JPS6058314B2 - 部分メツキ方法 - Google Patents

部分メツキ方法

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Publication number
JPS6058314B2
JPS6058314B2 JP11011479A JP11011479A JPS6058314B2 JP S6058314 B2 JPS6058314 B2 JP S6058314B2 JP 11011479 A JP11011479 A JP 11011479A JP 11011479 A JP11011479 A JP 11011479A JP S6058314 B2 JPS6058314 B2 JP S6058314B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
masking tape
plating
adhesive
plated
tape
Prior art date
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Expired
Application number
JP11011479A
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English (en)
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JPS5635792A (en
Inventor
護 御田
良三 山岸
光彦 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPS5635792A publication Critical patent/JPS5635792A/ja
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Expired legal-status Critical Current

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  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属条材(板を含む)特に銅条の部分メッキ方
法に関するものである。
最近、銅条の様な被メッキ材にストライプメッキ等の部
分メッキを施す場合の部分メッキ方法としては、被メッ
キ材のメッキ不要部に接着剤を塗布してなるマスキング
テープを貼り付けてメッキする部分メッキ方法が主流に
なつているが、これには次のような問題が残されている
(1)マスキングテープ貼り付けの際にその貼り付け圧
力を高めてもメッキ液の侵入に十分耐え得る様な接着力
を容易に得ることが難しい。
(2)接着剤を塗布してなるマスキングテープはテープ
製造時において、テープ間への気泡混入が避けられない
が、このようなマスキングテープはその気泡混入部の接
着力が特に弱くなり、にじみやはみ出しの欠陥を生じる
最大原因になつている。
尚、にじみとは、マスキングテープが局部的にはがれ、
メッキ不要部分にまでメッキが付いてしまうことを云い
、またはみ出しとはメッキまでには到らないがやはり微
量の液が侵入して、変色や非常に薄い置換メッキなどが
なされ、外観が悪い状態を云う。
(3) マスキングテープの継接部から、メッキ液が浸
透し(2)と同様のメッキ欠陥を生じる。
上記(2)の問題はマスキングテープ製造時においては
気泡の混入を防ぐことが不可能であり、しかもこの気泡
の混入は長尺のマスキングテープ程多くなる。テープ間
に気泡が入るとテープを巻きほぐ化た時に気泡の跡が残
り、これを拡大して観察すると、接着剤(粘着のり)中
にまで微小気泡が浸透して存在しているのがわかる。
テープのこのような気泡混入部は非常に接着力が弱く、
メッキ液中に浸漬すると2〜3秒後にはメッキ液により
容易に剥離される。従つて、このようなテープを用いて
例えばストライプメッキを施しても、ストライプメッキ
の寸法精度の向上には限界があり、境界の明瞭な高精度
のストライプメッキを施すことは不可能である。(3)
の問題もマスキングテープ製造上の問題であり、長尺の
マスキングテープは、張力を加えて巻取る時に巻きずれ
が生じ、また経時とともにテープの収縮力によつてコー
ン型に巻きずれを起すために、その単位長さは最長30
07T1.程度に限定される。一方、金属条材の方は、
1000〜2000TrL,の単位長さであり、これに
対応するためには、3007TL長のマスキングテープ
の場合これを3〜6個継接して使用することが必要であ
る。このような継接部には当然段差が生じるが、メッキ
液が浸透してメッキ欠陥を生じる原因になつている。
上記検討の結果、発明者らは接着剤を塗布してなるマス
キングテープの接着剤中に存在する微小気泡を、マスキ
ングテープ貼り付けの際にテープを加熱することによつ
て接着剤を流動せしめテープ貼り付けと同時に追い出す
ことを考えたものである。
そして気泡を追い出すためには本来マスキングテープの
みを加熱すればよいが、マスキングテープのみの加熱で
はテープの熱容量が小さいために接着剤を十分流動せし
めることが出来す、気泡を完全に追い出すことが出来な
いことが分つた。
一方被メッキ材にマスキングテープを貼り付ける場合、
一般的には加熱圧着ロールを通してあるいは貼り付け後
加熱ロールを通してマスキングテープと被メッキ材を加
熱圧着することが行われているが、これは熱硬化性接着
剤など接着剤の接着効果を単に高めようとして加熱する
ものであり、接着剤中に存在する気泡を追い出そうとし
て加熱するものてはない。接着剤中に存在する気泡を追
い出すことを検討した例はこれまでにない。本発明の目
的は、従来技術の欠点を解消し、マスキングテープを用
いてもこれまでのようにはみ出し、にじみなどのメッキ
欠陥を生じることのない高精度の部分メッキを可能にし
たメッキ方法を提供することにある。すなわち本発明の
部分メッキ方法は、金属条材からなる被メッキ材のメッ
キ不要部に、熱により流動する接着剤を塗布してなるマ
スキングテープを貼り付けてメッキする部分メッキ方法
において、被メッキ材にマスキングテープを貼り付ける
際に被メッキ材を90〜180℃に加熱すると共にマス
キングテープを40〜200℃に加熱して圧着ローラを
用いて前記貼り付けを行うことにより、マスキングテー
プの接着剤中に存在する気泡を被メッキ材とマスキング
テープの両方を適当な温度に加熱することによりマスキ
ングテープを軟化変形させることなく容易に追い出すよ
うにしたものであり、そしてこれによつて被メッキ材に
接着されるマスキングテープの接着力を確実に高め、に
じみ、はみ出し等のメッキ欠陥を著しく減少せしめて高
精度の部分メッキを可能にしたものである。本発明に関
してはマスキングテープのみの加熱では前記したように
テープの熱容量が小さいために接着剤を十分流動せしめ
てそこから気泡を追い出すことができない。そこで発明
者らはマスキングテープの場合と同じ温度すなわちマス
キングテープの融点に近い温度で今度は被メッキ材を加
熱したところ、この場合は被メッキ材の熱容量がテープ
と比較して大きj)ためにテープが高温になり過ぎて軟
化変形するおそれのあることが分つた。このような検討
を踏まえてマスキングテープの加熱条件について実験し
た結果導き出されたのが本発明であり、本発明によれば
被メッキ材とマスキングテープはそれぞれ適当な温度に
加熱される。以下図面を参照して本発明部分メッキ方法
の実施例を説明する。
ます実施例の概要を示す第1図について説明する。走行
金属条1が矢印の方向に走行駆動され、金属条予熱器3
により予熱される。
一方マスキングテープ6がマスキングテープ予熱器2に
よつて予熱される。加熱された金属条1の両面に加熱さ
れたマスキングテープ6が貼り付けられ、各三個づつの
圧着ローラ5を通して圧着された後、メッキ槽7に送ら
れてメッキされる。これにより金属条1においてはマス
キングテープ部分にメッキを有しない部分メッキが行わ
れる。4は表面温度計である。
実施例1 合成ゴム系の接着剤が塗布されたポリエステル基材のマ
スキングテープにより、0.57r$i厚×307m巾
×長さ10007nの銅条の中央部に3±0.2wtの
ストライプ銀メッキを第1表の条件に基き、第1図の装
置により実施した。
このときの銅条の予熱表面温度を第2表に示す如く変化
させて実験した結果、表面温度130℃以上でメッキ欠
陥は零となつた。
実施例2 合成樹脂系接着剤を塗布されたポリエステル基材のマス
キングテープにより実施例1と同じ銅条の中央部に3±
0.2Tn!nのストライプ銀メッキを第1表と同様の
条件により実施した。
このときの結果は、第3表に示すように90℃以上の予
熱温度でメッキ欠陥が零となつた。
実施例3 実施例1において、マスキングテープの方も90℃に加
熱した状態て貼り付けて部分メッキを行つた結果、第3
表に示すように、銅条予熱温度90′C以上でメッキ欠
陥は零となつた。
尚、実施例1,2,3において、マスキングテープのみ
を加熱した場合の実験の結果では加熱が不足し、ほとん
ど効果がなかつた。
次に銅条を加熱した時のマスキングテープの接着強度の
変化を第2図に示す。
縦軸が接着力、横軸が温度てある。又曲線Aは合成ゴム
接着剤を塗布されたポリエステル基材、曲線Bは合成樹
脂接着剤を塗布されたポリエステル基材の各マスキング
テープの場合のそれぞれ銅条温度に対する接着力の変化
を示すものである。図から明らかなように、90〜13
0℃の範囲で接着力か著しく向上し、その原因は接着剤
ののりが貼付寸前に加熱により流動して気泡部が消滅し
、又貼り付け時の圧力により追い出されたことによるも
のと考えられる。
尚、金属条の加熱温度は190℃以上では銅又は銅合金
条の場合短時間に酸化が進み黒変するという問題がある
マスキングテープの加熱温度は40℃以下では目6的達
成が不可能であり、210゜C以上では特殊な耐熱テー
プでも軟化するという問題がある。
以上の説明から明らかなように本発明部分メッキ方法に
よれば、マスキングテープ貼り付けの際に被メッキ材を
90〜180℃に加熱すると共にマスキングテープを4
0〜200℃に加熱して前記貼り付けを行うことにより
、マスキングテープを軟化変形せしめることなく接着剤
を十分流動せしめて接着剤中の気泡を消滅し、接着剤か
ら気泡を追い出すことによりマスキングテープの接着力
を確実に向上せしめ、にじみ、はみ出し等のメッキ欠陥
を著しく減少せしめることによつて高精度の部分メッキ
を可能にする効果がある。
又、マスキングテープ継接部においてもメッキ欠陥を生
じることなく連続して良好な部分メッキを行うことがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の部分メッキ方法の実施例の概要説明図
、第2図は被メッキ材の予備加熱温度とマスキングテー
プの接着力との関係を示す曲線図である。 1:金属条、2:マスキングテープ予熱器、3:金属条
予熱器、4:表面温度計、5:圧着ローラ、6:マスキ
ングテープ、7:メツキ槽。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属条材からなる被メッキ材のメッキ不要部に、熱
    により流動する接着剤を塗布してなるマスキングテープ
    を貼り付けてメッキする部分メッキ方法において、被メ
    ッキ材にマスキングテープを貼り付ける際に被メッキ材
    を90〜180℃に加熱すると共にマスキングテープを
    40〜200℃に加熱して圧着ローラを用いて前記貼り
    付けを行うことを特徴とする部分メッキ方法。
JP11011479A 1979-08-29 1979-08-29 部分メツキ方法 Expired JPS6058314B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11011479A JPS6058314B2 (ja) 1979-08-29 1979-08-29 部分メツキ方法

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JP11011479A JPS6058314B2 (ja) 1979-08-29 1979-08-29 部分メツキ方法

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Publication Number Publication Date
JPS5635792A JPS5635792A (en) 1981-04-08
JPS6058314B2 true JPS6058314B2 (ja) 1985-12-19

Family

ID=14527389

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JP11011479A Expired JPS6058314B2 (ja) 1979-08-29 1979-08-29 部分メツキ方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1204349A (en) * 1981-12-12 1986-05-13 Klaus Grah Blanking strip for electrolytic processes
JPS5938237A (ja) * 1982-08-26 1984-03-02 Keiwa Shoko Kk 片面もしくは両面に部分金属蒸着を施したフイルムの製造方法

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JPS5635792A (en) 1981-04-08

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