JPS6055060B2 - アミンオキサイドの製造方法 - Google Patents
アミンオキサイドの製造方法Info
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- JPS6055060B2 JPS6055060B2 JP55130321A JP13032180A JPS6055060B2 JP S6055060 B2 JPS6055060 B2 JP S6055060B2 JP 55130321 A JP55130321 A JP 55130321A JP 13032180 A JP13032180 A JP 13032180A JP S6055060 B2 JPS6055060 B2 JP S6055060B2
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- JP
- Japan
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- reaction
- amine oxide
- acid
- amine
- hydrogen peroxide
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアミンオキサイドの製造法、更に詳細には、脂
肪族第3級アミンと過酸化水素水溶液とから脂肪族第3
級アミンのアミンオキサイドを製造する改良された方法
に関する。
肪族第3級アミンと過酸化水素水溶液とから脂肪族第3
級アミンのアミンオキサイドを製造する改良された方法
に関する。
脂肪族第3級アミンのアミンオキサイドは界面活性剤と
して、特にシヤンプー、食器用洗剤等に配合される有用
なものである。
して、特にシヤンプー、食器用洗剤等に配合される有用
なものである。
このアミンオキサイドは、洗剤等に配合して使用する場
合、アミンのアミンオキサイドヘの変換が完全なものが
好ましく、実際には変換率が99%以上であることが必
要である。そして、未変換アミンの多量の存在は、アミ
ンオキサイドの洗浄効果を著しく減すると共に、色相、
匂い、皮膚刺激性等の諸性質に大きな悪影響を与える。
合、アミンのアミンオキサイドヘの変換が完全なものが
好ましく、実際には変換率が99%以上であることが必
要である。そして、未変換アミンの多量の存在は、アミ
ンオキサイドの洗浄効果を著しく減すると共に、色相、
匂い、皮膚刺激性等の諸性質に大きな悪影響を与える。
脂肪族第3級アミンと過酸化水素水溶液を50〜80℃
で反応させればアミンオキサイドが得られることは既に
公知であるが、工業的に入手可能な脂肪族第3級アミン
と過酸化水素水溶液とから、工業的に可能かつ有利な方
法で、変換率99%以上のアミンオキサイドを製造する
ことは容易でない。
で反応させればアミンオキサイドが得られることは既に
公知であるが、工業的に入手可能な脂肪族第3級アミン
と過酸化水素水溶液とから、工業的に可能かつ有利な方
法で、変換率99%以上のアミンオキサイドを製造する
ことは容易でない。
すなわち、特公昭41−9294号明細書に記載の如く
、脂肪族第3級アミンに比較的濃厚な過酸化水素水溶液
を反応させると、反応の途中で粘度が増大し、有効な攪
拌及び温度の調節が不可能なゲル状態となり、また、こ
のゲル状態を生じさせない程度の希薄な過酸化水素水溶
液を使用するかあるいは反応開始前にゲル化を防止でき
るような水を添加すると、充分なアミンオキサイドヘの
変換ができない。従つて、特公昭41−9294号の発
明者は、脂肪族第3級アミンと比較的濃厚な過酸化水素
水溶液(好ましくは30〜75%)を反応させ、ゲル化
する直前に最少限度の水を添加する方法を採用している
。
、脂肪族第3級アミンに比較的濃厚な過酸化水素水溶液
を反応させると、反応の途中で粘度が増大し、有効な攪
拌及び温度の調節が不可能なゲル状態となり、また、こ
のゲル状態を生じさせない程度の希薄な過酸化水素水溶
液を使用するかあるいは反応開始前にゲル化を防止でき
るような水を添加すると、充分なアミンオキサイドヘの
変換ができない。従つて、特公昭41−9294号の発
明者は、脂肪族第3級アミンと比較的濃厚な過酸化水素
水溶液(好ましくは30〜75%)を反応させ、ゲル化
する直前に最少限度の水を添加する方法を採用している
。
しカルながら、この反応のゲル化現象は比較的急激に生
ずるので、水の添加時期と添加量の設定が困難であり、
常にゲル化が生じないように監視しなければならないし
、また水の添加により温度が低下して反応速度が低下す
ると言う欠点を有する。また、この方法の原料の脂肪族
第3級アミンは、実施例にみられる如く、蒸留によつて
反応の障害となる金属等を除去したものを使用しなけれ
ばならず、工業的方法としては不利なるを免れない。更
にまた、特公昭41−9294号の方法では、過酸化水
素の使用量は、脂肪族第3級アミンの1.1倍モルが好
ましいとされている。
ずるので、水の添加時期と添加量の設定が困難であり、
常にゲル化が生じないように監視しなければならないし
、また水の添加により温度が低下して反応速度が低下す
ると言う欠点を有する。また、この方法の原料の脂肪族
第3級アミンは、実施例にみられる如く、蒸留によつて
反応の障害となる金属等を除去したものを使用しなけれ
ばならず、工業的方法としては不利なるを免れない。更
にまた、特公昭41−9294号の方法では、過酸化水
素の使用量は、脂肪族第3級アミンの1.1倍モルが好
ましいとされている。
この過酸化水素の使用量を出来る限り理論量に近づけて
反応を完結させることの技術的意味は、その経済的有利
性だけでなく、製造操作上非常に重要な意味を持つてい
る。即ち、ジャンプーや食器用洗剤として配合されるア
ミンオキサイド中への過酸化水素の残存は好ましくなく
、反応終了後分解する必要がある。この分解反応では、
ほとんどの場合、酸素ガスの発生が伴うことになる。ア
ミンオキサイドの水溶液は非常に泡立ち易い性質を有し
ておりこの残存過酸化水素の分解操作では、液が泡立ち
、極端な場合、液が反応器よりあふれだすことがあり、
従つて慎重な操作が必要となる。従つて、多量に過酸化
水素を残存させることは、即ち、過酸化水素の使用量を
多くすることは、いたずらに残存過酸化水素の分解工程
を長びかせることになる。また反応中に過酸化水素が分
解すると、この分解速度は反応によつて異なり、その結
果、工業生産に必要な再現性が得られないこと、反応中
に過酸化水素の分解工程と同じ現象を呈し、操作困,難
となること等の結果を招く。以上の理由から、工業的入
手可能なアミンを使用して、工業的に容易な操作によつ
て、且つ理論必要量に出来る限り近い過酸化水素の使用
量、実際的には10%過剰以下で、99%以上の変換率
のアこミンオキサイドを再現性よく製造する方法が期待
されている。
反応を完結させることの技術的意味は、その経済的有利
性だけでなく、製造操作上非常に重要な意味を持つてい
る。即ち、ジャンプーや食器用洗剤として配合されるア
ミンオキサイド中への過酸化水素の残存は好ましくなく
、反応終了後分解する必要がある。この分解反応では、
ほとんどの場合、酸素ガスの発生が伴うことになる。ア
ミンオキサイドの水溶液は非常に泡立ち易い性質を有し
ておりこの残存過酸化水素の分解操作では、液が泡立ち
、極端な場合、液が反応器よりあふれだすことがあり、
従つて慎重な操作が必要となる。従つて、多量に過酸化
水素を残存させることは、即ち、過酸化水素の使用量を
多くすることは、いたずらに残存過酸化水素の分解工程
を長びかせることになる。また反応中に過酸化水素が分
解すると、この分解速度は反応によつて異なり、その結
果、工業生産に必要な再現性が得られないこと、反応中
に過酸化水素の分解工程と同じ現象を呈し、操作困,難
となること等の結果を招く。以上の理由から、工業的入
手可能なアミンを使用して、工業的に容易な操作によつ
て、且つ理論必要量に出来る限り近い過酸化水素の使用
量、実際的には10%過剰以下で、99%以上の変換率
のアこミンオキサイドを再現性よく製造する方法が期待
されている。
斯る目的を達成する方法として、反応をジエチレントリ
アミンペンタ酢酸(DETPA)又はそのアンモニウム
塩あるいはアルカリ金属塩なるキレ3ート剤の存在下行
うことにより、理論必要量の10%過剰の過酸化水素水
溶液で、変換率99%のアミンオキサイドを得る方法が
提供された(特公昭41−1408四)。
アミンペンタ酢酸(DETPA)又はそのアンモニウム
塩あるいはアルカリ金属塩なるキレ3ート剤の存在下行
うことにより、理論必要量の10%過剰の過酸化水素水
溶液で、変換率99%のアミンオキサイドを得る方法が
提供された(特公昭41−1408四)。
同公報に記載の如く、DETPA又はその塩のよ4うな
アミノ酢酸化合物のキレート剤を添加することによりア
ミンオキサイドへの比較的高い変換率を達成することが
可能であるが、これらアミノ酢酸化合物を添加すること
によるアミンオキサイドの製造方法は次の様な欠点を有
している。
アミノ酢酸化合物のキレート剤を添加することによりア
ミンオキサイドへの比較的高い変換率を達成することが
可能であるが、これらアミノ酢酸化合物を添加すること
によるアミンオキサイドの製造方法は次の様な欠点を有
している。
即ち、アミンオキサイドは食器用洗浄剤に配合して使用
されるのが一般的であるが、このような方法によつて得
られたアミノ酢酸化合物を含有するアミンオキサイドは
洗浄剤配合系での色相安定性が悪く、特に熱あるいは光
によつて着色が著しくなり、食器用洗浄剤等の配合成分
として使用するには致命的な欠点となる。この色相安定
性の悪化の原因がアミノ酢酸化合物であることは、アミ
ノ酢)酸化合物を使用しないで製造したアミンオキサイ
ドを配合した洗浄剤の色相安定性が良好であることより
わかる。更にまた、米国特許第3,432,555号及
び同第3,463,817号には、前記アミノ酢酸化合
物のキレート化合物を添加し、ゲル化を防止するために
、反応を80〜115℃の高温で行う方法が示されてい
る。
されるのが一般的であるが、このような方法によつて得
られたアミノ酢酸化合物を含有するアミンオキサイドは
洗浄剤配合系での色相安定性が悪く、特に熱あるいは光
によつて着色が著しくなり、食器用洗浄剤等の配合成分
として使用するには致命的な欠点となる。この色相安定
性の悪化の原因がアミノ酢酸化合物であることは、アミ
ノ酢)酸化合物を使用しないで製造したアミンオキサイ
ドを配合した洗浄剤の色相安定性が良好であることより
わかる。更にまた、米国特許第3,432,555号及
び同第3,463,817号には、前記アミノ酢酸化合
物のキレート化合物を添加し、ゲル化を防止するために
、反応を80〜115℃の高温で行う方法が示されてい
る。
しかし、温度を80′C以上にすると反応速度は速めら
れるが、アミンオキサイド水溶液を黄色に着色させると
いう危険性がある。また、脂肪族第3級アミンと過酸化
水素水溶液との反応に、反応促進剤としてピロリン酸塩
と重炭酸ソーダを同時に添加する方法が知られている(
特公昭42−1104鏝)が、アミンオキサイド製品中
にあらたな元素であるリンを混入させる点で、これも満
足できる方法ではない。
れるが、アミンオキサイド水溶液を黄色に着色させると
いう危険性がある。また、脂肪族第3級アミンと過酸化
水素水溶液との反応に、反応促進剤としてピロリン酸塩
と重炭酸ソーダを同時に添加する方法が知られている(
特公昭42−1104鏝)が、アミンオキサイド製品中
にあらたな元素であるリンを混入させる点で、これも満
足できる方法ではない。
斯る実状において、本発明者は種々研究を行い、過酸化
水素水溶液の安定化剤として知られているリン酸、硫酸
、及びキレート効果が期待されるサリチル酸、グルコン
酸、グリセリン酸を添加して当該反応の改善を試みたが
、何れも充分な効果は認められず、却つてキレート剤の
一つであるグリシンの場合には反応を妨害するという結
果を得た。
水素水溶液の安定化剤として知られているリン酸、硫酸
、及びキレート効果が期待されるサリチル酸、グルコン
酸、グリセリン酸を添加して当該反応の改善を試みたが
、何れも充分な効果は認められず、却つてキレート剤の
一つであるグリシンの場合には反応を妨害するという結
果を得た。
そこで、本発明者は、更に研究を重ねた結果、脂肪族第
3級アミンと過酸化水素水溶液との反応を、1個以上の
水酸基を有する多塩基酸又はその塩の存在下行えば、理
論必要量の約10%過剰の過酸化水素水溶液を使用して
、変換率99%以上で、希望する濃度のアミンオキサイ
ド水溶液を得ることができること、更にこの方法によれ
ば、反応の途中で水を加えてゲル化を防止するという煩
瑣な操作を必要としないことを見出し、本発明を完成し
た。
3級アミンと過酸化水素水溶液との反応を、1個以上の
水酸基を有する多塩基酸又はその塩の存在下行えば、理
論必要量の約10%過剰の過酸化水素水溶液を使用して
、変換率99%以上で、希望する濃度のアミンオキサイ
ド水溶液を得ることができること、更にこの方法によれ
ば、反応の途中で水を加えてゲル化を防止するという煩
瑣な操作を必要としないことを見出し、本発明を完成し
た。
以下、更に詳細に本発明を説明する。
本発明で原料として使用される脂肪族第3級アミンとし
ては、例えば、アルキルジメチル(又はエチル)アミン
(アルキルとは飽和あるいは不飽和、直鎖あるいは分岐
鎖の炭素数8〜26のアルキル基又はこれらの混合物を
意味する。
ては、例えば、アルキルジメチル(又はエチル)アミン
(アルキルとは飽和あるいは不飽和、直鎖あるいは分岐
鎖の炭素数8〜26のアルキル基又はこれらの混合物を
意味する。
以下同様の意味を有する)、アルキルアルコールにエチ
レンオキシドを付加したポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルより合成されるアルキルポリオキシエチレンエー
テルジメチル(又はエチル)アミン、脂肪酸とジメチル
(又はエチル)アミノプロピルアミンと縮合して得られ
るN−アルキロイルプロピルジメチル(又はエチル)ア
ミン、N−アルキルモルホリン、N−アルキルジエタノ
ールアミン等を例示することができる。また、1個以上
の水酸基を有する多塩基酸又はその塩としては、天然品
、合成品の何れでもよく、例えば、クエン酸、イソクエ
ン酸、酒石酸、リンゴ酸及びこれらのナトリウム塩、カ
リウム塩等のアルカリ金属塩等が挙げられる。
レンオキシドを付加したポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルより合成されるアルキルポリオキシエチレンエー
テルジメチル(又はエチル)アミン、脂肪酸とジメチル
(又はエチル)アミノプロピルアミンと縮合して得られ
るN−アルキロイルプロピルジメチル(又はエチル)ア
ミン、N−アルキルモルホリン、N−アルキルジエタノ
ールアミン等を例示することができる。また、1個以上
の水酸基を有する多塩基酸又はその塩としては、天然品
、合成品の何れでもよく、例えば、クエン酸、イソクエ
ン酸、酒石酸、リンゴ酸及びこれらのナトリウム塩、カ
リウム塩等のアルカリ金属塩等が挙げられる。
そして、この多塩基酸又はその塩は、0.01〜5重量
%添加することによつて目的が達成される。過酸化水素
は、20〜90%水溶液が工業的に入手可能であり、こ
の何れの濃度のものも本発明で使用できるが、一般には
35%前後のものが好ましい。
%添加することによつて目的が達成される。過酸化水素
は、20〜90%水溶液が工業的に入手可能であり、こ
の何れの濃度のものも本発明で使用できるが、一般には
35%前後のものが好ましい。
過酸化水素水溶液の使用量は、理論必要量の10%過剰
が好ましいが、反応速度を速めるためにこれ以上を使用
することもできるし、3%過剰量ても実施できる。本反
応の溶媒としては一般に水が使用されるが、アミンオキ
サイド水溶液の粘度等を調節する.ために、メタノール
、エタノール、イソプロパノール等の水溶性溶媒を併用
することもできる。
が好ましいが、反応速度を速めるためにこれ以上を使用
することもできるし、3%過剰量ても実施できる。本反
応の溶媒としては一般に水が使用されるが、アミンオキ
サイド水溶液の粘度等を調節する.ために、メタノール
、エタノール、イソプロパノール等の水溶性溶媒を併用
することもできる。
反応温度は50〜80℃が適当であるが、反応を促進さ
せるために、これより高い温度で実施することもできる
。次に実施例および比較例を挙けて本発明を説明する。
せるために、これより高い温度で実施することもできる
。次に実施例および比較例を挙けて本発明を説明する。
実施例1
工業的に製造されたジメチルドデシルアミン222V(
1.00モル)、クエン酸1.059(0.005モル
)および水431gを反応槽に仕込み、攪拌しながら加
熱し、60〜70℃に保ちながら3時間にわたつて35
%過酸化水素水溶液107V(1.10モル)を滴下し
た。
1.00モル)、クエン酸1.059(0.005モル
)および水431gを反応槽に仕込み、攪拌しながら加
熱し、60〜70℃に保ちながら3時間にわたつて35
%過酸化水素水溶液107V(1.10モル)を滴下し
た。
滴下終了後70〜80℃で反応を5時間続行した。この
間ゲル化、発泡等の現象は全く生じず反応を完了するこ
とができた。反応混合物の分析は、未反応アミンとアミ
ンオキサイドの合計量を直接塩酸によるPH滴定法で測
定し、また未反応アミンは反応混合物よりヘキサン抽出
を行い、これの塩酸による滴定法にて定量を行い、両分
析値より、アミンのアミンオキサイドへの変換率を測定
した。この反応混合物を分析した結果、変換率は99.
6%であつた。・実施例2 実施例1において使用したクエン酸にかえて、第1表に
示される各量(ジメチルドデシルアミンに対して0.5
モル%)の化合物を添加する以外はすべて実施例1の方
法に従つてアミンオキサイドを製造し、その変換率を求
めた。
間ゲル化、発泡等の現象は全く生じず反応を完了するこ
とができた。反応混合物の分析は、未反応アミンとアミ
ンオキサイドの合計量を直接塩酸によるPH滴定法で測
定し、また未反応アミンは反応混合物よりヘキサン抽出
を行い、これの塩酸による滴定法にて定量を行い、両分
析値より、アミンのアミンオキサイドへの変換率を測定
した。この反応混合物を分析した結果、変換率は99.
6%であつた。・実施例2 実施例1において使用したクエン酸にかえて、第1表に
示される各量(ジメチルドデシルアミンに対して0.5
モル%)の化合物を添加する以外はすべて実施例1の方
法に従つてアミンオキサイドを製造し、その変換率を求
めた。
その結果は第1表に示す如ぐである。実施例3
クエン酸にかえてクエン酸二ナトリウム塩を0.23f
I(0.001モル)添加する以外はすべて実施例1の
方法に従つてアミンオキサイドを製造した。
I(0.001モル)添加する以外はすべて実施例1の
方法に従つてアミンオキサイドを製造した。
分析の結果、変換率は99.1%であつた。実施例42
M3一反応槽にジメチルテトラデシルアミン430k9
、食添用クエン酸(1水塩結晶)1.84kgおよびイ
オン交換水905k9を仕込み、攪拌しながら加熱し、
70℃まで昇温する。
M3一反応槽にジメチルテトラデシルアミン430k9
、食添用クエン酸(1水塩結晶)1.84kgおよびイ
オン交換水905k9を仕込み、攪拌しながら加熱し、
70℃まで昇温する。
70〜80℃で35%過酸化水素水溶液176k9(対
アミンモル比1.03倍)を3時間にわたつて滴下し、
滴下終了後、同じ温度で7時間反応を続行した。
アミンモル比1.03倍)を3時間にわたつて滴下し、
滴下終了後、同じ温度で7時間反応を続行した。
反応終了後、分析した結果、変換率は99.8%てあつ
た。実施例5 オキソ法で製造されたアルコール(炭素数13と15の
混合したアルキル基で、直鎖率は49%であつた)より
合成されたジメチルアルキルアミン243y(1.00
モル)、クエン酸二ナトリウム塩1.27y(0.00
5モル)および水502yを反応槽へ仕込み攪拌しなが
ら加熱し、8CfCに保ち、3時間にわたつて35%過
酸化水素水溶液107f(1.10モル)を滴下した。
た。実施例5 オキソ法で製造されたアルコール(炭素数13と15の
混合したアルキル基で、直鎖率は49%であつた)より
合成されたジメチルアルキルアミン243y(1.00
モル)、クエン酸二ナトリウム塩1.27y(0.00
5モル)および水502yを反応槽へ仕込み攪拌しなが
ら加熱し、8CfCに保ち、3時間にわたつて35%過
酸化水素水溶液107f(1.10モル)を滴下した。
滴下終了後、80〜90℃で1時間反応を行つた。反応
終了物を分析した結果、変換率は99.3%であつた。
実施例6ジメチルヘキサデシルアミン274y(1.0
0モル)、クエン酸1.05f(0.005モル)およ
びエタノール325Vを反応槽へ仕込み、攪拌しながら
、60〜70℃に保ち、3時間にわたつて35%過酸化
水素水溶液を107′(1.10モル)滴下した。
終了物を分析した結果、変換率は99.3%であつた。
実施例6ジメチルヘキサデシルアミン274y(1.0
0モル)、クエン酸1.05f(0.005モル)およ
びエタノール325Vを反応槽へ仕込み、攪拌しながら
、60〜70℃に保ち、3時間にわたつて35%過酸化
水素水溶液を107′(1.10モル)滴下した。
滴下終了後70〜80℃で5時間反応を継続した。反応
終了物を分析した結果、変換率は99.5%であつた。
比較例1実施例1で使用した原料で、特公昭41−92
94号の方法によりアミンオキサイドを製造した。
終了物を分析した結果、変換率は99.5%であつた。
比較例1実施例1で使用した原料で、特公昭41−92
94号の方法によりアミンオキサイドを製造した。
すなわち、ジメチルドデシルアミン222yおよびクエ
ン酸1.05yを反応槽へ仕込み、攪拌しながら加熱し
、60〜70℃に保ちながら3時間にわたつて35%過
酸化水素水溶液107yを滴下した。PH滴下開始より
1時間目にゲル化し始めたので、水50Vを仕込み、こ
れ以後3紛に50yの割合で水を添加し、滴下終了まで
合計250fを添加した。熟成中に更に50yの水を添
加し、反応終了後131yの水を添加した。この反応混
合物の分析を行つた結果、変換率は99.5%であつた
。この結果、特に特公昭41−9294号の方法を採用
する理由がなく、実施例1の如き本発明方法により、ア
ミンオキサイドの製造が何のトラブルもなくまた煩瑣な
操作も必要とせずに行なえることが明らかである。
ン酸1.05yを反応槽へ仕込み、攪拌しながら加熱し
、60〜70℃に保ちながら3時間にわたつて35%過
酸化水素水溶液107yを滴下した。PH滴下開始より
1時間目にゲル化し始めたので、水50Vを仕込み、こ
れ以後3紛に50yの割合で水を添加し、滴下終了まで
合計250fを添加した。熟成中に更に50yの水を添
加し、反応終了後131yの水を添加した。この反応混
合物の分析を行つた結果、変換率は99.5%であつた
。この結果、特に特公昭41−9294号の方法を採用
する理由がなく、実施例1の如き本発明方法により、ア
ミンオキサイドの製造が何のトラブルもなくまた煩瑣な
操作も必要とせずに行なえることが明らかである。
比較例2
実施例1で使用した原料で、特公昭41−14089号
の方法によりアミンオキサイドを製造した。
の方法によりアミンオキサイドを製造した。
すなわち実施例1におけるクエン酸をDEPTA2.O
fに代替して反応を行つた。この結果、変換率は99.
7%であつた。このアミンオキサイドと本発明方法(実
施例1)で製造したアミンオキサイドとを洗浄剤(平均
鎖長Q2、平均エチレンオキサイド4モル付加物の硫酸
化物のナトリウム塩:20%、ヤシ脂肪酸ジエタノール
アミド5%、当該アミンオキシド4%、残りは水)に配
合して色相安定性のテストを行つた。
fに代替して反応を行つた。この結果、変換率は99.
7%であつた。このアミンオキサイドと本発明方法(実
施例1)で製造したアミンオキサイドとを洗浄剤(平均
鎖長Q2、平均エチレンオキサイド4モル付加物の硫酸
化物のナトリウム塩:20%、ヤシ脂肪酸ジエタノール
アミド5%、当該アミンオキシド4%、残りは水)に配
合して色相安定性のテストを行つた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 脂肪族第3級アミンと過酸化水素水溶液とを反応さ
せて脂肪族第3級アミンのアミンオキサイドを製造する
方法において、反応を1個以上の水酸基を有する多塩基
酸又はその塩の存在下行うことを特徴とするアミンオキ
サイドの製造方法。 2 該多塩基酸又はその塩の使用量が、脂肪族第3級ア
ミンの0.01〜5重量%である特許請求の範囲第1項
記載のアミンオキサイドの製造方法。 3 該多塩基酸又はその塩が、クエン酸、イソクエン酸
、酒石酸、リンゴ酸及びこれらのアルカリ金属塩の何れ
かである特許請求の範囲第1項又は第2項記載のアミン
オキサイドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55130321A JPS6055060B2 (ja) | 1980-09-19 | 1980-09-19 | アミンオキサイドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55130321A JPS6055060B2 (ja) | 1980-09-19 | 1980-09-19 | アミンオキサイドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5754160A JPS5754160A (en) | 1982-03-31 |
JPS6055060B2 true JPS6055060B2 (ja) | 1985-12-03 |
Family
ID=15031532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55130321A Expired JPS6055060B2 (ja) | 1980-09-19 | 1980-09-19 | アミンオキサイドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6055060B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003096048A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Nof Corp | アミンオキシドの製造方法 |
-
1980
- 1980-09-19 JP JP55130321A patent/JPS6055060B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5754160A (en) | 1982-03-31 |
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