JPS605529Y2 - コイル - Google Patents
コイルInfo
- Publication number
- JPS605529Y2 JPS605529Y2 JP5883279U JP5883279U JPS605529Y2 JP S605529 Y2 JPS605529 Y2 JP S605529Y2 JP 5883279 U JP5883279 U JP 5883279U JP 5883279 U JP5883279 U JP 5883279U JP S605529 Y2 JPS605529 Y2 JP S605529Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- impregnated
- cured
- winding
- interlayer insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はコイルに関する。
従来例えば変圧器用のコイルを形成する場合、絶縁紙あ
るいはプラスチックでなる薄手且扁平な帯状の層間絶縁
テープを間挿して巻線を巻装しているが、層間絶縁テー
プ上に巻回された巻線に対する止め部がないため、層間
絶縁テープの両側縁から巻線が逸脱して、層間絶縁テー
プを挾んだ上下の巻線層間の絶縁が確実に図れない等の
欠点があった。
るいはプラスチックでなる薄手且扁平な帯状の層間絶縁
テープを間挿して巻線を巻装しているが、層間絶縁テー
プ上に巻回された巻線に対する止め部がないため、層間
絶縁テープの両側縁から巻線が逸脱して、層間絶縁テー
プを挾んだ上下の巻線層間の絶縁が確実に図れない等の
欠点があった。
従って所定の沿面距離を得るには複数回絶縁テープを巻
回したり、巻線を絶縁テープで包込んだりした上、ワニ
ス含浸あるいは樹脂モールドを行なわねばならず、作業
性が著しく悪かった。
回したり、巻線を絶縁テープで包込んだりした上、ワニ
ス含浸あるいは樹脂モールドを行なわねばならず、作業
性が著しく悪かった。
一方上述の欠点を除去するため、第４図に示すように絶
縁紙でなる層間絶縁テープ１′の両側縁を内向きにＶ字
状に折曲して止め部３′を形成し、前記層間絶縁テープ
１′を介して巻線４′を巻回したとき、前記止め部３′
により前記層間絶縁テープ１′両側からずれ落ちること
を防止すると共に上層あるいは下層との沿面距離を確保
するよう設け、更に数層に巻装された巻線にワニスの含
浸あるいは樹脂モールドを行なってコイルを構成してい
た。
縁紙でなる層間絶縁テープ１′の両側縁を内向きにＶ字
状に折曲して止め部３′を形成し、前記層間絶縁テープ
１′を介して巻線４′を巻回したとき、前記止め部３′
により前記層間絶縁テープ１′両側からずれ落ちること
を防止すると共に上層あるいは下層との沿面距離を確保
するよう設け、更に数層に巻装された巻線にワニスの含
浸あるいは樹脂モールドを行なってコイルを構成してい
た。
しかしながら絶縁テープからの線落ちを防ぐことができ
ても、止め部３′の折曲げ加工が煩雑で且寸法にバラツ
キがある上、依然としてワニスの含浸ないしは樹脂モー
ルドを施さねばならず、製造が煩雑であった。
ても、止め部３′の折曲げ加工が煩雑で且寸法にバラツ
キがある上、依然としてワニスの含浸ないしは樹脂モー
ルドを施さねばならず、製造が煩雑であった。
本考案は上記の欠点を除去し、沿面を確実に保証すると
共に製造の容易なコイルを提供することを目的とする。
共に製造の容易なコイルを提供することを目的とする。
以下図面に沿って本考案のコイルを説明する。
第１図において１，２は層間絶縁テープで熱硬化性樹脂
を含浸せしめて半硬化状態に形成される。
を含浸せしめて半硬化状態に形成される。
尚詳細には前記層間絶縁テープ１，２は基材としてガラ
スクロス、ポリエステルクロス、ポリエステル不織布、
芳香族ポリアミド紙あるいはポリアミド不織布等を用い
、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等を２０〜８咳量％の
比率に含浸させ且予め半硬化状態にされる。
スクロス、ポリエステルクロス、ポリエステル不織布、
芳香族ポリアミド紙あるいはポリアミド不織布等を用い
、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等を２０〜８咳量％の
比率に含浸させ且予め半硬化状態にされる。
また前記の層間絶縁テープ１，２の両側縁間には各側縁
に沿って延び、前記層間絶縁テープ１，２と同材料で形
成され、半硬化状態にされた止め部３，３が付設されて
おり、前記層間絶縁テープ１，２間に巻装される巻線４
が層間絶縁テープ１，２の側縁から逸脱することが防が
れるように設けられている。
に沿って延び、前記層間絶縁テープ１，２と同材料で形
成され、半硬化状態にされた止め部３，３が付設されて
おり、前記層間絶縁テープ１，２間に巻装される巻線４
が層間絶縁テープ１，２の側縁から逸脱することが防が
れるように設けられている。
第２図は鉄心５が装着されたコイルボビン６に、巻線４
を巻回し、更に層間絶縁テープ１あるいは２並びに止め
部３，３を介して多層に巻線４を施した状態を示すもの
であり、この状態で好適な温度により加熱すれば半硬化
状態の層間絶縁テープ１，２並ひに止め部３，３の基材
に含浸された熱硬化性樹脂が一度軟化溶融した後硬化す
ることになる。
を巻回し、更に層間絶縁テープ１あるいは２並びに止め
部３，３を介して多層に巻線４を施した状態を示すもの
であり、この状態で好適な温度により加熱すれば半硬化
状態の層間絶縁テープ１，２並ひに止め部３，３の基材
に含浸された熱硬化性樹脂が一度軟化溶融した後硬化す
ることになる。
この場合前記の熱硬化性樹脂は軟化溶融時に巻線４間に
浸透して含浸され、更に硬化したとき巻線４が層間絶縁
テープ１，２並びに止め部３，３間において封止される
。
浸透して含浸され、更に硬化したとき巻線４が層間絶縁
テープ１，２並びに止め部３，３間において封止される
。
即ち従来のワニスの含浸あるいは樹脂モールドと同様の
封止作用が巻線４に与えられることになる。
封止作用が巻線４に与えられることになる。
尚層間絶縁テープ１，２並びに止め部３，３に含浸せし
める熱硬化性樹脂として耐熱性あるいは難燃性のものを
用いれば、その特性を持たせることができる。
める熱硬化性樹脂として耐熱性あるいは難燃性のものを
用いれば、その特性を持たせることができる。
また層間絶縁テープ１，２の、例えば一方に従来の絶縁
テープを併用しても略同様の作用を得ることができる。
テープを併用しても略同様の作用を得ることができる。
上述のように構成された本考案のコイルによれば、止め
部により巻線の線落ちを確実に防ぎ得ると共に、別途に
ワニス含浸工程等を行なうことなく巻線の封止を実現で
き、充分な沿面距離を保証すると共に作業性を向上する
等々の顕著な効果を遠戚する。
部により巻線の線落ちを確実に防ぎ得ると共に、別途に
ワニス含浸工程等を行なうことなく巻線の封止を実現で
き、充分な沿面距離を保証すると共に作業性を向上する
等々の顕著な効果を遠戚する。
第１図は本考案のコイルの部分断面図、第２図および第
３図は同動作説明図、第４図は従来例の部分簡略断面図
である。 １．２・・・・・・層間絶縁テープ、３・・・・・・止
め部、４・・・・・・巻線、５・・・・・・鉄心、６・
・・・・・コイルボビン。
３図は同動作説明図、第４図は従来例の部分簡略断面図
である。 １．２・・・・・・層間絶縁テープ、３・・・・・・止
め部、４・・・・・・巻線、５・・・・・・鉄心、６・
・・・・・コイルボビン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ 加熱して硬化される熱硬化性樹脂が含浸され且両側
縁に同様の加熱して硬化される熱硬化性樹脂が含浸され
た止め部３，３が付設せしめられた層間絶縁テープを介
在して、巻線４が多層に巻層されてなることを特徴とす
るコイル。 ２ 加熱して硬化される熱硬化性樹脂が半硬化状態で含
浸されてなる実用新案登録請求の範囲第１項記載のコイ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5883279U JPS605529Y2 (ja) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5883279U JPS605529Y2 (ja) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | コイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55159509U JPS55159509U (ja) | 1980-11-15 |
| JPS605529Y2 true JPS605529Y2 (ja) | 1985-02-21 |
Family
ID=29292855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5883279U Expired JPS605529Y2 (ja) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS605529Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-05-04 JP JP5883279U patent/JPS605529Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55159509U (ja) | 1980-11-15 |
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