JPS605442Y2 - 前照灯駆動装置 - Google Patents

前照灯駆動装置

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Publication number
JPS605442Y2
JPS605442Y2 JP4314479U JP4314479U JPS605442Y2 JP S605442 Y2 JPS605442 Y2 JP S605442Y2 JP 4314479 U JP4314479 U JP 4314479U JP 4314479 U JP4314479 U JP 4314479U JP S605442 Y2 JPS605442 Y2 JP S605442Y2
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JP
Japan
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arm
headlamp
spring
coil spring
storage hole
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Expired
Application number
JP4314479U
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English (en)
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JPS55142803U (ja
Inventor
新一 美濃部
Original Assignee
株式会社小糸製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社小糸製作所 filed Critical 株式会社小糸製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、いわゆるコンシールヘッドランプおよびリト
ラクタブルヘッドランプに採用して好適なもので、その
目的とするところは、前照灯とその駆動源を連結するア
ームを2本のアームと1本のスプリング部材とによって
弾力的に伸縮自在な構成とすると共に、その弾性を巧み
に利用して前照灯の開閉状態を簡単かつ確実に保持し得
るようにした構造の前照灯駆動装置を提供するものであ
る。
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。
第1図および第2図は本考案に係る前照灯駆動装置の一
実施例を示す正面図および断面図であり、これらの図に
おいて、符号1で示すものは駆動モータで、この駆動モ
ータ1の出力軸1aにはウオーム2が固着されていると
共に、このウオーム2はギヤケース3内に配置されてい
るウオームホイール(図示せず)と常時噛合されている
また、このウオームホイールの軸4には正面視形状がほ
ぼ半円状を呈するセクタープレート5が固定されており
、前記ウオームホイールが回動されることによってこの
セクタープレート5も同時に回動するように構成されて
いる。
さらに、前記セクタープレート5には円弧状の周面に沿
って円弧状に形成された摺動溝51が設けられていると
共に、この摺動溝51にはその両端部および中央部位置
に大径孔部51a〜51cが設けられている。
また、摺動溝51の中央部に位置する大径孔部51c内
には、後述する第1のアーム6の一端に立設された摺動
突部61の大径部61aが嵌合しており、これによって
前記第1のアーム6とセクタープレート5とは連結され
た状態となっている。
すなわち、前記大径部61aはその直径が、前記摺動溝
51の大径孔部51cの直径とほぼ等しく形成されてお
り、大径部61aが摺動溝51の大径孔部51c内に嵌
合した状態において、前記大径部61aは摺動溝51の
細径孔部52側へ移動することはできず、したがって前
記摺動突部61は摺動溝51の大径孔部51c内に固定
された状態にある。
よって、セクタープレート5が回動すると、これに伴な
って前記摺動突部61を介して第1のアーム6も作動さ
れることになる。
また、前記摺動突部61の上端部にはねじ部61bが設
けられていると共に、このねじ部61bと前記大径部6
1aとの間には、前記ねじ部61b側に向うにしたがっ
てその直径が小さくなるようテーパ状に形成された小径
部61cが設けられている。
そして、前記ねじ部61bには、手動操作用の摘み7が
螺合している。
すなわち、この摘み7は、例えば駆動モータ1が故障し
て自動操作できない場合に手動にて操作するためのもの
で、この手動操作を行なう場合は、まず前記摘み7を回
転させてこの摘み7のみを第2図において矢印へ方向へ
所定量移動させる。
そして、その後摘み7を反矢印A方向へ押して前記摺動
溝51の大径孔部51c内に位置する摺動可突部61の
箇所が、小径部61cのうち前記摺動溝51の細径孔部
52の幅寸法よりも小さく形成された箇所が位置するよ
うに設定する。
このようにして設定した後、前記摘み7をセクタープレ
ート5の円周方向に沿って力を加えれば、前記摘み7を
摺動溝51内において任意の方向に移動させることがで
きる。
以上のようにして手動操作は行なわれる。なお、第2図
において、符号8で示すものは車体で、前記ギヤケース
3はボルト9によってこの車体8に取付は固定されてい
る。
一方、前記第1のアーム6は第3図に詳細に示すように
平板状に形成されていると共に、その適宜箇所には四角
形状に穿設されたばね収納孔62が形成されている。
また、10はその一端部を前照灯11のハウジング12
に支持ピン13を介して支持され、かつ前記第1のアー
ム6が嵌入できるごとく両端を開口した箱形状を呈する
ように折曲げ形成されてなる第2のアームで、この第2
のアーム10は前記第1のアーム6とによって前照灯1
1および駆動側のセクタープレート5とを連結するアー
ム14を構成すると共に、また前記第1のアーム6のば
ね収納孔62と重なり合って対応する位置には同じくば
ね収納孔101が設けられている。
さらに、この第2のアーム10の上部折曲片102のう
ち前記ばね収納孔101と対応する部分は、ばね収納孔
62,101内にコイルばね15を装填できるように外
方に向って切り起こされている。
そして、上述した第1、第2のアーム6.10からなる
前記アーム14の全体の長さは、前記コイルばね1′5
の存在によって伸縮可能な構成となっている。
すなわち、前記前照灯11が閉じている状態において、
コイルばね15は第1のアーム6の作動によりこの第1
のアーム6のばね収納孔62の一端部62aにてその一
端部15aが第4図に示すように、第2のアーム1oの
ばね収納孔101内においてその一端部101aから離
間した状態となるように圧縮されており、これによって
、このコイルばね15の伸張しようとする方向への弾撥
力によって、その他端部15bが第2のアーム10のば
ね収納孔101他端部101bをセクタープレート5側
に押圧し、その結果前記前照灯11はその閉じられた状
態を強固に保持される。
なお、この場合において前記支持ピン13は作用点をな
しており、またこの支持ピン13と、前照灯11を車体
8に回動自在に枢支する枢軸16との位置関係は、前記
支持ピン13の方が枢軸16の位置より灯体17側であ
ってしかもこの枢軸16より下方に位置するように構成
されている。
一方、前記前照灯11が開いている状態、つまり第1図
に示す状態においては、コイルばね15は前記第1のア
ーム6の作動によりその他端部15bが第1図および第
2図に示すように、第2のアーム10のばね収納孔10
1内においてその他端部101bから離間した状態とな
るように第1のアーム6のばね収納孔62の他端部62
bにて圧縮されており、これによって、このコイルばね
15の伸張しようとする方向への弾撥力によって、第2
のアーム10のばね収納孔101の一端部101aが前
照灯11側に押圧され、前記前照灯11はその開いた状
態を強固に保持される。
また、前記枢軸16は車体8に一体的に取付けられた取
付部材18に固定されていると共に、この枢軸16には
前記ハウジング12に固着されたブラケット19が回動
自在に枢支されており、これによって前照灯11は前記
枢軸16に回動自在に枢支された状態となっている。
また、前記ブラケット19にはねじ20を介してカバー
21が固着されており、したがってこのカバー21は前
記前照灯11の回動動作に連動して一緒に回動動作する
ように構成されている。
また、前記第2のアーム10はブラケット19に支持ピ
ン13を介して連結されており、このブラケット19を
介してハウジング12にその一端部を支持されている。
一方、前記前照灯11は、ハウジング12、このハウジ
ング12内に角度調整自在に支持されたマウンテンブリ
ング22、灯体17と前面レンズ24とからなる灯具ユ
ニット25、この灯具ユニット25の周囲に配設される
リテーニングリング26、灯具ユニット25の照準を調
整する調整ねじ27等の部材によって構成されている。
なお、前照灯11の構成は既に公知のものであるので、
それ以上の説明は省略する。
次に、以上のように構成された前照灯駆動装置の動作に
ついて述べるに、まず車体8の収納スペース(図示せず
)内に収納された、つまり閉じられた状態にある前照灯
11を開くように前記駆動モータ1のスイッチ(図示せ
ず)をONする。
すると、この駆動モータ1の駆動力は、ウオーム2から
ウオームホイールへと伝達され、さらにこのウオームホ
イールへ伝えられた駆動力は軸4からセクタープレート
5へと伝達され、このセクタープレート5を所定方向(
第1図中時計方向)に回動させる。
ところで、前記前照灯11の収納状態においては第4図
に示すごとくコイルばね15の一端部15 aは、第1
のアーム6のばね収納孔62の一端部62aによって、
第2のアーム10のばね収納孔101の一端部101a
から離間した状袋態にあるが、前記セクタープレート5
の回動に伴なって第1のアーム6は第2のアーム10内
に入るごとく移動するので、前記コイルばね15はその
他端部15bが前記ばね収納孔101の他端部101b
から離間する方向に第1のアーム6のばね収納孔62の
他端部62bによって移動せしめられると共に、コイル
ばね15の一端部15aは、前記ばね収納孔101の一
端部101a側へ移動していき、前記前照灯11が完全
に開いた状態では先程とは逆にコイルばね15は第1図
および第2図に示すように、一端部15aかばね収納孔
101の一端部101aに圧接すると共に、コイルばね
15の他端部15bはばね収納孔101の他端部101
bから幾分離間した状態で第1のアーム6側にて圧縮さ
れる。
ところで、この状態において前記前照灯11は完全に開
いた状態にあるが、駆動モータ1はその後わずかな時間
駆動するように構成されているので、前記第1のアーム
6は第2のアーム10内にさらに入り込んでいき、この
結果、前記コイルばね15は第1のアーム6によりその
他端部15bを押圧され、より大きな力にて圧縮された
状態となる。
この圧縮状態におけるコイルばね15の伸張しようとす
る方向への弾撥力が前記前照灯11の開いた状態を保持
する力となる。
一方、この開いた状態から前照灯11を車体8の収納ス
ペース内に収納する場合は、前記駆動モータ1を逆転さ
せれば、セクタープレート5がウオーム2、ウオームホ
イールを介して上述した回動方向とは逆の方向に回動し
ていき、これに伴なって前記第1のアーム6は第2のア
ーム10から突出する方向に移動していく。
これによって、コイルばね15は第4図に示すようにそ
の一端部15aが第2のアーム10のばね収納孔101
の一端部101aから離間する方向に第1のアーム6に
よって移動せしめられると共に、その他端部15bが前
記ばね収納孔101の他端部101b側へ移動していき
、前記前照灯11が完全に収納された状態では、コイル
ばね15は他端部15bがばね収納孔101の一端部1
01bに圧接すると共に、コイルばね15の一端部15
aは第1のアーム6側の収納孔一端部62aにてばね収
納孔101の一端部101aから幾分離間した状態で圧
縮される。
この前照灯11が完全に収納された後も、駆動モータ1
はわずかな時間駆動するように構成されているので、前
記第1のアーム6は第2のアーム10から突出する方向
にさらに移動し、この結果前記コイルばね15はより大
きな力にて圧縮される。
この圧縮状態におけるコイルばね15の伸張しようとす
る方向への弾撥力が前記前照灯11の閉じた状態を保持
する力となる。
また、駆動モータ1が故障したような場合は、前記摘み
7を回転した後、前記第1のアーム6に連結された摺動
突部61をセクタープレート5の摺動溝51内を摺動で
きるように操作腰しかる後前記摺動突部61を摘み7を
介して前記摺動溝51内を所望する方向へ移動させれば
、前記前照灯11の開閉動作を行なわしめることができ
る。
また、例えば摘み7をセクタープレート5に対して固定
構造とし、第1図に鎖線で示すごとく駆動モータ1の駆
動軸に手動用摘み200を設け、モータ故障時にこの手
動用摘み200を回して前照灯11の開閉動作を行なう
ようにすることも可能である。
以上説明したように本考案によれば、前照灯と駆動源と
を連結するアームを2本のアームと1本のスプリング部
材とによって弾力的に伸縮自在な構成とすると共に、そ
の弾性を巧みに利用して前照灯の開閉状態を適切に保持
し得る構造としたことにより、前照灯の開閉状態を、例
えば自動車の振動もしくは揺動等によって何らがた付か
せることなく、確実に保持することができるという実用
的に優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係る前照灯駆動装置の一
実施例を示す正面図と断面図、第3図はアームの分解斜
視図、第4図は動作説明図である。 1・・・・・・駆動モータ、6・・・・・・第1のアー
ム、8・・・・・・車体、10・・・・・・第2のアー
ム、11・・曲前照灯、14・・・・・・アーム、15
・聞・コイルハネ、16・・・・・・枢軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体側の枢軸上で回動可能に支持された前照灯とこれを
    傾動動作させる駆動源とを連結するアームを備え、この
    アームはその長子方向に伸縮し得るように互いに摺動可
    能に組合わされた駆動源側の第1のアームと前照灯側の
    第2のアームとからなり、これら両アームの重なり合い
    部分に長子方向に所定間隔をおいて互に対向するばね押
    圧部をそれぞれ設け、これら両アームの前記ばね押圧部
    内に1本のスプリング部材を介装したことを特徴とする
    前照灯駆動装置。
JP4314479U 1979-04-03 1979-04-03 前照灯駆動装置 Expired JPS605442Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4314479U JPS605442Y2 (ja) 1979-04-03 1979-04-03 前照灯駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4314479U JPS605442Y2 (ja) 1979-04-03 1979-04-03 前照灯駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55142803U JPS55142803U (ja) 1980-10-13
JPS605442Y2 true JPS605442Y2 (ja) 1985-02-20

Family

ID=28916999

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4314479U Expired JPS605442Y2 (ja) 1979-04-03 1979-04-03 前照灯駆動装置

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JPS55142803U (ja) 1980-10-13

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