JPS6054827B2 - とりベ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶融金属あるいは金属合金のためのとりべや
、転換炉、およびその類似物における装置において、該
とりべ上のフードあるいはカバーと、該カバー（フード
）内を通過する液体媒体あるいは気体媒体あるいは粉末
状媒体、および空気あるいは酸素のためのバーナーと、
排気ガスのための／あるいはそれ以上の排気管とを包含
し、該排気管の周囲あるいは外側には燃焼空気管が同軸
的に配置され、該排気管は支持アームとして配置され、
かつ互いに熱交換的関係において接触し、該カバー（フ
ード）およびバーナーを備えた該支持アームは上下動の
ための水圧装置を備えた支持柱によつて支えられるよう
に配置されていることを特徴とするとりべ装置に関する
。

上述した型の装置は以前からスウエーデン特許第３７
５９２４によつて知られている。

そのような既知装置によると、支持アームの外側ケーシ
ングには普通の屈曲強度を有した鋼を用いることができ
、耐熱性材料は内部管、即ち排気管の壁部に用いるだけ
でよいという利点が得られる。同時に、とりべおよびバ
ーナーの排気ガスは個々の支持アーム内において熱交換
の目的のために用いられる。従つて、支持アームにおけ
る外側ケーシングをセラミックで内張りする必要はなく
なり、さらに排気ガスが高温であるにもかかわらず、支
持アーム内に車輪やブラケット等のような特別な支持部
材を配置する必要もなくなる。支持アームの外側部分は
これらの高温に関係のない屈曲強度を有する鋼でつくる
ことができる。排気ガスの温度を、排気ガスの通過する
フィルターが高熱によつて損傷を受けないような温度に
まで低下させることができるように、とりベヒーターを
さらに改良することが望ましい。支持アームおよび支持
柱に対する損傷もまた避けなければならず、この損傷は
とりベ加熱中の高温に関係した特別なリスクである。本
発明は、上述した問題およびそれに関連した他の問題に
対する解決策を提供しようとするものであり、該支持ア
ーム内を貫通している該排気管はまた該支持柱の少なく
とも一部分の中をも貫通し、該支持柱には該支持アーム
の高さよりは低い高さのところにおいて少なくとも１つ
の出口が配置されていることを特徴とする。そのような
配置にすることにより、排気ガスはより長い通過路を通
る間に冷却され、従つてもし出口が支持アームの端部に
設けられている場合に得られる温度よりも相当低い温度
になるであろうという利点が得られる。本装置のさらに
他の利点は、出口を支持柱上の低いところに位置させる
ことにより、支持アーム上には、例えば、とりベおよび
その類似物を移動させるための空間が得られるという点
である。ここから排気ガスは簡単な方法で各種のフィル
ターへ導くことができ、該フィルターは排気ガスを清浄
化するために必要であり、これは環境上の理由からしは
七ば重要なこととなる。これらのガスの温度はフィルタ
ー損傷を避けることのできる温度にまで下げることがで
きる。本装置は添付図面の中でより詳細に例示されてい
る。

図は縦置型とりベ１を示し、その頂部はフードあるいは
カバー２に対して適当に気体密封式に連結可能であり、
そこではバーナーはフードを中央部あるいはその他を貫
通して位置している。

フード２は内側の排気管４からなる支持アームによつて
支えられ、排気管４は燃焼空気供給管５によつて同軸的
に取囲まれている。排気管あるいは排気管４と燃焼空気
管５とは互いに熱交換的関係に配置されており、これは
支持アームにおける外部ケーシングを普通の屈曲強度を
有する鋼でつくつて、他方内側の管４の周囲には耐熱材
料しか用いてはならないということを意味する。該支持
アームはこれを上下させるための水圧装置７を設けた支
持柱６によつて支えられている。該支持アームは蝶つが
い８を介して支持柱６に対して蝶つがい状に連結されて
おり、持ち上げられた後は第２図を参照するとわかるよ
うに異なつた側部位置の間を揺動することができる。該
排気管は支持柱６の内側の対応する管と連絡し、これの
末端は支持アーム４，５の高さよりも低い高さのところ
に位置した／あるいはそれ以上の出口９になつている。
いわゆる希釈空気は矢印１０て示されるように、支持コ
ラム６内の排気管の中へ供給されるようになつており、
該排気管は普通は燃焼空気管には囲まれておらず、従つ
てこの希釈空気は排気空気の温度をさらに下げることに
なる。もちろん、ある種の場合には、燃焼空気管もまた
支持柱の中へ配置して、該支持柱内の排気管と熱交換関
係に接触させてもよい。燃焼空気はファン１１により普
通の方法で供給され、ファンのバイブ１２は支持アーム
５内の燃焼空気管と連結される。環境上の観点から必要
なことであるが、排気空気を清浄化するための、出口９
からは管（図示せず）がフィルターおよびその類似物の
ところまでのびている。第１図に示したとりベはまた横
置位置において加熱するように配置することもでき、そ
の場合には本発明の原理から逸脱することなしに、プラ
ントの修正を行なう必要がある。

本装置は添付した特許請求の範囲内で多くの変更を行う
ことが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の側面図、第２図は同装置の上方から見
た図てある。 図において、１・・・・・・とりベ、２・・・・・・フ
ード、３・・・・・・バーナー、４・・・・・・排気管
、５・・・・・・燃焼空気管、６・・・・・・支持性、
９・・・・・・出口、１０・・・・・・空気取″入口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 溶融金属あるいは金属合金のためのとりべや、転換
   炉、およびその類似物における装置において、該とりべ
   上のフードあるいはカバーと、該カバー（フード）内を
   通過する液体媒体あるいは気体媒体あるいは粉末状媒体
   、および空気あるいは酸素のためのバーナーと、排気ガ
   スのための／あるいはそれ以上の排気管とを包含し、該
   排気管の周囲あるいは外側には燃焼空気管が同軸的に配
   置され、該排気管は支持アームとして配置され、かつ互
   いに熱交換的関係において接触し、該カバー（フード）
   およびバーナーを備えた該支持アームは上下動のための
   水圧装置を備えた支持柱によつて支えられるように配置
   され、該支持アーム内を貫通している該排気管はまた該
   支持柱の少なくとも一部分の中をも貫通し、該支持柱に
   は該支持アームの高さよりは低い高さのところにおいて
   少なくとも１つの出口が配置されていることを特徴とす
   るとりべ装置。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の装置において、該支持
   アームは該支持柱に対して蝶つがい状に連結され、該支
   持柱に取付けられた水圧装置によつて、該支持柱に関し
   て上下動することが可能であることを特徴とするとりべ
   装置。 ３ 特許請求の範囲第１項記載の装置において、該支持
   柱と該支持アームとの間には付加的な空気取入口が配置
   されていることを特徴とするとりべ装置。