度線図を示し、またこの図より
めたz′1容応カを下記第2表に示す。
これら図及び表より明らかなように、評価された各種の
1ljt Flハ銅合金月E+中に、15いて、本発明
に従うZrを含む銅合金(合金No、G、7)が大きな
応力値を示し、キコプI:Iニッケルの2〜3イK、純
銅のEi 0〜80倍となっている。また、許容応力値
より300℃飽和茂気圧下での肉厚を1i’l算し、そ
の結果が第2表に4M記されているが、純銅に比べ、キ
ュプロ二ノゲル系祠11−ご約3oシロ、本発明に従う
Zr入り合金糸では約50%のtル肉化が可能となるこ
とが明らかでlゑ」す、その経路面メリットは極めて大
きいのである。
1ljt Flハ銅合金月E+中に、15いて、本発明
に従うZrを含む銅合金(合金No、G、7)が大きな
応力値を示し、キコプI:Iニッケルの2〜3イK、純
銅のEi 0〜80倍となっている。また、許容応力値
より300℃飽和茂気圧下での肉厚を1i’l算し、そ
の結果が第2表に4M記されているが、純銅に比べ、キ
ュプロ二ノゲル系祠11−ご約3oシロ、本発明に従う
Zr入り合金糸では約50%のtル肉化が可能となるこ
とが明らかでlゑ」す、その経路面メリットは極めて大
きいのである。
第2表
1)×D
t −−−−−−−−□−−−−−
2σ 40.8 P
実施例 2
前記第1表の合金組成のものより、幅4 (l ii
X長さ125++mx厚みl〜1.5 mmの大きさの
試片を作製し、それら試片について完全脱気した200
℃又は300℃高温水中で1000時間の/3:漬試験
を行ない、それら試片の重量変化量を測定した。
X長さ125++mx厚みl〜1.5 mmの大きさの
試片を作製し、それら試片について完全脱気した200
℃又は300℃高温水中で1000時間の/3:漬試験
を行ない、それら試片の重量変化量を測定した。
その結果を第3表に示す。
各試料とも、高温水との間において、前述の反応式で示
される如きH,Oによる酸化反応が惹起され、合金元素
の酸化による重量増加とH2の発生をみるのである。本
テスト(オートクレーブテスト)では、全試料を一時に
オートクレーブ内に収容された水中に浸?Mしていると
ころから、個々の試料についての発生水素量を把握する
ことは出来なかったが、第3表に示した腐食速度の大き
いものほど、水素量’JE(itも多かったものと推定
される。第3表の結果から明らかなように、合金N0.
1〜7の低合金銅系は、試片表面の変色も極めてわずか
であり、腐食を受けた兆候が殆ど認められなかったのに
対し、合金洩8,9の黄114系は)挽面ξ1)11θ
食を受り、その表面が赤色化しCいることが認められ、
また合金隔1 (1〜12の白銅系におい°CもJIQ
N i 175食を受り、赤色化している部分の存在
が認められた。そして、このような高温水腐食は、20
0 ’cから300°Cに温度が上昇することによっ”
C更に激しくなっ“(いるのである。
される如きH,Oによる酸化反応が惹起され、合金元素
の酸化による重量増加とH2の発生をみるのである。本
テスト(オートクレーブテスト)では、全試料を一時に
オートクレーブ内に収容された水中に浸?Mしていると
ころから、個々の試料についての発生水素量を把握する
ことは出来なかったが、第3表に示した腐食速度の大き
いものほど、水素量’JE(itも多かったものと推定
される。第3表の結果から明らかなように、合金N0.
1〜7の低合金銅系は、試片表面の変色も極めてわずか
であり、腐食を受けた兆候が殆ど認められなかったのに
対し、合金洩8,9の黄114系は)挽面ξ1)11θ
食を受り、その表面が赤色化しCいることが認められ、
また合金隔1 (1〜12の白銅系におい°CもJIQ
N i 175食を受り、赤色化している部分の存在
が認められた。そして、このような高温水腐食は、20
0 ’cから300°Cに温度が上昇することによっ”
C更に激しくなっ“(いるのである。
第3表
実施例 3
前記第1表に示す合金陽1.6,9.10よりなる、長
さ2070II11、内容積860 ccの銅合金管/
アルミバイメタルフィン構成のヒートパイプ、及び合金
No、1.10からなるものに更に黄銅製金網(ウィフ
ク)を入れたヒートパイプを、それぞれ製作し、その両
端部を封じた後、封入管部より真空ポンプにて脱気し、
その後蒸溜水を100cc注入した。さらに、110℃
の温度で約1分間沸騰脱気せしめた後、各封入管をそれ
ぞれ封し、以後の試験の試料とした。
さ2070II11、内容積860 ccの銅合金管/
アルミバイメタルフィン構成のヒートパイプ、及び合金
No、1.10からなるものに更に黄銅製金網(ウィフ
ク)を入れたヒートパイプを、それぞれ製作し、その両
端部を封じた後、封入管部より真空ポンプにて脱気し、
その後蒸溜水を100cc注入した。さらに、110℃
の温度で約1分間沸騰脱気せしめた後、各封入管をそれ
ぞれ封し、以後の試験の試料とした。
このようにして得られた各試料(ヒートパイプ)を、2
50℃の温度のか中に1〜24011、冒111静置し
、管内面と脱気高温水との腐食反応を生ぜしめた。その
後、炉から各試料を取り出し、加熱ゾーンが約1000
11111の加熱器内に、各ピー1−パイプ試料を10
〜30°それぞれ1頃斜させて静置し、110℃×5分
間程度の加熱により、試料管内に発生していた非凝縮性
ガスを追い出し、捕集1ヱ内にi15めた後、該非凝縮
性ガス中のH2量について分析し、その結果を下記第4
表に示した。
50℃の温度のか中に1〜24011、冒111静置し
、管内面と脱気高温水との腐食反応を生ぜしめた。その
後、炉から各試料を取り出し、加熱ゾーンが約1000
11111の加熱器内に、各ピー1−パイプ試料を10
〜30°それぞれ1頃斜させて静置し、110℃×5分
間程度の加熱により、試料管内に発生していた非凝縮性
ガスを追い出し、捕集1ヱ内にi15めた後、該非凝縮
性ガス中のH2量について分析し、その結果を下記第4
表に示した。
第4表の結果から明らかなように、合金No、 1及び
6から構成されるし−トパイプにあっては、完全な耐食
性を示し、ヒートパイプの乳・材料として好適なもので
あるものと判断されノこ。しかし、合金No、 1から
なるヒートパイプにあっては、前記実施例において明ら
かにしたように、許容応力上において難点が存在するの
である。
6から構成されるし−トパイプにあっては、完全な耐食
性を示し、ヒートパイプの乳・材料として好適なもので
あるものと判断されノこ。しかし、合金No、 1から
なるヒートパイプにあっては、前記実施例において明ら
かにしたように、許容応力上において難点が存在するの
である。
また、合金No、1.10にてItl’r成されたヒー
トパイプのうちのウィックありのものにおける、1時間
後のガスの発生は、ウィックに用いた黄銅製金網のH2
Oによる酸化に乱づくものと判断された。
トパイプのうちのウィックありのものにおける、1時間
後のガスの発生は、ウィックに用いた黄銅製金網のH2
Oによる酸化に乱づくものと判断された。
これは、ウィックを構成する金網が黄銅色から銅色に変
化しており、そしてその顕微鏡観察の結果、数μ厚めの
脱Z(I Piの形成が確認されたからである。その酸
化反応は、次のように進行するものと考えられる。
化しており、そしてその顕微鏡観察の結果、数μ厚めの
脱Z(I Piの形成が確認されたからである。その酸
化反応は、次のように進行するものと考えられる。
(Cu −1−Z 11 ) →lI20Cu 十Z
n 0−1II 21 さらに、合金111o、 9にて構成されたヒートパイ
プにあっては、次の反応により、パイプの合金成分であ
るZn、Aβがl−120による酸化反応を受り、ガス
を発生したものと考えられるのである。
n 0−1II 21 さらに、合金111o、 9にて構成されたヒートパイ
プにあっては、次の反応により、パイプの合金成分であ
るZn、Aβがl−120による酸化反応を受り、ガス
を発生したものと考えられるのである。
(Cu+Zn+A])+1−120
Cu 十Z n O+ A I! 203 →−H27
また、合金No、10から構成されたヒートパイプにあ
っては、加熱時間が良い場合には、ウィックなしでもガ
スの発生が確認され、本用途において耐食性のある材料
とは認められなかった。
また、合金No、10から構成されたヒートパイプにあ
っては、加熱時間が良い場合には、ウィックなしでもガ
スの発生が確認され、本用途において耐食性のある材料
とは認められなかった。
実施例 4
下記第5表に示される合金組成の+4料の10kgを高
周波溶解炉にて溶解ゼしめた後、アフレコ゛ンカ′ス雰
囲気下に板状鋳塊に造塊し、次いでこの鋳塊を面前して
、20龍の厚さと為し、次いで900℃の温度で熱間圧
延することにより、1.5IIIll厚さの圧延板を得
た。次いで、この圧延板を950°Cで溶体化処理し、
そしてその後水冷した後、冷間□圧延を施して、厚さが
l +iiの圧延板と為し、更にその後450℃×5時
間の焼戻し処理を施し、それぞれの試料板とした。
周波溶解炉にて溶解ゼしめた後、アフレコ゛ンカ′ス雰
囲気下に板状鋳塊に造塊し、次いでこの鋳塊を面前して
、20龍の厚さと為し、次いで900℃の温度で熱間圧
延することにより、1.5IIIll厚さの圧延板を得
た。次いで、この圧延板を950°Cで溶体化処理し、
そしてその後水冷した後、冷間□圧延を施して、厚さが
l +iiの圧延板と為し、更にその後450℃×5時
間の焼戻し処理を施し、それぞれの試料板とした。
かくして得られた各種の試料板について、実施例1及び
2と間柱にして、その腐食速度(300℃脱気高温水、
240時間’/’;t ?3′り及び300°Cでの引
張強さを評価し、その結果を下記第6表に示した。
2と間柱にして、その腐食速度(300℃脱気高温水、
240時間’/’;t ?3′り及び300°Cでの引
張強さを評価し、その結果を下記第6表に示した。
これら第5表及び第6表の結果から明らかなように、Z
r、Cr、Asの添加は、その添加量と共に、高温強度
を増大せしめ、特にCu−Zr二元系合金にCr、As
を添加した場合において、その9Jノ果が顕著となるこ
とが認められるのである。
r、Cr、Asの添加は、その添加量と共に、高温強度
を増大せしめ、特にCu−Zr二元系合金にCr、As
を添加した場合において、その9Jノ果が顕著となるこ
とが認められるのである。
なお、両立性に関し、Z r fitが多(なると、主
とし゛C粒界JJi’出物がj品食を受&Jるとごイ)
から、jj九食速度が急増しているが、Asの添加は、
そのような1775食を抑制するl14’j向に沙、る
ごとが認められる。
とし゛C粒界JJi’出物がj品食を受&Jるとごイ)
から、jj九食速度が急増しているが、Asの添加は、
そのような1775食を抑制するl14’j向に沙、る
ごとが認められる。
また、Crの添加は、その桐材の高41−強度を著しく
1+:1めるごとが認められているのである。
1+:1めるごとが認められているのである。
1L、た、第7表に示される、Cu−Cr−Zr系系合
金科料製造」−稈におりる機械的性質の変化は、最も条
件のjiltい場合におい−(も、純銅材料に劣ること
はなく、10%キュプし1ニノゲル月料と同程度である
ものと認められる。また、ピー1〜パイプにおいて、そ
の管材料の薄肉化によるコストセーじングを、らえると
、通常の焼入れ−・焼戻し処理が望ましいが、特に高’
IAでの溶体化処理を加えず、冷間加」ニー・焼鈍(5
0[1〜700℃)だけであっても、合金No、33か
らなる相料の結果から明らかなように、純銅の機械的性
質を大幅に上回り、10%キュプヘコニッケル月料41
4めのものが得られているのである。
金科料製造」−稈におりる機械的性質の変化は、最も条
件のjiltい場合におい−(も、純銅材料に劣ること
はなく、10%キュプし1ニノゲル月料と同程度である
ものと認められる。また、ピー1〜パイプにおいて、そ
の管材料の薄肉化によるコストセーじングを、らえると
、通常の焼入れ−・焼戻し処理が望ましいが、特に高’
IAでの溶体化処理を加えず、冷間加」ニー・焼鈍(5
0[1〜700℃)だけであっても、合金No、33か
らなる相料の結果から明らかなように、純銅の機械的性
質を大幅に上回り、10%キュプヘコニッケル月料41
4めのものが得られているのである。
第5表
第6表
第7表
第1図は実施例1においてめた応力−クリープ速度線図
(300℃)である。 出願人 住友軽金属]二業株式会社
(300℃)である。 出願人 住友軽金属]二業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (11Zrを0.03〜0.5重量%含め、残部がCu
及び不可避的不純物からなるヒートパイプ角管4A料。 (21Zrを0.03〜0.51量%含み、且つ0.2
〜1.8重量%のCr及び/又は0.05〜0.3重量
%のAsを更に含む、残部がCu及び不可避的不純物か
らなるヒートパイプ用管材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16864783A JPS6059033A (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | ヒ−トパイプ用管材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16864783A JPS6059033A (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | ヒ−トパイプ用管材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6059033A true JPS6059033A (ja) | 1985-04-05 |
Family
ID=15871905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16864783A Pending JPS6059033A (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | ヒ−トパイプ用管材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6059033A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2020084315A (ja) * | 2018-11-19 | 2020-06-04 | 財團法人工業技術研究院Industrial Technology Research Institute | 銅ジルコニウム合金放熱部品、銅ジルコニウム合金ケーシングの製造方法 |
-
1983
- 1983-09-13 JP JP16864783A patent/JPS6059033A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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