JPS6045006B2 - ホツトストリツプミルの板幅制御方法 - Google Patents

ホツトストリツプミルの板幅制御方法

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JPS6045006B2
JPS6045006B2 JP55155022A JP15502280A JPS6045006B2 JP S6045006 B2 JPS6045006 B2 JP S6045006B2 JP 55155022 A JP55155022 A JP 55155022A JP 15502280 A JP15502280 A JP 15502280A JP S6045006 B2 JPS6045006 B2 JP S6045006B2
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strip
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stands
strip width
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JP55155022A
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JPS5779011A (en
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誠 侍留
勇次 広瀬
好蔵 石川
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ホットストリップミルの板幅制御方法に係
り、特に、ストリップを連続的に熱間圧延する複数のス
タンドを備え、スタンド間の張力を制御することにより
ストリップの板幅を制御するようにされたホットストリ
ップミルの板幅制御方法に改良に関する。
従来、ホットストリップミルにおいては、主にストリ
ップの板厚の制御にのみ注意が払われていたが、最近の
省エネルギー、省資源を反映して、板幅精度向上の要求
が強くなつてきている。
即ち、通常、ホットストリップミルにおいては、コイル
先後端の幅不良やスキッドマーク部の幅変動を考えて、
製品幅より5〜15Twt大きな圧延目標幅を設定して
圧延しているのが現状である。従つて、上記のような幅
変動を制御により修正できるものであれば、圧延目標幅
とほぼ等しい値に設定でき、歩留りが向上できるものて
ある。 従来、板幅の制御に関しては、特公昭50一2
4905号や、特公昭53−8547号に見られるよう
なスタンド間張力制御によるものが知られている。
これらは、いずれも幅変化が圧延機のロール直下で起こ
るものとして制御対象点がロール直下に来たときにその
スタンドの前方或いは後方の張力を変化させるものであ
る。しかし、熱間圧延の場合には、幅変化はロールギャ
ップ内のみならず、スタンド間でも生じており、そのと
きの幅変化は、張力値と、該張力値にさらされる時間の
関数として変化するものである。従つて従来は、ストリ
ップの板幅を正しく制御することが困難であつた。 本
発明は、前記従来の欠点を解消するべくなされたもので
、ストリップの板幅を正確に制御できるホットストリッ
プミルの板幅制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、ストリップを連続的に熱間圧延する複数のス
タンドを備え、スタンド間の張力を制御することにより
ストリップの板幅を制御するようにされたホットストリ
ップミルの板幅制御方法において、ミル入側の板幅を幅
拡り率及びスタンド間張力による幅変化率により修正す
ることによつて圧延中のストリップ各点の板幅を求める
と同時に、求められた板幅から制御対象スタンド間にあ
るストリップの最小板幅を抽出して目標板幅との板幅偏
差を求め、制御時の張力値に対するストリップの単位時
間当りの幅変化率と該張力値にさらされる制御時間とか
ら前記板幅偏差を解消できるスタンド間張力の目標値を
求め、該張力目標値が得られるように制御対象スタンド
間の張力を制御するようにして、前記目的を達成したも
のである。
以下本発明の原理を説明する。
一般に、熱間圧延の場合、材料に張力を付加したときの
スタンド −△B間単位張力tと幅変
化率 ]「(Bは初期板幅、△Bは板幅変化量)の関係
は第1図に示す如くである。
図において、実線Aは、材料が張力にさらされた時間γ
が1秒の場合、一点鎖線Cは同じく2秒の場合、破線D
は同じく3秒の場合をそれぞれ示すものである。第1図
から明らかな如く、幅 一△B変化率 ]『は、付加し
た張力値により変わるだけてなく、その張力が付加され
ている時間τに比例して変わつている。
このような板幅の変化は、圧延機のロールバイト内で生
ずるものではなく、スタンド間で生ずるものであること
がよく知られている。即ち、この板幅の変化は、張力に
よりロールバイト内での材料の変形特性が変わることに
よつて生ずるものではなく、クリープによる変形に酷似
したものである。本発明は、このような材料の特性を考
慮することにより、最適なホットストリップミルの板幅
制御方法を提供するものである。第2図は、第1図の特
性を、単位時間当りの幅3δ(一芋)変化率 ャ と
スタンド間単位張力tにより表わしたものであり、ある
一定張力状態では幅変化率は時間に比例するため、両者
は関数f(t)で関係づけることができ、しかも、この
f(t)は時間の関数とはならない。
しかし、この関数f(t)は、一定のものではなく、材
料の温度や炭素含有量等、材料の変形能により当然変わ
るものである。そこで材料の変形能を代表する指数CO
(単純には炭素含有量でもよいし、変形抵抗値により代
表させてもよい)を用いて単位時間当りの幅変化率をg
(T,CO)と表わせば、張力tの状態に時間Δγだけ
置かれたときの幅変化率ΔW(=ー片V)は、次式に示
す如く表わされる。従つて、板幅B(τ)の材料が制御
時間Δτだけ張力tの状態に置かれた後の材料の板幅B
(γ+ΔT)は、次式で示す如くとなる。結局、張力制
御後の材料の板幅B(τ+Δγ)を目標板幅BOとする
ために必要な制御張力TOは次式で与えられる。
ここで、g−1は、制御張力の目標値TOを求めるため
の逆関数である。
上記のような張力制御が行なわれる場合、制御が行なわ
れるスタンド間にあるすべての板幅が減少することにな
る。
ホットストリップミルにおいては、入側板厚20〜40
TIr!n1板幅800〜2000Tfrmであること
から、幅拡り量はかなり小さく、万一、一度板幅力泪標
板幅以下となつた場合には、その板幅を幅拡りにより目
標板幅迄回復することは困難”である。従つて、本発明
においては、張力制御を行う場合の制御対象点を、制御
対象スタンド間にある材料の最小板幅としている。以下
図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。本
実施例は、第3図に示す如く、圧延ロール11〜16、
ロール駆動モータ21〜26、ルーパ31〜35を備え
、ストリップ10を連続的に熱間圧延する、6スタンド
ホットストリップミルに本発明を適用したもので、ミル
入側のストリップ10の板幅を検出する板幅計40と、
1プロセスコンピュータから入力される、ストリップの
炭素含有量、シートパー温度等の材料情報信号に応じて
、関数g(T,CO)を出力する関数発生器42と、該
関数発生器42出力の関数g(T,CO)を前記ルーパ
31〜35出力の張力信号tを用いて、前出(1)式に
より張力変化による幅変化率△wを算出する幅変化率演
算器44と、プロセスコンピュータから入力される圧延
スケジュール信号に応じて幅拡り率を算出する幅拡り率
演算器46と、同じくプロセスコンピュータから入力さ
れる圧延スケジュール信号に応じて、先進率を算出する
先進率演算器48と、前記幅変化率演算器44出力の幅
変化率ΔW、幅拡り率演算器46出力の幅拡り率、先進
率演算器48出力の先進率の各信号と共に、前記板幅計
40出力の入側板幅及びロール駆動モータ21〜26出
力のロール速度が入力され、ストリップ各点の板幅を、
幅変化率、幅拡り率により修正し、そのときの正しい板
幅を算出すると共に、内蔵されたタイマーの信号及び入
力されたロール速度、先進率に応じて、算出した板幅を
正確にトラッキングして出力するトラッキング装置50
と、該トラッキング装置50出力から制御対象スタンド
間にあるストリップの最小板幅を抽出する制御板幅抽出
装置52と、目標板幅BOが設定される目標板幅設定器
54と、制御時間Δγが設定される制御時間設定器56
と、前記関数発生器42出力の関数g(T,CO)、制
御板幅抽出装置52出力の最小板幅、目標板幅設定器5
4出力の目標板幅BO、制御時間設定器56出力の制御
時間Δτを用いて、前出(4)式に従つて、張力目標値
bを算出する制御張力演算器58と、該制御張力演算器
58出力の張力目標値bに基づいて、該張力目標値TO
が得られるように制御対象スタンド間のルーパの目標張
力を変更するとともに上流或いは下流スタンドのロール
速度をストリップに与える張力目標値TOが制御時間Δ
τ持続するように再設定して、各ロール駆動モータ21
〜26に出力するロール速度設定器60とを備えたもの
である。又同様に図示省略したが、制御対象スタンド間
のルーパ31〜35により張力目標値bが制御時間Δτ
持続するように制御張力演算器58の出力信号bを制御
対象スタンドのルーパのみに与えて張力制御が行われる
ようにしてももちろんよいものである。前記幅拡り率演
算器46或いは先進率演算器48において、プロセスコ
ンピュータから入力される圧延スケジュール信号に基づ
いて、幅拡り率或いは先進率を算出するに際しては、で
きるだけ実機に適合する幅拡り率、先進率が用いられて
いる。
又、前記制御時間設定器56においては、通常、制御時
間Δτが、トラッキング装置50のサンプリングピッチ
と一致するようにあらかじめ設定されている。
以下作用を説明する。
まず、プロセスコンピュータから、ストリップの炭素含
有量、シートパー温度等の材料情報信号が関数発生器4
2に入力される。すると、関数発生器42は、前出(2
)式右辺の関数g(T,CO)を出力する。幅変化率演
算器44は、この関数g(T,CO)と、ルーパ31〜
35出力の張力信号tにより、前出(1)式を用いて、
張力変化による幅変化率ΔWをサンプリングピッチ毎に
算出し、トラッキング装置50に出力する。一方、プロ
セスコンピュータからの圧延スケジュール信号例えばス
タンドの圧下量等が、圧延するストリップの板幅と圧下
量より幅拡りを求める幅拡り率演算器46及び先進率演
算器48に入力され、それぞれ幅拡り率及び先進率か算
出される。算出された幅拡り率及び先進率は、前記幅変
化率演算器44で算出された張力変化による幅変化率Δ
W1板幅計40出力の入側板幅、ロール駆動モータ21
〜26出力のロール速度と共に、トラッキング装置50
に入力される。トラッキング装置50においては、ロー
ル速度と先進率とより各スタンドロール11〜16のト
ラッキングのための実通板速度vを求め、更に対象スタ
ンドの圧延スケジュールの圧下量と、この圧延スケジュ
ールの圧下量にもとづく板幅拡り率ΔWと通l板板幅B
(γ)とより対象スタンド間のサンプリングポイントで
のストリップ各点の板幅を求める。そしてストリップ各
点の板幅が、幅変化率、幅拡り率により修正され、その
ときの正しい板幅が計算されると共に、内蔵したタイマ
ーの信号及・び入力されたロール速度、先進率に応じて
、上記板幅を正確にトラッキングする。このトラッキン
グ装置50の出力から、制御板幅抽出装置52は、制御
対象スタンド間にあるストリップの最小板幅を抽出する
。例えば、スタンド15〜16間ノの制御対象スタンド
であれば、トラッキングのサンプリングポイントがn個
であるとすると、このn個の板幅の内最小のものであり
、最小板幅以外の部分は最小板幅にもとづいて、演算さ
れた目標張力値bでサンプリング周期つまり制御時間Δ
τの間張力制御が行われる。そして抽出された最小板幅
は制御張力演算器58に出力する。この制御板幅抽出装
置52の出力信号は、目標板幅設定器54出力の目標板
幅田により減算され、前出(3)式の(B(τ)−BO
)/B(τ)を求めるのに用いられる。更に、制御張力
演算器58には、関数発生器42の出力が入力されてお
り、前出(4)式に従つて、張力目標値bが算出される
。算出された張力目標値TOで、最小板幅が目標板幅B
Oとなるように例えばサンプリング周期より設定された
制御時間Δτの間ルーパの目標張力値に変更されると共
にロール速度設定器60に入力され、そこで、制御が行
なわれるスタンド間の上流或いは下流スタンドのロール
速度が再設定され、その出力信号が、各ロール駆動モー
タ21〜26に出力される。その他のスタンド間の通板
時間は通板のスタンド間張力制御が行われる。又、同様
に図示省略したが、制御張力演算器58より制御対象ス
タンド間のストリップに張力目標値TOが予め設定され
た制御時間Δγだけ加わるように制御張力演算器58の
出力信号槓をルーパ31〜35へ与えて制御してもよい
ものてある。上記のようにして、スタンド間の張力が制
御され、ストリップミル出側で、すべての点の板幅が目
標値を下まわわることがない、一様な板幅を有するスト
リップを得ることができる。
以上説明したとおり、本発明によれば、全長にわたつて
板幅が目標値を下まわることがない、板幅の一様なスト
リップを得ることができ、圧延目標幅を製品幅とほぼ等
しく設定できるため、歩留りを大幅に向上でき、従つて
、省エネルギー、省資源が達成できるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、熱間圧延に際して、材料に張力を付加したと
きのスタンド間単位張力と幅変化率の関係を示す線図、
第2図は、同じく、スタンド間単位張力と単位時間当り
の幅変化率の関係を示す線図、第3図は、本発明に係る
ホットストリップミルの板幅制御方法の実施例が採用さ
れた、6スタンドホットストリップミルを示すブロック
線図である。 10・・・・・ストリップ、11〜16・・・・・・圧
延ロール、21〜26・・・・・・ロール駆動モータ、
31〜35・・・・・・ルーパ、40・・・・・・板幅
計、42・・・・・関数発生器、44・・・・・・幅変
化率演算器、46・・・・・・幅拡り率演算器、48・
・・・・・先進率演算器、50・・・・・・トラッキン
グ装置、52・・・・・・制御板幅抽出装置、54・・
目標板幅設定器、56・・・・・・制御時間設定器、5
8・・・・・・制御張力演算器、60・・・・・・ロー
ル速度設定器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ストリップを連続的に熱間圧延する複数のスタンド
    を備え、スタンド間の張力を制御することによりストリ
    ップの板幅を制御するようにされたホットストリップミ
    ルの板幅制御方法において、ミル入側の板幅を幅拡り率
    及びスタンド間張力による幅変化率により修正すること
    によつて圧延中のストリップ各点の板幅を求めると同時
    に、求められた板幅から制御対象スタンド間にあるスト
    リップの最小板幅を抽出して目標板幅との板幅偏差を求
    め、制御時の張力値に対するストリップの単位時間当り
    の幅変化率と該張力値にさらされる制御時間とから前記
    板幅偏差を解消できるスタンド間張力の目標値を求め、
    該張力目標値が得られるように制御対象スタンド間の張
    力を制御するようにしたことを特徴とするホットストリ
    ップミルの板幅制御方法。
JP55155022A 1980-11-04 1980-11-04 ホツトストリツプミルの板幅制御方法 Expired JPS6045006B2 (ja)

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