JPS6057529B2 - 回転機の不つりあい位置評定システム - Google Patents

回転機の不つりあい位置評定システム

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JPS6057529B2
JPS6057529B2 JP5756578A JP5756578A JPS6057529B2 JP S6057529 B2 JPS6057529 B2 JP S6057529B2 JP 5756578 A JP5756578 A JP 5756578A JP 5756578 A JP5756578 A JP 5756578A JP S6057529 B2 JPS6057529 B2 JP S6057529B2
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JP
Japan
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unbalance
vibration
rotor
unbalanced
shaft
Prior art date
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Expired
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JP5756578A
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English (en)
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JPS54150183A (en
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正和 高住
二三夫 藤沢
一男 佐藤
宏規 塩幡
元弘 志賀
基次 大森
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はロータの異常振動監視装置に係り、特に運転
中に異常な不つりあい振動が発生したとき、不つりあい
量がロータの軸方向のどの位置にあるか(以下単に不つ
りあい位置という)を判定する回転機の不つりあい位置
評定システムに関する。
回転機の異常はロータの振動変化をもたらすので、従
来よりロータの異常監視の手段として、軸受振動すなわ
ち軸受台の振動かあるいは回転軸自体の振動としてジャ
ーナル振動の監視が行なわれている。
回転機の異常あるいは故障の内容により発生する振動の
種類は異なるが、多くの回転機で一番発生率の高いのは
不つりあいによる振動てある。不つりあい振動はロータ
の回転中心に対して過不足に存在する質量が、回転によ
る遠心力によつて不つりあい力を発生させ、これが軸受
に対して回転に同期した反力を与えることにより生ずる
。ロータの製造過程においては何らかのこのような不つ
りあい質量の発生は免れないため、普通はロータの製造
後に不つりあい質量除去のためのつりあわせ作業を行な
い、不つりあいによる振動値がある定められた許容値以
下になるようにしている。ところが、その後の運転中に
おいては、ロータ部品の欠損あるいは熱によるロータの
変形などによりロータに不つりあいが発生して、不つり
あい振動が急激にあるいは徐々に大きくなり、やがては
許容値をオーバするようになる。従来の振動監視装置で
はこのような異常振動に対して、周波数分析を行ない、
振動の周波数成分が大部分回転同期成分であることを確
認することによつて、異常振動が不つりあいに基づくも
のと判定することができる。しかしながら、その不つり
あいがロータ長手方向のどの位置で発生したかを見出す
ことはできない。このように従来の振動監視装置はZ不
つりあい振動の大きさのみしか監視できないので、不つ
りあい発生位置を見出すため、必ずロータを分解し、か
つロータの全長にわたつてくまなく点検せざるを得ず、
補修再運転に至るまで多大の労力と時間を費している。
このことは特にター;ピンあるいは発電機などの大形回
転機においては、運転休止による損失増大につながるた
め、合理的な不つりあい位置の評定法の開発が望まれて
いた。本発明の目的は上記した従来技術の欠点を除3き
、回転機の軸受部振動の測定値から回転機ロータ内部の
どの位置に不つりあいが発生したかをわかるようにして
、回転機の点検、保守が迅速かつ簡便に行なえるように
することである。
本発明の特徴とするところは、ロータの両端に3ある軸
受部の振動を異常不つりあいが発生する前後において測
定し、これと予め求めておいたロータ長手方向の位置の
関数としての影響係数を用いて、前記軸受部振動に対す
る不つりあい重りを順次計算し、ロータの一方の軸受部
振動から求めた4不つりあいおもりと他方の軸受部振動
から求めた不つりあいおもりとの差が零かあるいは零に
最も近い不つりあいおもりに対応する影響係数の位置か
ら不つりあいの位置を定めることにある。
次に本発明の一実施例である回転機の不つりあい位置シ
ステムの詳細を図によつて説明する。第1図において、
ロータ1は軸受2、軸受3で支持されている。そして軸
受2,3の静止部又はジャーナル4,ジャーナル5で測
定された異常振動発生前後の振動の記号を次のように定
める。Al,a2:軸受2(#1),軸受3(#2)の
異 常発生前の初期不つりあい振動Al,A2:軸
受2(#1),軸受3(#2)の異 常発生後の不
つりあい振動また、影響係数を次のように定める。
α1n:ロータ1の長手方向のn点に不つりあい が
発生したときの軸受2の振動α2n:ロータ1の長手方
向のn点に不つりあい が発生したときの軸受3の振
動いま、ロータ1のn点に不つりあいが発生したとする
と、n点における不つりあい量は軸受2のデータからと
なり、また軸受3の振動データから と求まる。
今(1)及び(2)式の差を考えると、もし仮定したn
点が正しい不つりあいの位置であれば(3)式の値は0
となることは明らかである。
したがつて一般には(1),(2)式のα1n及びα2
nの値を変えてWln,w2nを計算し、これによりさ
らに(3)式を計算すればこの結果は第1表のようにな
り、この中からΔWの最も小さい位置を見つければ、そ
れが不つりあいの発生位置を表わすことになる。本発明
の一実施例を第2図のブロック構成図によつて以下に説
明する。
ロータ1を回転したときの軸受2,3あるいはジャーナ
ル4,5の軸受部振動は振動検出器6,7によつて検出
され、この信号は振動計8,9に入る。振動計8,9で
は検出振動信号を増幅するとともに回転同期の不つりあ
い成分を弁別して、振幅と位相の出力をマルチプレクサ
12に送る。このとき不つりあい振動の弁別には位相基
準信号として回転パルス信号が必要であり、この働きは
回転パルス検出器10で検出された一回転一回の回転パ
ルスをパルス発生器11に送り、さらにこの出力を振動
計8,9に入一力することによつて為される。マルチプ
レクサ12に入力された不つりあい振動の振幅と位相は
電子計算機14の制御により次々とA/D変換され、こ
の結果は電子計算機14に入力される。具体的には異常
振動発生前の軸受2,3の不つりあい振動を前記の方法
で電子計算機14に取り込み、それを予め求めてあるロ
ータ長手方向のn=l−N個の影響係数と共に電子計算
機14に記憶させておく。このような状態で異常振動不
つりあい振動が発生したときにはやはり前記の方法に従
つて振動値を電子計算機14内に取込む。ここて電子計
算機14は(1)〜(3)式によつてすべての影響係数
に対するΔWを計算し、この中からΔWの最小値に対応
する不つりあい発生位置を求めて、結果をブラウン管表
示装置15に表示する。表示内容、形式は人間が見やす
い様に電算機14によつていろいろ制御することが可能
である。例えば計算途中の第2図に相当するようなデー
タを連続的に表示したり、不つりあい発生位置を図式に
表示してより直観に訴えるようにすることが可能である
。以上のように本発明によれば、不つりあいの発生位置
の評定が自動的かつ容易に行なえるので、異常の点検が
簡単となる。第3図は本発明の別の実施例を示したもの
で、第2図の実施例における電子計算機14による演算
処理を簡単な演算器の組合せによつて行なうものでより
安価な不つりあい位置評定システムを提供するものであ
る。
第3図において記憶装置31にはまず不つりあい発生前
の軸受部の振動が記憶される。
次に異常発生による不つりあい振動が発生すると、この
ときの不つりあい振動のデータAl,A2は記憶装置3
1のデータAl,a2と共に引算器32へ送られる。こ
の時、これら不つりあい振動データAl,a2,Al,
A2はディジタル化された量で、これらの測定及び変換
方法は第2図の場合と同様であるが、この場合はA/D
変換において第2図のようにマルチプレクサによる切換
えは行なわず、Al,a2又はAl,A2の各振幅と位
相分の4個のA/D変換器によりデータとも併行に処理
している。さて、引算器32の演算結果は割算器34及
び35に送られるが、この時記憶装置33に記憶された
影響係数が記憶の順序に従つて1個づつ割算器34,3
5ば送られる。割算器34による演算結果はそれぞれ(
1),(2)式の演算結果を表わしており、両者は引算
器36によつて比較される。この結果は(3)式の結果
を表わしておりα1n,α2nの値が変化するごとに次
々に計算され表示装置37に送られ、第1表に対応する
ものが表示され、この中で値の最も小さいΔWより不つ
りあいの位置を見出すことができる。以上本発明になる
不つりあい位置評定システムを用いることにより、異常
不つりあいの発生位置を迅速かつ確実に得られる事によ
り、回転機の点検保守が迅速かつ簡便になると共に、振
動に対して信頼性の高い回転機を提供できる効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる不つりあい位置評定システムの説
明図、第2図は本発明の一実施例である・回転機の不つ
りあい位置評定システムを示す系統図、第3図は本発明
の別の実施例である回転機の不つりあい位置評定システ
ムを示す系統図である。 1・・・ロータ、2,3・・・軸受、4,5・・・ジヤ
ーナ.ル、6,7・・・振動検出器、8,9・・・振動
計、10●●●パルス検出器、11●●●パルス発信器
、121●マルチプレクサ、13・・・A/D変換器、
14・・・電算機、15・・・ブラウン管表示装置、3
1・・・記憶装置、32・・・引算器、33・・・記憶
装置、34,35h・・割算器、36・・・引算器、3
7・・・表示装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転機のロータの両端の軸振動を検出する振動検出
    器と、前記軸の回転に同期した位相基準信号を発生する
    パルス発生器と、前記軸振動と位相基準信号からのロー
    タの回転数に同期した不つりあい振動を弁別する振動計
    と、予め前記軸の軸方向の第1番目位置から第N番目の
    位置に規定量の不つりあい量を順次設けたときの軸両端
    の振動振幅より求めた第1番目位置から第N番目位置に
    アンバランス量があるときの影響係数を記憶する記憶装
    置と、異常発生前のロータ両端の初期不つりあい振動振
    幅を記憶する記憶装置とを備え、不つりあいによるロー
    タ両端の振動振幅と前記初期不つりあい振動振幅の差を
    ロータ両端で別々に順次第1番目から第N番目までの前
    記影響係数でそれぞれ除算して双方の不つりあい量を別
    々に計算し、双方の不つりあい量が互に等しいか、ある
    いは両者の差が最も小さくなる場合の影響係数に対応す
    る規定量の不つりあい位置からロータに発生した不つり
    あいの軸方向位置を決定することを特徴とする回転機の
    不つりあい位置評定システム。
JP5756578A 1978-05-17 1978-05-17 回転機の不つりあい位置評定システム Expired JPS6057529B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5756578A JPS6057529B2 (ja) 1978-05-17 1978-05-17 回転機の不つりあい位置評定システム

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JP5756578A JPS6057529B2 (ja) 1978-05-17 1978-05-17 回転機の不つりあい位置評定システム

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JPS54150183A JPS54150183A (en) 1979-11-26
JPS6057529B2 true JPS6057529B2 (ja) 1985-12-16

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JP5756578A Expired JPS6057529B2 (ja) 1978-05-17 1978-05-17 回転機の不つりあい位置評定システム

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JPS5892924A (ja) * 1981-11-30 1983-06-02 Inoue Japax Res Inc つりあい試験機
JP2976578B2 (ja) * 1991-05-30 1999-11-10 株式会社日立製作所 ロータのバランス修正方法
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CN106124126B (zh) * 2016-07-07 2018-05-01 重庆长安汽车股份有限公司 整车状态下传动系动不平衡分离的测试分析方法
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