JPS605531Y2 - 樹脂モ−ルドコイル - Google Patents
樹脂モ−ルドコイルInfo
- Publication number
- JPS605531Y2 JPS605531Y2 JP12393779U JP12393779U JPS605531Y2 JP S605531 Y2 JPS605531 Y2 JP S605531Y2 JP 12393779 U JP12393779 U JP 12393779U JP 12393779 U JP12393779 U JP 12393779U JP S605531 Y2 JPS605531 Y2 JP S605531Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- resin
- mold
- resin molded
- molded coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は樹脂モールドコイルの改良に関するものである
。
。
一般に樹脂モールドコイルはモールド底形に際し第１図
、第２図に示すようにモールド成形型１内に軸線を水平
にして内側に二次コイル１１をその外側に一次コイル１
２を同心に配し一次コイルの口出端子１３は型内の所定
位置に固定される。
、第２図に示すようにモールド成形型１内に軸線を水平
にして内側に二次コイル１１をその外側に一次コイル１
２を同心に配し一次コイルの口出端子１３は型内の所定
位置に固定される。
型１は垂直方向の分割面２から左右に分離するようにな
っており、この分割面２の下方に樹脂注入口３が設けで
ある。
っており、この分割面２の下方に樹脂注入口３が設けで
ある。
樹脂注入は図示しない樹脂タンクからの注型樹脂５が注
入ヘッド４を介し注入口３に圧入される。
入ヘッド４を介し注入口３に圧入される。
型１内に注入される樹脂５は型内の下方から上方に順次
光てんされ同時に型内の空気は分割面２の間隙から排出
される。
光てんされ同時に型内の空気は分割面２の間隙から排出
される。
一方型１は予め下部より上部を高温に加温しておきそれ
により樹脂が上部より硬化が始り順次下方に硬化が進み
それにより内部にボイドや、硬化収縮によるひけ部分が
できないようにしている。
により樹脂が上部より硬化が始り順次下方に硬化が進み
それにより内部にボイドや、硬化収縮によるひけ部分が
できないようにしている。
しかし上記した成形製によるモールド方法は注入されて
型内に充てんされる樹脂の速度が早くコイル１１．１２
が含浸される前にコイルを包んでしまうのでコイル内に
空気が残留しやすい。
型内に充てんされる樹脂の速度が早くコイル１１．１２
が含浸される前にコイルを包んでしまうのでコイル内に
空気が残留しやすい。
すなわち、二次コイル１１は内側にあるので注型完了ま
での時間のうちに含浸によりコイル内空気は押出されて
しまうが、外側にある一次コイル１２は樹脂に包まれて
から注型完了までの時間が短いのでコイル内の含浸未完
了部分に空気が残る。
での時間のうちに含浸によりコイル内空気は押出されて
しまうが、外側にある一次コイル１２は樹脂に包まれて
から注型完了までの時間が短いのでコイル内の含浸未完
了部分に空気が残る。
そしてこの空気は第３図に示すごとくコイルの上部表面
からこれを包む絶縁層内に浸入してボイド６となって残
留しコイルの耐電圧を著しく低下させてしまう問題があ
る。
からこれを包む絶縁層内に浸入してボイド６となって残
留しコイルの耐電圧を著しく低下させてしまう問題があ
る。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、樹脂モールド
時、コイル内の残留空気が絶縁層内に侵入することなく
耐電圧が安定化し信頼性の高い樹脂モールドを提供しよ
うとするものである。
時、コイル内の残留空気が絶縁層内に侵入することなく
耐電圧が安定化し信頼性の高い樹脂モールドを提供しよ
うとするものである。
第４図は第３図に相当する本考案樹脂モールドコイルの
要部断面を示し、図示のように一次コイル１２の外周面
の上部局面にコイル幅と同一幅の絶縁シート１４を貼付
けたものである。
要部断面を示し、図示のように一次コイル１２の外周面
の上部局面にコイル幅と同一幅の絶縁シート１４を貼付
けたものである。
絶縁シート１４は絶縁紙または絶縁布あるいは絶縁フィ
ルム等を用いることができる。
ルム等を用いることができる。
このようにすれば、樹脂モールド時型内に注入される樹
脂の注入速度が早いために外側コイル１２内の一部に空
気が残留するが、この空気は絶縁シート１３により図示
のようにコイル内に押し止められコイル表面から出るこ
とができない。
脂の注入速度が早いために外側コイル１２内の一部に空
気が残留するが、この空気は絶縁シート１３により図示
のようにコイル内に押し止められコイル表面から出るこ
とができない。
従ってコイルを包む絶縁層内にボイドが発生することな
く耐電圧が保証される。
く耐電圧が保証される。
コイル内に押し止められた空気はその状態で硬化により
ボイド６として残留しても耐電圧には影響しない。
ボイド６として残留しても耐電圧には影響しない。
第４図に示すシート絶縁物１４を図示しないがその幅を
コイル幅より広くしてコイル側面に打曲げて接着するよ
うにしてもよく、またコイル１２に巻付けるようにして
もよい。
コイル幅より広くしてコイル側面に打曲げて接着するよ
うにしてもよく、またコイル１２に巻付けるようにして
もよい。
以上のように本考案によればコイル表面を包む樹脂層に
ボイドが発生するおそれがなく耐電圧が保証され信頼度
の高い樹脂モールドコイルが提供できる。
ボイドが発生するおそれがなく耐電圧が保証され信頼度
の高い樹脂モールドコイルが提供できる。
第１図は一般樹脂モールドコイルの注型時の断面図、第
２図は第１図Ｉ−Ｉ線断面図、第３図は第２図Ａ部の詳
細断面図、第４図は第３図に相当する本考案樹脂モール
ドコイルの要部断面図である。 １・・・・・・型、１２・・・・・・コイル、１４・・
・・・・絶縁シート。
２図は第１図Ｉ−Ｉ線断面図、第３図は第２図Ａ部の詳
細断面図、第４図は第３図に相当する本考案樹脂モール
ドコイルの要部断面図である。 １・・・・・・型、１２・・・・・・コイル、１４・・
・・・・絶縁シート。
Claims (1)
- モールド成形型内に軸線を水平にして配置されその下方
から型内に注入される樹脂によりモールドされる環状コ
イルの外周面の上部周面に絶縁シートを貼付けたことを
特徴とする樹脂モールドコイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12393779U JPS605531Y2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | 樹脂モ−ルドコイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12393779U JPS605531Y2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | 樹脂モ−ルドコイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5643107U JPS5643107U (ja) | 1981-04-20 |
| JPS605531Y2 true JPS605531Y2 (ja) | 1985-02-21 |
Family
ID=29355851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12393779U Expired JPS605531Y2 (ja) | 1979-09-10 | 1979-09-10 | 樹脂モ−ルドコイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS605531Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62102468U (ja) * | 1985-12-20 | 1987-06-30 |
-
1979
- 1979-09-10 JP JP12393779U patent/JPS605531Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5643107U (ja) | 1981-04-20 |
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