JPS6055840B2 - 複音シンセサイザ用楽音発生器 - Google Patents

複音シンセサイザ用楽音発生器

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JPS6055840B2
JPS6055840B2 JP53001041A JP104178A JPS6055840B2 JP S6055840 B2 JPS6055840 B2 JP S6055840B2 JP 53001041 A JP53001041 A JP 53001041A JP 104178 A JP104178 A JP 104178A JP S6055840 B2 JPS6055840 B2 JP S6055840B2
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tone
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ラルフ・ドイツチエ
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/02Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories
    • G10H7/04Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories in which amplitudes are read at varying rates, e.g. according to pitch
    • G10H7/045Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories in which amplitudes are read at varying rates, e.g. according to pitch using an auxiliary register or set of registers, e.g. a shift-register, in which the amplitudes are transferred before being read

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子ディジタル楽音(tone)シンセサイ
ザ、および特に単一の主クロック源から音階(scal
e)のすべての音調(note)を発生するための装置
に関するものである。
ディジタル楽音シンセサイザ形の鍵盤操作電子楽器は周
知である。
複音シンセサイザ(POLYPHONICTONESY
NTl]ESワER)という名称の、1975年8月1
1日出願、米国出願第603、776号(特願昭51−
93519)の出願中の明細書に。
多数の楽音発生器をそなえ、各楽音発生器は主データリ
ストから楽音を発生する鍵盤楽器が記載されている。デ
ータリストは、発生されるべき楽音の1サイクルに対応
するアナログ信号に沿つて、等間隔に配置された点の振
幅値をあられしている。各楽音発生器に対する主データ
リストはシフトレジスタに記憶されており、振幅値はシ
フト周波数でレジスタからD−A(山GitaItOa
nalOg)変換器へシフトされる。シフト周波数は、
発生される音調の基本周波数に丁度比例している。上述
の出願中の明細書に述べたごとく、シフト周波数は可変
周波数発振器から得られる。
発振器の周波数は、鍵盤上のキーを押すことによつて制
御される。割当回路が音調を定めるものをメモリに記憶
していて、個個のキーに対して楽音発生器を割当てる。
音調を定めるものは、個別にアドレスできる周波数制御
数を記憶しているメモリのアドレスとして機能する。発
振器の周波数は、鍵盤上の押された個個のキーに対応し
て、メモリから読み出された周波数ナンバーによつて設
定される。
楽器内の各楽音発生器は個有の発生器を有している。こ
のことは、和音を鳴らす時のように、それぞれが異なつ
た音の.高さすなわち周波数である。多数の音調が同時
に発生することを許す。多数の発振器が制御される仕方
は、周波数ナンバー制御クロック装置(FREQUEN
CYNUMBERCONTROLCLOCK)という名
称の、1975年11月24日出願、j米国出願第63
4、533号(特願昭51−140616)の出願中の
明細書に、より詳細に記述されている。
鍵盤中のキーが楽音発生器に割当てられるやり方は、鍵
盤スイッチ検出と割当装置(KEYBOARDSWIT
CHI)ETECTANDASSIGNOR)というク
名称の、197奔10月6日出願、米国出願第619、
515号(特願昭51−110652)の出願中の明細
書に、より詳細に記述されている。多数の可変周波数発
振器の使用における1つの問題は、楽器を適当な調整状
態に保つことである。
各発振器は、全音階またはそのある整数倍における各音
調の周波数を、正確に再生しなければならない。しかし
ながら、可変周波数発振器は、時間とともに周波数がド
リフトする傾向がある。また周囲条件の変化は、その周
波数に影響を与え得る。鍵盤上の各キーが、どの割当て
られた発振器も同じ公称周波数に設定するように、発振
器は調節されなければならない。さもないと、どの楽)
音発生器が個個のキーに割当てられるかに応じて音の高
さが変るだろう。このことから、非常に広い周波数範囲
にわたつて、正確に設定されて発振できるように、極度
に安定な発振器を必要とする。この条件は、妥当な価格
において獲得するこ・とは少少困難である。この理由か
ら、それぞれの楽音発生器のシフトレジスタをシフトす
るためのパルス列を単一の主クロックパルス源から発生
することが望ましい。
クロックパルス列を楽音周波数に合成するために、これ
までに提案された1つの方法は、オクターブ音階中の1
諸のそれぞれに対して1個のウカンタがる。1組の整数
カウンタを有する、゛゜トップオクターブシンセサイザ
゛と呼ばれるものを使うことである。
これらのカウンタは、単一の主クロックの整数分割を作
り出す。トップオクターブにおける周波数に対応したク
ロックパルス列を発生するためには、約MHzの主ク的
ンク速度を必要とする。しかしながら、前述の出願中の
明細書において記述された複音シンセサ・イザにおいて
は、シフトバルブ周波数は発生されるべき音の周波数の
64倍でなければならない。これは技術の現状に比べて
、遥かに高い主クロック周波数を必要とするものである
。周波数分割によつて、共通のクロック源から多数の周
波数を得るためのもう1つの技術は、非整数除算器を使
用することである。
しかしながら、非整数除算器はどんな所望の平均周波数
を有するパルス列でも作るが、そのパルス列において、
パルス間の間隔は常に同一ではない。与えられた期間中
生じるパルスの数は、パルス列から選ばれたパルス間隔
でパルスを消去することによつて変化する。しかしなが
ら、前述の願書において記述したタイプの多音シンセサ
イザにおいて、楽音発生器でシフトパルス列を発生する
ために、非整数除算器が使われたとすると、パルス列中
のパルスの不同な間陥は、システム中に非常に不快な雑
音を導入する。この雑音は可聴音の高い周波数成分の形
であり、基本周波数から広く離れていることと高いレベ
ルの強度のために、不愉快な音響効果を生じる。本発明
は、クロックパルス列を楽音周波数に合成するための非
整数除算器に対する工夫に帰着する。
これは前述の出願中の明細書において記述されたタイプ
の複音シンセサイザに使用され得るものである。上述の
望ましくない雑音の影響は消去されるか、または大幅に
減少される。従つて、本発明は、楽音発生器が単一のク
ロック源を用いて、音階のすべての音調を発生すること
が可能にする。その単一クロック源の周波数は、出願中
の明細書において述べた可変周波数発振器が動作するこ
とが必要とされた最高周波数より実際的に高くない。約
言すれば、このことは、モジユロ1の加算累算器の形て
非整数除算器を与えることによつて達成される。
この加算累算器は、記憶されている周波数ナンバーリス
トから選ばれた周波数ナンバーによつて定まるある量だ
け、主クロック速度で周期的に増加される。リストは鍵
盤の各音調の周波数と、鍵盤上の最高音より上の、全音
階の次に最も高い音調の周波数との比に対応する2進数
からなる。従つてこの比は、値がすべて1より小さい。
加算累算器は、和が累算の容量を越えたとき、すなわち
和が1の値に達したとき、オーバーフローパルスを発生
する。オーバフローパルスは、発生されるべき楽音に対
する振幅値の主データリストを記憶しているレジスタか
ら、連続したデータワードをシフトし、そのワードは、
レジスタからD−A変換器の入カへ移送される。シフト
速度は、D−A変換器からのアナログ信号によつて発生
される楽音の高さを決定する。非整数除算器からのパル
スの不規則なパターンによつて導入される雑音を補償す
るため、主データリストにおける連続したデーターワー
ドの振幅値の間の振幅の差は、それぞれのワードがレジ
スタからシフトされるとき生じる。差の情報は分数乗率
回路に加えられ、分数量によつて乗率を掛けられ、それ
から第1のレジスタの出力に加算される。その乗率は、
加算累算器における最高次のビットによつて制御される
。例えば、比の2つの最高次ビットを用いて、適用され
る乗率は、0、114、112および314である。本
発明の目的は、符号によつて結びつけられている、3つ
の前述の出願中の明細書に詳細に述べられたタイプの複
音シンセサイザのための、音調クロック発生システムの
改良を提供することにある。
以下の記述において、上述の明細書において述べられた
システムのすべての部分は、2桁の符号によつて識別さ
れる。この符号は、上述の明細書において同じ回路要素
に対して使用されている符号に対応している。3桁の符
号によつて表わされるすべてのブロックは、本発明の改
良を実現するためシンセサイザに付加された回路に対応
している。
以下、実施例について詳細に説明する。
第1図は本発明の複音シンセサイザ用音調周波数発生器
の構成を示すブロック図、第2図は本発明の詳細な説明
するための波形図、第3図は周波数データワードを示す
図である。
第1図について詳細に説明すると、符号11は、12個
までの別個の可聴周波電圧信号を受け取りかつ混合でき
る。
可聰周波音響システムを一般的にらオ)している。音響
システムへの各入力信号は、通常の楽器鍵盤上のキーの
操作に応じて、個有の楽音発生器によつて発生する。キ
ーは、対応する数の鍵盤スイッチ12を動作させる。1
2までのキーが同時に動作できて、12個の異なる楽音
の同数を同時に発生する。
12個の楽音を有する多音)システムは、単に例として
与えられたにすぎないことを理解すべきてある。
鍵盤上のキーがスイッチを動作させると、キー検出およ
び割当回路14は、鍵盤上の個々の音調に関する情報を
記憶し、そのキーをシステム中の門12個の楽音発生器
の現在使われていない1個に割当てる。
音調の情報と、それが楽音発生器に割当てられたという
事実は、キー検出および割当回路14内のメモリ(図示
されず)に記憶される。キー検出および割当回路の動作
は、前述の出願番号フ第61λ615号(特願昭51−
110652)の出願中の明細書に記述されている。キ
ーが操作されると、総括(Executive)制御回
路16のシーケンス論理の制御のもとに、主データリス
トが計算され、主シフトレジスタ34に記憶される主デ
ータリストは出願番号60\776号の出願中の明細書
で詳細に述べたごときやり方で演算される。
そこで述べたごとく、1つの楽音に対する主データリス
トは64ワードからなり、各ワードは、発生されるべき
可聰周波数楽音の単一のサイクルにおける1点の振幅を
あられす。割当回路14によつてどの楽音発生器が選択
されたかによつて、音調選択ゲート40が総括制御回路
16の制御に応じて、主データリストを主シフトレジス
タ34から12個の音調シフトレジスタの1つへ移送す
る。音調シフトレジスタの2個が35と36で示されて
いる。楽音発生器の音調シフトレジスタが、ディジタル
化された波形振幅データで一旦負荷されると、このデー
タは音調シフトレジスタから、47と48で示された関
連するD−A変換器へ、鍵頒上の個々のキーに応じて発
生される楽音の高さすなわち基本周波数によつて定まる
シフト速度でシフトされる。
音調クロック情報の発生に対する1つの工夫は、前述の
出願番号第634、533号(特願昭51一14061
6)の出願中の明細書に記述されている。
そこに述べられているごとく、12個の楽音発生器のそ
れぞれは、個有の電圧制御発振器を有する。キー検出と
割当回路14に応じて、周波数ナンバーが、選択された
音調に対応する周波数ナンバーの記憶されているリスト
から選択される。この数は対応するアナログ電圧に変換
され、このアナログ電圧は電圧制御発振器に加えられて
、選択された楽音の周波数の整数倍たとえば64倍に対
応して周.波数をセットする。音調クロックからひき出
されたシフトパルスは、音調シフトレジスタ35から対
応する速度でデータをシフトする。音調シフトレジスタ
は、1つの完全なサイクルに対するデータを含んでいる
ので、制御された速度で音調シフ!トレジスタから情報
を繰り返しシフトして、D一A変換器から出力電圧を発
生する。出力電圧の振幅は、主データリストに応じて、
および音調シフトレジスタのレジスタからデータがシフ
トされる速度で定まるある速度で変化する。このシステ
ムは、上に検討したように、欠点がある。
すなわち、12個までの別別の発振器を必要とし、その
各各が、鍵盤の最高音と最低音との音の高さの違いから
必要となる全範囲にわたつて同調されねばならないこと
である。どの楽音発生器も個個のキーに割当てられるの
で、発振器は、12個の楽音発生器がすべて同じキーに
割当てられたとき同じ音の高さを発生するよに同調され
ねばな!らない。本発明は、すべての楽音発生器が、シ
ステム主クロック回路15のような単一のクロック源か
ら駆動される、1つの工夫を提供するものである。上述
の出願中の明細書において述べた工夫におけるごとく、
音調情報がキー検出と割当回路14内のメモリに記憶さ
れた後、この音調情報はアドス読出メモリ18内の周波
数ナンバーをアドレスするためのアドレスとして使用さ
れる。
アドレス周波数ナンバーは、その2個が20と21で示
さ7れいる、12個の周波数ナンバーレジスタの1つへ
、総括制御回路16の制御に応じてデータ選択ゲート1
9によつて移送される。レジスタ20と21は、鍵盤上
で操作されたスイッチ(個個の音調)のおのおのに対す
る、それぞれの周波数ナンノバーの一時的記憶装置とな
る。キーが解放されて新しいキーが操作されると、総括
制御回路16は、新しい周波数ナンバーをレジスタ20
または21に位置せしめる。アドレス読出メモI川8内
の周波数の表は、2(NIl2)の値をもつ2進の形の
データワードからなつている。
ここでNは1,2,・・・・・・,Mに等しく、Mは楽
音鍵盤上のキーの数である。従つて周波数ナンバーは、
平均律音階における音調の基本周波数の比をあられして
いる。メモl川8に含まれる周波数のデータワードは、
第1表の表に示される。第1表の最初の欄は、通常の鍵
盤の音調のいくつかを掲げたものであり、第6オクター
ブの音調の全部と第2オクターブの音調の全部を含んで
いる。
同表の第2の欄は、楽音の対応する基本周波数を掲げて
おり、第3の欄は、第7オクターブのC#の周波数に対
する、各音調の周波数の比を掲げている。この音調は鍵
盤上の最高音より高い1つの音であり、それが1の値を
持つように選ばれている。第4の欄は比を16ビットの
2進数として掲げている。いくつかのオクターブに対す
る2進数が掲げてあるが、1オクターブに対応する周波
数ナンバーだけが実際にメモリ18に記憶されればよく
、他のオクターブに対する数は、各オクターブの変化ご
とに2進の位を1桁ずらすことによつて導かれる。周波
数ナンバーは、レジスタ20または21の1つへ移送さ
れて、音調シフトレジスタの対応する1個に加えられた
シフトパルスの周波数を、主クロック回路15からのパ
ルスを用いて制御するのに使用される。
このために、周波数ナンバーレジスタ20に記憶された
数は加算累算器110の入力に加えられる。累算器はモ
ジユロ1のもので、ビット容量として例えば16ビット
のものである。総括制御回路16によつて制御されたと
き、加算累算器110は、主クロック回路15からの各
クロックパルスごとに、レジスタ20からの周波数ナン
バーを累算器の内容に加算する。常に1より小さい数で
ある周波数ナンバーは、累算器が1に等しいか又は1よ
り大きい統計に達するか又は超過する前に、1またはそ
れ以上の回数、累算器を増加させる。モジユロ1なので
、累算器の内容に対する周波数ナンバーの加算が、その
内容を1に達するか又は超過させたときは、累算器はオ
ーバフローパルスを発生する。加算累算器110は、新
しいキーが楽音発生器に割当てられるまで周波数ナンバ
ーで増加され続け、総括制御回路16は、新しい周波数
ナンバーをレジスタ20に移送してその時累算器はクリ
アされ、この手順が新しい周波数ナンバーごとに繰り返
される。加算累算器110は主クロックパルスに対する
非整数除算器として動作する。
何故ならばそれは、累算器に1を超えさせる主クロック
パルスごとに、出力パルスを発生するからである。たと
えば、主クロックの0.3倍のクロック周波数が必要で
あるとする。各主クロック時ごとに、値0.3が加算累
算器の内容に加算される。各主クロック時、加算累算器
110の内容は第2表に掲げる値を持つ。k入1−11
1小 累算器はモジユロ1などで、オーバフローパルスはクロ
ックパルス4,7,10,14等で生じる。
従つて出力パルスの数は、10入力パルスごとに3個で
ある。しかしながら、出力パルスの間隔は均等ではない
。上例では、クロックパルス4,7および10に対応す
る出力パルスの間の時間間隔は等しく3クロックパルス
間隔であるが、出力パルス9と13の間の時間は、4ク
ロックパルス間隔に対応する。加算累算器110からの
出力パルスは、主シフトレジスタ34内の主リストを関
連する音調シフトレジスタ35へ移送するのに用いられ
る。
このために、加算累算器110からの出力パルスは、総
括制御回路16の制御のもとに、クロック選択ゲート3
7を経て主シフトレジスタ34のシフト入力に加えられ
る。加算累算器110の出力パルスはまた、音調シフト
レジスタ35のシフト入力へも加えられる。従つて、2
つのレジスタは移送中同期している。音調シフトレジス
タ35が1度l負荷されると、加算累算器110からの
出力パルスによつて、データリストは、音調シフトレジ
スタ35からD−A変換器47へシフトされ続ける。こ
のようにして音調シフトレジスタ35の平均シフト速度
は、第1表から選ばれた周波数ナン7バーの値の関数と
なる。同様に、周波数レジスタ21内の周波数ナンバー
は、加算累算器112に加えられる。
加算累算器112からの出力パルスは、音調シフトレジ
スタ36へ加えられる。このシステムは上述のように、
加算累算器による非整数除算のために、音響システムへ
の入力のアナログ信号に歪んだ、あるいは雑音を含んだ
波形を生じる。この雑音は、レベルが高く、かつ基本周
波数から離れているので、特に低音に対しフて、聞く者
にとつて耳ざわりでありかつ不快なものてある。
非整数除算器によつて導入されるこの雑音のレベルは、
D−A変換器の入力に加えられるディジタル情報を修正
する補間システムによつて最小にされる。各楽音発生器
と結合された補間システムは、音調シフトレジスタ35
の出力端における、音調シフトレジスタ35の最初の2
つのワード位置から導かれた入力を有する。
114と115で示されたようなディジタル減算回路を
含んでいる。
従つて、データ点Znがシフトレジスタの出力端にシフ
トされて、減算回路114の1入力に加えられると、シ
フトレジスタ中の次の隣接のワード位置のデータ値Zn
+,が減算回路114の他の入力に加えられる。減算回
路は、Zn+1−Zn=ΔZnlすなわち発生中の波形
の2つの連続したデータ点の振幅における増分差に対応
するディジタル出力を生じる。減算回路114の出力か
らの増分差は、分数乗率回路116に加えられる。
分数乗率回路116は、減算回路114の出力に0,1
14,112または3ノ4を乗する。乗率は、加算累算
器110における、2つの最高次のビットによつて定ま
る。もしも加算累算器の最高次のディジットのm進換算
値(Equivalent)が0.25より小さければ
乗率0が適用され、w進換算値が0.25以上0.5未
満であれは乗率114が適用される。もしも加算累算器
の10進換算値が0.5以上0.75未満であれば、乗
率112が適用される。もしも加算累算器が0.75ま
たはそれより大きけれは乗率314が適用される。減算
回路114の出力における増分産の乗率分数(Scal
efractiOn)は、加算回路118において、音
調シフトレジスタ35の出力に加算され、D−A変換器
47の入力に加えられる。
合成波形が第2回に示されているが、この波形は第2表
に!示されたデータに基づくプロットである。第2図に
おいて破線は、音調シフトレジスタ35の出力がD−A
変換器の入力に直接結合されたとした場合の、D−A変
換器の出力波形のプロットを示している。
実線は、減算回路11牡分数・乗率回路116および加
算回路118によつて与えられる補間を付加した、D−
A変換器の出力の波形を示している。第2図は、各クロ
ックパルスごとの階段状変化を示しているが同時に、シ
フトパルスの間で4個以上の主クロックパルスが現われ
ているところで、乗率が各クロックパルスごとには変化
しないことがわかる。主データ群に含まれるデータの間
に、最も密接して114の間隔に直線的補間をすること
によつて、加算累算器によつて発生した不均等配置のパ
ルスによつて生じる位置誤差雑音は、十分に減少する。
本システムは、最も密接して1ノ4間隔に補間を行うと
述べたが、もつと小さい分数の補間も、分数乗率回路1
16aによつて遂行され得る。たとえば、最上位桁の3
ビットを使用すると、補間における加算累算器110お
よび112の内容は、主データ群に含まれるデータの間
の、最も密接して118の間隔になり得る。しかしなが
ら、補間間隔の数を増しても、必然的に本システムの性
能が改善される訳ではない。事実、補間間隔の数を増加
すると、位相誤差雑音が増える。なぜならば、直線的補
間の各補間点は、波形上の正しい点に対応しないからで
ある。事実、波形データは、実際問題として第32高周
波までに限定される。補間点における誤差は、波形が4
(又は8)倍の点の数を持つており、従つて高調波のよ
り高い次数に対応するということを意味している。補間
された点は、時系列のそれぞれの連続した期間に対して
異なつている。周波数ナンバーは無理数なので、余分の
高調波は残音を増加させる。114間隔の補間は、申し
分のない妥協を与える。
ある楽音発生器においては、データ点の間の振幅変化が
得られることに注意すべきである。
このような場合においては、波形に対するΔZの値は、
別個のシフトレジスタに記憶される。このシフトレジス
タは、加算累算器110からのオーバフローパルスによ
つて、音調シフトレジスタ35と同期してシフトされる
。増分データは、このようなレジスタから直接分数乗率
回路116へシフトされるので、減算回路114は必要
でなくなる。本発明の実施の態様を列挙すれば次のごと
くである。
1第1レジスタからシフトされた各値を有する前記第1
組の連続する値の間の差に等しいデジタル的に符号化し
た値を発生する手段と、前記加算器一累算器の累算値に
応動する手段を含み、選択された分数量によりデジタル
的に符号化した値を発生する前記手段からの出力を基準
化する(Scallng)乗率装置手段(Scajer
means)と、を更に具え、前記乗率装置手段は、第
1レジスタの出力をD−A変換器に結合し、乗算装置手
段からのデジタル符号化出力を第1レジスタからの出力
に加算する手段を含み、和の値は、D−A変換器に印加
されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の装
置。
2乗率装置手段の分数量はNI4であり、ただし加算器
一累算器により設定される如く、n=0,1,2,又は
3である前記第1項記載の装置。
3加算器の出力に接続され、加算器の出力をアナログ電
圧に変更するD−A変換器を更に具える特許請求の範囲
第2項記載の装置。
4選択された値を周期的に転送する前記手段は、鍵盤と
、鍵盤のどの鍵が作動されるかに応じて第2組の値を記
憶する手段において前記選択された値を選択する手段と
、を具える特許請求の範囲第2項記載の装置。
5前記分数乗率装置は、乗率(ScalefactOr
)を入力値の0,114,112又は314に設定する
手段を具える特許請求の範囲第2項記載の装置。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の複音シンセサイザ用音調周波数発生器
の構成を示すブロック図、第2図は本発明の詳細な説明
するための波形図である。 11・・・可聴周波音響システム、12・・・鍵盤スイ
ッチ、14・・・キー検出および割当回路、15・・・
システム主クロック回路、16・・・総括制御回路、1
8・・・アドレス読出しメモリ、19・・・データ選択
ゲート、20,21・・・周波数ナンバーレジスタ、3
4・・・主シフトレジスタ、35,36・・・音調シフ
トレジスタ、37・・・クロック選択ゲート、40・・
・音調選択ゲート、47,48・・・D−A変換器、1
10,112・・・加算累算器、114,115・・・
減算回路、116,117・・・分数乗率回路、118
,119・・・加算回路、130・・・楽音データ計算
機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1サイクルの波形上の各点の相対的振幅に対応する
    デジタル的に符号化した値の所定の第1組により決定さ
    れる波形を有し、かつ、全音階の楽音の基本周波数に対
    応するデジタル的に符号化した値の第2組より選択した
    1つの値により決定される基本周波数を有する可聴信号
    を発生する装置であり、前記第1組の値を記憶する第1
    レジスタと、D−A変換器と、前記第1レジスタからシ
    フトされたデジタル的に符号化された値を前記D−A変
    換器へ結合する手段と、加算器−累算器を具え前記第1
    レジスタに記憶された値を前記D−A変換器へシフトさ
    せるシフトパルス源と、前記第2組から選択された値に
    よつて固定クロク速度にて周期的に前記加算器−累算器
    の内容を増分する手段と、前記加算器−累算器において
    累算された値が容量を超過した時発生するオーバーフロ
    ーパルスを前記第1レジスタに与え、該第1レジスタか
    ら前記D−A変換器まで連続的に前記第1組の値をシフ
    トする手段と、を具備する複音シンセサイザ用楽音周波
    数発生装置。 2 1サイクルの可聴波形を定める1組の点の振幅に対
    応する第1組の個別値を記憶する手段と、多数の楽音の
    基本周波数に対応する第2組の個別値を記憶する手段と
    、最大カウンタ条件を超える時出力パルスを発生する加
    算器−累算器手段と、選ばれた値を前記第2組の値を記
    憶する手段から前記加算器−累算器手段へ周期的に転送
    して該加算器−累算器手段の内容を前記の選ばれた値の
    量だけ所定の速度で増分する手段と、2入力を有し、1
    入力は前記第1組を記憶する手段に接続される加算器と
    、2入力と1出力とを有し、その出力は第1入力の値の
    分数量であつて第2入力の値によつて決定される分数乗
    率装置と、前記加算器−累算器手段の内容を前記分数乗
    率装置の第2入力に結合させ、前記加算器−累算器手段
    の値に応答して乗率を制御する手段と、前記1サイクル
    の可聴波形を定める前記1組の点間の振幅増分変化に対
    応する第3組の個別値を発生する手段と、前記分数乗率
    装置の第1入力に与えられる前記第3組の値を前記加算
    器−累算器手段の出力パルスに応答して演算処理し、該
    分数乗率装置の出力は前記加算器の他の入力に接続され
    る手段と、前記加算器−累算器手段からの連続出力パル
    スに応答して前記第1組の値を記憶する手段から前記加
    算器へそれぞれの値の各々を逐次的に読出す手段と、を
    具えることを特徴とする楽音発生装置。
JP53001041A 1977-01-10 1978-01-09 複音シンセサイザ用楽音発生器 Expired JPS6055840B2 (ja)

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US758010 1985-07-24

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JPS53107815A JPS53107815A (en) 1978-09-20
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US4114496A (en) 1978-09-19
JPS60258594A (ja) 1985-12-20
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