JPS6058420B2 - 免疫反応用マイクロカプセル群及びそれを用いた判別方法 - Google Patents
免疫反応用マイクロカプセル群及びそれを用いた判別方法Info
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- JPS6058420B2 JPS6058420B2 JP9340680A JP9340680A JPS6058420B2 JP S6058420 B2 JPS6058420 B2 JP S6058420B2 JP 9340680 A JP9340680 A JP 9340680A JP 9340680 A JP9340680 A JP 9340680A JP S6058420 B2 JPS6058420 B2 JP S6058420B2
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- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/53—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
- G01N33/531—Production of immunochemical test materials
- G01N33/532—Production of labelled immunochemicals
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、抗原抗体反応用マイクロカプセル群およびそ
れを用いた抗原抗体反応検出方法に関し、更に詳しくは
、二種以上の抗原および/あるいは抗体の被検体から、
一回の試験で、抗原および/あるいは抗体を判別するマ
イクロカプセル群に関するものである。
れを用いた抗原抗体反応検出方法に関し、更に詳しくは
、二種以上の抗原および/あるいは抗体の被検体から、
一回の試験で、抗原および/あるいは抗体を判別するマ
イクロカプセル群に関するものである。
感染症は、細菌やウィルスが患者の体内にとり込まれる
ことにもとずいているが、これら細菌やウィルスが血清
学的に異なる型である場合、患者の体内に生起した抗体
をもとに、抗原・抗体反応にもとづいて、発病の要因た
る抗原である細菌或いはウィルスの型を判別することが
できる。
ことにもとずいているが、これら細菌やウィルスが血清
学的に異なる型である場合、患者の体内に生起した抗体
をもとに、抗原・抗体反応にもとづいて、発病の要因た
る抗原である細菌或いはウィルスの型を判別することが
できる。
こうした型の判別は、感染源や伝搬の様式をたどる上で
大切であり、疫学的意義が大きい。病原性細菌やウィル
スは抗原構造により血清学的な型(type)に分類さ
れている。
大切であり、疫学的意義が大きい。病原性細菌やウィル
スは抗原構造により血清学的な型(type)に分類さ
れている。
例えば赤痢菌(Shl伊11a)は4群に分けられ、更
に抗原構造によつて次の如くいくつかの型に分類される
。
に抗原構造によつて次の如くいくつかの型に分類される
。
A群 志賀菌(Sh、dysenteriae)7型B
群 フレキシナー菌(Sh、flexneri)6型+
2変異型C群 ボード菌(Sh、boydii)7型D
群 ゾンネ菌(Sh、sonnei)コレラ菌(Vib
riocholerae)は血清学的に分類された群の
中で、真性コレラ菌が更に3つの型に分類され、型特異
抗原をA、B、共通抗原をXとすると次の如く表わされ
る:原 型 (イナバ型) AX 中間型 (ヒコジマ型)M■ 異 型 (オガワ型) BX 従来、検体の血清学的に異なる型(以下、単に型と称す
)を判別するためには、(判別するためには)、判別す
る型の数の坑原によつて別々に感作した試薬を準備し、
一人の患者血清に対してこの複数組の試薬を用いて、判
別する型の数に及ふ抗原抗体反応を行なうことが必要で
あつた。
群 フレキシナー菌(Sh、flexneri)6型+
2変異型C群 ボード菌(Sh、boydii)7型D
群 ゾンネ菌(Sh、sonnei)コレラ菌(Vib
riocholerae)は血清学的に分類された群の
中で、真性コレラ菌が更に3つの型に分類され、型特異
抗原をA、B、共通抗原をXとすると次の如く表わされ
る:原 型 (イナバ型) AX 中間型 (ヒコジマ型)M■ 異 型 (オガワ型) BX 従来、検体の血清学的に異なる型(以下、単に型と称す
)を判別するためには、(判別するためには)、判別す
る型の数の坑原によつて別々に感作した試薬を準備し、
一人の患者血清に対してこの複数組の試薬を用いて、判
別する型の数に及ふ抗原抗体反応を行なうことが必要で
あつた。
この結果、検査の数は型の数に検体数を掛けた数にのぼ
り、従つて、例えば上記真性コレラ菌の型判別には、検
体数の3倍数の検査を要する。このように、多人数診断
の場合、診断が極めて煩雑になり、多大の労力と時間を
要していた。本発明の目的は、一人の患者に対して一回
の抗原抗体反応により数多くの抗原及び/又は抗体を判
別するマイクロカプセル群及びそれを用いた抗原/抗体
を判別する方法を提供するものてある。
り、従つて、例えば上記真性コレラ菌の型判別には、検
体数の3倍数の検査を要する。このように、多人数診断
の場合、診断が極めて煩雑になり、多大の労力と時間を
要していた。本発明の目的は、一人の患者に対して一回
の抗原抗体反応により数多くの抗原及び/又は抗体を判
別するマイクロカプセル群及びそれを用いた抗原/抗体
を判別する方法を提供するものてある。
殊に、本発明の目的は、簡易で迅速に複数の型を識別し
うる血清学的型判別用マイクロカプセル群及びそれを用
いた血清学的型の判別方法を提供することにある。すな
わち、本発明は、マイクロカプセルの壁表面に抗原成分
を結合せしめ、更に、型等に応じてマイクロカプセルの
芯物質に異なる分光波長域を吸収する染料を加えたマイ
クロカプセルからなる血清学的型等判別用マイクロカプ
セル群に関する。
うる血清学的型判別用マイクロカプセル群及びそれを用
いた血清学的型の判別方法を提供することにある。すな
わち、本発明は、マイクロカプセルの壁表面に抗原成分
を結合せしめ、更に、型等に応じてマイクロカプセルの
芯物質に異なる分光波長域を吸収する染料を加えたマイ
クロカプセルからなる血清学的型等判別用マイクロカプ
セル群に関する。
また、本発明は、この異なつた染料にて識別(色わけ)
されたマイクロカプセルを使用前混合して、抗原抗体反
応を行なわせ、生成した凝集像を光学的に解析して型等
を判別する方法に関する。かかる目的のために、ラテッ
クス粒子を染色し−て行なうことも考えられるが、ラテ
ックス粒子では、マイクロカプセルの如く彩度の高い色
に染色することが困難なため、凝集像の色識別が極めて
困難てある。
されたマイクロカプセルを使用前混合して、抗原抗体反
応を行なわせ、生成した凝集像を光学的に解析して型等
を判別する方法に関する。かかる目的のために、ラテッ
クス粒子を染色し−て行なうことも考えられるが、ラテ
ックス粒子では、マイクロカプセルの如く彩度の高い色
に染色することが困難なため、凝集像の色識別が極めて
困難てある。
更に、ラテックスでは菌体成分が一部遊離した.状態で
存在しているため、異なる抗原成分を感作したラテック
スを混合した場合、その識別は困難である。
存在しているため、異なる抗原成分を感作したラテック
スを混合した場合、その識別は困難である。
本発明におけるマイクロカプセルの壁材としては、抗原
又は抗体を活性を失わしめることなく化、学的に結合し
うるもので、カプセル化が可能なものであればとくに限
定されない。
又は抗体を活性を失わしめることなく化、学的に結合し
うるもので、カプセル化が可能なものであればとくに限
定されない。
たとえば、アミノ基又はイミノ基を有する壁材として、
蛋白質(たとえばコラーゲン、ゼラチン、力ティンなど
)やポリアミノ酸、ポリアクリルアミド、ポリアミド、
ポリウレタン、ポリウレア等の樹脂;水酸基を有する壁
材として、セルローズ及びその誘導体(たとえば、メチ
ルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースなど)、アラビヤゴム、デンプン等が挙げられ
る。本発明におけるマイクロカプセルの芯物質は、主と
して、油性物質と着色を与える油溶性染料、油溶性螢光
物質から成る。
蛋白質(たとえばコラーゲン、ゼラチン、力ティンなど
)やポリアミノ酸、ポリアクリルアミド、ポリアミド、
ポリウレタン、ポリウレア等の樹脂;水酸基を有する壁
材として、セルローズ及びその誘導体(たとえば、メチ
ルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースなど)、アラビヤゴム、デンプン等が挙げられ
る。本発明におけるマイクロカプセルの芯物質は、主と
して、油性物質と着色を与える油溶性染料、油溶性螢光
物質から成る。
カプセルの芯物質となる油性物質としては、天然鉱物油
、動物油、植物油及び合成油が挙げられる。
、動物油、植物油及び合成油が挙げられる。
これら芯物質は、表面力幼プセル壁で完全におおわれる
ため、抗原や抗体への直接の影響はないと思われるが、
生化学的に活性なものは、避けた方が好ましい。鉱物油
の例として、石油、ケロシン、ガソリン、ナフサ、パラ
フィン油があり、動物油の例では、魚油、ラード油、が
ある。
ため、抗原や抗体への直接の影響はないと思われるが、
生化学的に活性なものは、避けた方が好ましい。鉱物油
の例として、石油、ケロシン、ガソリン、ナフサ、パラ
フィン油があり、動物油の例では、魚油、ラード油、が
ある。
植物油の例は、落花生油、亜麻仁油、大豆油、ひまし油
及びとうもろこし油等がある。合成油の例としては、ビ
フェニル化合物(例;イソプロピルビフェニル、イソア
ミルビフエニル)、ターフエニル化合物(例;0LS−
2153635)、ナフタレン化合物(例;ジィソプロ
ピルナフタレン、US−4003589)、アルキル化
ジフェニルアルカン(例;2,4−ジメチルジフェニル
メタン、US−3836383)、フタル酸化合物(例
;ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチ
ルフタレート)等が挙げられる。本発明に用いるカプセ
ル内芯物質は、上記のものに限定されるわけではない。
これら油性物質に添加する染料としては、油溶性染料お
よび螢光染料がある。
及びとうもろこし油等がある。合成油の例としては、ビ
フェニル化合物(例;イソプロピルビフェニル、イソア
ミルビフエニル)、ターフエニル化合物(例;0LS−
2153635)、ナフタレン化合物(例;ジィソプロ
ピルナフタレン、US−4003589)、アルキル化
ジフェニルアルカン(例;2,4−ジメチルジフェニル
メタン、US−3836383)、フタル酸化合物(例
;ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチ
ルフタレート)等が挙げられる。本発明に用いるカプセ
ル内芯物質は、上記のものに限定されるわけではない。
これら油性物質に添加する染料としては、油溶性染料お
よび螢光染料がある。
油溶性着色染料としては、芯に用いる油性物質への溶解
度が高く、吸光係数の高いものが望ましい。
度が高く、吸光係数の高いものが望ましい。
格別限定されるものではないが、黄色染料としては、例
えば、カラーインデックス11020,11021,1
1390,12055,12700,13900A,1
8690,18820,47000などが挙げられ、赤
色染料としては、例えば、カラーインデックス1201
0,12150,12715,12716,13900
,26100,26105,26110,26125,
27291,45170などが挙げられ、青色染料とし
ては、例えば、カラーインデックス42563B,61
525,62100,74350などが挙げられる。
えば、カラーインデックス11020,11021,1
1390,12055,12700,13900A,1
8690,18820,47000などが挙げられ、赤
色染料としては、例えば、カラーインデックス1201
0,12150,12715,12716,13900
,26100,26105,26110,26125,
27291,45170などが挙げられ、青色染料とし
ては、例えば、カラーインデックス42563B,61
525,62100,74350などが挙げられる。
油溶性の螢光染料としては、芯に用いる油性物質への溶
解度が高く、螢光発光効率の高いものが望ましく、且つ
紫外光で励起し、可視域の励起光のピークから50r1
m以上長波に発光光のピークがあるものが望ましい。
解度が高く、螢光発光効率の高いものが望ましく、且つ
紫外光で励起し、可視域の励起光のピークから50r1
m以上長波に発光光のピークがあるものが望ましい。
螢光染料としては、例えば、スチルベン系のケミフアT
A,TB(三井東圧製)、ホワイテツクスSB,RT(
住友化学製)ビスオキサゾール誘導体であるホワイテツ
クスNKR,SNP(住友化学製);クマリン誘導体で
あるカヤライトB(1)本化薬製);その他ミカホワイ
トAN,ATN,BTN(日本化薬製);ホワイトフロ
ウルブルー(住友化学製)、アイゼン・スピロン・レッ
ド(保土谷化学製)などが挙げられるが、格別これに限
定されるものではない。油溶性着色染料および螢光物質
の添加量は任意の量を用いることができるが、好ましく
は、油性物質に対して0.05Wt%から5Wt%の範
囲で添加して用いることができる。マイクロカプセルの
芯を着色する場合、分光吸収波長域を異にする二種以上
の染料を混合し、複数の機能を判別するために用いるこ
とができる。
A,TB(三井東圧製)、ホワイテツクスSB,RT(
住友化学製)ビスオキサゾール誘導体であるホワイテツ
クスNKR,SNP(住友化学製);クマリン誘導体で
あるカヤライトB(1)本化薬製);その他ミカホワイ
トAN,ATN,BTN(日本化薬製);ホワイトフロ
ウルブルー(住友化学製)、アイゼン・スピロン・レッ
ド(保土谷化学製)などが挙げられるが、格別これに限
定されるものではない。油溶性着色染料および螢光物質
の添加量は任意の量を用いることができるが、好ましく
は、油性物質に対して0.05Wt%から5Wt%の範
囲で添加して用いることができる。マイクロカプセルの
芯を着色する場合、分光吸収波長域を異にする二種以上
の染料を混合し、複数の機能を判別するために用いるこ
とができる。
例えば、螢光染料と青色染料とを混合して芯を着色し、
排他的な二つの抗原特性の識別に用いることができる。
本発明に用いるカプセルの作用方法については、たとえ
ば、近藤朝士著1マイクロカプセルョ日刊工業新聞社(
昭和45年)、近藤保、小石真純著1マイクロカプセル
ョ三共出版株式会社(昭和5拝)等に記載されている。
排他的な二つの抗原特性の識別に用いることができる。
本発明に用いるカプセルの作用方法については、たとえ
ば、近藤朝士著1マイクロカプセルョ日刊工業新聞社(
昭和45年)、近藤保、小石真純著1マイクロカプセル
ョ三共出版株式会社(昭和5拝)等に記載されている。
本発明に用いるマイクロカプセルの比重は、芯物質を適
宜選択して、0.80〜1.20の範囲て変更して作製
したものが有用であり、また平均粒子サイズとしては、
0.1〜30ミクロン、好ましくは、0.5〜10ミク
ロンの範囲で作製したものが有用である。しかしながら
、これらに限定されなくともよい。本発明に係るマイク
ロカプセルの製造方法は、とくに限定されるものではな
く、既知の方法を用いることができる。
宜選択して、0.80〜1.20の範囲て変更して作製
したものが有用であり、また平均粒子サイズとしては、
0.1〜30ミクロン、好ましくは、0.5〜10ミク
ロンの範囲で作製したものが有用である。しかしながら
、これらに限定されなくともよい。本発明に係るマイク
ロカプセルの製造方法は、とくに限定されるものではな
く、既知の方法を用いることができる。
本発明で混合して使用するマイクロカプセルは、目的に
応じて同一の比重、同一の平均サイズのものでよく、ま
た、異なる比重、異なる平均サイズのものを組合せ使用
してもよい。
応じて同一の比重、同一の平均サイズのものでよく、ま
た、異なる比重、異なる平均サイズのものを組合せ使用
してもよい。
本発明における抗原成分とは、細菌、ウィルスを機械的
に破砕し、抗原性を持つた微細片を再分散したものであ
る。
に破砕し、抗原性を持つた微細片を再分散したものであ
る。
例えば、20〜25K圧の音波を用いて機械的に破砕す
ることができ、3000〜10000RPMの遠心分離
をして抗原性を持つた性分を取り出すことができる。本
発明において、細菌・ウィルスの型特異的抗原成分をマ
イクロカプセルの壁に結合するには3つの代表的な態様
がある。
ることができ、3000〜10000RPMの遠心分離
をして抗原性を持つた性分を取り出すことができる。本
発明において、細菌・ウィルスの型特異的抗原成分をマ
イクロカプセルの壁に結合するには3つの代表的な態様
がある。
第一の方法はマイクロカプセル壁表面に先づ多官能化合
物を結合せしめ、次いで抗原成分を反応させることによ
り、多官能化合物を介してマイクロカプセル壁と抗原成
分を結合せしめる方法、第二の方法は先づ抗原成分と多
官能化合物とを反応させ、次いでマイクロカプセル壁と
結合せしめる方法、第三の方法は、抗原成分と多官能化
合物およびマイクロカプセルを共存させ、抗原成分とマ
イクロカプセル壁との反応を同時に行なわせるものであ
る。細菌・ウィルスの抗原成分をマイクロカプセル壁に
結合せしめるために用いる多官能化合物としては、例え
ば、ジアルデヒドであるグルタルアルデヒド;水溶性カ
ルボジイミドとして、1−エチルー3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、1−シクロヘ
キシルー3−(2−モルホリニルー4−エチル)カルボ
ジイミドメチルーP−トルエンスルホン酸;イソオキサ
ゾリウム塩であるN−エチルーS−フェニルイソオキサ
ゾリウムー3゛−スルホン酸;イミドエステルであるジ
エチルマロンイミデイトニジイソシアネートであるトル
エンー2,4ージイソシアネート;Lアルキルクロロホ
ルメートであるエチルクロロホルメート;ハロニトロベ
ンゼンであるP,p″−ジフルオローM,m′ージニト
ロフェニルスルホンなどが挙げられるが、とくに限定さ
れるものではない。
物を結合せしめ、次いで抗原成分を反応させることによ
り、多官能化合物を介してマイクロカプセル壁と抗原成
分を結合せしめる方法、第二の方法は先づ抗原成分と多
官能化合物とを反応させ、次いでマイクロカプセル壁と
結合せしめる方法、第三の方法は、抗原成分と多官能化
合物およびマイクロカプセルを共存させ、抗原成分とマ
イクロカプセル壁との反応を同時に行なわせるものであ
る。細菌・ウィルスの抗原成分をマイクロカプセル壁に
結合せしめるために用いる多官能化合物としては、例え
ば、ジアルデヒドであるグルタルアルデヒド;水溶性カ
ルボジイミドとして、1−エチルー3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、1−シクロヘ
キシルー3−(2−モルホリニルー4−エチル)カルボ
ジイミドメチルーP−トルエンスルホン酸;イソオキサ
ゾリウム塩であるN−エチルーS−フェニルイソオキサ
ゾリウムー3゛−スルホン酸;イミドエステルであるジ
エチルマロンイミデイトニジイソシアネートであるトル
エンー2,4ージイソシアネート;Lアルキルクロロホ
ルメートであるエチルクロロホルメート;ハロニトロベ
ンゼンであるP,p″−ジフルオローM,m′ージニト
ロフェニルスルホンなどが挙げられるが、とくに限定さ
れるものではない。
マイクロカプセル壁に抗原成分を結合するには、マイク
ロカプセルの固形成分濃度が1〜3Wt%になるように
稀釈し、架橋剤、例えば、グルタルアルデヒドをマイク
ロカプセルの固形成分に対して0.1〜印憇%の範囲て
添加し、室温ないし65)℃で5〜6紛間インキュベー
トして、マイクロカプセル壁の官能基と反応させる。
ロカプセルの固形成分濃度が1〜3Wt%になるように
稀釈し、架橋剤、例えば、グルタルアルデヒドをマイク
ロカプセルの固形成分に対して0.1〜印憇%の範囲て
添加し、室温ないし65)℃で5〜6紛間インキュベー
トして、マイクロカプセル壁の官能基と反応させる。
残存架橋剤を、遠心分離による洗滌で取除き、抗原成分
をマイクロカプセルの固形成分に対して0.1〜25W
t%の範囲で添加し、37℃で30〜12紛間インキュ
ベートし、マイクロカプセル壁に架橋しているグルタル
アルデヒドの残された官能基と反応せしめる。残存抗原
成分を遠心分離による洗滌で取除き、またマイクロカプ
セル壁に架橋し、且つ残存しているグルタルアルデヒド
の官能基をグリシン溶液を用いつぶす。本発明の方法に
より、血清学的な型を判別することが可能な細菌・ウィ
ルスとしては、赤痢菌、コレラ菌、溶レン菌、サルモネ
ラ菌、病原大腸菌、腸炎ビブリオ菌、ブドウ球菌、緑膿
菌、レプトスピラ、インフルエンザウイルス、B型肝炎
ウィルスHBSなどが挙げられる。
をマイクロカプセルの固形成分に対して0.1〜25W
t%の範囲で添加し、37℃で30〜12紛間インキュ
ベートし、マイクロカプセル壁に架橋しているグルタル
アルデヒドの残された官能基と反応せしめる。残存抗原
成分を遠心分離による洗滌で取除き、またマイクロカプ
セル壁に架橋し、且つ残存しているグルタルアルデヒド
の官能基をグリシン溶液を用いつぶす。本発明の方法に
より、血清学的な型を判別することが可能な細菌・ウィ
ルスとしては、赤痢菌、コレラ菌、溶レン菌、サルモネ
ラ菌、病原大腸菌、腸炎ビブリオ菌、ブドウ球菌、緑膿
菌、レプトスピラ、インフルエンザウイルス、B型肝炎
ウィルスHBSなどが挙げられる。
例えば、血清学的に分類された一群である真性コレラ菌
には、前記の如く、3つの型が知られており、また、イ
ンフルエンザ●ウィルスは、核タンパクの抗原型により
A,B,C型に分類され、ヘムアグルチニンとイラミニ
ターゼの抗原型により亜型(Subtype)に分類さ
れる。
には、前記の如く、3つの型が知られており、また、イ
ンフルエンザ●ウィルスは、核タンパクの抗原型により
A,B,C型に分類され、ヘムアグルチニンとイラミニ
ターゼの抗原型により亜型(Subtype)に分類さ
れる。
血清肝炎にもいくつかの亜型がある。血清肝炎の型判別
の場合を例にとつて、本発明を、以下更に詳細に説明す
る。
の場合を例にとつて、本発明を、以下更に詳細に説明す
る。
血清肝炎の抗原であるHBs抗原では、いくつかの抗原
決定基が知られており、その組合せにより亜型が分類さ
れる。
決定基が知られており、その組合せにより亜型が分類さ
れる。
共通抗原決定基としてaが、亜型抗原決定基としてb(
5y1およびrとwが知られ、dとY..rとwは相互
に排他的な型特異的関係にあり、これらの組合せにより
、次の4組の亜型に分類される。4組の亜型に対応して
、芯物質の染料の組合せを変えて4種の着色の異なるマ
イクロカプセルを作成するが、具体的には次の如き組合
せを行なう。
5y1およびrとwが知られ、dとY..rとwは相互
に排他的な型特異的関係にあり、これらの組合せにより
、次の4組の亜型に分類される。4組の亜型に対応して
、芯物質の染料の組合せを変えて4種の着色の異なるマ
イクロカプセルを作成するが、具体的には次の如き組合
せを行なう。
dとyの特異性の判別のため、dに対応して紫外光励起
黄色発光の螢光染料を用い、yに対するものには染料を
何も加えない。次にr<5wの判別のために、rに対応
しては赤色染料、wに対応して青色染料を加え、以下の
ような4つのマイクロカプセルを作成し、それぞれの壁
表面にHBs抗原の亜型を惑作せしめる。 芯物質に加
える染料 感作する亜型 1.螢光染料+青色染料 Adw 上述の亜型を惑作した4種のマイクロカプセルを、免疫
反応に使用する前各等量とり混合し、患者血清を、稀釈
したマイクロプレートに一定量滴下し、抗原抗体反応を
行わせる。
黄色発光の螢光染料を用い、yに対するものには染料を
何も加えない。次にr<5wの判別のために、rに対応
しては赤色染料、wに対応して青色染料を加え、以下の
ような4つのマイクロカプセルを作成し、それぞれの壁
表面にHBs抗原の亜型を惑作せしめる。 芯物質に加
える染料 感作する亜型 1.螢光染料+青色染料 Adw 上述の亜型を惑作した4種のマイクロカプセルを、免疫
反応に使用する前各等量とり混合し、患者血清を、稀釈
したマイクロプレートに一定量滴下し、抗原抗体反応を
行わせる。
生成した凝集像を以下の如く観察して亜型の識別を行な
う。抗原抗体反応を行わせたマイクロプレートをライト
テーブルの上にのせ、先づ紫外線のみを照射するブラッ
クライト(ミツミ科学産業(株)製、ST−1032A
)を点灯し、凝集像を観察する。凝集像が青白色に光輝
していればdタイプ、暗く凝集像が見えない場合yタイ
プと判定できる。次に、ブラックライトを消し、白色灯
を点灯し、凝集像を観察する。そのまま凝集像を観察し
て青色てあれはwタイプ、赤色てあればrタイプと判定
てきるが、判定のより正確さを期するために、赤色フィ
ルターを通して観察すると、Wタイプの凝集像を黒ずん
で見え、また青色フィルターを通して観察すると、rタ
イプの凝集像は黒ずんで見える。白色灯を点灯して赤色
フィルター、青色フィルターて観察する方法の代りに、
赤色灯及ひ青色灯をそれぞれ点灯して観察しても、同様
に、rタイプ、wタイプの識別ができる。前述の肉眼で
観察する方法の代りに、凝集像のパターンを光学的に測
定することにより自動判別することも可能である。
う。抗原抗体反応を行わせたマイクロプレートをライト
テーブルの上にのせ、先づ紫外線のみを照射するブラッ
クライト(ミツミ科学産業(株)製、ST−1032A
)を点灯し、凝集像を観察する。凝集像が青白色に光輝
していればdタイプ、暗く凝集像が見えない場合yタイ
プと判定できる。次に、ブラックライトを消し、白色灯
を点灯し、凝集像を観察する。そのまま凝集像を観察し
て青色てあれはwタイプ、赤色てあればrタイプと判定
てきるが、判定のより正確さを期するために、赤色フィ
ルターを通して観察すると、Wタイプの凝集像を黒ずん
で見え、また青色フィルターを通して観察すると、rタ
イプの凝集像は黒ずんで見える。白色灯を点灯して赤色
フィルター、青色フィルターて観察する方法の代りに、
赤色灯及ひ青色灯をそれぞれ点灯して観察しても、同様
に、rタイプ、wタイプの識別ができる。前述の肉眼で
観察する方法の代りに、凝集像のパターンを光学的に測
定することにより自動判別することも可能である。
即ち、マイクロプレートの各管底の沈降部分をマスクし
た照明装置を用いてマイクロプレートの各管を照明し、
各管の凝集パターン像の部分を透過した光の強度を受光
素子を用いて測定する。先づ、紫外光て照明して螢光染
料からの放射光の強度を測定し、次いで、紫外光を遮断
して可視光で照明し、赤色フィルター濃度、青色フィル
ター濃度を測定する。濃度の急変する管の一つ手前まで
凝集像が生成している。螢光強度によりD.!:.yを
判別し、青色濃度と赤色濃度の大小でWとrの亜型を判
別する。以上の如く、本発明の方法によれば、HBs抗
原・の4つの亜型を一回の抗原抗体反応で識別すること
が可能となり、亜型の判定操作が極めて容易となる。
た照明装置を用いてマイクロプレートの各管を照明し、
各管の凝集パターン像の部分を透過した光の強度を受光
素子を用いて測定する。先づ、紫外光て照明して螢光染
料からの放射光の強度を測定し、次いで、紫外光を遮断
して可視光で照明し、赤色フィルター濃度、青色フィル
ター濃度を測定する。濃度の急変する管の一つ手前まで
凝集像が生成している。螢光強度によりD.!:.yを
判別し、青色濃度と赤色濃度の大小でWとrの亜型を判
別する。以上の如く、本発明の方法によれば、HBs抗
原・の4つの亜型を一回の抗原抗体反応で識別すること
が可能となり、亜型の判定操作が極めて容易となる。
本発明の方法においては上記のような同一種の血清学的
な型の判別ばかりでなく、異なる病気又は異なつた種の
細菌・ウィルスの特異抗原成分を組合せて、それぞれ異
なつた染料を含有したマイクロカプセルに感作した後、
それらを混合し、検体血清と抗原抗体反応を行なわせる
ことにより、一回の検査で2種以上の検査項目を実施し
、病因が何かと判定することもできる。
な型の判別ばかりでなく、異なる病気又は異なつた種の
細菌・ウィルスの特異抗原成分を組合せて、それぞれ異
なつた染料を含有したマイクロカプセルに感作した後、
それらを混合し、検体血清と抗原抗体反応を行なわせる
ことにより、一回の検査で2種以上の検査項目を実施し
、病因が何かと判定することもできる。
例えば、赤痢菌、コレラ菌、レプトスピラ菌、インフル
エンザウイルスなどの異なつた病原物質を、それぞれ異
なつた染料を含有したマイクロカプセルに感作する。
エンザウイルスなどの異なつた病原物質を、それぞれ異
なつた染料を含有したマイクロカプセルに感作する。
これらを混合して試薬を作成する。マイクロプレート上
に作成した患者血清の稀釈列に試薬を滴下して抗原抗体
反応を行わしめる。生成した凝集像を肉眼観察もしくは
分光測定を行なつて、マイクロカプセルに感作した病原
物質を判定する。
に作成した患者血清の稀釈列に試薬を滴下して抗原抗体
反応を行わしめる。生成した凝集像を肉眼観察もしくは
分光測定を行なつて、マイクロカプセルに感作した病原
物質を判定する。
かくの如く、一回の試験で患者の病因が四種のうちの何
であるかが判定できる。更に、多種類の病原物質を判定
する場合でも、本発明のマイクロカプセル群を利用する
ことにより、従来法よりははるかに少ない試験操作で目
的を達成することができる。例えば、以下に具体的に述
べる二段階法によれば、広範囲の病原の中から二回の試
薬で判定を下すことが可能となる。
であるかが判定できる。更に、多種類の病原物質を判定
する場合でも、本発明のマイクロカプセル群を利用する
ことにより、従来法よりははるかに少ない試験操作で目
的を達成することができる。例えば、以下に具体的に述
べる二段階法によれば、広範囲の病原の中から二回の試
薬で判定を下すことが可能となる。
即ち、例えば、以下の9種の病原物質を、それぞれ、赤
色、青色、黄色の3色のマイクロカプセルに感作し、2
1のマイクロカプセル群を作成する。第一段階として、
このマイクロカプセル群の中から、赤痢菌、溶れん菌、
レプトスピラ菌を感作した赤色のマイクロカプセル群、
コレラ菌、インフルエンザウイルス、ポリオウイルスを
感作した青色のマイクロカプセル群、緑膿菌、ジフテリ
ア菌、HBウィルスを感作した黄色のマイクロカプセル
群を、それぞれ選んで混合して、三色のマイクロカプセ
ル群からなる試薬とする。前述の方法で、患者血清によ
る凝集像の色を判別する。たとえばいま、凝集像が赤色
の場合、判定すべき病原物質は、赤痢菌、溶れん菌及び
レプトスピラ菌の3種に限定される。かくして、第二段
階として、赤痢菌感作赤色マイクロカプセル、溶れん菌
感作青色マイクロカプセル及びレプトスピラ菌感作黄色
マイクロカプセルを選んでこれらを混合し、同様に三色
のマイクロカプセル群よりなる試薬とし、再び患者血清
による凝集像の色から、特定の病原物質が判定できる。
すなわち、従来法で必要な9回の検査は、本発明によれ
ばわずか2回の操作ですむことになる。本発明は、従つ
て、同時多項目診断が必要とされる場合に、殊に有用で
ある。例えば、輸血のスクリーニングテストとして広く
行われている、血液型、梅毒、肝炎などの同時スクリー
ニングテストにおいては、これらの免疫学的特異物質を
、それぞれ異なつた染料を含有したマイクロカプセルに
別々に結合せしめ、それらを混合した試薬を作成する。
この試薬を用いることにより、被験血液の血液型および
梅毒、肝炎の感染の有無を一回の試験で判定することが
できる。以下に、その方法を具体的に説明する。
色、青色、黄色の3色のマイクロカプセルに感作し、2
1のマイクロカプセル群を作成する。第一段階として、
このマイクロカプセル群の中から、赤痢菌、溶れん菌、
レプトスピラ菌を感作した赤色のマイクロカプセル群、
コレラ菌、インフルエンザウイルス、ポリオウイルスを
感作した青色のマイクロカプセル群、緑膿菌、ジフテリ
ア菌、HBウィルスを感作した黄色のマイクロカプセル
群を、それぞれ選んで混合して、三色のマイクロカプセ
ル群からなる試薬とする。前述の方法で、患者血清によ
る凝集像の色を判別する。たとえばいま、凝集像が赤色
の場合、判定すべき病原物質は、赤痢菌、溶れん菌及び
レプトスピラ菌の3種に限定される。かくして、第二段
階として、赤痢菌感作赤色マイクロカプセル、溶れん菌
感作青色マイクロカプセル及びレプトスピラ菌感作黄色
マイクロカプセルを選んでこれらを混合し、同様に三色
のマイクロカプセル群よりなる試薬とし、再び患者血清
による凝集像の色から、特定の病原物質が判定できる。
すなわち、従来法で必要な9回の検査は、本発明によれ
ばわずか2回の操作ですむことになる。本発明は、従つ
て、同時多項目診断が必要とされる場合に、殊に有用で
ある。例えば、輸血のスクリーニングテストとして広く
行われている、血液型、梅毒、肝炎などの同時スクリー
ニングテストにおいては、これらの免疫学的特異物質を
、それぞれ異なつた染料を含有したマイクロカプセルに
別々に結合せしめ、それらを混合した試薬を作成する。
この試薬を用いることにより、被験血液の血液型および
梅毒、肝炎の感染の有無を一回の試験で判定することが
できる。以下に、その方法を具体的に説明する。
A型血清と、特異的に凝集反応を起す抗B抗体を、例え
ば赤色のマイクロカプセル壁に結合し、B型血液と特異
的に凝集反応を起す抗A抗体を同様に青色マイクロカプ
セル壁に結合する。
ば赤色のマイクロカプセル壁に結合し、B型血液と特異
的に凝集反応を起す抗A抗体を同様に青色マイクロカプ
セル壁に結合する。
この場合0型の人の血清は赤色および青色の両マイクロ
カプセルと凝集反応を起し、A旦型の人の血清はこの二
つのマイクロカプセルに対して凝集反応を生じない。更
に、梅毒検出のためトレポネーマ・パリダム菌を機械的
に破砕したものを黄色マイクロカプセル壁に結合し、H
B抗原を螢光物質を芯に含有するマイクロカプセル壁に
結合しておく。これら四種のマイクロカプセルを混合し
て試薬とする。マイクロプレートを用い被験血清を適宜
稀釈し、この混合試薬と抗原抗体反応を行わせる。生成
した凝集像を光学的に測定し、血液型の判定および梅毒
、肝炎の感染の有無を一回の試薬で自動的に判定できる
。本発明の方法を適用できるものとしては、前述の血清
学的な型判別に加えて、血液型の判別、更に赤痢菌、コ
レラ菌、溶れん菌、サルモネラ菌、病原大腸菌、腸炎ビ
ブリオ、ブドウ球菌、緑膿菌、梅毒トレポネーマ●パリ
ダム、レプトスピラ菌、風疹、百日せき、インフルエン
ザウイルス、B型肝炎ウィルス、日本脳炎ウィルス、ポ
リオウイルス、などの感染症の要因となる病原物質、免
疫グロブリン(IgG,IgM,IgE,IgA)及び
その抗体、各種ホルモン(インシュリン、HCGlグロ
スホルモン、レニン、ガストリン、LH.sFSHlA
CTHlコーチゾール、グルカゴン、アルドステロン、
アンギオテンシンなど)、α−フエトプロテイン、CE
Aなどを感作して行なう同時多項目診断が挙げられる。
カプセルと凝集反応を起し、A旦型の人の血清はこの二
つのマイクロカプセルに対して凝集反応を生じない。更
に、梅毒検出のためトレポネーマ・パリダム菌を機械的
に破砕したものを黄色マイクロカプセル壁に結合し、H
B抗原を螢光物質を芯に含有するマイクロカプセル壁に
結合しておく。これら四種のマイクロカプセルを混合し
て試薬とする。マイクロプレートを用い被験血清を適宜
稀釈し、この混合試薬と抗原抗体反応を行わせる。生成
した凝集像を光学的に測定し、血液型の判定および梅毒
、肝炎の感染の有無を一回の試薬で自動的に判定できる
。本発明の方法を適用できるものとしては、前述の血清
学的な型判別に加えて、血液型の判別、更に赤痢菌、コ
レラ菌、溶れん菌、サルモネラ菌、病原大腸菌、腸炎ビ
ブリオ、ブドウ球菌、緑膿菌、梅毒トレポネーマ●パリ
ダム、レプトスピラ菌、風疹、百日せき、インフルエン
ザウイルス、B型肝炎ウィルス、日本脳炎ウィルス、ポ
リオウイルス、などの感染症の要因となる病原物質、免
疫グロブリン(IgG,IgM,IgE,IgA)及び
その抗体、各種ホルモン(インシュリン、HCGlグロ
スホルモン、レニン、ガストリン、LH.sFSHlA
CTHlコーチゾール、グルカゴン、アルドステロン、
アンギオテンシンなど)、α−フエトプロテイン、CE
Aなどを感作して行なう同時多項目診断が挙げられる。
以下、実施例により本発明の方法を詳述するが、本発明
はこれに限定されるものではない。
はこれに限定されるものではない。
実施例1明水マレイン酸−メチルビニルエーテル共重合
体(GANTREZ−A−13g.分子量約2500へ
ゼネラルアニリンアンドフィルム社製)10%水溶液2
5fに、尿素2.5′とレゾルシン0.25fおよび塩
化アンモニウム0.3yを添加し、攪拌溶解した。
体(GANTREZ−A−13g.分子量約2500へ
ゼネラルアニリンアンドフィルム社製)10%水溶液2
5fに、尿素2.5′とレゾルシン0.25fおよび塩
化アンモニウム0.3yを添加し、攪拌溶解した。
着色物質として、螢光染料ホワイトフロウルブルー(住
友化学製)0.1yを含むジイソプロピルナフタレン1
1.8y1塩素化パラフィン(塩素化度50%)13.
2yの混合物25y(比重1.10)を上記水溶液中に
混合して乳化し、粒子サイズが6μmになるように調整
した。乳化液のPHを4.0に調整後、37%ホルムア
ルデヒド水溶液6.7yを加え、60℃にて2時間加熱
し、その後20%カセイソーダでPH9.Oに調整し、
マイクロカプセルを作製した。このように作製したマイ
クロカプセルを、2回遠心分離により洗滌後、固形分が
10%になるように調整した。得られたマイクロカプセ
ル1.5yをとり、10m1の生理食塩水に分散した。
友化学製)0.1yを含むジイソプロピルナフタレン1
1.8y1塩素化パラフィン(塩素化度50%)13.
2yの混合物25y(比重1.10)を上記水溶液中に
混合して乳化し、粒子サイズが6μmになるように調整
した。乳化液のPHを4.0に調整後、37%ホルムア
ルデヒド水溶液6.7yを加え、60℃にて2時間加熱
し、その後20%カセイソーダでPH9.Oに調整し、
マイクロカプセルを作製した。このように作製したマイ
クロカプセルを、2回遠心分離により洗滌後、固形分が
10%になるように調整した。得られたマイクロカプセ
ル1.5yをとり、10m1の生理食塩水に分散した。
次に、25%グルタルアルデヒド水溶液100Peを混
合し、室温で1時間反応させ、遠沈洗滌後、10m1の
生理食塩水に再分散した。
合し、室温で1時間反応させ、遠沈洗滌後、10m1の
生理食塩水に再分散した。
レプトスピラ菌イクテロヘモラギエ
IcterOhaemOrrhagiaeRGA株をコ
ルトフ培地(10%正常兎血清を含む)で増殖させ、培
養6〜10日目の培養菌液を9000RPMで20分(
5℃)遠心分離して得られた沈澱菌体を、生理食塩水で
2回洗滌後、原料の1/2生理食塩水に浮遊させ、20
KHZの音波破砕器(大缶製作所製)で1吟破砕処理を
行ない遠心上清(5000RPM10分)を抗原液とし
、その2mtを前記グルタルアルデヒド処理したマイク
ロカプセル2m1と混合し、37℃1時間インキュベー
トした後、一夜冷蔵庫に放置した。
ルトフ培地(10%正常兎血清を含む)で増殖させ、培
養6〜10日目の培養菌液を9000RPMで20分(
5℃)遠心分離して得られた沈澱菌体を、生理食塩水で
2回洗滌後、原料の1/2生理食塩水に浮遊させ、20
KHZの音波破砕器(大缶製作所製)で1吟破砕処理を
行ない遠心上清(5000RPM10分)を抗原液とし
、その2mtを前記グルタルアルデヒド処理したマイク
ロカプセル2m1と混合し、37℃1時間インキュベー
トした後、一夜冷蔵庫に放置した。
次に、0.2%グリシン含有生理食塩水で2回洗滌後、
2m1の3%牛血清アルブミン含有の0.15Mリン酸
緩衝生理食塩水(PBSpH=7.2)に再分散し、試
薬Aをえた。
2m1の3%牛血清アルブミン含有の0.15Mリン酸
緩衝生理食塩水(PBSpH=7.2)に再分散し、試
薬Aをえた。
一方、レプトスピラ菌イクテロヘモラギエIcterO
haemOmhagiaeRGA株、ヘブドマデイス●
ヘブドマデイスHebdOmadisHebdOmad
is株で、それぞれウサギを高度免疫し、いずれもコル
トフ培地培養菌液を遠心分離して沈澱菌体を得た。
haemOmhagiaeRGA株、ヘブドマデイス●
ヘブドマデイスHebdOmadisHebdOmad
is株で、それぞれウサギを高度免疫し、いずれもコル
トフ培地培養菌液を遠心分離して沈澱菌体を得た。
これを生理食塩水に浮遊させたものを用いて、4〜5日
間隔で2回皮下注射し、以後9回静注し、1回目の注射
から7週目に全採血し、各々の抗血清を作製した。レプ
トスピラ菌体成分を惑作した試薬Aは、マイクロタイタ
ー法を用いて、明らかな凝集を認めた管を陽性とし、前
記二種の菌株に対する抗血清の最高稀釈倍数を求め、そ
れをもつて抗体価とした。
間隔で2回皮下注射し、以後9回静注し、1回目の注射
から7週目に全採血し、各々の抗血清を作製した。レプ
トスピラ菌体成分を惑作した試薬Aは、マイクロタイタ
ー法を用いて、明らかな凝集を認めた管を陽性とし、前
記二種の菌株に対する抗血清の最高稀釈倍数を求め、そ
れをもつて抗体価とした。
2種の菌株の抗血清について、マイクロプレートの各管
孔に、25μeの被検血清を0.1仙旬ン酸緩衝生理食
塩水(PNS,pH7.2)を用いて2倍間隔に稀釈し
、倍数稀釈列を作成した。
孔に、25μeの被検血清を0.1仙旬ン酸緩衝生理食
塩水(PNS,pH7.2)を用いて2倍間隔に稀釈し
、倍数稀釈列を作成した。
次に、前記レプトスピラ菌体成分を感作したマイクロカ
プセル試薬A25μ′をドロッパーで採取し、マイクO
プレートの抗血清抗体反応を進めて後、冷蔵庫に一夜放
置した。
プセル試薬A25μ′をドロッパーで採取し、マイクO
プレートの抗血清抗体反応を進めて後、冷蔵庫に一夜放
置した。
翌朝、マイクロプレートの管底の凝集像をブラックライ
トを用いて観察した結果、それぞれの抗血清に対して次
の如き最高血清稀釈倍数を得た。イクテロヘモラギエを
感作したマイクロカプセルによる凝集反応における最高
血清稀釈倍数は、イクテロヘモラギエの菌株の抗血清、
即ち、同種株の抗血清に対する値の方が、ヘブドマデイ
スの菌株の抗血清、即ち、異なる菌株の抗血清に対する
値に比べて著しく大きい。
トを用いて観察した結果、それぞれの抗血清に対して次
の如き最高血清稀釈倍数を得た。イクテロヘモラギエを
感作したマイクロカプセルによる凝集反応における最高
血清稀釈倍数は、イクテロヘモラギエの菌株の抗血清、
即ち、同種株の抗血清に対する値の方が、ヘブドマデイ
スの菌株の抗血清、即ち、異なる菌株の抗血清に対する
値に比べて著しく大きい。
実施例2
実施例1の螢光染料の代りに、赤色染料アイゼン・スピ
ロン・レッド(保土谷化学製)0.1fを用いて、実施
例1と同様にして赤色マイクロカプセルを作製した。
ロン・レッド(保土谷化学製)0.1fを用いて、実施
例1と同様にして赤色マイクロカプセルを作製した。
実施例1のレプトスピラ菌イクテロヘモラギエRGA株
の代りに、ヘブドマデイス・ヘブドマデイス株の菌体成
分を実施例1と同様にして感作し、試薬Bをえた。
の代りに、ヘブドマデイス・ヘブドマデイス株の菌体成
分を実施例1と同様にして感作し、試薬Bをえた。
この試薬Bを用い、実施例1の2種の菌株の抗血清につ
いて、同様のマイクロタイター法の試験を行なつた。
いて、同様のマイクロタイター法の試験を行なつた。
その結果、各々の抗血清に対して次の如き最高血清稀釈
倍数を得た。この場合、異なる菌株の抗血清に対しては
、比較的大きな血清稀釈倍数値を示したが、同一菌株の
抗血清に対しては、はるかに大きな血清稀釈倍数値を示
した。
倍数を得た。この場合、異なる菌株の抗血清に対しては
、比較的大きな血清稀釈倍数値を示したが、同一菌株の
抗血清に対しては、はるかに大きな血清稀釈倍数値を示
した。
実施例1,2の各々の抗血清に対する最高血清稀釈倍数
の値によれば、2血清型抗血清の、いわゆる免疫学的交
差反応が若干認められるものの、レプトスピラ菌の前記
菌株の抗原成分をマイクロカプセルに感作した試薬を用
いると、15レプトスピラの血清型を明瞭に識別するこ
とができることがわかつた。
の値によれば、2血清型抗血清の、いわゆる免疫学的交
差反応が若干認められるものの、レプトスピラ菌の前記
菌株の抗原成分をマイクロカプセルに感作した試薬を用
いると、15レプトスピラの血清型を明瞭に識別するこ
とができることがわかつた。
実施例3
実施例1,2て作成した試薬A及びBを各1容づつとり
、均一に混合して、マイクロカプセル群を含有した試薬
Cを得た。
、均一に混合して、マイクロカプセル群を含有した試薬
Cを得た。
実施例1に示した二種の菌株の抗血清について、試薬C
を用いてマイクロタイター法の試験を行なつた。
を用いてマイクロタイター法の試験を行なつた。
凝集像は次の如くして判定した。
マイクロプレートをライトテーブルの上にのせ、先ず、
ブラックライトで観察した。イクテロヘモラギエRGA
株を感作したマイクロカプセルの凝集像がその芯に加え
た螢光染料により黄緑色に発光し、明瞭に反応陽性を示
した血清の最高稀釈倍数を判定することができ、次の結
果がえられた。実施例1の結果に比べ、同一菌株の抗血
清では稀釈倍数は1/2に、異なる菌株の抗血清では2
倍になつたが、菌株の相違は十分に検出できた。
ブラックライトで観察した。イクテロヘモラギエRGA
株を感作したマイクロカプセルの凝集像がその芯に加え
た螢光染料により黄緑色に発光し、明瞭に反応陽性を示
した血清の最高稀釈倍数を判定することができ、次の結
果がえられた。実施例1の結果に比べ、同一菌株の抗血
清では稀釈倍数は1/2に、異なる菌株の抗血清では2
倍になつたが、菌株の相違は十分に検出できた。
次に、ブラックライトは消し、紫外線を遮断した白色光
を点灯して、赤色凝集像を観察した。その結果、ヘブ下
マデイス・ヘブ下マデイス株を感作したマイクロカプセ
ルの凝集像が判別でき、次の結果がえられた。実施例2
の結果に比べ、同一菌株の抗血清では稀釈倍数は1/2
に、異なる菌株の抗血清では2倍になつたが、菌株の相
違は十分に判定できた。
を点灯して、赤色凝集像を観察した。その結果、ヘブ下
マデイス・ヘブ下マデイス株を感作したマイクロカプセ
ルの凝集像が判別でき、次の結果がえられた。実施例2
の結果に比べ、同一菌株の抗血清では稀釈倍数は1/2
に、異なる菌株の抗血清では2倍になつたが、菌株の相
違は十分に判定できた。
従来、実施例1,2に示した如く、別々の試験で血清学
的に異なる判別を行なつていたものが、異なる色に着色
したマイクロカプセルのそれぞれに、血清学的に異なる
型の抗原物質を惑作した試薬を二種以上混合して使用す
ることにより、一回のマイクロタイター試験で、二種以
上の血清学的に異なる型を識別することができる。本発
明による方法は、特に臨床検査の分野において、多人数
のスクリーニング試験が必要な場合に、極めて有効であ
る。また一方、感染症を引き起す細菌やウィルス等の疫
学的診断に資するところ大である。実施例4レプトスピ
ラ菌を感作したマイクロカプセルの調製実施例2で作成
したマイクロカプセル壁に、レプトスピラ菌イクテロヘ
モラギエRGA株、ヘブドマデイス・ヘブドマデイス株
、オーストラリス・アキヤミC株の混合菌株を実施例1
の要領で破砕して作成した抗原物質を実施例1と同様に
感作して試薬Dを得た。
的に異なる判別を行なつていたものが、異なる色に着色
したマイクロカプセルのそれぞれに、血清学的に異なる
型の抗原物質を惑作した試薬を二種以上混合して使用す
ることにより、一回のマイクロタイター試験で、二種以
上の血清学的に異なる型を識別することができる。本発
明による方法は、特に臨床検査の分野において、多人数
のスクリーニング試験が必要な場合に、極めて有効であ
る。また一方、感染症を引き起す細菌やウィルス等の疫
学的診断に資するところ大である。実施例4レプトスピ
ラ菌を感作したマイクロカプセルの調製実施例2で作成
したマイクロカプセル壁に、レプトスピラ菌イクテロヘ
モラギエRGA株、ヘブドマデイス・ヘブドマデイス株
、オーストラリス・アキヤミC株の混合菌株を実施例1
の要領で破砕して作成した抗原物質を実施例1と同様に
感作して試薬Dを得た。
トレポネーマ・パリダム菌を惑作したマイクロカプセル
の調製実施例1て作成した螢光物質を含有するマイクロ
カプセル壁にトレポネーマ●パリダム菌(ニコルス株)
を実施例1の要領て破砕して作成した抗・原物質を実施
例1と同様に感作して試薬Eを得た。
の調製実施例1て作成した螢光物質を含有するマイクロ
カプセル壁にトレポネーマ●パリダム菌(ニコルス株)
を実施例1の要領て破砕して作成した抗・原物質を実施
例1と同様に感作して試薬Eを得た。
異種病原菌を感作した試薬による検体血清中の病原菌の
判定試薬DおよびEをそれぞれ1容づつとり、均一lに
混合して、マイクロカプセル群から成る試薬Fを得た。
判定試薬DおよびEをそれぞれ1容づつとり、均一lに
混合して、マイクロカプセル群から成る試薬Fを得た。
実施例1と同様にマイクロタイター法により患者血清を
稀釈して行なつた。
稀釈して行なつた。
マイクロプレート上に作成した患者血清の倍数稀釈列に
、試薬Fを25μlづつ滴下し、抗原抗体反応を起せし
めた。生成した凝集像を解析し、次の抗体価を得た。
、試薬Fを25μlづつ滴下し、抗原抗体反応を起せし
めた。生成した凝集像を解析し、次の抗体価を得た。
この結果、患者はレプトスピラ陰性、トレポネーマ・パ
リダム陽性、即ち、梅毒患者と判定される。
リダム陽性、即ち、梅毒患者と判定される。
実施例4に示した如く、異種病原菌を惑作したマイクロ
カプセル群を用いて、一回の試験で2種以上の感染症の
病因を判別することができる。
カプセル群を用いて、一回の試験で2種以上の感染症の
病因を判別することができる。
また、血液型の判定と梅毒・肝炎感染の有無を同時に一
回の検査で済ませられることは膨大な数にのぼる輸血用
血液のスクリーニング検査を極めて省力化することがで
き、これは救急医療に極めて有意義な方法を提供するも
のである。
回の検査で済ませられることは膨大な数にのぼる輸血用
血液のスクリーニング検査を極めて省力化することがで
き、これは救急医療に極めて有意義な方法を提供するも
のである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 異なる染料をマイクロカプセルの芯物質に含み、そ
れぞれのマイクロカプセル壁に異なる抗原および/ある
いは抗体を別々に結合したことを特徴とする異なる抗原
および/あるいは抗体判別用マイクロカプセル群。 2 異なる染料をマイクロカプセルの芯物質に含み、そ
れぞれのマイクロカプセル壁に異なる抗原および/ある
いは抗体を別々に結合せしめたマイクロカプセル群を用
いて、免疫学的凝集反応せしめることを特徴とする異な
る抗原および/あるいは抗体の判別方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9340680A JPS6058420B2 (ja) | 1980-07-09 | 1980-07-09 | 免疫反応用マイクロカプセル群及びそれを用いた判別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9340680A JPS6058420B2 (ja) | 1980-07-09 | 1980-07-09 | 免疫反応用マイクロカプセル群及びそれを用いた判別方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5719661A JPS5719661A (en) | 1982-02-01 |
JPS6058420B2 true JPS6058420B2 (ja) | 1985-12-19 |
Family
ID=14081411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9340680A Expired JPS6058420B2 (ja) | 1980-07-09 | 1980-07-09 | 免疫反応用マイクロカプセル群及びそれを用いた判別方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6058420B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5984162A (ja) * | 1982-11-05 | 1984-05-15 | Toshiba Corp | 免疫分析法 |
DE3322373C2 (de) * | 1983-05-19 | 1986-12-04 | Ioannis Dr. 3000 Hannover Tripatzis | Testmittel und Verfahren zum Nachweis von Antigenen und/oder Antikörpern |
JPS60224068A (ja) * | 1984-04-20 | 1985-11-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 日和見感染における病原菌の判定方法 |
JPH0634014B2 (ja) * | 1984-05-17 | 1994-05-02 | 日本合成ゴム株式会社 | 免疫診断用着色粒子 |
JPH0619348B2 (ja) * | 1984-06-15 | 1994-03-16 | マスト イミユノシステムズ インコ−ポレ−テツド | 発光特異結合検定に於いて外部光を抑制する減衰剤 |
GB8422512D0 (en) * | 1984-09-06 | 1984-10-10 | Wellcome Found | Diagnostic test methods |
US4752572A (en) * | 1985-08-30 | 1988-06-21 | Eastman Kodak Company | Lipid vesicles containing labeled species and their analytical uses |
JPH07104349B2 (ja) * | 1987-04-11 | 1995-11-13 | 株式会社日立製作所 | 細胞測定法 |
-
1980
- 1980-07-09 JP JP9340680A patent/JPS6058420B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5719661A (en) | 1982-02-01 |
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