JPS60224068A - 日和見感染における病原菌の判定方法 - Google Patents

日和見感染における病原菌の判定方法

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JPS60224068A
JPS60224068A JP8086084A JP8086084A JPS60224068A JP S60224068 A JPS60224068 A JP S60224068A JP 8086084 A JP8086084 A JP 8086084A JP 8086084 A JP8086084 A JP 8086084A JP S60224068 A JPS60224068 A JP S60224068A
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JP8086084A
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Michio Kuge
久下 倫生
Hikari Kume
光 久米
Chieko Kimura
千恵子 木村
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Sekisui Chemical Co Ltd
Kyokuto Pharmaceutical Industrial Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
Kyokuto Pharmaceutical Industrial Co Ltd
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    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/569Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for microorganisms, e.g. protozoa, bacteria, viruses
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は日和見感染症(Opportunistic 
1nfec−tion)における病原菌の種類を判定す
る方法に関する。
(従来技術) 長期間の病気や極度の疲労などにより体力が低下してい
るとき、あるいは抗生物質の大量投与により体内の常在
菌が大量に死滅しているときには。
体内の微生物のフローラが大きく乱れるため常態におい
ては病原菌となり得ない、生体の内外に広く分布する微
生物により感染症がひき起こされる。
これが日和見感染症であり2例えば、肺や心臓に大量の
大腸菌が増殖し死亡する例もある。臨床麻酔ユ(4) 
、 477−485 (1983年)にはこのようなタ
イプの感染症として種々の内蔵真菌症が報告されている
。本発明者でもある久米等のMed ica ITec
hnology vol、10+ No、1(1982
年)によれば、何らかの疾患による死亡例2000件の
剖検の結果、基礎疾患の種類にかかわらず70〜80%
の割合で感染症が認められ、このうち感染症が直接死因
と関係する中等度以上の感染症は1230例(61,5
%)であることが述べられている。そしてこれらの感染
症の大部分は日和見感染症である。日和見感染の原因と
なる微生物は常態において生体内に存在するため、どの
微生物により感染症が起きているのかが判断されにくい
。これを判断するには、もっばら、培養検査が行われて
いる。これは、感染症の原因となりそうな菌が増殖する
のに適した複数の培地を準備し、これに血液や喀痰など
からの生体試料を接種し培養を行う方法である。この培
養検査には培地や試料を調製しなければならないうえに
、接種、培養という繁雑な工程が必要である。
しかも、そのための設備も必要である。そのため。
中小規模の医療施設では検査を外部へ依頼せざるを得な
い。培養検査の結果が出るまでには2通常。
最低2〜3日を要するため設備の整った大病院において
も検査結果が出るころには患者が死亡しているような症
例も出現する。
真菌と真菌症24 (3) 、 172−178 (1
983年)には2日和見感染症のひとつである内臓真菌
症の患者は末梢白血球総数、特に成熟好中球数が大幅に
低減することが述べられている。しかし、末梢白血球総
数が減少しても内臓真菌症であることは言えない。この
ように日和見感染の予知を可能にする方法について種々
の方法が模索されつつあるが。
いまだ充分な知見は得られていない。強い病原性をもっ
た感染菌による感染症は抗生物質の投与などでその数は
大幅に減少している反面9日和見感染症は毎年、確実に
増加している。このような現状から日和見感染症におけ
る病原菌の簡便でかつ正確な診断方法の確立が望まれて
いる。
(発明の目的) 本発明の目的は、感染症が日和見感染によるものである
か否かを簡単な操作で短時間のうちに判定しろる方法を
提供することにある。本発明の他の目的は1日和見感染
症の原因となっている病原菌の種類を簡単な操作で短時
間のうちに判定しうる方法を提供することにある。
(発明の構成) 本発明は日和見感染症を起こさせうる複数の菌に特有な
抗体をそれぞれ試薬化し、生体由来の試料溶液とそれぞ
れの試薬とを接触させ、抗原抗体反応の有無を確認すれ
ば、試料溶液に含まれる菌の種類が判定されうる。との
発明者らの知見にもとづいて完成された。それゆえ2本
発明の日和見感染における病原菌の判定方法は、 Bs
cherichiacoli に特異的な抗体を粒径0
.07〜20.0μmの不活性担体に吸着させた試薬、
 Pseudomonas aaru −ginosa
 に特異的な抗体を粒径0.07〜20.0μmの不活
性担体に吸着させた試薬、 Sjreptococcu
saga 1 ac t i aeに特異的な抗体を粒
径0.07〜20.0 p mの不活性担体に吸着させ
た試薬、 Ac1netobactersp、に特異的
な抗体を粒径 0.07〜20.0μmの不活性担体に
吸着させた試薬、 5treptococcus fa
e−calisに特異的な抗体を粒径0.07〜20.
0μmの不活性担体に吸着させた試薬、 5errat
ia marcescensに特異的な抗体を粒径0.
07〜20.0μmの不活性担体に吸着させた試薬、 
5taphylococcus aureusに特異的
な抗体を粒径0.07〜20.0μmの不活性担体に吸
着させた試薬、 Klebsfella pneumo
nsaeに特異的な抗体を粒径0.07〜20.0μ鋼
の不活性担体に吸着させた試薬、 Candida a
lbicansに特異的な抗体を粒径 0.07〜20
.0μmの不活性担体に吸着させた試薬、 Enter
obacter cloacaeに特異的な抗体を粒径
0.07〜20.0μmの不活性担体に吸着させた試’
fj、 Haemophilus 1nf1uenza
eに特異的な抗体を粒径 0.07〜20.0μ讃の不
活性担体に吸着させた試l、 5treptococc
us pneumoniaeに特異的な抗体を粒径0.
07〜20.0μmの不活性担体に吸着させた試薬およ
びBacteroides fragilisに特異的
な抗体を粒径0.07〜20.0μmの不活性担体に吸
着させた試薬からなる群から選択された少なくとも2種
もしくはそれ以上を生体由来の検体溶液に接触させて行
い、そのことにより上記目的が達成される。
本発明の判定方法の概略は以下のとおりである:■日和
見感染を起こしうる菌(以下9日和見感染菌という)の
培養を行う。
■得られた日和見感染菌を動物に接種し、抗血清を得る
■この抗血清を精製し抗体が存在する免疫グロブリンG
 (IgG )分画を得、これを不活性担体に吸着させ
て試薬を得る。
■生体から採取した検体に酵素分解など必要な処理を施
し、生体由来の試料溶液を得る。
■上記試薬と試料溶液とを混合し、凝集の有無を判断す
る。
日和見感染菌は数多く存在するが、典型的な日和見感染
菌は前述の13種類の微生物である。これら日和見感染
菌に感染しているか否かを検査すれば9日和見感染症で
あるが否かの判断がなされうる。したがって1本発明に
おいてはこれら13種類の日和見感染菌の純粋培養を行
う。純粋培養された日和見感染菌は滅菌され、菌体もし
くはその代謝物が免疫原として動物に接種される。動物
は家兎2モルモット、マウスなど一般に実験用に使用さ
れる動物が用いられうる。動物体内に抗体を形成させた
後、採血し、抗血清を得る。
得られた抗血清は、抗原である日和見感染菌もしくはそ
の代謝物に対して特異的な抗原抗体反応を示す。しかし
、他の日和見感染菌に対しても弱い交差反応を示しうる
。動物に接種された抗原を含む免疫原は複数の抗原決定
基を有する。したがって、形成された抗体には抗原を認
識する部位が複数個存在する。そのため、他の日和見惑
染菌に対しても交差反応が起こりうる。このような場合
には、交差反応を引き起こす日和見感染菌と抗血清とを
接触させれば、抗血清中に存在する交差反応を起こす抗
体をこの菌に吸収させることができる。このような吸収
操作を行えば交差反応はなくなり、検査を目的とする日
和見感染菌にのみ特異反応を示す抗血清が得られる。こ
の抗血清はさらに精製されて、抗体の存在するIgGが
得られる。
IgGを吸着させるべき不活性担体は9粒径0.07〜
20.0μ印の球状合成樹脂あるいは動物の血液から得
られた赤血球である。これらは緩衝液などに分散させた
状態で用いられる。粒径0.07〜2.00μmの合成
樹脂担体はラテックス、そして粒径2.00〜20.0
μmの合成樹脂担体はゲルと呼ばれる。合成樹脂担体に
は、ポリスチレン、ポリビニルトルエン、スチレン成分
を含む共重合体、ビニルトルエン成分を含む共重合体な
どが用いられる。ラテックスあるいはゲルの表面には既
知の方法を用いてIgGが物理的に吸着される。不活性
担体として赤血球を用いる場合には採取した血液にクエ
ン酸ナトリウム、 EDTAなどの抗凝固剤を加えて遠
心分離し赤血球を得る。これにグルタルアルデヒドを加
えて赤血球の膜を固定し、タンニン酸を用いてIgGを
赤血球表面に吸着させる。このようにしてIgGが不活
性担体の表面に吸着された試薬が得られる。
生体から採取した血液や喀痰などの試料は、これに必要
な処理が施され、試料溶液とされる。通常は、パンクレ
アチンのリン酸緩衝液と接触させて試料に含まれる蛋白
質、脂肪などを分解する。
さらに、加熱処理を行い試料溶液と試薬との反応時に非
特異的な凝集反応の起こるのを防止する。
得られた試料溶液と試薬とを接触させると、試薬に含ま
れる抗体に対応する抗原が試料溶液中に含まれる場合に
は抗原抗体反応を起こし、凝集が認められる。ラテック
スを用いた試薬の場合には。
凝集を肉眼で観察するか特定の容器内で反応を行わせて
これを光学的に測定する。市販の自動分析器を用いて測
定することもでき9例えば日立■製自動分析装置736
を用いると1時間に300検体の測定が可能である。ゲ
ルや赤血球を用いた試薬の場合には1例えば、タイター
プレートを用いた逆受身凝集反応で凝集像を判定する。
本発明の方法によれば、このように、抗原抗体反応を機
器を用いて増幅させて検出することができるため、抗原
抗体反応の有無の確認、言いかえれば目的とする日和見
感染症もしくはその代謝物が試料溶液に含まれているか
否かの判定が極めて短時間で容易にできる。この方法に
より、感染症が日和見感染症であるか否かがわかると同
時に。
その原因となる菌の種類が簡単な操作によって短時間の
うちに判定できる。
(実験例) 以下に1本発明を実験例によりさらに詳細に説明する。
スm (11日日和見感染症培養:日和見感染症としてE。
coli (IFONo、3366)を用いた。
あらかじめBHIブイヨン(Difco社製)100n
+j!をそれぞれ分注した3本の300 m1分注フラ
スコにE、coliをそれぞれ接種し、37℃で48時
間静置培養を行った。培地からそれぞれ1エーゼの菌液
をとり、 BHI平板培地で分離培養を行い、コンタミ
ネーションのないことを確認した。
(2)免疫原の調製:チメロサールを生理食塩水に溶解
させて1%溶液とし、100℃で30分間加熱処理を行
った。この1%チメロサール溶液10nlずつを上記(
11項で得られた増面ブイヨン培地に加え。
室温で1夜〜2夜放置した。この培地から1エーゼの菌
液を採取し、 BHI平板培地で培養を行い菌が完全に
死滅していることを確認した。培地のブイヨン遠心管に
移し、 4000rpmで15分間遠心分離を行った。
沈渣を滅菌生理食塩水で3回遠心洗浄して菌体を得た。
この菌体のみがけの体積が全体の約25%となるように
滅菌生理食塩水を加え、これを免疫原とした。
(3)免疫および抗血清の調製二上記(2)項で得られ
た免疫原を家兎の耳静脈内に静脈注射で0.5mj!接
種した。72時間間隔でさらに1.0m6ずつ3回接種
し、最終接種時から192時間後に適量の血液を採取し
た。これを4℃にて1夜放置し2フイブリンを析出させ
た。これを300Orpmで15分間遠心分離を行い、
抗血清を得た。
(4)抗血清の抗体力価測定二上記(1)項の純粋培養
されたE、coliをB)IIブイヨン培地で37℃、
72時間の条件下で培養した。得られた培養液を0.4
5μmのミリポアフィルタ−で濾過した。濾液に0.0
1%のチメロサール生理食塩水溶液を培養液の1710
容量添加し、 Lcoli抗原液を得た。別に9表1に
示す22種類の菌についても同様の操作を行い、それぞ
れの抗原液を得た。表1〜13に記載の菌はATCC番
号もしくはIFO番号のついた保存株、もしくは患者の
喀痰から分離された菌である。その同定は常法の同定法
にもとづき行われた。
内径2f1.長さ4cmの毛細管に抗血清を5Nの高さ
に入れ、さらに上記のE、coli抗原液を積層した。
室温で90分間静置し沈降輪が観察されることを確認し
た。抗血清を家兎の正常血清で2倍に希釈し、同様の実
験を行い、沈降輪が観察されるか否かを確認した。さら
に抗血清を同じ要領で4倍。
8倍・・・と順次倍々に希釈し、同様の実験をくりかえ
し行った。沈降輪の観察される最大の希釈率をもって抗
体力価とした。その値を表1に示す。さ □らに、上記
22種類の抗原液についても同様の実験を行い、沈降輪
の観察されない場合は表1において(−)で示した。沈
降輪の観察される抗原液については、上記と同様に抗血
清を希釈し沈降輪の観察される最大の希釈率を抗体力価
として示した。
表1から明らかなように、 E、coli抗原液以外に
S、agalactiaeおよびに、oxytocaの
抗原液を用いた場合にも沈降輪が観察された。言いかえ
れば、これらの菌と交差反応が認められた。そのため9
次に示す吸収操作を行った。
(5)吸収操作: S、agalactiae菌体は後
述の実験例3(1)項および(2)項の方法に従って調
製された。上記(4)項で得られた抗血清にS、aga
lactiaeの菌体を37℃で30分間接触させ吸収
操作を行った。菌体は抗血清に対し約175容量(見か
けの体積)使用した。菌体を遠心分離により除去し、そ
の上澄液と新しい菌体とを用いて再度吸収操作を行った
後。
菌体を遠心分離して除去した。
吸収操作後の抗血清についてS、agalactiae
およびLoxytocaとの交差反応がないことを上記
(4)項と同様に沈降輪を観察する重積法により確認し
た。このようにS、agalactiaeの菌体と抗血
清とを接触させることにより[,0)(ytocaとの
交差反応も消失させることができた。吸収操作後の抗血
清の抗体力価を測定した。その結果を表14に示す。
(6) I g G分画の分取二上記(5)項で得られ
た吸収操作後の抗血清を20mMリン酸生理食塩水緩衝
液(pH7,4)で2倍容に希釈した。4.0M硫酸ア
ンモニウム水溶液をアンモニア水でpH7,4とし、こ
れを希釈抗血清に攪拌しながらゆっくり加え硫酸アンモ
ニウムの濃度を1.39Mとした。これを−夜装置した
後18000rpmで30分間遠心分離した。上滑を除
去し、沈渣に20mMリン酸生理食塩水緩衝液をはじめ
の抗血清と等容量別えた。沈渣を充分に溶解させた後上
記と同濃度の硫酸アンモニウム溶液で塩析を行った。こ
れを3回くり返し、γ−グロブリン分画を得た。得られ
たγ−グロブリン分画をセファデックスG25のカラム
にかけ残存する硫酸アンモニウムを完全に除去した。こ
れをDEAE−セファロースカラムを用いて精製し、素
通りした分画をとりIgG分画とした。ウサギIgGの
分子吸光係数(E↓乱)を13.5としてλ=280n
mの紫外線吸収からIgGの濃度を算出した。
(7)試薬の調製:ソープフリーラテックスN−200
(種水化学工業■製)を固形分が2.0%となるように
0.05Mグリシン−水酸化ナトリウム緩衝液(p)l
 8.56)で希釈しラテックス液を得た。上記(6)
項で得られたIgG分画を0.05Mグリシン−水酸化
ナトリウム緩衝液で希釈しその濃度を1400μg/m
lとした。これに上記のラテックス液を等量加えて37
℃で1時間攪拌を行い、 IgGをラテックスに吸着さ
せた。これに牛血清アルブミン(BSA )2%、蔗糖
10%、アジ化ナトリウム0.2%を含有する0、05
Mグリシン−水酸化ナトリウム緩衝液を等量加えた。 
このようにして感作ラテ・ノクスを含有する試薬(Ig
G 350μg/ml、ラテックス0.5%)が得られ
た。 試薬の一部をグリシン−水酸化ナトリウム緩衝液
で7倍に希釈し、約700μlを2鶴長のガラスセルに
入れ、 700nmの可視光での濁度を測定した。別に
ソープフリーラテックスを0.05Mグリシン−水酸化
ナトリウム緩衝液で同濃度に希釈して濁度を測定した。
両者の濁度はほぼ一致し、試薬化したラテックスに自己
凝集が全く認められないことを確認した。
(8)試薬の力価測定:試薬50μβと上記(4)項で
得られたE、colt抗原液50μlとをガラス平板上
で混合し3分間放置した。3分経過後に凝集の認められ
ることを確認した。E、coli抗原液を生理食塩水で
2倍、4倍、8倍・・・と順次希釈し、各濃度において
同様の試験を行い、凝集が認められるか否かを観察した
。凝集が認められる最大の希釈率をもって試薬の力価と
した。試薬の力価を表15に示す。
夫1津1 (1)日和見感染菌の培養:日和見感染菌としてP、a
eruginosa (IFONo、3080)を用い
、実験例1(11項に準じて培養を行った。
(2)免疫原の調製:本実験例(11項で得られたブイ
ヨン増面培地を用い、実験例1(2)項の方法に準じて
免疫原を調製した。
(3)免疫および抗血清の調製二上記(2)項で得られ
た免疫原を用い、実験例1(3)項の方法に準じて抗血
清を調製した。
(4)抗血清の抗体力価測定: E、coliO代わり
に本実験例(1)項で純粋培養された P、aerug
inosaを用い実験例1(4)項の方法に準じて抗血
清の抗体力価を測定した。その結果を表2に示す。表2
に示されるように他の菌との交差反応が認められたため
次に示す吸収操作を行った。
(5)吸収操作: Ac1netobacter sp
、の菌体は後述の実験例4(1)項および(2)項の方
法に従って得られた。
上記(4)項で得られた抗血清と上記Acinetob
actersp、の菌体とを用い、実験例1(5)項の
方法に準じて吸収操作を行った。 吸収操作を経た抗血
清はAc1netobacter sp、との交差反応
を示さないことが確認された。
(6)IgG分画の分取:上記(5)項で得られた吸収
操作後の抗血清を用い、実験例1(6)項の方法に準じ
てIgG分画を得た。
(7)試薬の調製:上記(6)項で得られたIgG分画
を用い、実験例1(7)項の方法に準じて試薬の調製を
行った。
(8)試薬の力価測定:上記(7)項で得られた試薬と
上記(4)項で得られたP、 aeruginosa抗
原液を用い。
実験例1(8)項に準じて試薬の力価を測定した。
案櫨班ユ (11日和見感染菌の培養二日和見感染菌としてS、a
galactiae (ATCCNo、13813)を
用い、実験例1(1)項に準じて培養を行った。
(2)免疫原の調製二本実験例411項で得られたブイ
ヨン増面培地を用い、実験例1(2)項の方法に準じて
免疫原を調製した。
(3)免疫および抗血清の調製二上記(2)項で得られ
た免疫原を用い、実験例1(3)項の方法に準じて抗血
清を調製した。
(4)抗血清の抗体力価測定:E、coliの代わりに
本実験例(11項で純粋培養されたS、agalact
iaeを用い、実験例1(4)項の方法に準じて抗血清
の抗体力価を測定した。その結果を表3に示す。表3に
示されるように他の菌との交差反応が認められたため9
次に示す吸収操作を行った。
(5)吸収操作:実験例1(1)項および(2)項の方
法に従ってE、coliの菌体を得た。この菌体と本実
験例(4)項で得られた抗血清とを用いて実験例1(5
)項に準じて吸収操作を行った。吸収操作後の抗血清は
E、coliとの交差反応を示さないことが確認された
(6)IgG分画の分取:上記(5)項で得られた吸収
操作後の抗血清を用い、実験例1(6)項の方法に準じ
てIgG分画を得た。
(7)試薬の調製二上記(6)項で得られたIgG分画
を用い、実験例1(7)項の方法に準じて試薬の調製を
行った。
(8)試薬の力価測定二上記(7)項で得られた試薬と
上記(4)項で得られたS、 agalactiae抗
原液を用い。
実験例1(8)項に準じて試薬の力価を測定した。
ス放訳土 (1)日和見感染面の培養二日和見感染菌としてAc1
netobacter calcoaceticus(
ΔTCCNo、15308)を用い、実験例1(1)項
に準じて培養を行った。
(2)免疫原の調製:本実験例(11項で得られたブイ
ヨン増面培地を用い、実験例1(2)項の方法に準じて
免疫原を調製した。
(3)免疫および抗血清の調製二上記(2)項で得られ
た免疫原を用い、実験例1(3)項の方法に準じて抗血
清を調製した。
(4)抗血清の抗体力価測定: E、coliの代わり
に本実験例(11項で純粋培養されたA、calcoa
ceticusを用い、実験例1(4)項の方法に準じ
て抗血清の抗体力価を測定した。その結果を表4に示す
。表4に示されるように他の菌との交差反応が認められ
たため9次に示す吸収操作を行った。
(5)吸収操作:実験例1(1)項および(2)項の方
法に従ってE、coliの菌体が得られた。さらに後述
の実験例12 (1)項および(2)項の方法に従って
S 、 pneumon i aeの菌体が得られた。
S、agalactiaeの菌体の代わりにE、col
iおよびS、pneumoniaeの菌体をそれぞれ約
175容量ずつ使用し、実験例1(5)項の方法に準じ
て吸収操作を行った。 吸収操作後の抗血清はE。
colt、 S、pneumoniaeおよびに、 p
neumoniaeとの交差反応を示さないことが確認
された。
(6)IgG分画の分取:上記(5)項で得られた吸収
操作後の抗血清を用い、実験例1(6)項の方法に準じ
てIgG分画を得た。
(7)試薬の調製:上記(6)項で得られたIgG分画
を用い、実験例1(7)項の方法に準じて試薬の調製を
行った。
(8)試薬の力価測定:上記(7)項で得られた試薬と
上記(4)項で得られたA、calcoaceticu
s抗原液を用い、実験例1(8)項に準じて試薬の力価
を測定した。
大簾桝1 (1)日和見感染面の培養二日和見感染菌としてS、f
aecalis (IFONo、3181)を用い、実
験例1(1)項に準じて培養を行った。
(2)免疫原の調製二本実験例(11項で得られたブイ
ヨン増面培地を用い、実験例1(2)項の方法に準じて
免疫原を調製した。
(3)免疫および抗血清の調製二上記(2)項で得られ
た免疫原を用い、実験例1(3)項の方法に準じて抗血
清を調製した。
(4)抗血清の抗体力価測定: E、coliの代わり
に本実験例(1)項で純粋培養されたS、 faeca
lisを用い。
実験例1(4)項の方法に準じて抗血清の抗体力価を測
定した。その結果を表5に示す。表5に示されるように
他の菌との交差反応が認められたため。
次に示す吸収操作を行った。なおAsp、 fu+ni
gatusを用いた抗原液も調製し、これについても交
差反応の有無を調べた。
(5)吸収操作:後述の実験例7(1)項および(2)
項の方法に従ってS、aureusの菌体が得られた。
さらに、後述の実験例9(1)項および(2)項の方法
に従ってC,albicansの菌体が得られた。S、
agalactiaeの菌体の代わりにS、aureu
sおよびC,albicansの菌体をそれぞれ約11
5容量ずつ使用し、実験例1(5)項の方法に準じて吸
収操作を行った。吸収操作後の抗血清はS、aureu
s 、C,albicansおよびK。
pneumoniaeとの交差反応を示さないことが確
認された。
(61IgG分画の分取:上記(5)項で得られた吸収
操作後の抗血清を用い、実験例1(6)項の方法に準じ
てIgG分画を得た。
(7)試薬の調製:上記(6)項で得られたIgG分画
を用い、実験例1(7)項の方法に準じて試薬の調製を
行った。
(8)試薬の力価測定二上記(7)項で得られた試薬と
上記(4)項で得られたS、 faecalis抗原液
を用い。
実験例1(8)項に準じて試薬の力価を測定した。
去辰斑■ +11日和見感染菌の培養:日和見感染菌としてS、 
marcescens (IFONo、3046)を用
い、実施例1(1)項に準じて培養を行った。
(2)免疫原の調製:本実験例(1)項で得られたブイ
ヨン増面培地を用い、実験例1(2)項の方法に準じて
免疫原を調製した。
(3)免疫および抗血清の調製:上記(2)項で得られ
た免疫原を用い、実施例1(3)項の方法に準じて抗血
清を調製した。
(41E、coliの代わりに本実験例(1)項で純粋
培養されたS、 marcessensを用い、実験例
1(4)項の方法に準じて抗血清の抗体力価を測定した
。その結果を表6に示す。表6に示されるように他の菌
との交差反応が認められたため9次に示す吸収操作を行
った。
(5)吸収操作:実験例1(1)項および(2)項の方
法に準じてE、aerogenesおよびP、m1ra
bilisの菌体を得た6S、agalactiaeの
菌体の代わりにE、aero−genesおよびP、m
1rabilisの菌体をそれぞれ約175容量ずつ使
用し、実施例1(5)項の方法に準じて吸収操作を行っ
た。吸収操作後の抗血清はE、aero−genesお
よびP、m1rabilisとの交差反応を示さないこ
とが確認された。
(611gG分画の分取:上記(5)項で得られた吸収
操作後の抗血清を用い、実験例1(6)項の方法に準じ
てIgG分画を得た。
(7)試薬の調製二上記(6)項で得られたIgG分画
を用い、実験例1(7)項の方法に準じて試薬の調製を
行った。
(8)試薬の力価測定二上記(7)項で得られた試薬と
上記(4)項で得られたS、marcessens抗原
液を用い。
実験例1(8)項に準じて試薬の力価を測定した。
大肱炭1 (1)日和見感染菌の培養:日和見惑染菌としてS、 
au’reus (ATCCNo、19640)を用い
、実験例1(1)項に準じて培養を行った。
(2)免疫原の調製:本実験例(11項で得られたブイ
ヨン増面培地を用い、実験例1(2)項の方法に準じて
免疫原を調製した。
(3)免疫および抗血清の調製:上記(2)項で得られ
た免疫原を用い、実験例1(3)項の方法に準して抗血
清を調製した。
(4)抗血清の抗体力価測定: E、coliの代わり
に本実験例(1)項で純粋培養されたS、aureus
を用い実験例1(4)項の方法に準じて抗血清の抗体力
価を測定した。その結果を表7に示す。表7に示される
ように他の菌との交差反応が認められたため2次に示す
吸収操作を行った。
(5)吸収操作:実験例1(1)項および(2)項の方
法に従ってE、coliの菌体が、実験例2(l)項お
よび(2)項の方法に従ってP、aeruginosa
の菌体が、実験例4(1)項および(2)項の方法に従
ってAc1netobactersp、の菌体が、後述
の実験例8(1)項および(2)項の方法に従ってに、
pneumoniaeの菌体が、後述の実施例12 (
11項および(2)項の方法に従ってS、pneumo
−niaeの菌体がそれぞれ得られた。さらにS、 p
yo−genesおよびP、 maltoplilia
の菌体が実験例1(11項および(2)項の方法に準じ
て得られた。
上記7種類の菌体を等量ずつ混合した混合菌体をS、a
galactiaeの菌体の代わりに用い、実験例1(
5)項の方法に準じて吸収操作を行った。吸収操作後の
抗血清はE、coli 、S、pyogenes、 S
、aga −1actiae、α−5treptoco
ccus、 S、pneumoniae+ S。
faecalis+ K、pneumoniae+ K
、oxytoca、 E、cloacae。
S、marcescens、 E、aerogenes
、 P、m1rabilis+C1trobacter
 sp、P、aeruginosa、P、maltop
lilia。
P、cepacia、F1aroba6terium 
sp、Ac1netobactersp、およびNe1
sseria sp、との交差反応を示さないことが確
認された。
(6)IgG分画の分取:上記(5)項で得られた吸収
操作後の抗血清を用い、実験例1(6)項の方法に準じ
てIgG分画を得た。
(7)試薬の調製二上記(6)項で得られたIgG分画
を用い、実験例1(7)項の方法に準じて試薬の調製を
行った。
(8)試薬の力価測定二上記(7)項で得られた試薬と
上記(4)項で得られたS、 aureus抗原液を用
い、実験例1(8)項に準じて試薬の力価を測定した。
(以下余白) ス1u九影 (1)日和見惑染菌の培養二日和見感染菌としてに、 
pneumoniae (ATCCNo、13883)
を用t11.実施例1(1)項に準じて培養を行った。
(2)免疫原の調製:本実験例(11項で得られた)゛
イコン増面培地を用い、実験例1(2)項の方法Gこ準
じて免疫原を調製した。
(3)免疫および抗血清の調製:上記(2)項で得られ
た免疫原を用い、実験例1(3)項の方法に準じて抗血
清を調製した。
(4)抗血−清の抗体力価測定: E、coliの代わ
りに本実験例(1)項で純粋培養されたに、 pneu
moniaeを用い実験例1(4)項の方法に準じて抗
血清の抗体力価を測定した。その結果を表8に示す。表
8からこの抗血清はL pneumoniaeにのみ特
異的に反応することが明らかである。そのため吸収操作
は行わなかった。
(511gG分画の分取:上記(4)項で得られた抗血
清−を用い、実験例1(6)項の方法に準じてIgG分
画を得た・ (6)試薬の調製:上記(5)項で得られたIgG分画
を用い、実験例1(7)項の方法に準じて試薬の調製を
行った。
(7)試薬の力価測定:上記(6)項で得られた試薬と
上記(4)項で得られたに、 pneumoniae抗
原液を用い。
実験例1(8)項に準じて試薬の力価を測定した。
大駐璽工 (1)日和見惑染菌の培養二日和見感染菌としてC,a
lbicans (ATCCNo、10231)を用い
た。
培養液としてサブローブイヨンを用い72時間培養を行
い、サブローブドウ糖寒天培地を用いて分離培養を行い
コンタミネーションの有無を確認したこと以外は実験例
1(1)項に準じて菌の培養を行った。
(2)免疫原の調製:(1)項で得られたサブローブイ
ヨン増面培地を用い、実験例1(2)項に準じて免疫原
を調製した。ただし菌の死滅の確認にはサブローブドウ
糖寒天培地を用いた。
(3)免疫および抗血清の調製二上記(2)項で得られ
た免疫原を用い、実験例1(3)項の方法に準じて抗血
清を調製した。
(4)抗血清の抗体力価測定: E、coliの代わり
にi11項で純粋培養されたC、 albicansを
用い、実験例1(4)項の方法に準じて抗血清の抗体力
価を測定した。その結果を表9に示す。表9に示される
ように他の菌との交差反応が認められたため1次に示す
吸収操作を行った。なおAsp、 fum、igatu
sを用いた抗原液も調製し、これについても交差反応の
有無を調べた。
(5)吸収操作:実験例1(1)項および(2)項の方
法に従ってE、coliの菌体が、実験例7(1)項お
よび(2)項の方法に従ってS、aureusの菌体が
、実験例8(1)項および(2)項の方法に従ってに、
pneumoniaeの菌体がそれぞれ得られた。さら
にα−s treptococcussp、およびP、
maltopliliaの菌体が実験例1(1)項およ
び(2)項の方法に準じて得られた。
上記5種類の菌体を等量ずつ混合した混合菌体をS、a
galactiaeの菌体の代わりに用い、実験例1(
5)項の方法に準じて吸収操作を行った。吸収操作後の
抗血清はS、aureus+ S、pyogenes+
 S、aga−1actiae、α−5treptoc
occus sp、、S、pneumonfae+S、
faecalis、E、coli+ K、pneumo
niae、に、oxytOca+E、cloacae+
 S、marcescens+ E、aerogene
sI Prm1rabilis、C1trobacte
r sp、、P、aeruginosa+ P。
maltoplilia+ P、cepacia、Fl
arobacterium sp、+^c’1neto
bacter sp、およびNe1sseria−sp
、との交差反応を示さないことが確認された。
(611gG分画の分取;上記(5)項で得られた吸収
操作後の抗血清を用い、実験例1(6)項の方法に準じ
てIgG分画を得た。
(7)試薬の調製二上記(6)項で得られたIgG分画
を用い、実験例1(7)項の方法に準じて試薬の調製を
行った。
(8)試薬Q力価測定:上記(7)項で得られた試薬と
上記(4ン項で得られたC、albicans抗原液を
用い。
実施例1(8)項に準じて試薬の力価を測定した。
尖題貫上工 (1)日和見感染菌の培養:日和見感染菌としてEンc
loacae (ATCCNo、13047)を用い、
実験例1(1)項に準じて培養を行った。
(2)免疫原の調製二本実験例(11項で得られたブイ
ヨン増面培地を用い、実験例1(2)項の方法に準じて
免疫原を調製した。
(3)免疫および抗血清の調製:上記(2)項で得られ
た免疫原を用い、実験例1(3)項の方法に準じて抗血
清を調製した。
(4)抗血清の抗体力価測定: E、coliO代わり
に本実験例(1)項で純粋培養されたE、 cloac
aeを用い。
実験例1(4)項の方法に準じて抗血清の抗体力価を測
定した。その結果を表10に示す。表10に示されるよ
うに他の菌との交差反応が認められたため。
次に示す吸収操作を行った。
(5)吸収操作:実験例1(1)項および(2)項の方
法に従ってE、coliの菌体が、実験例7(1)項お
よび(2)項の方法に従ってS、aureusの菌体が
、実験例8(1)項および(2)項の方法に従ってに、
pneumoniaeめ菌体がそれぞれ得られた。S、
agalactiaeの菌体の代わりにE、coli、
S、aureusおよびに、pneumoniaeの菌
体をそれぞれ約175容量ずつ使用し、実験例1(5)
項の方法に準じて吸収操作を行った。吸収操作後の抗血
清はS、aureus+ S、pyogenes+ S
、aga−1actiae、S、faecalis、E
、coli+ K、pneumoniae。
E、 aerogenesI P、m1rabilis
+ C1tobacter sp、およびP、aeru
ginosaとの交差反応を示さないことが確認された
(611gG分画の分取二上記(5)項で得られた吸収
操作後の抗血清を用い、実験例1(6)項の方法に準じ
てIgG分画を得た。
(7)試薬の調製二上記(6)項で得られたIgG分画
を用い、実験例1(7)項の方法に準じて試薬の調製を
行った。
(8)試薬の力価測定:上記(7)項で得られた試薬と
上記(4)項で得られたE、cloacae抗原液を用
い。
実施例1(8)項に準じて試薬の力価を測定した。
犬肱桝土上 +11日和見感染菌の培養二日和見惑染菌としてH,1
nfluenzae (^TCCNo、9131)を用
い、実験例1(11項に準じて培養を行った。
(2)免疫原の調製二本実験例(11項で得られたブイ
ヨン増面培地を用い、実験例1(2)項の方法に準じて
免疫原を調製した。
(3)免疫および抗血清の調製:上記(2)項で得られ
た免疫原を用い、実験例1(3)項の方法に準じて抗血
清を調製した。
(4)抗血清の抗体力価測定: E、coliO代わり
に本実験例(1)項で純粋培養された )1.1nfl
uenzaeを用い実験例1(4)項の方法に準じて抗
血清の抗体力価を測定した。その結果を表11に示す。
表11に示されるように他の菌との交差反応が認められ
たため。
次に示す吸収操作を行った。
(5)吸収操作:実験例1(1)項および(2)項の方
法に準じてAc1netobacter sp、および
Ne1sseria sp。
の菌体が得られた。 S、agalactiaeの菌体
の代わりに八cinetobacter sp、および
Ne1sseria sp。
の菌体をそれぞれ約175容量ずつ使用し、実験例1(
5)項の方法に準じて吸収操作を行った。 吸収操作後
の抗血清はAc1netobacter sp、および
Ne1sseriasp、との交差反応を示さないこと
が確認された。
(6)IgG分画の分取:上記(5)項で得られた吸収
操作後の抗血清を用い、実験例1(6)項の方法に準じ
てIgG分画を得た。
(7)試薬の調製:上記(6)項で得られたIgG分画
を用い、実験例1(7)項の方法に準じて試薬の調製を
行った。
(8)試薬の力価測定:上記(7)項で得られた試薬と
上記(4)項で得られたH、 1nfluenzae抗
原液を用い。
実験例1(8)項に準じて試薬の力価を測定した。
犬慧炎上1 (1)日和見感染菌の培養二日和見惑染菌としてS、 
pneumoniae (ATCCNo、6303)を
用い、実験例1(1)項に準じて培養を行った。
(2)免疫原の調製二本実験例(11項で得られたブイ
ヨン増面培地を用い、実験例1(2)項の方法に準じて
免疫原を調製した。
(3)免疫および抗血清の調製二上記(2)項で得られ
た免疫原を用い、実験例1(3)項の方法に準じて抗血
清を調製した。
(4)抗血清の抗体力価測定: E、coliの代わり
に本実験例(11項で純粋培養されたS、 pneum
oniaeを用い、実験例1(4)項の方法に準じて抗
血清の抗体力価を測定した。その結果を表12に示す。
表12に示されるように他の菌との交差反応が認められ
たため5次に示す吸収操作を行った。なおAsp、 f
umiga−tusを用いた抗原液も調製し、これにつ
いても交差反応の有無を調べた。
(5)吸収操作:実験例7(l)項および(2)項の方
法に従ってS、aureusの菌体が得られた。さらに
実験例1(1)項および(2〕項の方法に準じてS、 
pyogenesの菌体が得られた。S、agalac
tiaeの菌体の代わりにS、aureusおよびS、
pyogenesの菌体をそれぞれ約175容量ずつ使
用し、実験例1(5)項の方法に準じて吸収操作を行っ
た。吸収操作後の抗血清はS、aureus 、S、p
yogenesおよびS、agalactiaeとの交
差反応を示さないことが確認された。
(6) I g G分画の分取二上記(5)項で得られ
た吸収操作後の抗血清を用い、実験例1(6)項の方法
に準じてIgG分画を得た。
(7)試薬の調製:上記(6)項で得られたIgG分画
を用い、−実験例1(7)項の方法に準じて試薬の調製
を行った。
(8)試薬の力価測定:上記(7)項で得られた試薬と
上記(4)項で得られたS、 pneu+1oniae
抗原液を用い。
実験例1(8)項に準じて試薬の力価を測定した。
叉脹■工主 +11日和見感染菌の培養二日和見感染菌としてB、 
fragilis (ATCCNo、23745)を用
い、実験例1(1)項に準じて培養を行った。
(2)免疫原の調製:本実験例(11項で得られたブイ
ヨン増面培地を用い、実験例1(2)項の方法に準じて
免疫原を調製した。
(3)免疫および抗血清の調製二上記(2)項で得られ
た免疫原を用い、実験例1(3)項の方法に準じて抗血
清を調製した。
(4)抗血清の抗体力価測定: E、coliの代わり
に本実験例(11項で純粋培養されたB、 fragi
lisを用い実験例1(4)項の方法に準じて抗血清の
抗体力価を測定した。その結果を表13に示す。表13
に示されるように他の菌との交差反応が認められたため
9次に示す吸収操作を行った。 なおAsp、fumi
gatusを用いた抗原液も調製し、これについても交
差反応の有無を調べた。
(5)吸収操作:実験例111)項および(2)項の方
法に準じて P、aeruginosa の菌体が得ら
れた。S。
agalactiaeの菌体の代わりにP、aerug
inosaの菌体を使用し、実験例1(5)項の方法に
準じて吸収操作を行った。吸収操作後の抗血清はP、a
eruginosaとの交差反応を示さないことが確認
された。
(611gG分画の分取:上記(5)項で得られた吸収
操作後の抗血清をmい、実験例1(6)項の方法に準じ
てIgG分画を得た。
(7)試薬の調製二上記(6)項で得られたIgG分画
を用い、実験例1 (7)項の方法に準じて試薬の調製
を行った。
(8ン試薬の力価測定二上記(7)項で得られた試薬と
上記(4)項で得られたB、 fragilis抗原液
を用い。
実験例1(8)項に準じて試薬の力価を測定した。
犬滌貫上土 実験例1〜13で得られた試薬の精度を判断するために
次の実験を行った。
(1)試料溶液の調製:試料として日和見感染の疑いの
ある患者から喀痰を採取した。1%のパンクレアチンを
含むリン酸緩衝液(po 7.6)を 0.22μmの
ミリポアフィルタ−で濾過した。このパンクレアチンリ
ン酸緩衝液と上記喀痰とを等量混合し37℃で60分間
反応させ、そして遠心分離を行った。この上清を採取し
、これを100℃で5分間加熱して試料溶液とした。4
8人の患者から48種類の試料溶液を得た。
生体から採取した試料は、このように、パンクレアチン
に含まれる各種分解酵素で分解され、さらに加熱処理さ
れるので試料溶液が試薬と反応する際に非特異的な凝集
反応、言いかえれば妨害反応、が起こらな(なる。
(2)試薬の精度判定=(1)項で得られた試料溶液5
0μlと実験例1で得られた試薬50μβとをガラス平
板上で混合し、3分後に凝集反応の有無を確認した。さ
らに実験例2〜13で得られた試薬を用いて、それぞれ
同様の実験を行い凝集反応の有無を確認した。上記操作
を48種類の試料溶液すべてについて行った。
別に、喀痰からの培養を行い、喀痰4′8検体中に含ま
れる菌種をそれぞれ確認した。
このように1本発明方法にもとづき試薬により確認され
た菌種と、従来の培養により確認された菌種とを比較し
て次の結果を得た。
培養成績と試薬による検査結果とが一致した検体数・・
・38件(79,1%)。
培養で検出された菌が試薬による検査で検出されなかっ
た検体数・・・8件(16,7%)。
培養で検出されなかった菌が試薬による検査で検出され
た検体数・・・2件(4,2%)。
このように1本発明にもとづく試薬による判定結果と、
従来の培養による判定結果とは高い相関性を示すことが
確認された。
(以下余白) 表1 表2 表3 表4 表5 表6 表7 、 表8 表9 表10 表11 表12 表13 表14 吸収操作後の抗血清の抗体力価 表15 ラテックス試薬の力価 (発明の効果) 本発明によれば、このように2日和見感染の原因となる
可能性のある菌もしくはその代謝物に特異的な抗体を不
活性担体に吸着させて試薬とし抗原抗体反応を利用して
日和見感染症の病原菌の種類が判定されるため、従来の
ような培養による検査を行う繁雑さが解消される。感染
症が日和見感染であるか否かがわかると同時に、その原
因となる菌の種類も判定できる。従来の培養法による判
定では、検査に最低2〜3日を要していたが9本発明方
法によればここに挙げられた13種類の試薬のすべてを
用いても検査に要する時間はたかだか30分程度である
。自動分析装置などを併用すれば検査時間はさらに短縮
される。本発明の試薬による判定法は、従来の培養法に
よる判定結果と高い相関性を示す正確な診断方法である
本発明の方法は、さらに、従来の培養法では比較的病原
菌の把握が困難な呼吸器感染症や致死率が高く病原菌の
検出されにくい敗血症などの診断にも有効である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 、 Escherichia coli に特異的
    な抗体を粒径0.07〜20.0μmの不活性担体に吸
    着させた試薬。 Pseudomonas aeruginosa に特
    異的な抗体を粒径0.07〜20.0μmの不活性担体
    に吸着させた試薬。 5treptococcus agalactiaeに
    特異的な抗体を粒径0.07〜20.0μmの不活性担
    体に吸着させた試薬。 Ac1netobacter sp、に特異的な抗体を
    粒径 0.07〜20.0μmの不活性担体に吸着させ
    た試薬。 5treptococcus faecalis に特
    異的な抗体を粒径0.07〜20.0μmの不活性担体
    に吸着させた試薬。 5erratia marcescensに特異的な抗
    体を粒径0.07〜20.0μmの不活性担体に吸着さ
    せた試薬。 5taphylococcus aureus に特異
    的な抗体を粒径0.07〜20.0μmの不活性担体に
    吸着させた試薬。 Klebsiella pneumoniae に特異
    的な抗体を粒径0.07〜20.0μmの不活性担体に
    吸着させた試薬。 Candida albicansに特異的な抗体を粒
    径 0.07〜20.0μmの不活性担体に吸着させた
    試薬。 Enterobacter’ cloacaeに特異的
    な抗体を粒径0.07〜20.0μlの不活性担体に吸
    着させた試薬。 Haemophilus 1nfluenzaeに特異
    的な抗体を粒径0.07〜20.0μmの不活性担体に
    吸着させた試薬。 5treptococcus pneumoniaeに
    特異的な抗体を粒径0.07〜20.0μmの不活性担
    体に吸着させた試薬およびBacteroides f
    ragilisに特異的な抗体を粒径0.07〜20.
    0μmの不活性担体に吸着させた試薬からなる群から選
    択された少なくとも2種もしくはそれ以上を生体由来の
    検体溶液に接触させて行う日和見感染における病原菌の
    判定方法。 2、前記不活性担体が粒径0.07〜2.00μmの合
    成高分子ラテフクスである特許請求の範囲第1項に記載
    の判定方法。 3、前記不活性担体が粒径2.00〜20.0μmの合
    成高分子ゲルまたは動物の赤血球である特許請求の範囲
    第1項に記載の判定方法。
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