JPH0352155Y2 - - Google Patents
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- JPH0352155Y2 JPH0352155Y2 JP1986102015U JP10201586U JPH0352155Y2 JP H0352155 Y2 JPH0352155 Y2 JP H0352155Y2 JP 1986102015 U JP1986102015 U JP 1986102015U JP 10201586 U JP10201586 U JP 10201586U JP H0352155 Y2 JPH0352155 Y2 JP H0352155Y2
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- carbon
- carbon filter
- container
- large number
- activated carbon
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本案は、原液中に含まれる濁質成分、色、有機
物、遊離塩素等の不純物を除去するための活性炭
を用いた濾過装置に関する。
物、遊離塩素等の不純物を除去するための活性炭
を用いた濾過装置に関する。
（従来の技術）
従来、カートリツジ式カーボンフイルターを備
えた濾過装置として、周壁に貫通孔を有する集水
管の外周に粒状活性炭と短繊維をモールド法によ
つて円筒状に成形したカーボンフイルターや、円
筒状型枠内に粒状活性炭とバインダーとなるべき
熱可塑性合成繊維とを混入し、加熱により円筒状
に成形したカーボンフイルターを備え、円筒状フ
イルター外周から原水を流入させてフイルター中
室内から濾水を取出すもの、或いは微粉吸着剤を
繊維の表面および繊維間に融着固定した繊維吸着
体をまきつけたカートリツジを用いたものが知ら
れている。しかし、いずれも、フイルターの厚さ
が10〜20mm程度に限られるばかりでなく、フイル
ター全体を均質に成形することが困難であるた
め、フイルターに濾過能の劣る部分ができ、しか
もそれが修正できないまま残存し、繊維吸着体を
まきつけたカートリツジを用いた場合繊維が膨ら
んできて圧力損失が生ずる欠点があり、又成形に
おいては高価な金型を必要とするため、用途に応
じフイルターの厚さ、長さ等を変更する場合あら
ためて専用の金型を準備しなければならない経済
的不利益があつた。
えた濾過装置として、周壁に貫通孔を有する集水
管の外周に粒状活性炭と短繊維をモールド法によ
つて円筒状に成形したカーボンフイルターや、円
筒状型枠内に粒状活性炭とバインダーとなるべき
熱可塑性合成繊維とを混入し、加熱により円筒状
に成形したカーボンフイルターを備え、円筒状フ
イルター外周から原水を流入させてフイルター中
室内から濾水を取出すもの、或いは微粉吸着剤を
繊維の表面および繊維間に融着固定した繊維吸着
体をまきつけたカートリツジを用いたものが知ら
れている。しかし、いずれも、フイルターの厚さ
が10〜20mm程度に限られるばかりでなく、フイル
ター全体を均質に成形することが困難であるた
め、フイルターに濾過能の劣る部分ができ、しか
もそれが修正できないまま残存し、繊維吸着体を
まきつけたカートリツジを用いた場合繊維が膨ら
んできて圧力損失が生ずる欠点があり、又成形に
おいては高価な金型を必要とするため、用途に応
じフイルターの厚さ、長さ等を変更する場合あら
ためて専用の金型を準備しなければならない経済
的不利益があつた。
（考案が解決しようとする問題点）
本案は、従来の欠点を除くことを目的とする。
（問題点を解決するための手段）
上記目的を達成するため、本案の活性炭濾過装
置は、 パルプと活性炭微細体とを混練し抄紙して表裏
に通じる多数の微細空隙を有する紙の内部に多数
の活性炭微細体を保持させてなる可撓性カーボン
シートとシート状の多孔スペーサーを重ね合わせ
て、周壁に多数の貫通孔を有する筒状集水管の外
周面に複数層に巻き重ねたカーボンフイルター
と、 上記カーボンフイルターを内部に保持する容器
と、 上記容器外から容器内の上記カーボンフイルタ
ーの外周に原液を流入させる原液供給路及び上記
カーボンフイルターの集水管内から容器外へ濾液
を流出させる濾液取出し路と、 から構成される。本案における活性炭「微細体」
とは、粉状体、粒状体、繊維状体等を含む用語と
して使用した。
置は、 パルプと活性炭微細体とを混練し抄紙して表裏
に通じる多数の微細空隙を有する紙の内部に多数
の活性炭微細体を保持させてなる可撓性カーボン
シートとシート状の多孔スペーサーを重ね合わせ
て、周壁に多数の貫通孔を有する筒状集水管の外
周面に複数層に巻き重ねたカーボンフイルター
と、 上記カーボンフイルターを内部に保持する容器
と、 上記容器外から容器内の上記カーボンフイルタ
ーの外周に原液を流入させる原液供給路及び上記
カーボンフイルターの集水管内から容器外へ濾液
を流出させる濾液取出し路と、 から構成される。本案における活性炭「微細体」
とは、粉状体、粒状体、繊維状体等を含む用語と
して使用した。
以下図面を参照して本案の実施例を説明する。
第１図の濾過装置に内装されたカーボンフイル
ター１は、第２図及び第３図に示すように周壁に
多数の貫通孔３…を有する筒状集水管２の外周面
に濾紙４を巻き、その外周に、活性炭粉末とパル
プを混練して抄紙してなる長い帯状の可撓性カー
ボンシート５と合成樹脂製ネツト等からなるシー
ト状の多孔スペーサー１７を重ね合わせて渦巻状
に多数回（本例では10回）巻き重ね、ついでその
外周にネツト等からなる円筒状の多孔押えカバー
６をかぶせてカーボンシート５を筒状に集束した
ものである。上記カーボンシート５は、第４図示
のように不規則に積層された多数繊維の間に多数
の活性炭粉末が保持されると共に各繊維間にシー
トの表裏に通じる多数の微細空隙が形成されてい
る。
ター１は、第２図及び第３図に示すように周壁に
多数の貫通孔３…を有する筒状集水管２の外周面
に濾紙４を巻き、その外周に、活性炭粉末とパル
プを混練して抄紙してなる長い帯状の可撓性カー
ボンシート５と合成樹脂製ネツト等からなるシー
ト状の多孔スペーサー１７を重ね合わせて渦巻状
に多数回（本例では10回）巻き重ね、ついでその
外周にネツト等からなる円筒状の多孔押えカバー
６をかぶせてカーボンシート５を筒状に集束した
ものである。上記カーボンシート５は、第４図示
のように不規則に積層された多数繊維の間に多数
の活性炭粉末が保持されると共に各繊維間にシー
トの表裏に通じる多数の微細空隙が形成されてい
る。
上記のようなカーボンフイルター１の両端面
に、第１図示のようにゴム、合成樹脂等の弾性材
からなる中心部に孔８をあけた環状キヤツプ７，
７を接着剤を付して被嵌接着し、それによりロー
ル状に巻いたカーボンシート５の両端面を閉成し
てある。
に、第１図示のようにゴム、合成樹脂等の弾性材
からなる中心部に孔８をあけた環状キヤツプ７，
７を接着剤を付して被嵌接着し、それによりロー
ル状に巻いたカーボンシート５の両端面を閉成し
てある。
上記カーボンフイルター１を内装した容器は、
一端を開放するやや傾斜した円筒状身９及び上記
身９と着脱自在に螺合された厚地の蓋１０からな
り、一方の身９の内底面には、第１図示のように
中心部にフイルター保持突起１１及びその外側に
環状のシール突起１２をそれぞれ突設し、又他方
の蓋１０の内面に、同じく中心部にフイルター保
持突起１３及びその外側に環状のシール突起１４
をそれぞれ突設すると共に、該蓋１０の外周面か
ら容器内における蓋１０内面の周辺寄りに開通す
る原液供給路１５及び上記フイルター保持突起１
３の内面から蓋外周面に開通する濾液取出し路１
６を設けてある。このような容器の身９及び蓋１
０の相対向するフイルター保持突起１１，１３に
上記カーボンフイルター１の両キヤツプ７，７の
孔８，８を被嵌保持させると共に、シール突起１
２，１４にキヤツプ７，７を圧接させてシールし
てある。
一端を開放するやや傾斜した円筒状身９及び上記
身９と着脱自在に螺合された厚地の蓋１０からな
り、一方の身９の内底面には、第１図示のように
中心部にフイルター保持突起１１及びその外側に
環状のシール突起１２をそれぞれ突設し、又他方
の蓋１０の内面に、同じく中心部にフイルター保
持突起１３及びその外側に環状のシール突起１４
をそれぞれ突設すると共に、該蓋１０の外周面か
ら容器内における蓋１０内面の周辺寄りに開通す
る原液供給路１５及び上記フイルター保持突起１
３の内面から蓋外周面に開通する濾液取出し路１
６を設けてある。このような容器の身９及び蓋１
０の相対向するフイルター保持突起１１，１３に
上記カーボンフイルター１の両キヤツプ７，７の
孔８，８を被嵌保持させると共に、シール突起１
２，１４にキヤツプ７，７を圧接させてシールし
てある。
今、原液を外部から原液供給路１５を経て容器
内のカーボンフイルター１の周囲に圧送すると、
該原液は巻き重ねられたカーボンシート５とスペ
ーサー１７を通過し、その間に濾過され、ついで
濾液は集水管２の中空内から濾液取出し路１６を
経て外部に取り出される。
内のカーボンフイルター１の周囲に圧送すると、
該原液は巻き重ねられたカーボンシート５とスペ
ーサー１７を通過し、その間に濾過され、ついで
濾液は集水管２の中空内から濾液取出し路１６を
経て外部に取り出される。
（考案の効果）
本案の活性炭濾過装置は、可撓性カーボンシー
トと多孔スペーサーを集水管の外周面に複数層に
巻き重ねてなるカーボンフイルターを用い、その
外周から集水管へ原液を通過させると共に集水管
内から濾液を取り出す構造であるから、カーボン
シートに部分的に濾過能の劣る個所があつても、
複数層に巻き重ねた構造によつて、それを補正す
ることができると共に、カーボンフイルター全体
として均質の濾過層をもつことができるものであ
り、又容器の内径、集水管の外径、カーボンシー
トの厚さ等が一定寸法に設計された濾過装置にお
いて、使用する多孔スペーサーの厚さを変更する
ことにより濾過層の緻密度あるいは濾過性能を任
意に調整することができると共に、高流速濾過の
場合圧力損失を小さくし、低流速濾過の場合不純
物を十分に除去することができ、さらに製作にお
いては、従来のような高価な金型を必要とせず、
カーボンシートを集水管に巻くだけで簡単に得ら
れると共に、用途に応じてカーボンフイルターの
厚さ、長さ等を自由に変更することができる利点
もある。
トと多孔スペーサーを集水管の外周面に複数層に
巻き重ねてなるカーボンフイルターを用い、その
外周から集水管へ原液を通過させると共に集水管
内から濾液を取り出す構造であるから、カーボン
シートに部分的に濾過能の劣る個所があつても、
複数層に巻き重ねた構造によつて、それを補正す
ることができると共に、カーボンフイルター全体
として均質の濾過層をもつことができるものであ
り、又容器の内径、集水管の外径、カーボンシー
トの厚さ等が一定寸法に設計された濾過装置にお
いて、使用する多孔スペーサーの厚さを変更する
ことにより濾過層の緻密度あるいは濾過性能を任
意に調整することができると共に、高流速濾過の
場合圧力損失を小さくし、低流速濾過の場合不純
物を十分に除去することができ、さらに製作にお
いては、従来のような高価な金型を必要とせず、
カーボンシートを集水管に巻くだけで簡単に得ら
れると共に、用途に応じてカーボンフイルターの
厚さ、長さ等を自由に変更することができる利点
もある。
図面は本案の実施例を示し、第１図は濾過装置
の縦断面図、第２図はカーボンフイルターの縦断
面図、第３図は同上横断面図、第４図はカーボン
シートの一部の拡大断面図である。 １，１ａ……カーボンフイルター、２，２ａ…
…集水管、５，５ａ……カーボンシート、９……
身、１０……蓋、１５……原液供給路、１６……
液取出し路、１７……多孔スペーサー。
の縦断面図、第２図はカーボンフイルターの縦断
面図、第３図は同上横断面図、第４図はカーボン
シートの一部の拡大断面図である。 １，１ａ……カーボンフイルター、２，２ａ…
…集水管、５，５ａ……カーボンシート、９……
身、１０……蓋、１５……原液供給路、１６……
液取出し路、１７……多孔スペーサー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 パルプと活性炭微細体とを混練し抄紙して表裏
に通じる多数の微細空隙を有する紙の内部に多数
の活性炭微細体を保持させてなる可撓性カーボン
シートとシート状の多孔スペーサーを重ね合わせ
て、周壁に多数の貫通孔を有する筒状集水管の外
周面に複数層に巻き重ねたカーボンフイルター
と、 上記カーボンフイルターを内部に保持する容器
と、 上記容器外から容器内の上記カーボンフイルタ
ーの外周に原液を流入させる原液供給路及び上記
カーボンフイルターの集水管内から容器外へ濾液
を流出させる濾液取出し路と、 から構成される活性炭濾過装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986102015U JPH0352155Y2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986102015U JPH0352155Y2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS639290U JPS639290U (ja) | 1988-01-21 |
| JPH0352155Y2 true JPH0352155Y2 (ja) | 1991-11-11 |
Family
ID=30973276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986102015U Expired JPH0352155Y2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0352155Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100690380B1 (ko) | 2005-05-28 | 2007-03-09 | 나상철 | 교량의 초기우수 유출수 정화처리장치 |
| KR100718327B1 (ko) * | 2006-03-24 | 2007-05-16 | 블루그린링크(주) | 교량용 강우수 정화장치 |
| KR100721237B1 (ko) | 2006-06-26 | 2007-05-23 | 김원주 | 초기 우수에 의한 오염 방지기능을 갖는 교량용 집수장치 |
| JP2019058894A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-18 | 合同会社Ｓｔサイエンス | ろ過器具及び固体成分を含む溶液のろ過方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60190206A (ja) * | 1983-12-19 | 1985-09-27 | カンカ−・インタ−ナシヨナル・リミテツド | 浄水用濾過器 |
| JPS6058296B2 (ja) * | 1977-06-13 | 1985-12-19 | 東芝セラミツクス株式会社 | 耐熱材料 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5216601Y2 (ja) * | 1971-01-27 | 1977-04-14 | ||
| JPS4915768U (ja) * | 1972-05-13 | 1974-02-09 | ||
| JPS5895203U (ja) * | 1981-12-21 | 1983-06-28 | 東邦レーヨン株式会社 | 吸着フイルタ− |
| JPS6058296U (ja) * | 1983-09-29 | 1985-04-23 | 東邦レーヨン株式会社 | 浄水用濾過吸着ユニット |
-
1986
- 1986-07-04 JP JP1986102015U patent/JPH0352155Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6058296B2 (ja) * | 1977-06-13 | 1985-12-19 | 東芝セラミツクス株式会社 | 耐熱材料 |
| JPS60190206A (ja) * | 1983-12-19 | 1985-09-27 | カンカ−・インタ−ナシヨナル・リミテツド | 浄水用濾過器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS639290U (ja) | 1988-01-21 |
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