JPS6056782B2 - 切削工具および熱間加工工具用サ−メツト - Google Patents
切削工具および熱間加工工具用サ−メツトInfo
- Publication number
- JPS6056782B2 JPS6056782B2 JP17389783A JP17389783A JPS6056782B2 JP S6056782 B2 JPS6056782 B2 JP S6056782B2 JP 17389783 A JP17389783 A JP 17389783A JP 17389783 A JP17389783 A JP 17389783A JP S6056782 B2 JPS6056782 B2 JP S6056782B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- powder
- cermets
- tools
- cermet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、高靭性および高硬度を有し、さらにすぐ
れた耐摩耗性、耐塑性変形性、および耐衝撃性を有し、
したがつて、これらの特性が要求される高速切削や、高
送り切削および深切り込み切削などの重切削に用いられ
る切削工具として、さらに熱間圧延ロール、熱間線引ロ
ール、熱間圧縮ダイス、熱間鍛造ダース、および熱間押
出しパンチなどの比較的長時間高温にさらされる熱間加
工工具として使用した場合にすぐれた性能を発揮する結
合相がＷで構成されたサーメットに関するものである。
れた耐摩耗性、耐塑性変形性、および耐衝撃性を有し、
したがつて、これらの特性が要求される高速切削や、高
送り切削および深切り込み切削などの重切削に用いられ
る切削工具として、さらに熱間圧延ロール、熱間線引ロ
ール、熱間圧縮ダイス、熱間鍛造ダース、および熱間押
出しパンチなどの比較的長時間高温にさらされる熱間加
工工具として使用した場合にすぐれた性能を発揮する結
合相がＷで構成されたサーメットに関するものである。
近年、加工能率向上のために高速切削化や高送り切削
化が検討されているが、切削速度を高くしたり、送り量
を多くしたりすると、切削工具の刃先温度が上昇し、刃
先が摩耗よりは、むしろ高温に起因する塑性変形によつ
て使用寿命に至る場合が多い。 しかしながら、現在実
用に供されている硬質相が主として炭化タングステン（
以下ＷＣで示す）や炭化チタン（以下ＴｉＣで示す）で
構成され、一方結合相が主として鉄族金属て構成されて
いるＷＣ基超硬合金やＴｉＣ基サーメットは、刃先温度
が１０００℃を越えると急激に軟化するようになるため
に、これらのＷＣ基超硬合金やＴｉＣ基サーメットは勿
論のこと、これらの表面に硬質被覆層を形成したものに
おいても、その使用条件は刃先温度が１０００℃を若干
上廻る程度に制限されている。
化が検討されているが、切削速度を高くしたり、送り量
を多くしたりすると、切削工具の刃先温度が上昇し、刃
先が摩耗よりは、むしろ高温に起因する塑性変形によつ
て使用寿命に至る場合が多い。 しかしながら、現在実
用に供されている硬質相が主として炭化タングステン（
以下ＷＣで示す）や炭化チタン（以下ＴｉＣで示す）で
構成され、一方結合相が主として鉄族金属て構成されて
いるＷＣ基超硬合金やＴｉＣ基サーメットは、刃先温度
が１０００℃を越えると急激に軟化するようになるため
に、これらのＷＣ基超硬合金やＴｉＣ基サーメットは勿
論のこと、これらの表面に硬質被覆層を形成したものに
おいても、その使用条件は刃先温度が１０００℃を若干
上廻る程度に制限されている。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、特に
すぐれた耐塑性変形性および耐衝撃性、さらに耐摩耗性
が要求される鋼などの高速切削や重切削に切削工具とし
て使用するのに適した材料を開発すべく研究を行なつた
結果、原料粉末として、ＴｉとＷの複合金属炭窒化物固
溶体（以下（Ｔｉ）Ｗ）ＣＮで示す）粉末、Ｔｉと、Ｗ
と、Ｔｉを除く元素周期律表の担およびレ族金属のうち
の１種または２種以上との複合金属炭窒化物固溶体（以
下、（Ｔｉ．．Ｗ．．Ｍ）ＣＮで示す）粉末、さらに元
素周期律表の事、？、およびω族の金属粉末とほう素粉
末、あるいはこれらの金属のほう化物粉末、酸化マグネ
シウム（以下ＭｇＯで示す）粉末、およびＷ粉末を用意
し、これらの原料粉末を所定の配合組成に配合し、以後
通常の粉末冶金法により製造した、重量％で（以下％は
重量％を示す）、（Ｔｌ，．Ｗ）ＣＮおよび（Ｔｉ．．
Ｗ．．Ｍ）ＣＮのうちの１種または２種：１０〜６５％
、元素周期律表の槃、？、および？族金属のほう化物（
以下、これらを総称して金属ほう化物という）のうちの
１種または２種以上：０．１〜５％、ＭｇＯ：０．０１
〜１％、を含有し、残りがＷと不可避不純物からなる組
成を有するサーメットにおいては、焼結時に、ＭｇＯの
大半が（Ｔｉ．．Ｗ）ＣＮおよび（Ｔｉ．．ＷｌＭ）Ｃ
Ｎ中のＣと反応して、そのＣ量を減少させることから、
（Ｔｉ．．Ｗ）ＣＮおよび（Ｔｉ．，ＷｌＭ）ＣＮの焼
結性が向上し、また金属ほう化物中のほう素あるいはほ
う素単体がＷ中に固溶する酸素、あるいは酸化皮膜中の
酸素と結合して揮発性のほう素酸化物を形成し、これを
除去することからＷの表面が活性化し、その焼結性が一
段と向上するようになるので、結合相形成成分としての
Ｗのもつ特性と合まつて、すぐれた靭性、すなわち耐衝
撃性をもつようになり、さらに硬質相形成成分としての
（Ｔｉ．．Ｗ）ＣＮ、（Ｔｉ．．Ｗ．．Ｍ）ＣＮｌ金属
ほう化物、およびＭｇＯによつて高硬度、すなわちすぐ
れた耐摩耗性と耐塑性変形性をもつようになるという知
見を得たのである。
すぐれた耐塑性変形性および耐衝撃性、さらに耐摩耗性
が要求される鋼などの高速切削や重切削に切削工具とし
て使用するのに適した材料を開発すべく研究を行なつた
結果、原料粉末として、ＴｉとＷの複合金属炭窒化物固
溶体（以下（Ｔｉ）Ｗ）ＣＮで示す）粉末、Ｔｉと、Ｗ
と、Ｔｉを除く元素周期律表の担およびレ族金属のうち
の１種または２種以上との複合金属炭窒化物固溶体（以
下、（Ｔｉ．．Ｗ．．Ｍ）ＣＮで示す）粉末、さらに元
素周期律表の事、？、およびω族の金属粉末とほう素粉
末、あるいはこれらの金属のほう化物粉末、酸化マグネ
シウム（以下ＭｇＯで示す）粉末、およびＷ粉末を用意
し、これらの原料粉末を所定の配合組成に配合し、以後
通常の粉末冶金法により製造した、重量％で（以下％は
重量％を示す）、（Ｔｌ，．Ｗ）ＣＮおよび（Ｔｉ．．
Ｗ．．Ｍ）ＣＮのうちの１種または２種：１０〜６５％
、元素周期律表の槃、？、および？族金属のほう化物（
以下、これらを総称して金属ほう化物という）のうちの
１種または２種以上：０．１〜５％、ＭｇＯ：０．０１
〜１％、を含有し、残りがＷと不可避不純物からなる組
成を有するサーメットにおいては、焼結時に、ＭｇＯの
大半が（Ｔｉ．．Ｗ）ＣＮおよび（Ｔｉ．．ＷｌＭ）Ｃ
Ｎ中のＣと反応して、そのＣ量を減少させることから、
（Ｔｉ．．Ｗ）ＣＮおよび（Ｔｉ．，ＷｌＭ）ＣＮの焼
結性が向上し、また金属ほう化物中のほう素あるいはほ
う素単体がＷ中に固溶する酸素、あるいは酸化皮膜中の
酸素と結合して揮発性のほう素酸化物を形成し、これを
除去することからＷの表面が活性化し、その焼結性が一
段と向上するようになるので、結合相形成成分としての
Ｗのもつ特性と合まつて、すぐれた靭性、すなわち耐衝
撃性をもつようになり、さらに硬質相形成成分としての
（Ｔｉ．．Ｗ）ＣＮ、（Ｔｉ．．Ｗ．．Ｍ）ＣＮｌ金属
ほう化物、およびＭｇＯによつて高硬度、すなわちすぐ
れた耐摩耗性と耐塑性変形性をもつようになるという知
見を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであつ
て、以下に成分組成を上記の通りに限定した理由を説明
する。
て、以下に成分組成を上記の通りに限定した理由を説明
する。
（ａ） （Ｔｉ．Ｗ）ＣＮおよび（Ｔｉ．Ｗ．Ｍ）ＣＮ
これらの成分は、主体硬質相形成成分てあつて、サーメ
ットの耐摩耗性および耐塑性変形性を向上させる作用を
もつが、その含有量が１０％未満ではＷ素地中にスケル
トンを形成することなく均一に分散してしまつて前記作
用に所望の効果が得られず、一方６５％を越えて含有さ
せると、相対的に素地を形成するｗ量が減少し、靭性が
劣化するようになることから、その含有量を１０〜６５
％と定めた。
これらの成分は、主体硬質相形成成分てあつて、サーメ
ットの耐摩耗性および耐塑性変形性を向上させる作用を
もつが、その含有量が１０％未満ではＷ素地中にスケル
トンを形成することなく均一に分散してしまつて前記作
用に所望の効果が得られず、一方６５％を越えて含有さ
せると、相対的に素地を形成するｗ量が減少し、靭性が
劣化するようになることから、その含有量を１０〜６５
％と定めた。
）金属ほう化物
これらの成分には、上記の通り、焼結時にＷ中に固溶す
る酸素、あるいはＷ表面に形成されている酸化皮膜中の
酸素と反応して揮発性のほう素酸化物を形成し、この結
果Ｗ表面が活性化されることから、焼結性が一段と向上
し、サーメットにすぐれた靭性と耐衝撃性を付与する作
用があるほか、自身も硬質相を形成してサーメットの硬
さおよび耐摩耗性を向上させる作用があるが、その含有
量が０．１％未満ては前記作用に所望の効果が得られず
、一方５％を越えて含有させると、金属ほう化物自体が
著しく粒成長するようになつて靭性が低下するようにな
ることから、その含有量を０．１〜５％と定めた。
る酸素、あるいはＷ表面に形成されている酸化皮膜中の
酸素と反応して揮発性のほう素酸化物を形成し、この結
果Ｗ表面が活性化されることから、焼結性が一段と向上
し、サーメットにすぐれた靭性と耐衝撃性を付与する作
用があるほか、自身も硬質相を形成してサーメットの硬
さおよび耐摩耗性を向上させる作用があるが、その含有
量が０．１％未満ては前記作用に所望の効果が得られず
、一方５％を越えて含有させると、金属ほう化物自体が
著しく粒成長するようになつて靭性が低下するようにな
ることから、その含有量を０．１〜５％と定めた。
ご）ＭｇＯＭｇＯ成分には、その大半が焼結時に（Ｔｉ
ｌＷ）ＣＮおよび（Ｔ１、Ｗ．．Ｍ）ＣＮ中のＣ成分と
反応して、これらの成分中のＣ量を減少させ、もつてこ
れらの成分の焼結性を向上せしめてサーメットにすぐれ
た靭性および耐衝撃性を付与せしめる作用があるほか、
ＭｇＯ自身も（ＴｌｌＷ）ＣＮおよび（ＴＩ．Ｗ．Ｍ）
ＣＮ粒子内およびこれらの粒子とＷとの粒界に硬質相形
成成分として析出して、粒成長を抑制する作用があるが
、その含有量が０．０１％未満ては上記作用に所望の効
果が得られず、一方１％を越えて含有させると、サーメ
ットの耐塑性変形性が低下するようになると共に、サー
メット中に巣が形成され易くなつて耐衝撃性も劣化する
ようになることから、その含有量を０．０１〜１％と定
めた。
ｌＷ）ＣＮおよび（Ｔ１、Ｗ．．Ｍ）ＣＮ中のＣ成分と
反応して、これらの成分中のＣ量を減少させ、もつてこ
れらの成分の焼結性を向上せしめてサーメットにすぐれ
た靭性および耐衝撃性を付与せしめる作用があるほか、
ＭｇＯ自身も（ＴｌｌＷ）ＣＮおよび（ＴＩ．Ｗ．Ｍ）
ＣＮ粒子内およびこれらの粒子とＷとの粒界に硬質相形
成成分として析出して、粒成長を抑制する作用があるが
、その含有量が０．０１％未満ては上記作用に所望の効
果が得られず、一方１％を越えて含有させると、サーメ
ットの耐塑性変形性が低下するようになると共に、サー
メット中に巣が形成され易くなつて耐衝撃性も劣化する
ようになることから、その含有量を０．０１〜１％と定
めた。
０Ｗおよび不可避不純物
Ｗ成分は、その一部が硬質相に固溶するが、大部分は結
合相として存在して硬質相と強固に結合し、サーメット
にすぐれた靭性と耐衝撃性を付与する作用をもつものて
ある。
合相として存在して硬質相と強固に結合し、サーメット
にすぐれた靭性と耐衝撃性を付与する作用をもつものて
ある。
また不純物としてＭＯ．．Ｃｒ．．Ｆｅ．．Ｎｉ．．Ｃ
Ｏ．．Ｒｅ，．ＰｔｌおよびＰｄなどのうちの１種また
は２種以上を含有する場合があるが、その含有量がそれ
ぞれ１％以下であれば、サーメット特性が何ら損なわれ
るものではない。つぎに、この発明のサーメットを実施
例によりミ体的に説明する。
Ｏ．．Ｒｅ，．ＰｔｌおよびＰｄなどのうちの１種また
は２種以上を含有する場合があるが、その含有量がそれ
ぞれ１％以下であれば、サーメット特性が何ら損なわれ
るものではない。つぎに、この発明のサーメットを実施
例によりミ体的に説明する。
ミ施例１
原料粉末として、いずれも平均粒径：１．５μｍを有す
る完全固溶体の（Ｔ１、Ｗ）ＣＮ粉末、（ＴｉｌＷ，．
Ｚｒ）ＣＮ粉末、（Ｔｉ．．ＷｌＨｆ）ＣＮ粉末、（Ｔ
ｉ，．Ｗｌ■）ＣＮ粉末、（Ｔｉ，．Ｗ．．Ｎｂ）ＣＮ
粉末、（Ｔ１、Ｗ．．Ｔａ）ＣＮ粉末、および（Ｔｉｌ
Ｗ．Ｚｒ．Ｔａ）ＣＮ粉末、同じくいずれも１．２μｍ
の平均粒径を有するＴｌＢ２粉末、ＺｒＢ２粉末、Ｈｆ
ｌ３２粉末、ＶＢ２粉末、ＴａＢ２粉末、ＮｂＢ２粉末
、ＣｒＢ粉末、ＭＯＢ粉末、およびＷＢ粉末、さらに平
均粒径：０．８μｍを有するＭｇＯ粉末と同０．８μｍ
（７）Ｗ粉末を用意し、これらの原料粉末を所定の配合
組成に配合し、ボールミル中にて７満間湿式粉砕混合し
、乾燥した後、１ｔ０ｎの圧力にてブレス成形して圧粉
体とし、ついでこの圧粉体を圧力ニ１００ｔ０ｒｒ′の
窒素雰囲気中、１８００〜２２００℃の範囲内の所定温
度に１時間保持の条件で焼結することによつて、それぞ
れ第１表に示される成分組成をもつた本発明サーメット
１〜１５および比較サーメット１〜６．を製造した。
る完全固溶体の（Ｔ１、Ｗ）ＣＮ粉末、（ＴｉｌＷ，．
Ｚｒ）ＣＮ粉末、（Ｔｉ．．ＷｌＨｆ）ＣＮ粉末、（Ｔ
ｉ，．Ｗｌ■）ＣＮ粉末、（Ｔｉ，．Ｗ．．Ｎｂ）ＣＮ
粉末、（Ｔ１、Ｗ．．Ｔａ）ＣＮ粉末、および（Ｔｉｌ
Ｗ．Ｚｒ．Ｔａ）ＣＮ粉末、同じくいずれも１．２μｍ
の平均粒径を有するＴｌＢ２粉末、ＺｒＢ２粉末、Ｈｆ
ｌ３２粉末、ＶＢ２粉末、ＴａＢ２粉末、ＮｂＢ２粉末
、ＣｒＢ粉末、ＭＯＢ粉末、およびＷＢ粉末、さらに平
均粒径：０．８μｍを有するＭｇＯ粉末と同０．８μｍ
（７）Ｗ粉末を用意し、これらの原料粉末を所定の配合
組成に配合し、ボールミル中にて７満間湿式粉砕混合し
、乾燥した後、１ｔ０ｎの圧力にてブレス成形して圧粉
体とし、ついでこの圧粉体を圧力ニ１００ｔ０ｒｒ′の
窒素雰囲気中、１８００〜２２００℃の範囲内の所定温
度に１時間保持の条件で焼結することによつて、それぞ
れ第１表に示される成分組成をもつた本発明サーメット
１〜１５および比較サーメット１〜６．を製造した。
なお、比較サーメット１〜６は、いずれも構成成分のう
ちのいずれかの成分含有量（第１表に※印を示す）がこ
の発明の範囲から外れた組成を有するものである。
ちのいずれかの成分含有量（第１表に※印を示す）がこ
の発明の範囲から外れた組成を有するものである。
ついで、この結果得られた本発明サーメット１〜１５お
よび比較サーメット１〜６について、硬さ（ロックウェ
ル硬さ）と抗折力を測定すると共にこれよりＪＩＳ−Ｓ
ＮＰ４３３の形状をもつた切削チップを切出し、被削材
：ＪＩＳ−ＳＮＣＭ−８（硬さ：ＨＢ２６Ｏ）、切削速
度：１８０ＴｒＬ，１ｍｉｎ１送 りニ０．３ｗｒ！Ｎ
ｌｒｅｖ．、 切込み：２Ｗ０ｆｔ１ 切削時間：１０ｒｒ１Ｉｎ１ の条件での高速連続切削試験、並びに、 被削材：ＪＩＳ−ＳＮＣＭ−８（硬さ：ＨＢ２９Ｏ）、
切削速度：１００Ｔｒ１．Ｉｍｉｎ、送 りニ０．５ｗ
ｒｍ１ｒｅｖ．、 切込み：３Ｔ！Ｒｌｎｌ 切削時間：３ｒｎｉｎ、 の条件での断続切削試験を行ない、上記高速連続切削試
験では、刃先の逃げ面摩耗幅およびすくい面摩耗深さを
測定し、また上記断続切削試験では１陥の試験切刃のう
ち、その刃先に欠損が発生した切刃数を測定した。
よび比較サーメット１〜６について、硬さ（ロックウェ
ル硬さ）と抗折力を測定すると共にこれよりＪＩＳ−Ｓ
ＮＰ４３３の形状をもつた切削チップを切出し、被削材
：ＪＩＳ−ＳＮＣＭ−８（硬さ：ＨＢ２６Ｏ）、切削速
度：１８０ＴｒＬ，１ｍｉｎ１送 りニ０．３ｗｒ！Ｎ
ｌｒｅｖ．、 切込み：２Ｗ０ｆｔ１ 切削時間：１０ｒｒ１Ｉｎ１ の条件での高速連続切削試験、並びに、 被削材：ＪＩＳ−ＳＮＣＭ−８（硬さ：ＨＢ２９Ｏ）、
切削速度：１００Ｔｒ１．Ｉｍｉｎ、送 りニ０．５ｗ
ｒｍ１ｒｅｖ．、 切込み：３Ｔ！Ｒｌｎｌ 切削時間：３ｒｎｉｎ、 の条件での断続切削試験を行ない、上記高速連続切削試
験では、刃先の逃げ面摩耗幅およびすくい面摩耗深さを
測定し、また上記断続切削試験では１陥の試験切刃のう
ち、その刃先に欠損が発生した切刃数を測定した。
これらの測定結果を第１表に合せて示した。また、比較
の目的で、ＩＳＯのＰｌＯグレードのＷＣ基超硬合金製
切削チップ（以下従来チップ１という）、およびＴｉＣ
−１０％ＭＯ一１５％Ｎｌの組成を有するＴｌＣ基サー
メット製切削チップ（以下従来切削チップ２という）に
ついても上記の切削条件で切削試験を行ない、この結果
も第１表に示した。第１表に示される結果から、本発明
サーメット１〜１５は、いずれも高硬度および高靭性を
有し、いずれの切削試験でもすぐれた耐摩耗性および耐
衝撃性を示すのに対して、比較サーメット１〜６に見ら
れるように、構成成分のうちのいずれかの成分含有量で
もこの発明の範囲から外れると硬さおよび靭性のうちの
少なくともいずれかの特性が劣るようになり、かつ切削
試験でも耐摩耗性（耐１塑性変形性）および耐衝撃性の
うちの少なくともいずれかの特性が劣つた結果しか示さ
ないことが明らかである。
の目的で、ＩＳＯのＰｌＯグレードのＷＣ基超硬合金製
切削チップ（以下従来チップ１という）、およびＴｉＣ
−１０％ＭＯ一１５％Ｎｌの組成を有するＴｌＣ基サー
メット製切削チップ（以下従来切削チップ２という）に
ついても上記の切削条件で切削試験を行ない、この結果
も第１表に示した。第１表に示される結果から、本発明
サーメット１〜１５は、いずれも高硬度および高靭性を
有し、いずれの切削試験でもすぐれた耐摩耗性および耐
衝撃性を示すのに対して、比較サーメット１〜６に見ら
れるように、構成成分のうちのいずれかの成分含有量で
もこの発明の範囲から外れると硬さおよび靭性のうちの
少なくともいずれかの特性が劣るようになり、かつ切削
試験でも耐摩耗性（耐１塑性変形性）および耐衝撃性の
うちの少なくともいずれかの特性が劣つた結果しか示さ
ないことが明らかである。
さらに、従来切削チップ１、２は、本発明サーメットに
比して硬さおよび靭性の劣るものてあるために、切削試
験でも耐摩耗性および耐衝撃性の劣つた結果しか示さな
いことが明らかである。上述のように、この発明のサー
メットは、高硬度および高靭性を有し、かつ耐摩耗性、
耐塑性変形性、および耐衝撃性にもすぐれているので、
これらの特性が要求される鋼の高速切削や重切削などに
切削工具として用いた場合にすぐれた切削性能を示し、
さらに熱間圧延ロール、熱間線引ロール、熱間圧縮ダイ
ス、熱間鍛造ダイス、さらには熱間押出しパンチなどの
比較的長時間高温にさらされる熱間加工用工具として用
いた場合にもすぐれた性能を長期に亘つて発揮するなど
工業上有用な特性を有するのてある。
比して硬さおよび靭性の劣るものてあるために、切削試
験でも耐摩耗性および耐衝撃性の劣つた結果しか示さな
いことが明らかである。上述のように、この発明のサー
メットは、高硬度および高靭性を有し、かつ耐摩耗性、
耐塑性変形性、および耐衝撃性にもすぐれているので、
これらの特性が要求される鋼の高速切削や重切削などに
切削工具として用いた場合にすぐれた切削性能を示し、
さらに熱間圧延ロール、熱間線引ロール、熱間圧縮ダイ
ス、熱間鍛造ダイス、さらには熱間押出しパンチなどの
比較的長時間高温にさらされる熱間加工用工具として用
いた場合にもすぐれた性能を長期に亘つて発揮するなど
工業上有用な特性を有するのてある。
Claims (1)
- １ 硬質相形成成分として、ＴｉとＷの複合金属炭窒化
物固溶体、およびＴｉと、Ｗと、Ｔｉを除く元素周期律
表の４ａおよび５ａ族金属のうちの１種または２種以上
との複合金属炭窒化物固溶体のいずれか一方、または両
方：１０〜６５％、同じく硬質相形成成分として、元素
周期律表の４ａ、５ａ、および６ａ族金属のほう化物の
うちの１種または２種以上：０．１〜５％、同じく硬質
相形成成分として、酸化マグネシウム：０．０１〜１％
、を含有し、残りが結合相形成成分としてのＷと不可避
不純物からなる組成（以上重量％）を有することを特徴
とする切削工具および熱間加工工具用サーメット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17389783A JPS6056782B2 (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 切削工具および熱間加工工具用サ−メツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17389783A JPS6056782B2 (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 切削工具および熱間加工工具用サ−メツト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6067638A JPS6067638A (ja) | 1985-04-18 |
| JPS6056782B2 true JPS6056782B2 (ja) | 1985-12-11 |
Family
ID=15969110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17389783A Expired JPS6056782B2 (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 切削工具および熱間加工工具用サ−メツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6056782B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63125682A (ja) * | 1986-11-14 | 1988-05-28 | Daido Steel Co Ltd | Ｃｒ含有鋼加工用工具 |
| US4983079A (en) * | 1987-12-14 | 1991-01-08 | Mitsubishi Kinzoku Kabushiki Kaisha | Twist drill |
| US5230593A (en) * | 1987-12-14 | 1993-07-27 | Mitsubishi Kinzoku Kabushiki Kaisha | Twist drill |
| JP3013853B2 (ja) * | 1988-07-19 | 2000-02-28 | 大同特殊鋼株式会社 | Ｃｒ含有鋼を熱間加工するための加工用工具 |
-
1983
- 1983-09-20 JP JP17389783A patent/JPS6056782B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6067638A (ja) | 1985-04-18 |
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