JPS605586Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPS605586Y2 JPS605586Y2 JP5406379U JP5406379U JPS605586Y2 JP S605586 Y2 JPS605586 Y2 JP S605586Y2 JP 5406379 U JP5406379 U JP 5406379U JP 5406379 U JP5406379 U JP 5406379U JP S605586 Y2 JPS605586 Y2 JP S605586Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead
- sealed
- heat
- exterior film
- anode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は円柱形状、扁平形状等のコンデンサ素子を熱融
着性樹脂フィルムを含む外装フィルムにより密封外装し
てなる電解コンデンサに関するものである。
着性樹脂フィルムを含む外装フィルムにより密封外装し
てなる電解コンデンサに関するものである。
従来から合成樹脂フィルムよりなる外装フィルムにより
コンデンサ素子を密封外装した場合には、金属ケースを
用いるのに比べて小型のものを得ることができ、特に薄
形の電解コンデンサを得られることが知られている。
コンデンサ素子を密封外装した場合には、金属ケースを
用いるのに比べて小型のものを得ることができ、特に薄
形の電解コンデンサを得られることが知られている。
ところで、この薄形の電解コンデンサは、１つのコンデ
ンサの厚みが薄いため、複数個を積み重ねて直列にまた
は並列に接続することが容易であり、しかも体積効率が
円柱形状の電解コンデンサに比べて非常に良好となる利
点を有している。
ンサの厚みが薄いため、複数個を積み重ねて直列にまた
は並列に接続することが容易であり、しかも体積効率が
円柱形状の電解コンデンサに比べて非常に良好となる利
点を有している。
しかしながら、このような利点を有している反面、外部
に引出した陽極引出しリードと陰極引出しリードとの判
別を容易に行なうことができないという問題を残してい
る。
に引出した陽極引出しリードと陰極引出しリードとの判
別を容易に行なうことができないという問題を残してい
る。
本考案はこのような現状に鑑み威されたものであり、陽
極、陰極の表示を外装フィルムにより外装を行なった電
解コンデンサにとって効果的な手段により行なうもので
ある。
極、陰極の表示を外装フィルムにより外装を行なった電
解コンデンサにとって効果的な手段により行なうもので
ある。
以下、本考案による電解コンデンサについて、第１図〜
第４図の図面を用いて説明する。
第４図の図面を用いて説明する。
第１図に本考案の一実施例による電解コンデンサを示し
ており、この実施例においては、陽極引出しリード１お
よび陰極引出しリード２を備えた四角形で扁平形状のコ
ンデンサ素子（図示せず）を熱融着性樹脂フィルムを含
む四角形の外装フィルム３により前記陽極引出しリード
１および陰極引出しり−ド２を外部に引出して覆うとと
もに、前記外装フィルム３の周縁部を熱融着してコンデ
ンサ素子を密封外装し、そして外装フィルム３の熱融着
部分４の前記陽極引出しリード１と近接する角を前記外
装フィルム３に囲まれた密閉空間に到達しない程度に切
り取って切欠き５を設けたものである。
ており、この実施例においては、陽極引出しリード１お
よび陰極引出しリード２を備えた四角形で扁平形状のコ
ンデンサ素子（図示せず）を熱融着性樹脂フィルムを含
む四角形の外装フィルム３により前記陽極引出しリード
１および陰極引出しり−ド２を外部に引出して覆うとと
もに、前記外装フィルム３の周縁部を熱融着してコンデ
ンサ素子を密封外装し、そして外装フィルム３の熱融着
部分４の前記陽極引出しリード１と近接する角を前記外
装フィルム３に囲まれた密閉空間に到達しない程度に切
り取って切欠き５を設けたものである。
すなわち、この実施例によれば、外装フィルム３の熱融
着部分４の陽極引出しリード１と近接する角を切り取っ
ているため、その切欠き５により陽極引出しリード１が
どちら側か一目で判る。
着部分４の陽極引出しリード１と近接する角を切り取っ
ているため、その切欠き５により陽極引出しリード１が
どちら側か一目で判る。
また、切欠き５が設けられた角は、他の部分に比べて機
械的強度の弱い部分となり、従って内部のコンデンサ素
子からガスが発生して内部圧力が上昇した場合には、前
記切欠き５の部分が破れ、爆発する恐れがなくなる。
械的強度の弱い部分となり、従って内部のコンデンサ素
子からガスが発生して内部圧力が上昇した場合には、前
記切欠き５の部分が破れ、爆発する恐れがなくなる。
すなわち、防爆弁として働くのである。
次表に、本考案による電解コンデンサについて極性表示
と防爆機能とを兼ねた切欠き５における防爆機能として
の効果を示している。
と防爆機能とを兼ねた切欠き５における防爆機能として
の効果を示している。
なお、次表に示す数値は、試料として定格１６Ｗ、Ｖ、
１０００μＦ１寸法４ ｃｍ Ｘ ６ ｃｍ Ｘ Ｏ
，１３ｃｍ、熱融着部分の幅４咽とした電解コンデンサ
を用い、定格電圧の２倍の電圧、ＩＯＡの電流を印加す
る試験を行なった場合の切欠き５による防爆機構部の接
合残り幅に対する弁作動率を示している。
１０００μＦ１寸法４ ｃｍ Ｘ ６ ｃｍ Ｘ Ｏ
，１３ｃｍ、熱融着部分の幅４咽とした電解コンデンサ
を用い、定格電圧の２倍の電圧、ＩＯＡの電流を印加す
る試験を行なった場合の切欠き５による防爆機構部の接
合残り幅に対する弁作動率を示している。
この表より明らかなように極性表示のための切欠き５は
、防爆弁としても充分な機能を果たす。
、防爆弁としても充分な機能を果たす。
ここで、本考案の電解コンデンサに用いる外装フィルム
として、耐熱性に優れたポリプロピレンフィルムやポリ
エステルフィルムや金属フィルムと熱融着性のポリエチ
レンフィルムとを２層、３層、あるいは４層にラミネー
トしたものを用いれば、ポリエチレンフィルムに熱融着
時の熱ストレスによりピンホールが発生した場合でも外
装フィルムによる密封性が損われることがなく、これに
よって電解液が外部に漏れて減少することによる特性の
劣化がなくなる。
として、耐熱性に優れたポリプロピレンフィルムやポリ
エステルフィルムや金属フィルムと熱融着性のポリエチ
レンフィルムとを２層、３層、あるいは４層にラミネー
トしたものを用いれば、ポリエチレンフィルムに熱融着
時の熱ストレスによりピンホールが発生した場合でも外
装フィルムによる密封性が損われることがなく、これに
よって電解液が外部に漏れて減少することによる特性の
劣化がなくなる。
なお、本考案においては、第２図および第３図に示すよ
うに、コンデンサ素子および外装フィルム３の形状が円
形であっても六角形であっても、上記実施例で説明した
ように陽極引出しリード１（または陰極引出しリード２
）に近接した部分に■字形状等の切欠き５を設けること
により同様な効果を得ることができる。
うに、コンデンサ素子および外装フィルム３の形状が円
形であっても六角形であっても、上記実施例で説明した
ように陽極引出しリード１（または陰極引出しリード２
）に近接した部分に■字形状等の切欠き５を設けること
により同様な効果を得ることができる。
さらに、切欠き５の形状についても、上記実施例に限定
されるものではなく、第４図ａ、 ｂに示すように半円
形状、角形形状の切欠き５であっても同様な効果を得る
ことができる。
されるものではなく、第４図ａ、 ｂに示すように半円
形状、角形形状の切欠き５であっても同様な効果を得る
ことができる。
また、本考案においては、コンデンサ素子が扁平形状、
すなわち薄形の電解コンデンサだけに限定されるもので
はなく、従来から用いられている円柱形状のコンデンサ
に対しても適用することができるものである。
すなわち薄形の電解コンデンサだけに限定されるもので
はなく、従来から用いられている円柱形状のコンデンサ
に対しても適用することができるものである。
以上のように本考案による電解コンデンサは、外装フィ
ルムの熱融着部分の陽極引出しリードおよび陰極引出し
リードのいずれか一方に近接した部分に切欠きを設ける
だけという簡単な構成で、極性の表示および電解コンデ
ンサにとって安全性を確保する上でなくてはならない防
爆機能を付加することができ、安価で商品価値の高いも
のが得られるという極めて実用的価値の大なるものであ
る。
ルムの熱融着部分の陽極引出しリードおよび陰極引出し
リードのいずれか一方に近接した部分に切欠きを設ける
だけという簡単な構成で、極性の表示および電解コンデ
ンサにとって安全性を確保する上でなくてはならない防
爆機能を付加することができ、安価で商品価値の高いも
のが得られるという極めて実用的価値の大なるものであ
る。
第１図〜第３図はそれぞれ本考案の実施例による電解コ
ンデンサを示す平面図、第４図ａ、 ｂはそれぞれ本考
案の電解コンデンサにおける切欠きの形状の例を示す平
面図である。 １・・・・・・陽極引出しリード、２・・・・・・陰極
引出しリード、３・・・・・・外装フィルム、４・・・
・・・熱融着部分、５・・・・・・切欠き。
ンデンサを示す平面図、第４図ａ、 ｂはそれぞれ本考
案の電解コンデンサにおける切欠きの形状の例を示す平
面図である。 １・・・・・・陽極引出しリード、２・・・・・・陰極
引出しリード、３・・・・・・外装フィルム、４・・・
・・・熱融着部分、５・・・・・・切欠き。
Claims (1)
- 陽極引出しリードおよび陰極引出しリードを備えたコン
デンサ素子を熱融着性樹脂フィルムを含む外装フィルム
により前記陽極引出しリードおよび陰極引出しリードを
外部に引出して覆うとともに、前記外装フィルムの周縁
部を熱融着してコンデンサ素子を密封外装味かつその外
装フィルムの熱融着部分の前記陽極引出しリードおよび
陰極引出しリードのいずれか一方に近接する部分に前記
外装フィルムに囲まれた密閉空間に到達しない一程度の
切欠きを設けてなる電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5406379U JPS605586Y2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5406379U JPS605586Y2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | 電解コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55154539U JPS55154539U (ja) | 1980-11-07 |
| JPS605586Y2 true JPS605586Y2 (ja) | 1985-02-21 |
Family
ID=28948070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5406379U Expired JPS605586Y2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS605586Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2569818B2 (ja) * | 1989-08-08 | 1997-01-08 | 日本電気株式会社 | 有極性電子部品およびキャリアテープ |
-
1979
- 1979-04-20 JP JP5406379U patent/JPS605586Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55154539U (ja) | 1980-11-07 |
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