JPS6058296B2 - 耐熱材料 - Google Patents
耐熱材料Info
- Publication number
- JPS6058296B2 JPS6058296B2 JP6963677A JP6963677A JPS6058296B2 JP S6058296 B2 JPS6058296 B2 JP S6058296B2 JP 6963677 A JP6963677 A JP 6963677A JP 6963677 A JP6963677 A JP 6963677A JP S6058296 B2 JPS6058296 B2 JP S6058296B2
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- JP
- Japan
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- heat
- resistant material
- temperature
- molten metal
- molybdenum
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は溶融金属測温用保護管、非酸化性雰囲気炉の測
温用保護管等に好適な耐熱材料に関するものである。
温用保護管等に好適な耐熱材料に関するものである。
最近、苛酷な使用条件に耐える材料として、耐蝕性及び
耐熱性の優れた窯業材料と機械的強度、並びに導電性及
び熱伝導度の良好な金属との両成分からなるサーメット
が注目されている。
耐熱性の優れた窯業材料と機械的強度、並びに導電性及
び熱伝導度の良好な金属との両成分からなるサーメット
が注目されている。
たとえば酸化アルミニウムをクロムおつよび/又はモリ
ブデンとを結合させた材料はある程度までの実績をあげ
た。しカルながら、この材料は焼成温度が2000℃と
極めて高く溶融金属に対し限られた寿命を示すに過ぎな
いことが証明された。〔発明の目的〕 本発明は上記事情を考慮してなされたものであり、溶融
金属に対する優れた耐蝕性、耐熱性、耐スポーリング性
及び機械的強度を有し、しかも比較的低い温度で製造し
得る耐熱材料を提供しようとすうものである。
ブデンとを結合させた材料はある程度までの実績をあげ
た。しカルながら、この材料は焼成温度が2000℃と
極めて高く溶融金属に対し限られた寿命を示すに過ぎな
いことが証明された。〔発明の目的〕 本発明は上記事情を考慮してなされたものであり、溶融
金属に対する優れた耐蝕性、耐熱性、耐スポーリング性
及び機械的強度を有し、しかも比較的低い温度で製造し
得る耐熱材料を提供しようとすうものである。
本発明者らは優れた物性を示す材料を得るために鋭意研
究を重ねた結果、酸化イットリウム(Y2O3)および
/または酸化セリウム(CeO2)と金属モリブデンを
混合し、かつ各成分の配合値を規制することにより、溶
融金属に対し優れた耐蝕性、耐熱性、耐スポーリング性
及び機械的強度を有し、しかも比較的低い温度で安価に
かつ大型、長尺に製造し得る耐熱材料を見い出した。
究を重ねた結果、酸化イットリウム(Y2O3)および
/または酸化セリウム(CeO2)と金属モリブデンを
混合し、かつ各成分の配合値を規制することにより、溶
融金属に対し優れた耐蝕性、耐熱性、耐スポーリング性
及び機械的強度を有し、しかも比較的低い温度で安価に
かつ大型、長尺に製造し得る耐熱材料を見い出した。
すなわち、本発明の耐熱材料は酸化イットリウムもしく
は酸化セリウムの一方または両者10〜70重量%と金
属モリブデン90〜3喧量%とからなるものである。
は酸化セリウムの一方または両者10〜70重量%と金
属モリブデン90〜3喧量%とからなるものである。
本発明において、酸化イットリウムおよび/または酸化
セリウムと金属モリブデンとの混合割合を上記範囲に限
定した理由は、金属モリブデンの量を3腫量%未満にす
ると、機械的強度、耐スポーリング性が低下し、一方金
属モリブデンの量が9唾量%を越えると、耐蝕性、耐熱
性が低下するからである。
セリウムと金属モリブデンとの混合割合を上記範囲に限
定した理由は、金属モリブデンの量を3腫量%未満にす
ると、機械的強度、耐スポーリング性が低下し、一方金
属モリブデンの量が9唾量%を越えると、耐蝕性、耐熱
性が低下するからである。
なお、本発明の耐熱材料を得るには、たとえば微粉状の
酸化イットリウムおよび/または酸化セリウム10〜7
唾量%と微粉状の金属モリブデン90〜3唾量%とから
なる原料粒に有機バインダーなどを添加、混合し、これ
を成形した後、この成形体を非酸化性雰囲気中て160
0℃以上の温度下に焼成することにより得られる。
酸化イットリウムおよび/または酸化セリウム10〜7
唾量%と微粉状の金属モリブデン90〜3唾量%とから
なる原料粒に有機バインダーなどを添加、混合し、これ
を成形した後、この成形体を非酸化性雰囲気中て160
0℃以上の温度下に焼成することにより得られる。
次に、本発明の実施例を説明する。
実施例1,2
平均粒径1〜4μの金属モリブデンと同粒径の酸化イッ
トリウムとをを下記第1表に示す如き割合で混合して2
種の出発原料粉を調合し、これら出発原料粉に夫々有機
バインダーを添加混合しラバープレス(成形圧1000
k9/Cli)で成形して20×20×12−の成形体
とした後、これら成形体をアルゴンガス雰囲気中で17
00℃の温度下にて7時間焼成せしめて2種の焼結体(
耐熱材料)を得た。
トリウムとをを下記第1表に示す如き割合で混合して2
種の出発原料粉を調合し、これら出発原料粉に夫々有機
バインダーを添加混合しラバープレス(成形圧1000
k9/Cli)で成形して20×20×12−の成形体
とした後、これら成形体をアルゴンガス雰囲気中で17
00℃の温度下にて7時間焼成せしめて2種の焼結体(
耐熱材料)を得た。
得られた各耐熱材料の見掛気孔率、カサ比重、曲げ強さ
、溶融金属による侵蝕の有無、並びに水素雰囲気下での
加熱による重量変化率を調べた。その結果を同第1表に
併記した。なお、上記侵蝕度合、及び水素中加熱による
重量変化率は次のような試験により求めた。i 溶融金
属による侵蝕度合 高周波誘導炉で溶解した1650℃のに溶融金属に耐熱
材料を1時間浸漬して溶損の有無を求め.た。
、溶融金属による侵蝕の有無、並びに水素雰囲気下での
加熱による重量変化率を調べた。その結果を同第1表に
併記した。なお、上記侵蝕度合、及び水素中加熱による
重量変化率は次のような試験により求めた。i 溶融金
属による侵蝕度合 高周波誘導炉で溶解した1650℃のに溶融金属に耐熱
材料を1時間浸漬して溶損の有無を求め.た。
11水素中加熱による重量変化率
1600℃の水素炉内に耐熱材料を100時間放置た後
、該材料の減少量から重量変化率を求めた。
、該材料の減少量から重量変化率を求めた。
また、上記実施例1の耐熱材料を連続鋳造のタンデイツ
シユ溶鋼測温用保護管として使用し、この保護管を予熱
せずに溶鋼中に浸漬し連続測温を行なつた。
シユ溶鋼測温用保護管として使用し、この保護管を予熱
せずに溶鋼中に浸漬し連続測温を行なつた。
その結果、連続4cc(20紛間)測温・後も、その保
護管はほんど溶損が認められず、さらに測温可能であつ
た。さらに、上記実施例2の耐熱材料を測温用保護管と
し、かつアルミナ磁器質保護管(比較例)を用い、これ
らら保護管を水素ガス雰囲気炉内に挿入して連続的に炉
内温度を測定した、その結果、本発明の耐熱材料からな
る保護管は水素ガスの透過が全くなく、保護管内の熱電
対は劣化せず、長期間連続測温が可能であつた。
護管はほんど溶損が認められず、さらに測温可能であつ
た。さらに、上記実施例2の耐熱材料を測温用保護管と
し、かつアルミナ磁器質保護管(比較例)を用い、これ
らら保護管を水素ガス雰囲気炉内に挿入して連続的に炉
内温度を測定した、その結果、本発明の耐熱材料からな
る保護管は水素ガスの透過が全くなく、保護管内の熱電
対は劣化せず、長期間連続測温が可能であつた。
これに対し、アルミナ磁器質保護管は水素ガスの透過が
著しく、内部に装入された熱電対が短期間で劣化され、
測温下可能となつた。実施例3,4 平均粒径1〜4μの金属モリブデンと同粒径の酸化セリ
ウムとをを下記第2表に示す如き割合のて混合して2種
の出発原料粉とし、れら出発原料粉を用いて前記実施例
1と同様、成形、焼成せしめて2種の焼結体(耐熱材料
)を得た。
著しく、内部に装入された熱電対が短期間で劣化され、
測温下可能となつた。実施例3,4 平均粒径1〜4μの金属モリブデンと同粒径の酸化セリ
ウムとをを下記第2表に示す如き割合のて混合して2種
の出発原料粉とし、れら出発原料粉を用いて前記実施例
1と同様、成形、焼成せしめて2種の焼結体(耐熱材料
)を得た。
得られた各々の耐熱材料における見掛気孔率、、カサ比
重、曲げ強さ、溶融金属による侵蝕の有無、並びに水素
中加熱による重量変化率を調べた。
重、曲げ強さ、溶融金属による侵蝕の有無、並びに水素
中加熱による重量変化率を調べた。
その結果を同第2表に併記した。実施例5,6
平均粒径1〜4μの金属モリブデンと同粒径の酸化イッ
トリウム及び酸化セリウムとを下記第3表に示す如き割
合で混合して2種の出発原料粉とし、これら出発原料粉
を用いて前記実施例1と同様、成形、焼成せしめて2種
の焼結体(耐熱材料)を得た。
トリウム及び酸化セリウムとを下記第3表に示す如き割
合で混合して2種の出発原料粉とし、これら出発原料粉
を用いて前記実施例1と同様、成形、焼成せしめて2種
の焼結体(耐熱材料)を得た。
得られた各々の耐熱材料における見掛気孔率、カサ比重
、曲げ強さ、溶融金属による侵蝕の有無、並びに水素中
加熱による重量変化率を調べた。
、曲げ強さ、溶融金属による侵蝕の有無、並びに水素中
加熱による重量変化率を調べた。
その結果を同第3表に併記した。〔発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明によれば溶融金属に対して優
れた耐蝕性、耐熱性、耐スポーリング性を有し、機械的
強度が高く、安価にかつ大型、長尺に製造し得る耐熱材
料を提供でき、もつて溶融金属測温用保護管、非酸化性
雰囲気炉の測温用保護管、或いは鋳造用ノズル、溶融金
属排出装置のプレートの内張材などに好適に利用できる
等顕著な効果を有するものである。
れた耐蝕性、耐熱性、耐スポーリング性を有し、機械的
強度が高く、安価にかつ大型、長尺に製造し得る耐熱材
料を提供でき、もつて溶融金属測温用保護管、非酸化性
雰囲気炉の測温用保護管、或いは鋳造用ノズル、溶融金
属排出装置のプレートの内張材などに好適に利用できる
等顕著な効果を有するものである。
Claims (1)
- 1 酸化イットリウムもみしくは酸化セリウムのうち一
方または両者10〜70重量%と金属モリブデン90〜
30重量%とからなる耐熱材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6963677A JPS6058296B2 (ja) | 1977-06-13 | 1977-06-13 | 耐熱材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6963677A JPS6058296B2 (ja) | 1977-06-13 | 1977-06-13 | 耐熱材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS543816A JPS543816A (en) | 1979-01-12 |
JPS6058296B2 true JPS6058296B2 (ja) | 1985-12-19 |
Family
ID=13408538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6963677A Expired JPS6058296B2 (ja) | 1977-06-13 | 1977-06-13 | 耐熱材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6058296B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0352155Y2 (ja) * | 1986-07-04 | 1991-11-11 | ||
JPH04285005A (ja) * | 1991-03-12 | 1992-10-09 | Kuraray Co Ltd | 繊維状活性炭の再生方法 |
EP0691673A2 (de) | 1994-07-05 | 1996-01-10 | PLANSEE Aktiengesellschaft | Elektrischer Leiter in Lampen |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE447675B (sv) * | 1982-10-15 | 1986-12-01 | Ifm Dev Ab | Dysa for injektionslans |
-
1977
- 1977-06-13 JP JP6963677A patent/JPS6058296B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0352155Y2 (ja) * | 1986-07-04 | 1991-11-11 | ||
JPH04285005A (ja) * | 1991-03-12 | 1992-10-09 | Kuraray Co Ltd | 繊維状活性炭の再生方法 |
EP0691673A2 (de) | 1994-07-05 | 1996-01-10 | PLANSEE Aktiengesellschaft | Elektrischer Leiter in Lampen |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS543816A (en) | 1979-01-12 |
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