JPS6058690B2 - 銅−炭素繊維複合板の製法 - Google Patents
銅−炭素繊維複合板の製法Info
- Publication number
- JPS6058690B2 JPS6058690B2 JP54088208A JP8820879A JPS6058690B2 JP S6058690 B2 JPS6058690 B2 JP S6058690B2 JP 54088208 A JP54088208 A JP 54088208A JP 8820879 A JP8820879 A JP 8820879A JP S6058690 B2 JPS6058690 B2 JP S6058690B2
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- JP
- Japan
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- copper
- carbon fiber
- fiber composite
- cloth
- composite board
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- Die Bonding (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、炭素繊維をスケルトンとし銅をマトリックス
とする銅一炭素繊維複合材の製法に係り特にシート状複
合材の製法に関する。
とする銅一炭素繊維複合材の製法に係り特にシート状複
合材の製法に関する。
炭素繊維をスケルトンとしその周りを銅マトリックて充
填した銅一炭素繊維複合材は、金属より約1桁小さい熱
膨張係数を持ち、しかも炭素繊維の含有割合を変えるこ
とにより、熱膨張係数を可制御的に変えることができる
。
填した銅一炭素繊維複合材は、金属より約1桁小さい熱
膨張係数を持ち、しかも炭素繊維の含有割合を変えるこ
とにより、熱膨張係数を可制御的に変えることができる
。
かかる特徴を生かした用途として、モジュール装置の基
板、ハイブリッドICの基板が提案されている。第1図
はその例で1は銅一炭素繊維複合板で、厚さ1−である
。
板、ハイブリッドICの基板が提案されている。第1図
はその例で1は銅一炭素繊維複合板で、厚さ1−である
。
2はセラミックシートで、本例ではジルコン(熱膨張係
数■4.3×10−0/゜C)商品名)で厚さO、25
Tnmである。
数■4.3×10−0/゜C)商品名)で厚さO、25
Tnmである。
銅一炭素繊維複合板1とセラミックシート2は半田層を
介して接着して基板としている。この基板はセラミック
シートの厚さが従来の基板の112なので、熱伝導性が
従来の基板り良好で、モジュール装置、ハイブリッドI
Cに用いる場合、温度上昇を低くすることができる。と
ころで従来の基板のセラミックシートの厚さが厚い理由
は、セラミックシートが薄いと、接着した金属との熱膨
張差により割れてしまうからで、かかる目的に使える熱
膨張係数の小さい金属は皆関であつたためである。一方
、銅一炭素繊維複合板は4.3×10−0/℃という小
さな熱膨張係数でも容易に作ることができる。銅一炭素
繊維複合板を作る方法としては、炭素繊維を布に織り、
これを銅粉スラリーに浸して織糸の間や布の表裏に付与
した後、ホットプレスで加圧焼結する方法と炭素布に溶
融銅を含浸する方法が行われている。
介して接着して基板としている。この基板はセラミック
シートの厚さが従来の基板の112なので、熱伝導性が
従来の基板り良好で、モジュール装置、ハイブリッドI
Cに用いる場合、温度上昇を低くすることができる。と
ころで従来の基板のセラミックシートの厚さが厚い理由
は、セラミックシートが薄いと、接着した金属との熱膨
張差により割れてしまうからで、かかる目的に使える熱
膨張係数の小さい金属は皆関であつたためである。一方
、銅一炭素繊維複合板は4.3×10−0/℃という小
さな熱膨張係数でも容易に作ることができる。銅一炭素
繊維複合板を作る方法としては、炭素繊維を布に織り、
これを銅粉スラリーに浸して織糸の間や布の表裏に付与
した後、ホットプレスで加圧焼結する方法と炭素布に溶
融銅を含浸する方法が行われている。
しカルながらこれら方法は銅と炭素繊維の組成割合を精
度良く調整するのが若干難しいという欠点がある。本発
明の目的は、改良された銅一炭素繊維複合板の製法を提
供することにあり、その特徴は炭素・布に付与する方法
をスクリーン印刷技術により、銅を含むインクを印刷し
て付与する銅の量が均等になるようにしたことにある。
度良く調整するのが若干難しいという欠点がある。本発
明の目的は、改良された銅一炭素繊維複合板の製法を提
供することにあり、その特徴は炭素・布に付与する方法
をスクリーン印刷技術により、銅を含むインクを印刷し
て付与する銅の量が均等になるようにしたことにある。
また、他の目的は、方向によつて熱膨張量の異なる性質
(異方性)の少ない銅一炭素繊維複合板の製法を提供す
・ることにあり、その特徴は2枚以上の銅インク印刷炭
素布を、織布方向が互いに異なるように重ね合せて加圧
焼結したことにある。以下実施例により詳細に説明する
。
(異方性)の少ない銅一炭素繊維複合板の製法を提供す
・ることにあり、その特徴は2枚以上の銅インク印刷炭
素布を、織布方向が互いに異なるように重ね合せて加圧
焼結したことにある。以下実施例により詳細に説明する
。
第2図は本発明に供する炭素布を示す。
3は炭素布Aで、これは直径9μmの単繊維100本束
から成る織糸を直交するX.5Yで示す方向て織つたも
のである。
から成る織糸を直交するX.5Yで示す方向て織つたも
のである。
4は炭素布Bで、炭素布Aと同様な織糸を直交するx″
とY″で示す方向で織つたもので、所謂バイアス布であ
る。
とY″で示す方向で織つたもので、所謂バイアス布であ
る。
炭素布AおよびBの織糸方向X(5X″およびY.l5
Y″は角度45度の隔りがある。次に、第3図に示すよ
うに、炭素布A3および炭素布B4の両面に、銅粉とメ
チルセルロース水溶液の混練物から成るインキを公知の
スクリーン印刷法で両面に印刷し乾燥する。ここで、印
刷層5の厚さは、狙いとする熱膨張係数が得られような
銅一炭素繊維の割合となるようにすることが重要な点で
、実験によつて決定するのが良い。次に第3図図示の2
枚の印刷済みの布を辺を揃えて重ね合わせ、ホットブレ
スで900をC,250k9/dの条件下て焼結すると
、銅が焼結して、第4図図示の銅一炭素繊維複合板が出
来上る。このようにして製造した銅一炭素繊維複合板6
は、X,Y,X″,Y″方向に炭素繊維が配向されるの
で、熱膨張の異方性を生じない。尚、本例では炭素布2
枚を重ね合わせたが、必要とする板の厚さに応じて3枚
以上にしてもよく、その場合、全体的に見て炭素繊維の
方向が一方向にかたよらないようにすることを要する。
Y″は角度45度の隔りがある。次に、第3図に示すよ
うに、炭素布A3および炭素布B4の両面に、銅粉とメ
チルセルロース水溶液の混練物から成るインキを公知の
スクリーン印刷法で両面に印刷し乾燥する。ここで、印
刷層5の厚さは、狙いとする熱膨張係数が得られような
銅一炭素繊維の割合となるようにすることが重要な点で
、実験によつて決定するのが良い。次に第3図図示の2
枚の印刷済みの布を辺を揃えて重ね合わせ、ホットブレ
スで900をC,250k9/dの条件下て焼結すると
、銅が焼結して、第4図図示の銅一炭素繊維複合板が出
来上る。このようにして製造した銅一炭素繊維複合板6
は、X,Y,X″,Y″方向に炭素繊維が配向されるの
で、熱膨張の異方性を生じない。尚、本例では炭素布2
枚を重ね合わせたが、必要とする板の厚さに応じて3枚
以上にしてもよく、その場合、全体的に見て炭素繊維の
方向が一方向にかたよらないようにすることを要する。
以上、本発明によれば、炭素布への銅の付与をスクリー
ン印刷法によつているので、銅の付与量が均等でしかも
毎回再現良く行えるので、高精能な銅一炭素繊維複合板
を製造することができる。
ン印刷法によつているので、銅の付与量が均等でしかも
毎回再現良く行えるので、高精能な銅一炭素繊維複合板
を製造することができる。
第1図は本発明に係る銅一炭素繊維複合板を示す断面図
、第2図は本発明実施例に供する炭素布を示す正面図、
第3図は本発明実施例工程を説明する断面図、第4図は
本発明による銅一炭素繊維複合板を示す正面図である。
、第2図は本発明実施例に供する炭素布を示す正面図、
第3図は本発明実施例工程を説明する断面図、第4図は
本発明による銅一炭素繊維複合板を示す正面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 炭素繊維から成る布の少なくとも一方の面に銅を主
成分とするインキを印刷した後、布面を加圧しつつ焼結
することを特徴とする、銅一炭素繊維複合板の製法。 2 特許請求の範囲第1項において、インキを印刷した
布を2枚以上重ねることを含む、銅一炭素繊維複合板の
製法。 3 特許請求の範囲第2項において、少なくとも隣接す
る布の織糸方向が異なるように、布を重ねることを含む
、銅一炭素繊維複合板の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54088208A JPS6058690B2 (ja) | 1979-07-13 | 1979-07-13 | 銅−炭素繊維複合板の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54088208A JPS6058690B2 (ja) | 1979-07-13 | 1979-07-13 | 銅−炭素繊維複合板の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5613162A JPS5613162A (en) | 1981-02-09 |
JPS6058690B2 true JPS6058690B2 (ja) | 1985-12-21 |
Family
ID=13936477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54088208A Expired JPS6058690B2 (ja) | 1979-07-13 | 1979-07-13 | 銅−炭素繊維複合板の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6058690B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2553434Y2 (ja) * | 1992-04-17 | 1997-11-05 | 東洋電装株式会社 | オートキャンセル装置 |
-
1979
- 1979-07-13 JP JP54088208A patent/JPS6058690B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5613162A (en) | 1981-02-09 |
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