JPS605370B2 - 熱間仕上げ圧延のサ−マルクラウン制御法と装置 - Google Patents

熱間仕上げ圧延のサ−マルクラウン制御法と装置

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JPS605370B2
JPS605370B2 JP53140412A JP14041278A JPS605370B2 JP S605370 B2 JPS605370 B2 JP S605370B2 JP 53140412 A JP53140412 A JP 53140412A JP 14041278 A JP14041278 A JP 14041278A JP S605370 B2 JPS605370 B2 JP S605370B2
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JP
Japan
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rolling
crown
thermal crown
hot
thermal
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Application number
JP53140412A
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JPS5568112A (en
Inventor
征雄 鑓田
邦雄 北村
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPS5568112A publication Critical patent/JPS5568112A/ja
Publication of JPS605370B2 publication Critical patent/JPS605370B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、熱間仕上げ圧延のサーマルクラウン制御法
と装置に関するもので、熱間仕上げ圧延における作業ロ
ールのサーマルクラウンを一定に保持することによって
熱延ストリップ(以下単にストリップという)の板クラ
ウンを適切かつ一様ならしめ、1圧延サイクルでの圧延
コイル数の増加とこれに伴うロール原単位の低減、さら
には冷延成品の板クラウン、形状の改善を図ることにつ
いての開発研究の成果を提案しようとするものでる。
従来、熱間仕上げ圧延の圧延サイクルすなわち、作業ロ
ールを交換して圧延操業を開始したのち、次に作業ロー
ル交換を行うに至るまでの時間で定まる圧延周期内には
多数のストリップの圧延がおこなわれるところ、先行ス
トリップについての圧延開始から、後続ストリップの圧
延開始に至る時間つまり圧延ピッチ、従って先・後スト
リップ相互間の圧延インターバルもまた、ほぼ一定のま
まで進められている。
ここに圧延インターバルは、先行のストリップについて
の圧延が終了した時点から後続のストリップに対する圧
延を開始するまでの圧延機非嫁勤期間を意味する。
ある圧延サイクル中における作業ロールのサーマルクラ
ウンは第1図に示すように、その圧延サイクルでの圧延
操業の開始から完了までの間に、仕上げ圧延機のF,ス
タンドでは、直径当り、2750ムの中段スタンドの代
表冷延としてのF4スタンドで同じく250rm、そし
て後段を代表するF7スタンドでは同機に150ム肌に
なるまで増加する。
すなわちストリップ圧延本数の増加つまり圧延操業の開
始からの経過時間に応じてサーマルクラタウンは指数関
数的に増加することが明らかである。かようなサーマル
クラウンの増加は、当然ストリップの板クラウンに影響
し、事実第2図に示したように110仏の程度から20
山肌前後に至ような板クラウンの変化を1圧延サイクル
中に生じる。
ここに板クラウンは、第2図中に併記したように、hC
−hごだ 式中 hc;中央板厚、 h25、h25′:頁端板厚
Zであらわされ「一般的にエッジドロップも含め
た形で板クラウンと表現している。
作業ロールのサーマルクラウンの変動を防止するのに従
来ロールクーラントの冷却水量を板幅方向に違える、い
わゆるゾーンコントロールが試みられたけれども、ゾー
ン間での水切りを完全には行い得ないため必ずしも充分
な効果を挙げるには至っていない。
そこで発明者らは、熱間仕上げ圧延の実際操業の面から
諸般の検討を加えたところ、先行ストリップの尾端がか
み出されたあと次の後続ストリップの先端をかみこませ
るまでの圧延インターバルを、1圧延サイクル内でスト
リップ圧延本数の増加とともに徐々に長くしていくこと
により、作業ロールのサーマルクラウンを、その圧延サ
イクルの極く初期は別として、容易に制御し得ることを
見出した。
この発明は、上記の知見に基づいて、圧延サイクル内で
の圧延インターバルを圧延サイクル内における圧延の進
行につれて漸増的に変更することにより、常にほぼ一定
のサーマルクラウンが得られるような制御を実現したも
のである。
第3図に7スタンド熱間仕上げ圧延機のF,スタンドに
ついて、圧延インターバルと作業ロールの直径当りサー
マルクラウンとを関係を、ある圧延サイクルでの圧延操
業の開始からの経過時間をパラメータとして整理して示
した。
ここに1コイルの圧延所要時間は、約1分であった。第
3図から圧延インターバルは、圧延サイクル内であとに
行われた圧延ほど長くすることにより、サーマルクラウ
ンは小さくなることがわかる。
第3図をもとに、圧延サイクル内における最初の圧延開
始直後からサーマルクラウンを一定ならしめるために必
要な圧延操業開始からの経過時間と圧延インターバルと
の関係を求めて第4図に示した。
すなわちサーマルクラウンをたとば250r風で常に一
定に維持するには、ある圧延サイクルでの圧延操業開始
後3■ご後には圧延インターバルを13秒程度、60分
を経た頃に3万段、程度、9び分頃には52秒程度、そ
して12び分後には5現砂程度というようにその圧延サ
イクル内での圧延の進行に伴って徐々に圧延インターバ
ルをのばしていけば、圧延サイクルの最初の極く初期を
除いて常に一定のサーマルクラウン(この例では250
りの)に制御できるのである。
第5図はこの場合におけるF7スタンド出側の板クラウ
ンを、圧延サイクルを通した変化について例示したもの
で、作業ロールのサーマルクラウンを上記のようにして
ほぼ一定に制御した結果として板クラウンの変化が、有
効に抑制軽減されることがわかる。
結局、板クラウンを所望値にするにはそれに応じてサー
マルクラウンの目標値を変化させればよく、板クラウン
を小さくするには、圧延インターバルをできるだけ短時
間にしてサーマルクラウンを大きくすればよく、また板
クラウンを大きくするには圧延インターバルを長くとっ
て、サーマルクラウンを小さくしてやれば良いのである
ここで第4図につき上述したような、作業ロールのサー
マルクラウンが一定となる1圧延サイクルにおける圧延
操業開始からの経過時間と圧延インターバルとの関係を
実験式であらわすと式川のように示される。CThCo
+(t+Q)n……{1} ここにCTh;目標サーマルクラウン(りm)Co、Q
、n;定数、但しCoはCTHにより変化t;1圧延サ
イクルにおける圧延操業開始からの経過時間(min)
また作業ロールのサーマルクラウンと板クラウンとの関
係は、F7スタンドを例にとると第1図、第2図をもと
に、作業ロールのへん平変形の変化によって板端部では
メタルフロー(ェンッジドロップ)が生じることをさら
に考慮し、第2図に示した一般的な意味での板クラウン
からエッジドロップの影響を除外し、より厳密に次式で
定義した板クラウンhC−hもhy 式中止o、公o′;耳端より5仇舷内方の板厚とこれに
位置的に対応する次式のロールのサーマルクラウンDC
−D三キ三と Z 式中Dc;hcに対応した作業ロール蓬、D5小D5o
′;h歌、h別′に対応したロール経との関係を示した
第6図に従い、次の式{21CS:−aC′TH+b…
,..{2) Zここに Cs;
板クラウン(最終スタンド出側)(仏m)C′TH;圧
延時(任意時間−Csと対応)の作業ロールのサーマル
クラウン(仏の)a・b;定数 の実験式であらわされる。
またm式を変換して次式醐 dC刊nC刊一△きざ−(者手芸) dt 一C+Q △t=△CTh(ts+Q)……{3, nCTh ここに△t;圧延インターバルの変更量 △CTh=(CTh−CTh);サーマルクラウンの目
標値と実績値との差P;当該ストリップの圧延時の圧延
インターバルの関係が得られ、これは圧延インターバル
をGにとって圧延していたときにサーマルクラウンの目
標値と実績値との差が△Crhあったならば、圧延イン
ターバルを△tだけ変更して次コイルの圧延を行うべき
ことすなわち、次コイルに対して圧延インターバルを(
$十△t)に変更することを意味する。
この発明の装置は、【1}〜{3}式に示した関係に基
づいて、最終スタンド出側に設置したプロフィルメータ
を検出器として使用し、サーマルクラウンを一定にする
フィールドバック制御を行って、ストリップの板クラウ
ンhC−羊羊 を一定の適切な値に制御しようとするものである。
第7図に制御システムの一例を示し、図中1は圧延機、
2は現在圧延中のストリップ、3は出側に配置したプロ
フィルメータ、4は演算機である。
演算器4は、‘1}、{2}および{3}式につき上述
した関係に従い、目標サーマルクラウンに合致するよう
な圧延インターバルの変更量△tを計算し、その結果に
より次のストリップ圧延に対する新たなインターバル(
$十△t)を決定する。
このようにして仕上げ圧延機にそなえるブロフィルメー
タと演算機とにより、作業ロールのサ−マルクラウンの
フィードバック制御を行うことができる。
以上のべたようにしてこの発明によれば、次の効果が達
成される。
{1’仕上げ圧延機の作業ロールのサーマルクラウンが
ほぼ一定に制御されるので、熱延ストリップの板クラウ
ンを一定にすることが可能となった。
‘21圧延サイクルの後半コイルに発生し勝ちであった
エッジビルドアツプ(凹クラウン)もなくなり、1圧延
サイクルの圧延コイルが増加し、圧延能率の向上がみら
た。
{乳 ロール交替回数の減少によりロール原単位がo
低減した。
‘4’熱延ストリップの板クラウンの適正化により、冷
延鋼板のクラウンや形状が改善された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の圧延方法による熱間仕上げ圧5延機の
F,,F4およびF7スタンド各作業ロールにおけるサ
ーマルクラウンの1圧延サイクル中の変化を示すグラフ
、第2図は、従来の圧延方法における熱延ストリップの
板クラウンの1圧延サイクル中の変化を示すグラフ、第
3図は、圧延ィンタ0ーバルと作業ロールのサーマルク
ラウンとの関係をF,スタンドにつき1圧延サイクルに
おける圧延操業開始からの経過時間をパラメータとして
整理したグラフ、第4図は、サーマルクラウンを−定化
すべき1圧延サイクルでの圧延操業開始からの経過時間
と圧延インターバルとの関係グラフ、第5図は、熱延ス
トリップ数に対する板クラウンの圧延インターバル制御
に従う関係を一例で示すグラフであり、第6図は作業ロ
ールのサーマルクラワン(F7スタンド)と板クラウン
との関係グラフ、そして第7図は、サーマルクラウンを
一定にするための制御装置のブロック図である。 3・・・・・・プロフィルメータ、4…・・・演算器。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第T図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱間仕上げ圧延に当り、 作業ロールを交換してから次の交換に至までの圧延サ
    イクル内での圧延インターバルを、 圧延サイクルの初
    期過程で比較的短時間とし、圧延の進行につれ漸増的に
    変更することを特徴とする熱間仕上げ圧延のサーマルク
    ラウン制御法。 2 熱間仕上げ圧延機スタンド群の出側に熱延ストリツ
    プの形状を測定するプロフイルメータを備えるとともに
    、該プロフイルメータの出力に応じて熱延ストリツプの
    板クラウンを計算し、かつ予め求めておいた熱延ストリ
    ツプの板クラウンと作業ロールのサーマルクラウンとの
    関係に従って算出される現サーマルクラウンを、経験で
    定めた目標のサーマルクラウンと比較する演算を介しそ
    の差に見合う圧延インターバルの計算を行う、演算機を
    備えて成ることを特徴とする熱間仕上げ圧延のサーマル
    クラウン制御装置。
JP53140412A 1978-11-16 1978-11-16 熱間仕上げ圧延のサ−マルクラウン制御法と装置 Expired JPS605370B2 (ja)

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JP (1) JPS605370B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0383067U (ja) * 1989-12-15 1991-08-23
KR20180130451A (ko) 2017-05-29 2018-12-07 로무 가부시키가이샤 촬상 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0383067U (ja) * 1989-12-15 1991-08-23
KR20180130451A (ko) 2017-05-29 2018-12-07 로무 가부시키가이샤 촬상 장치

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