JPS6056283B2 - 集合型電解コンデンサの容量設定方法 - Google Patents
集合型電解コンデンサの容量設定方法Info
- Publication number
- JPS6056283B2 JPS6056283B2 JP1225685A JP1225685A JPS6056283B2 JP S6056283 B2 JPS6056283 B2 JP S6056283B2 JP 1225685 A JP1225685 A JP 1225685A JP 1225685 A JP1225685 A JP 1225685A JP S6056283 B2 JPS6056283 B2 JP S6056283B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic
- collective
- capacitor
- capacitance
- anode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（発明の技術分野）
本発明は増幅器等の電源回路に用いる集合型電解コン
デンサの容量設定方法に関する。
デンサの容量設定方法に関する。
（従来技術の構成とその欠点）
一般に電解コンデンサは、容量値範囲が広く、小型、
大容量で低価格であるため、増幅器等の電源回路の平滑
用コンデンサとして多く利用されている。
大容量で低価格であるため、増幅器等の電源回路の平滑
用コンデンサとして多く利用されている。
電解コンデンサは容量が大きいものほど低域におけるイ
ンピーダンスを小さくでき、電源回−路のレギユレーシ
ヨン、リップル電流を低く押え られるが、同時に電解
コンデンサ自体が中域では抵抗分を持ち及び高域ではイ
ンダクタンス分をもつため、特に高域における周波数特
性が劣化する。その結果ＨｉＦｉアンプの電源回路にお
いては、高域における出力電力の変動についても小さく
押えられることが要求されるので電解コンデンサの高域
周波数特性の劣化が問題となる。これを防止するために
例えば大容量電解コンデンサと小容量コンデンサ（マイ
カコンデンサ、フイルムコ’ンデンサ等）を並列接続し
て用いているが、例えば、１００００μＦの電解コンデ
ンサと１０：１あるいは１００： １等の容量比のもの
をフィルムコンデンサ等で行う場合は、価格、容量値範
囲、大きさ等の点で実用上不便である。また違う種類の
コンデンサを同一樹脂ケース内に独立に一体形成する場
合、製作上やりにくいことが多い等の欠点があつた。
（本発明の目的） 本発明は上記欠点を除去し、容量の異なる電解コンデ
ンサを同一樹脂ケース内に独立に一体形成場合において
、それぞれの容量を容易に設定することができる集合型
電解コンデンサの容量設定方法を提供することを目的と
する。
ンピーダンスを小さくでき、電源回−路のレギユレーシ
ヨン、リップル電流を低く押え られるが、同時に電解
コンデンサ自体が中域では抵抗分を持ち及び高域ではイ
ンダクタンス分をもつため、特に高域における周波数特
性が劣化する。その結果ＨｉＦｉアンプの電源回路にお
いては、高域における出力電力の変動についても小さく
押えられることが要求されるので電解コンデンサの高域
周波数特性の劣化が問題となる。これを防止するために
例えば大容量電解コンデンサと小容量コンデンサ（マイ
カコンデンサ、フイルムコ’ンデンサ等）を並列接続し
て用いているが、例えば、１００００μＦの電解コンデ
ンサと１０：１あるいは１００： １等の容量比のもの
をフィルムコンデンサ等で行う場合は、価格、容量値範
囲、大きさ等の点で実用上不便である。また違う種類の
コンデンサを同一樹脂ケース内に独立に一体形成する場
合、製作上やりにくいことが多い等の欠点があつた。
（本発明の目的） 本発明は上記欠点を除去し、容量の異なる電解コンデ
ンサを同一樹脂ケース内に独立に一体形成場合において
、それぞれの容量を容易に設定することができる集合型
電解コンデンサの容量設定方法を提供することを目的と
する。
（本発明の構成）
以下図面と共に本発明の一実施例について説明する。
第１図は本発明に係る集合型電解コンデンサを示す図、
第２図はその断面図である。第１図及び第２図に示すよ
うに本発明に係る集合型電解コンデンサ１は、同一平面
２に複数個（例えば４個）の円筒状孔３を所定の位置に
独立に形成した樹脂ケース４のそれぞれの円筒状孔３内
にコンデンサ素子５を収納し、該コンデンサ素子５の陽
極引き出し片６及び陰極引き出し片７を樹脂等よりなり
封口体８に設けた陽極端子９及び陰極引端子１０にそれ
ぞれ溶接等によつて接続し、該コンデンサ素子５を電解
液１１に含浸させ該封口体８によつて開口部を封着する
ことにより複数個の電解コンデンサを同一樹脂ケース４
内に独立に一体形成する。上記コンデンサ素子５の陽極
箔１２は、表面のエッチングの度合いを変えることによ
り電極箔の表面拡大率を変えることができ、また電解液
１１を変えることによりそれぞれの電解コどデンサのイ
ンピーダンスの周波数特性を異ならせることが可能であ
る。
第２図はその断面図である。第１図及び第２図に示すよ
うに本発明に係る集合型電解コンデンサ１は、同一平面
２に複数個（例えば４個）の円筒状孔３を所定の位置に
独立に形成した樹脂ケース４のそれぞれの円筒状孔３内
にコンデンサ素子５を収納し、該コンデンサ素子５の陽
極引き出し片６及び陰極引き出し片７を樹脂等よりなり
封口体８に設けた陽極端子９及び陰極引端子１０にそれ
ぞれ溶接等によつて接続し、該コンデンサ素子５を電解
液１１に含浸させ該封口体８によつて開口部を封着する
ことにより複数個の電解コンデンサを同一樹脂ケース４
内に独立に一体形成する。上記コンデンサ素子５の陽極
箔１２は、表面のエッチングの度合いを変えることによ
り電極箔の表面拡大率を変えることができ、また電解液
１１を変えることによりそれぞれの電解コどデンサのイ
ンピーダンスの周波数特性を異ならせることが可能であ
る。
上記コンデンサ素子は例えば第３図に示すように陽極引
き出し変６を幅方向に固着したアルミニウム等よりなる
陽極箔１２と、同様に陰極引き出し変７を固着したアル
ミニウム等よりなる陽極白１３をセパレータ紙１４を介
して第４図に示すように巻回したものである。
き出し変６を幅方向に固着したアルミニウム等よりなる
陽極箔１２と、同様に陰極引き出し変７を固着したアル
ミニウム等よりなる陽極白１３をセパレータ紙１４を介
して第４図に示すように巻回したものである。
（発明の作用）
上記のように構成される集合型電解コンデンサ１におい
て例えば、上記したように電界液または電極箔の表面拡
大率を変化させることによつて得られるインピーダンス
の周波数特性の異なる２種類の電解コンデンサを２本１
組として２組となるように集合させて、第５図にしめす
ように互いに容量の異なる２つの電解コンデンサＣ１と
Ｃ２，Ｃ３，Ｃ４）を並列接続として増幅器等の電源回
路に用いれば、電源回路の内部インピーダンスが広範囲
にわたつて低く押えられる。
て例えば、上記したように電界液または電極箔の表面拡
大率を変化させることによつて得られるインピーダンス
の周波数特性の異なる２種類の電解コンデンサを２本１
組として２組となるように集合させて、第５図にしめす
ように互いに容量の異なる２つの電解コンデンサＣ１と
Ｃ２，Ｃ３，Ｃ４）を並列接続として増幅器等の電源回
路に用いれば、電源回路の内部インピーダンスが広範囲
にわたつて低く押えられる。
また同じ種類のコンデンサ素子を同一軸脂ケース内に形
成しているので比較的容易に製作でき、特に電解コンデ
ンサであるので大容量のもので容量が異なるものが安価
に得られる。また、コンデンサ素子自体の性能に左右さ
れることなく、任意に容量を設定することができるので
さらに製品の均一化を容易に達成できる。
成しているので比較的容易に製作でき、特に電解コンデ
ンサであるので大容量のもので容量が異なるものが安価
に得られる。また、コンデンサ素子自体の性能に左右さ
れることなく、任意に容量を設定することができるので
さらに製品の均一化を容易に達成できる。
（発明の効果）以上説明したように本発明に係る集合型
電解コンデンサを上記のように組み合せて増幅器等の電
源回路に用いれば、広範囲にわたつて出力電圧の変動少
なくなるばかりでなく、容易に作成できるという独自の
効果を期待できる。
電解コンデンサを上記のように組み合せて増幅器等の電
源回路に用いれば、広範囲にわたつて出力電圧の変動少
なくなるばかりでなく、容易に作成できるという独自の
効果を期待できる。
第１図は本発明に係る集合型電解コンデンサを示す図、
第２図はその断面図、第３図はコンデンサ素子の展開図
、第４図はコンデンサ素子の斜視図、第５図は本発明に
係る集合型電解コンデンサを組み合せて用いたた一例を
示す図である。 １・・・・・・集合型電解コンデンサ、２・・・・・・
円筒状孔を有する同一平面、３・・・・・円筒状孔、４
・・・・・・樹脂ケース、５・・・・・コンデンサ素子
、６・・・・・・陽極引き出し片７・・・・・・陰極引
き出し片、８・・・・・・封口体、９・・・・陽極端子
、１０・・・・・・陰極端子、１１・・・・・・電解ノ
液、１２・・・・・・陽極箔、１３・・・・・・陰極箔
、１４・・セパレータ紙。
第２図はその断面図、第３図はコンデンサ素子の展開図
、第４図はコンデンサ素子の斜視図、第５図は本発明に
係る集合型電解コンデンサを組み合せて用いたた一例を
示す図である。 １・・・・・・集合型電解コンデンサ、２・・・・・・
円筒状孔を有する同一平面、３・・・・・円筒状孔、４
・・・・・・樹脂ケース、５・・・・・コンデンサ素子
、６・・・・・・陽極引き出し片７・・・・・・陰極引
き出し片、８・・・・・・封口体、９・・・・陽極端子
、１０・・・・・・陰極端子、１１・・・・・・電解ノ
液、１２・・・・・・陽極箔、１３・・・・・・陰極箔
、１４・・セパレータ紙。
Claims (1)
- １ 同一平面に複数個の円筒状孔を所定の位置に独立に
形成した樹脂ケースのそれぞれの円筒状孔内に、陽極箔
と陰極箔とをセパレータ紙を介して巻回したコンデンサ
素子を収納し、該コンデンサ素子の陽極引き出し片及び
陰極引き出し片を封口に設けた陽極端子及び陰極端子に
それぞれ接続し、該コンデンサ素子を電解液に含浸させ
、該封口体によつて開口部を封着することにより、複数
個の電解コンデンサを独立に同一樹脂ケース内に一体形
成した集合型電解コンデンサにおいて、該電解コンデン
サの電解液又は電極箔の表面積拡大率を変えることによ
り、それぞれの容量を異ならせることを特徴とする集合
型電解コンデンサの容量設定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1225685A JPS6056283B2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 | 集合型電解コンデンサの容量設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1225685A JPS6056283B2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 | 集合型電解コンデンサの容量設定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60173824A JPS60173824A (ja) | 1985-09-07 |
| JPS6056283B2 true JPS6056283B2 (ja) | 1985-12-09 |
Family
ID=11800284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1225685A Expired JPS6056283B2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 | 集合型電解コンデンサの容量設定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6056283B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62135433U (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-26 |
-
1985
- 1985-01-25 JP JP1225685A patent/JPS6056283B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62135433U (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60173824A (ja) | 1985-09-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4009425A (en) | Capacitor with intersecting lead plates | |
| JPS6056283B2 (ja) | 集合型電解コンデンサの容量設定方法 | |
| JPH0191411A (ja) | 複合コンデンサ | |
| JPS5919433Y2 (ja) | ４端子形電解コンデンサ | |
| JPH1154380A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
| JPS5930532Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JP4803749B2 (ja) | 金属化フィルムコンデンサ | |
| GB2057765A (en) | Capacitor comprising stripline connections | |
| JPH0241859Y2 (ja) | ||
| JPS603579Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPH0638415Y2 (ja) | 平滑回路 | |
| JPS605572Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPH0338826Y2 (ja) | ||
| JPS5918670Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPS593565Y2 (ja) | デンカイコンデンサ | |
| JP4172855B2 (ja) | 付加機能内蔵型コンデンサ | |
| JPS5934120Y2 (ja) | 低インピ−ダンス薄形電解コンデンサ | |
| JPS6112665Y2 (ja) | ||
| JPS58153321A (ja) | コンデンサ | |
| US4814939A (en) | Capacitor with integral tab arbor | |
| JPS596052B2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JP2541589Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPH03277170A (ja) | オーディオ用電源平滑装置 | |
| JPS5915068Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPS5910048B2 (ja) | 電解コンデンサ |