JPS6054898B2 - アルミナセメント - Google Patents
アルミナセメントInfo
- Publication number
- JPS6054898B2 JPS6054898B2 JP14713578A JP14713578A JPS6054898B2 JP S6054898 B2 JPS6054898 B2 JP S6054898B2 JP 14713578 A JP14713578 A JP 14713578A JP 14713578 A JP14713578 A JP 14713578A JP S6054898 B2 JPS6054898 B2 JP S6054898B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alumina cement
- acid
- salt
- water
- alkali metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアルミナセメント、特に高温におけるワーカビ
リテイを改善したアルミナセメントに関するものてある
。
リテイを改善したアルミナセメントに関するものてある
。
アルミナセメントはボルトランドセメントに比べて凝結
時間が短いので、適度なワーカビリテイを持たせるため
に、各種の凝結遅延剤を添加して使用されているが、特
に、12CaO・ 7Al2O3とCaO、Al2O3
のカルシウムアルミネートを含有するアルミナセメント
にα−Al2O。
時間が短いので、適度なワーカビリテイを持たせるため
に、各種の凝結遅延剤を添加して使用されているが、特
に、12CaO・ 7Al2O3とCaO、Al2O3
のカルシウムアルミネートを含有するアルミナセメント
にα−Al2O。
の微粉末を添加した高耐火性キャスタブル用ハイアルミ
ナセメントの凝結遅延剤は主として、ヒドロオキシカル
ボン酸塩またはこれとアルカリ金属炭酸塩とを用いてい
る。しかしながら、従来の凝結遅延剤を使用したアルミ
ナセメントは、施工温度が30゜C以下であるときは良
好なワーカビリテイが得られるが、気温が30℃をこえ
る夏期においては極端に悪くなつて、施工上のトラブル
を生じる欠点がある。
ナセメントの凝結遅延剤は主として、ヒドロオキシカル
ボン酸塩またはこれとアルカリ金属炭酸塩とを用いてい
る。しかしながら、従来の凝結遅延剤を使用したアルミ
ナセメントは、施工温度が30゜C以下であるときは良
好なワーカビリテイが得られるが、気温が30℃をこえ
る夏期においては極端に悪くなつて、施工上のトラブル
を生じる欠点がある。
本発は、この欠点を解決したもので、アルミナセメント
に、ポリメタクリル酸又はその塩及びメタクリル酸−ア
クリル酸共重合体又はその塩から選ばれた少なくとも1
種の水溶性物質と、アルカリ金属炭酸塩又はアルカリ金
属炭酸塩とヒドロオキシカルボン酸又はその塩とを含有
させたことを特徴とするもので、これは耐火度、強度等
の特性を損なうことなく高温におけるワーカビリテイを
改善したものである。
に、ポリメタクリル酸又はその塩及びメタクリル酸−ア
クリル酸共重合体又はその塩から選ばれた少なくとも1
種の水溶性物質と、アルカリ金属炭酸塩又はアルカリ金
属炭酸塩とヒドロオキシカルボン酸又はその塩とを含有
させたことを特徴とするもので、これは耐火度、強度等
の特性を損なうことなく高温におけるワーカビリテイを
改善したものである。
本発明で使用するポリメタクリル酸又はメタクリル酸一
アクリル酸共重合体は重合度が50〜10000のもの
が水溶性であるので好ましく、またこれらの水溶性塩と
しては、ナトリウム、カリウム、アンモニウム等の塩が
あげられるが、これらの中で、性能、価格、入手し易さ
等からポリメタクリル酸ナトリウムが最も好ましいもの
である。
アクリル酸共重合体は重合度が50〜10000のもの
が水溶性であるので好ましく、またこれらの水溶性塩と
しては、ナトリウム、カリウム、アンモニウム等の塩が
あげられるが、これらの中で、性能、価格、入手し易さ
等からポリメタクリル酸ナトリウムが最も好ましいもの
である。
ポリメタクリル酸、メタクリル酸−アクリル酸I共重合
体、又はこれらの水溶性塩は、添加量が増加するにつれ
てワーカビリテイも向上するが、それにともなつて硬化
性状が低下するので、これの添加量はアルミナセメント
に対してO、l−−W重量%が好ましい。しかし、この
添加量は、アルカリワ金属炭酸塩又はアルカリ金属炭酸
塩とヒドロオキシカルボン酸もしくはその水溶性塩と併
用することにより、著しく低減させることが可能である
。アルカリ金属炭酸塩としては、ナトリウム、カリウム
等め中性塩又は酸性塩があげられるが、価格と性能から
Na2CO3,NaHCO3が適当である。アルカリ金
属炭酸塩の添加量は、アルミナセメントに対して0.1
〜1唾量%が好ましく、0.1重量%未満ではポリメタ
クリル酸、メタクリル酸−アクリル酸共重合体、又はこ
れらの水溶性塩を単独で使用したものに比べてワーカビ
リテイの顕著な向上はなく、また1鍾量%をこえる添加
量では硬化を阻害する。ヒドロオキシカルボン酸として
は、グルコン酸、酒石酸、クエン酸などがあり、これの
水溶性塩としてはナトリウム、カリウム、アンモニウム
等の塩があるが、これらの中、性能と価格からクエン酸
ナトリウムが最適である。ヒドロオキシカルボン酸又は
その水溶性塩の添加量はアルミナセメントに対して0.
02〜5重量%が好ましく、0.0踵量%未満ではこれ
らを添加することによるワーカビリテイの顕著な向上は
なく、また5重量%をこえて添加しても経済的に不利で
あり利点は少ない。従来より、アクリル酸又はメタクリ
ル酸の重合体あるいは両者の共重合体もしくはアクリル
酸又はメタクリル酸を部分的に含有する共重合体の水可
溶性塩類を添加してアルミナセメントの強度を急速に発
現させ得ることは知られているが(特公,昭42−14
638号公報)、ワーカビリテイの改良剤、特にアルカ
リ金属炭酸塩又はアルカリ金属炭酸塩とヒドロオキシカ
ルボン酸又はその塩とを併用することによつて、強度発
現を損なわせることなく、少ない使用量で著しくワーカ
ビリテイを改善できるような作用についてまでは知られ
ていなかつたものである。
体、又はこれらの水溶性塩は、添加量が増加するにつれ
てワーカビリテイも向上するが、それにともなつて硬化
性状が低下するので、これの添加量はアルミナセメント
に対してO、l−−W重量%が好ましい。しかし、この
添加量は、アルカリワ金属炭酸塩又はアルカリ金属炭酸
塩とヒドロオキシカルボン酸もしくはその水溶性塩と併
用することにより、著しく低減させることが可能である
。アルカリ金属炭酸塩としては、ナトリウム、カリウム
等め中性塩又は酸性塩があげられるが、価格と性能から
Na2CO3,NaHCO3が適当である。アルカリ金
属炭酸塩の添加量は、アルミナセメントに対して0.1
〜1唾量%が好ましく、0.1重量%未満ではポリメタ
クリル酸、メタクリル酸−アクリル酸共重合体、又はこ
れらの水溶性塩を単独で使用したものに比べてワーカビ
リテイの顕著な向上はなく、また1鍾量%をこえる添加
量では硬化を阻害する。ヒドロオキシカルボン酸として
は、グルコン酸、酒石酸、クエン酸などがあり、これの
水溶性塩としてはナトリウム、カリウム、アンモニウム
等の塩があるが、これらの中、性能と価格からクエン酸
ナトリウムが最適である。ヒドロオキシカルボン酸又は
その水溶性塩の添加量はアルミナセメントに対して0.
02〜5重量%が好ましく、0.0踵量%未満ではこれ
らを添加することによるワーカビリテイの顕著な向上は
なく、また5重量%をこえて添加しても経済的に不利で
あり利点は少ない。従来より、アクリル酸又はメタクリ
ル酸の重合体あるいは両者の共重合体もしくはアクリル
酸又はメタクリル酸を部分的に含有する共重合体の水可
溶性塩類を添加してアルミナセメントの強度を急速に発
現させ得ることは知られているが(特公,昭42−14
638号公報)、ワーカビリテイの改良剤、特にアルカ
リ金属炭酸塩又はアルカリ金属炭酸塩とヒドロオキシカ
ルボン酸又はその塩とを併用することによつて、強度発
現を損なわせることなく、少ない使用量で著しくワーカ
ビリテイを改善できるような作用についてまでは知られ
ていなかつたものである。
次に、本発明を実施例をあげて説明する。
なお、本発明に係る添加剤は、あらかじめアルミナセメ
ントに添加してもよく、また、モルタルやコ・ンクリー
トを混練する際又は混練した後に添加することもできる
。実施例 第1表に示すアルミナセメントに対して等重量のα−A
l2O3微粉末と第2表に示す化合物を配合し、J■S
R252lに準じた試験方法により、温度20℃と35
℃における注水時のフローと注水後30分の経時フロー
を測定した。
ントに添加してもよく、また、モルタルやコ・ンクリー
トを混練する際又は混練した後に添加することもできる
。実施例 第1表に示すアルミナセメントに対して等重量のα−A
l2O3微粉末と第2表に示す化合物を配合し、J■S
R252lに準じた試験方法により、温度20℃と35
℃における注水時のフローと注水後30分の経時フロー
を測定した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリメタクリル酸又はその塩及びメタクリル酸−ア
クリル酸共重合体又はその塩から選ばれた少なくとも1
種の水溶性物質とアルカリ金属炭酸塩とを含有してなる
アルミナセメント。 2 ポリメタクリル酸又はその塩及びメタクリル酸−ア
クリル酸共重合体又はその塩から選ばれた少なくとも1
種の水溶性物質、アルカリ金属炭酸塩、及びヒドロオキ
シカルボン酸又はその塩を含有してなるアルミナセメン
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14713578A JPS6054898B2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | アルミナセメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14713578A JPS6054898B2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | アルミナセメント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5575948A JPS5575948A (en) | 1980-06-07 |
JPS6054898B2 true JPS6054898B2 (ja) | 1985-12-02 |
Family
ID=15423349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14713578A Expired JPS6054898B2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | アルミナセメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6054898B2 (ja) |
-
1978
- 1978-11-30 JP JP14713578A patent/JPS6054898B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5575948A (en) | 1980-06-07 |
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