JPS6054653A - 豆穀類の低温調理法 - Google Patents

豆穀類の低温調理法

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JPS6054653A
JPS6054653A JP58161639A JP16163983A JPS6054653A JP S6054653 A JPS6054653 A JP S6054653A JP 58161639 A JP58161639 A JP 58161639A JP 16163983 A JP16163983 A JP 16163983A JP S6054653 A JPS6054653 A JP S6054653A
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beans
legumes
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temperature
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Shigeo Takeshita
竹下 茂雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は大豆、小豆、玉蜀黍等の豆−類の低温調理法に
関する。
近年、人間の長寿命化に伴なって食物面からの健康管理
に強い関心が持たれ、動物性食品の過食による体液の酸
性化やコレステロールの血管的沈着その他の弊害が指適
される反面、植物性食品の優秀性が見直されている。例
えば、体内の不飽和−脂質の過酸化防止に役立ち、かつ
ホルモン調節機能を有するビタミンxH動物性油中には
存在せず、米糖油、大豆油等の植物油中に比較的多量に
含有されている事実、或は従来栄養的には殆ど評価され
なかった植物繊維質が腸内有用細菌の増殖を促進し、又
、腸の1動を活溌化して排泄を助長し、更に、腸内の有
害物質例えば胆汁酸化しているコレステロールと結合し
てこれを排泄させ、コレステロールの過剰な再吸収を予
防する等の有効な生理作用を有することが判明するなど
、植物性食品は世界的に再認識される風潮にある。中で
も「畑の肉」と俗称される大豆や、比較的アミノ酸バラ
ンスの偏端の少ない玉蜀黍、小豆等の豆穀類は第1表に
その成分値を示したように極めて高い栄養成分を含有す
る。
特に大豆中には成人1日当シのビタミン2必要量約30
Ifigに略匹適する約30■/100fのビタミンE
が第1表の成分以外に含有されていることは*華に値す
る。
一般に、食品祉その調理法の如何によって含有する成分
の栄養価が大きく左右されることは周知のとおりである
が、特に必要以上の加熱や加圧による食品中のビタミン
群及び酵素群の破壊、油脂の変質等に起因する栄養価の
損失は殊に著しい。
又、蛋白は機能上から酵素体蛋白、各柚緘器を構成する
機能蛋白、細胞新生素材として予ηb的に貯留される貯
ff1ffi白に分類されるが、何れにしても約60〜
10℃に加熱されるとそれらの&礎構造に変性が起り、
水に対する溶解度が激減し、或は形体の変化が生ずるな
ど加熱以前の特性が著しく失なわれ、又その特性変化は
殆ど不可逆的に進行する。
更に、このようなメ白の変性は熱だけでなく、紫外線、
x層、超音波等の物理的要因や咳、アルカリ、尿素、有
機溶媒等の化学的要因によっても起シ得る。
一方、食品中の酵素博は1)蛋白質それ自体、2)蛋白
にビタミンが結合した状1.!M、3) 蛋白に必須化
元素所謂ミネラルが結合した状態等の形体で存在し、酵
素という観点に立てば蛋白、ビタミン及びミネラルの三
者は平勢的であるが、溝素の基本的構造はあくまで蛋白
であって、その変性如何は酵素の死活に係わる問題でお
り、酵素作用が失活すればビタミン、ミネラル等の生理
効果も失なわれる。
しかるに、従来の豆穀類の調理法では通常100℃以上
の加熱、或は丈に加圧を付加した条件下で比rll的長
時間処理されるため、元来豆穀類にぎ有される有益な酵
素群の蛋白を変性してその酵素作用を失活せしめ、調理
の原動力を専ら熱と圧力に依存することになる。従って
、従来の豆穀類の調理法は耐熱性の低いビタミン群(例
えばビタミンB、、(3等)と酵素群という2大栄養源
が殆ど破壊されるという栄養学上極めて損失の大きい、
A理法であった。
本発明は従来の豆穀類の調理法のかかる問題点に着目し
てなされたもので、酵素蛋白の変性を起さない、即ち酵
素群及びビタミン群の破壊を来たさない条件での豆穀類
の低温調理法を提供することを目的とする。
本発明者はかかる目的を達成するための豆毀jAの低温
調理法について棟々研死を重ねた結果、意外にも豆aM
に適蓋の玄米を添加することによυ、豆穀類中の酵素1
1γ及びビタミン群の破壊を来たさない低温で十分な調
理が可能でおることを見出し本発明をなすに至った。
即ち、本発明は大豆、小豆、玉蜀黍等の豆穀類に適量の
玄米及び水を添加して十分に吸水せしめた後、液温を約
15〜90℃に加熱し、次いで放冷することを擬旨とす
る豆穀類の低温調理法である。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
本発明の調理法の対象となる豆穀類としては乾燥した大
豆、小豆及び玉蜀黍を主とするが、脱脂大豆、いんげん
豆、そら豆、えんどう豆等の乾燥物も含めることができ
る。調理法としては先ずこれらの乾燥豆穀類に適量の玄
米を加える。この玄米の添加量は豆穀類の種類によって
も異なるが、乾燥豆穀類に対し約5〜15重量%、好ま
しくは約6〜10重f%である。
玄米の添加量が15重重倹を超えても特に差支えないが
効果の向上には余シ寄与しない。又、約5重量%未満で
は豆穀類の十分な調理が行なわれ離くなる。
次に、玄米を添加した豆穀類に適量の水又は温水を加え
て数時間放置する。水又は温水の添加は先ず豆穀類と略
等容量を加えて3〜6時間放置し、豆穀類及び玄米に十
分吸水させて稍膨潤させた後、更に最初の収水前の豆穀
類に対し約2〜3倍容好ましくは約2.5倍容になるよ
うに水又は温水を加えて全体の水量を調整する。この場
合、水又は温水の添加を上述の最終倍率になるよう、当
初に一時に行なってもよい。又、水添加後の放置時間は
水温が低い機長時間を要する。
次い一乙d温が約15〜90℃、好ましくけ約80〜8
5℃に達するまで急速に加熱した後、直ちに加熱を中止
する。この場合、加熱温度が約15℃未満であるときは
全体−の調理時間に長時間を要するので望ましくなく、
又約90℃を超えるときは前述した蛋白の変性が起シ酵
素やビタミンを破壊するので好ましくない。
加熱を中止した後、急冷を避けるために必振に応じて容
器全体を適宜の手段で被覆して放冷すると、玄米は粥状
化すると共に豆穀類もその組織の一部が融解して軟化し
、その侭で食し得る状ノ甜に調理される。この放冷に際
して、容器に温度U節装置を付設して容器内の温度が約
35〜45℃に止まる如く一重部すると、酵素群の作用
が活溌に進み豆穀類の軟化を促進させることができる。
このようにして調理された豆g&類を粥状の玄米と分離
するには、調理後適宜の篩別器で面別してもよいが、豆
穀類を予め玄米と分別し得る網目のネッ)K収容してお
き、上記の調理法を行なえば、調理後にネットを引上げ
るだけで容易に粥状玄米から分離することができる。
粥状玄米を分離した調理後の豆穀類はその餞適宜に味付
けして食するか、適宜に加工して食することができるが
、これを更に常法により真空冷凍乾燥することによシ保
存用又は加工用として使用に供することができる。
本発明によって豆穀類が低温で調理可nしとなる理由は
以下に述べるような作用機作によるものと推愁される。
即ち、玄米中にはα−アミラーゼ(殿粉の糊青化に関与
)、β−アミラーゼ(M粉の糖化に関与)、グロテアー
ゼ、リパーゼ、セルラーゼその他多種類の酵素群を含有
し、これらの酵素群が水の存在と適温の下で活溌に自己
融フ昨を行なうのみでなく、同一容器内の他の物質即ち
豆穀類にまでその酵素作用を及ぼすためと考えられる。
一般に酵素の触媒作用は無機質力虫媒の作用とは異なシ
、鈍と鍵穴”に例えられるように基質に対する厳密な選
択性があるが、大豆、小豆、玉蜀黍等の豆穀類中の成分
は玄米中のj孝累鮮が作用する基賀辿択性の対象として
何れも適格であって容易にその作用を受け易いものと考
えられる。又、本発明によって豆穀類の水浸漬液温が9
0℃程度に加熱されても加熱時間が極めて短時間である
ため豆穀類の蛋白変性は起らず、又、玄米の粒径は上記
の豆fI2類より一般に小さく、その表皮は豆穀類のそ
れに比し浸水性が強いので豆穀類に含有する酵素群の活
動以前に玄米中の酵素群の自己融解作用が活溌に進み、
その結果玄米は粥状となり、同時に玄米中の酵素群は液
中に放出されて豆穀類表皮を通じて内部にまで浸入し、
寧ろ豆穀類中の酵素群の作用以前に活溌に豆穀類の軟化
融解に関与すると共に浸入後は豆穀類中の酵素群の酵素
作用を助長するものと推察される。かかる推察は例えば
大豆単独で玄米を加えることなく本発明と同様の条件で
調理を行なった場合には、軟化した大豆は全く得られな
い事実からも成る程度蟲付けられる。
以上のように1本発明の豆穀類の低温調理法によれば、
豆穀類中に含まれる人体栄養源として極めて重要な蛋白
の変性を起すことなく、かつ酵素群及びビタミン群の活
性を殆ど破壊することなく、しかも加熱に多量のエネル
ギーを浪費することなく豆穀類を調理し得る顕著な利点
を有する。
又、かかる調理法によって得られた玄米混合物から豆穀
類を分離し、適当な乾燥法例えば真空冷凍乾燥法によっ
て得られた乾燥豆穀類は略完全にビタミン群、酵素群の
活性を保有し、又、豆穀類中の繊維質も全て摂取できる
ので栄養上及び人体生理上の見地から極めて価値の高い
食品を提供するものである。
実施例1゜ 予め大豆I Kgを大豆が漏らない網目のネットに入れ
て容器に容れ、この中に玄米1501を加え、更に大豆
と略同容量の水を加えて5時間放置した。
大豆及び玄米が吸水してやや膨潤したものに、更に水を
当初の大豆容量に対し全量で2.5倍容となるように加
えた後、液温が85℃になるまで加熱して直ちに加熱を
中止した。次いで容器全体に二重蓋を被覆して急冷を避
は乍ら放めし、調理開始6時間後に粥状化した玄米と充
分軟化した大豆との混合物を得た。ネットを引上げて軟
化した大豆を粥状の玄米から分離した後、真空冷凍乾燥
機を用いて常法によシ冷凍乾燥して含水率約3重量%の
乾燥大豆を得た。この乾燥大豆を150〜200メツシ
ユに粉砕した微粉は水又は温湯を加えることにより即席
的に豆乳となり、この豆乳は大豆特有の青臭みが全くな
く美味に飲用することができた。
実施例2゜ 乾燥玉蜀黍IKfに玄米を200tを添加した以外は実
施例1と全く同様の条件で調理して含水率約3重に%の
冷凍乾燥物を得た。この乾燥玉蜀黍はその條で食するこ
とができ、又粉末化して飲用又はr、11′fM加工用
に供し得るものであった。
実施例3゜ 小豆1縁に玄米80Fを添加した以外は実施例1と全く
同様の条件で調理して含水率約3重i%の冷凍乾燥物を
得た。この乾燥小豆は粉末化して菓子等の製造用に供し
得るものであった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 大豆、小豆、玉蜀黍等の豆穀類に適量の玄米及
    び水を添加して十分に吸水せしめた後、液温゛ を約1
    5〜90℃に加熱し次いで放冷することを特徴とする豆
    穀類の低温調理法。
  2. (2)豆穀類に対する玄米添加量が5〜15重M%であ
    る特許請求の範囲第1項記載の豆穀類の低温調理法。
  3. (3)放冷後の豆穀類を真空冷凍乾燥することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項乃至第2項記載の豆穀類の低
    温調理法。
JP58161639A 1983-09-02 1983-09-02 豆穀類の低温調理法 Granted JPS6054653A (ja)

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JPS6054653A true JPS6054653A (ja) 1985-03-29
JPS613467B2 JPS613467B2 (ja) 1986-02-01

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