JPS6053548B2 - 帯状シ−ト螺旋巻付装置 - Google Patents
帯状シ−ト螺旋巻付装置Info
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- JPS6053548B2 JPS6053548B2 JP6718681A JP6718681A JPS6053548B2 JP S6053548 B2 JPS6053548 B2 JP S6053548B2 JP 6718681 A JP6718681 A JP 6718681A JP 6718681 A JP6718681 A JP 6718681A JP S6053548 B2 JPS6053548 B2 JP S6053548B2
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- sheet
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-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/04—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of windings, prior to mounting into machines
- H02K15/0414—Windings consisting of separate elements, e.g. bars, hairpins, segments, half coils
- H02K15/0421—Windings consisting of separate elements, e.g. bars, hairpins, segments, half coils consisting of single conductors, e.g. hairpins
- H02K15/0428—Windings consisting of separate elements, e.g. bars, hairpins, segments, half coils consisting of single conductors, e.g. hairpins characterised by the method or apparatus for simultaneously twisting a plurality of hairpins
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は無鉄芯電機子の製造等に使用する帯状シート
螺旋巻付装置に関するものである。
螺旋巻付装置に関するものである。
従来の無鉄芯電機子の製造原理を第1図ないし第5図を
用いて説明する。すなわち、第1図および第2図に示す
ように、多数本の素線1・・・、1’・・・を軸方向に
並べて形成した2つの円筒2、2’をそれぞれ準備し、
これら両円筒2、2’の各素線1 ・・・、1’ ・・
・の本数は予め同一に設定しておく(図では、それぞれ
3i−3i’〜10i−l0i’と、3j一3j’〜1
0j〜10j’の計8本ずつ)。つぎに、一方の円筒2
を第3図に示すように正方向に捩り、さらに他方の円筒
2’は第4図に示すように逆方向に捩つて、それぞれ捩
り円筒11、12を形成する。ついで、第5図に示すよ
うに、捩り円筒11を捩り円筒12内に貫装する。この
場合、内外層の対応する素線1、1’を結合したときに
、各素線1、1’全体で1本の線となるようにするため
、両円筒11、12の一方の筒端においては、内外層が
相対応している素線(たとえば3j63i)を対向配置
するとともに、他方の筒端では内外層どちらかの素線が
1本ずつずれるように配置して(たとえば3j’と4i
)、これら2個の捩り円筒11、12によりコイルユニ
ットを作成する。
用いて説明する。すなわち、第1図および第2図に示す
ように、多数本の素線1・・・、1’・・・を軸方向に
並べて形成した2つの円筒2、2’をそれぞれ準備し、
これら両円筒2、2’の各素線1 ・・・、1’ ・・
・の本数は予め同一に設定しておく(図では、それぞれ
3i−3i’〜10i−l0i’と、3j一3j’〜1
0j〜10j’の計8本ずつ)。つぎに、一方の円筒2
を第3図に示すように正方向に捩り、さらに他方の円筒
2’は第4図に示すように逆方向に捩つて、それぞれ捩
り円筒11、12を形成する。ついで、第5図に示すよ
うに、捩り円筒11を捩り円筒12内に貫装する。この
場合、内外層の対応する素線1、1’を結合したときに
、各素線1、1’全体で1本の線となるようにするため
、両円筒11、12の一方の筒端においては、内外層が
相対応している素線(たとえば3j63i)を対向配置
するとともに、他方の筒端では内外層どちらかの素線が
1本ずつずれるように配置して(たとえば3j’と4i
)、これら2個の捩り円筒11、12によりコイルユニ
ットを作成する。
最後に、捩り円筒11、12において径方向に対応して
いる内外層の各素線1、1’を両筒端で結合して、コイ
ルループ(→9j’−10i’→10i→l0j−l0
j’→3i’→3i→3j→3j’→4i’→4i→劇
→壮→5i’→)をもつ無鉄芯電機子を完成する。つぎ
に、無鉄芯電機子の具体的製造方法を第6図および第7
図を用いて説明する。
いる内外層の各素線1、1’を両筒端で結合して、コイ
ルループ(→9j’−10i’→10i→l0j−l0
j’→3i’→3i→3j→3j’→4i’→4i→劇
→壮→5i’→)をもつ無鉄芯電機子を完成する。つぎ
に、無鉄芯電機子の具体的製造方法を第6図および第7
図を用いて説明する。
すなわち、第6図に示すように、多数本の線を重なり合
わないように整列化させた素線シート13を、芯金体1
4に螺旋状に巻き付けて内層15を形成し、ついで第7
図に示すように、内層15の上から同本数の線て形成し
た素線シート16を内層15とは逆方向に螺旋状に巻き
付けて外層17を形成し、こ・れら両内外層15、17
を単位コイル長Lごとに切断してコイルユニットを形成
し、各コイルユニットの両筒端において内層15と外層
17の相対応する線を接合して無鉄芯電機子を形成する
。第8図は、素線シートの巻付の具体的な方法を門説明
するための斜視図であり、軸方向に進退自在な硬質の長
軸ローラ18と、この長軸ローラ18に平行な短軸ロー
ラ19を準備し、シート20を両ローラ18、19間に
通してシート20の先端を長軸ローラ18の一端に固着
し、長軸ローラ′8を軸回りに回転させながら軸方向(
矢符A方向)に移動させることにより、シート20を短
軸ローラ19で押圧しながら長軸ローラ18の外周面へ
螺旋状に巻き付けていく。ところが、この装置によると
、第9図aに示すように、短軸ローラ19の送出力は円
周方向にしか作用しない。
わないように整列化させた素線シート13を、芯金体1
4に螺旋状に巻き付けて内層15を形成し、ついで第7
図に示すように、内層15の上から同本数の線て形成し
た素線シート16を内層15とは逆方向に螺旋状に巻き
付けて外層17を形成し、こ・れら両内外層15、17
を単位コイル長Lごとに切断してコイルユニットを形成
し、各コイルユニットの両筒端において内層15と外層
17の相対応する線を接合して無鉄芯電機子を形成する
。第8図は、素線シートの巻付の具体的な方法を門説明
するための斜視図であり、軸方向に進退自在な硬質の長
軸ローラ18と、この長軸ローラ18に平行な短軸ロー
ラ19を準備し、シート20を両ローラ18、19間に
通してシート20の先端を長軸ローラ18の一端に固着
し、長軸ローラ′8を軸回りに回転させながら軸方向(
矢符A方向)に移動させることにより、シート20を短
軸ローラ19で押圧しながら長軸ローラ18の外周面へ
螺旋状に巻き付けていく。ところが、この装置によると
、第9図aに示すように、短軸ローラ19の送出力は円
周方向にしか作用しない。
言い換えれば、両ローラ18,19が回転した場合に、
両ローラ18,19間に挾まれたシート20はローラ軸
の直角方向(矢符B方向)へ送られるにすぎない。これ
に対し、シート20を長軸ローラ18へ螺旋状に巻き付
けるには、シート20を第9図bに示すようにローラ軸
と傾斜した矢符C方向へ送り出さねばならない。そのた
めには、第9図Cに示すように、シート20を同図想像
線で示すように短軸ローラ19に対して距離dだけ滑ら
せることが必要となる。しかし、短軸ローラ19とシー
ト20間には摩擦力がはたらくためにシート20は円滑
に滑らず、その結果、シート20を長軸ローラ18へ螺
旋状に精度良く巻き付けるこができないという問題を有
していた。そこで、両ローラ間に挿入した帯状シートを
ローラ軸に対して斜め方向に円滑に送り出して精度良く
螺旋巻付できる帯状シート螺旋巻付装置が提案された。
両ローラ18,19間に挾まれたシート20はローラ軸
の直角方向(矢符B方向)へ送られるにすぎない。これ
に対し、シート20を長軸ローラ18へ螺旋状に巻き付
けるには、シート20を第9図bに示すようにローラ軸
と傾斜した矢符C方向へ送り出さねばならない。そのた
めには、第9図Cに示すように、シート20を同図想像
線で示すように短軸ローラ19に対して距離dだけ滑ら
せることが必要となる。しかし、短軸ローラ19とシー
ト20間には摩擦力がはたらくためにシート20は円滑
に滑らず、その結果、シート20を長軸ローラ18へ螺
旋状に精度良く巻き付けるこができないという問題を有
していた。そこで、両ローラ間に挿入した帯状シートを
ローラ軸に対して斜め方向に円滑に送り出して精度良く
螺旋巻付できる帯状シート螺旋巻付装置が提案された。
すなわち、この帯状シート螺旋巻付装置は、第8図に示
す短軸ローラ19に代えて、第10図および第11図に
示す短軸ローラ21を用いている。この短軸ローラ21
は、軸部22の外周面に複数の笠状弾性リング体23を
同心状に間欠的に縦列配置したものである。この場合、
軸部.22は、第8図の長軸ローラ18に平行に配置す
る。また、弾性リング体23はゴム等で形成し、それら
の各凹部を長軸ローラ18の前進方向(矢符A方向)側
に揃えて縦列する。この弾性リング体23の作用を第1
2図を用い.て説明す。
す短軸ローラ19に代えて、第10図および第11図に
示す短軸ローラ21を用いている。この短軸ローラ21
は、軸部22の外周面に複数の笠状弾性リング体23を
同心状に間欠的に縦列配置したものである。この場合、
軸部.22は、第8図の長軸ローラ18に平行に配置す
る。また、弾性リング体23はゴム等で形成し、それら
の各凹部を長軸ローラ18の前進方向(矢符A方向)側
に揃えて縦列する。この弾性リング体23の作用を第1
2図を用い.て説明す。
すなわち、同図aに示すように平行四辺形をした弾性体
24を想定してその下面を固定し、その弾性体24へ同
図bに示すように上方より圧子25で荷重pを加えると
、同図cに示すように弾性体24はその傾斜方向へ弾性
変形する。−この場合、圧子25と弾性体24との間に
は摩擦力Fがはたらくため、圧子25は弾性体24の傾
斜に応じて第12図の左方向に送られる。そのときの弾
性体24の沈み量をxで表わし圧子25の送り量をyで
表わす。この現象は、弾性体24を圧子25へ押し付け
たときにも同様に生じる。第13図は、上記短軸ローラ
21を長軸ローラ18に圧接した状態を示す。この場合
、短軸ローラ21の弾性リング体23が第12図の弾性
体24に相当し、長軸ローラ18が圧子25に相当する
。したがつて、第14図に示すように、短軸ローラ21
を長軸ローラ18に圧接すると、弾性リング体23が長
軸ローラ18に押圧されて矢符Dノ方向に弾性傾斜する
。そこで、両ローラ18,21間にシート20(第8図
参照)を送り込むと、両ローラ18,21の回転により
シート20力珀ーラ18,21の円周方向に送り出され
るとともに、弾性リング体23の傾斜によりローラ軸方
向(矢符D方向)へも送り出され(第12図の送り量y
に相当)、こうしてシート20が両ローラ18,21と
のそれぞれの接触面て滑りを起こすことなく、ローラ軸
に対し斜めに円滑にしかも精度良く送り出すことができ
る。したがつて、これら両ローラ18,21を用いて、
シート20を長軸ローラ18に螺旋状に精度良く巻き付
けることが可能となる。ところが、この帯状シート螺旋
巻付装置は、両ローラ18,21による軸方向送り量と
巻き込み量が短軸ローラ21の形状によりほぼ定まつて
しまい、わずかに両ローラ18,21の押しつけ力を加
減することにより多少の調節ができるにすぎず、シート
の軸方向送り量および巻き込み量を自由に調節できない
という問題を有していた。
24を想定してその下面を固定し、その弾性体24へ同
図bに示すように上方より圧子25で荷重pを加えると
、同図cに示すように弾性体24はその傾斜方向へ弾性
変形する。−この場合、圧子25と弾性体24との間に
は摩擦力Fがはたらくため、圧子25は弾性体24の傾
斜に応じて第12図の左方向に送られる。そのときの弾
性体24の沈み量をxで表わし圧子25の送り量をyで
表わす。この現象は、弾性体24を圧子25へ押し付け
たときにも同様に生じる。第13図は、上記短軸ローラ
21を長軸ローラ18に圧接した状態を示す。この場合
、短軸ローラ21の弾性リング体23が第12図の弾性
体24に相当し、長軸ローラ18が圧子25に相当する
。したがつて、第14図に示すように、短軸ローラ21
を長軸ローラ18に圧接すると、弾性リング体23が長
軸ローラ18に押圧されて矢符Dノ方向に弾性傾斜する
。そこで、両ローラ18,21間にシート20(第8図
参照)を送り込むと、両ローラ18,21の回転により
シート20力珀ーラ18,21の円周方向に送り出され
るとともに、弾性リング体23の傾斜によりローラ軸方
向(矢符D方向)へも送り出され(第12図の送り量y
に相当)、こうしてシート20が両ローラ18,21と
のそれぞれの接触面て滑りを起こすことなく、ローラ軸
に対し斜めに円滑にしかも精度良く送り出すことができ
る。したがつて、これら両ローラ18,21を用いて、
シート20を長軸ローラ18に螺旋状に精度良く巻き付
けることが可能となる。ところが、この帯状シート螺旋
巻付装置は、両ローラ18,21による軸方向送り量と
巻き込み量が短軸ローラ21の形状によりほぼ定まつて
しまい、わずかに両ローラ18,21の押しつけ力を加
減することにより多少の調節ができるにすぎず、シート
の軸方向送り量および巻き込み量を自由に調節できない
という問題を有していた。
したがつて、この発明の目的は、両ローラ間に挿入した
帯状シートをローラ軸に対して斜め方向に円滑に送り出
して精度良く螺旋巻付でき、しかも帯状シートの軸方向
送り量および巻き込み量を自由に調節することができる
帯状シート螺旋巻付装置を提供することである。この発
明の原理を、第15図ないし第18図を用いて説明する
。
帯状シートをローラ軸に対して斜め方向に円滑に送り出
して精度良く螺旋巻付でき、しかも帯状シートの軸方向
送り量および巻き込み量を自由に調節することができる
帯状シート螺旋巻付装置を提供することである。この発
明の原理を、第15図ないし第18図を用いて説明する
。
まず、第13図および第14図に示すように、短軸ロー
ラ21を長軸ローラ18へ圧接した状態を考える。ここ
で、短軸ローラ21を軸部22の回りに自転させるとと
もに長軸ローラ18の回りに公転させると、シートの自
由な軸方向送り量と巻き込み量を得ることができる。そ
の詳細をつぎに説明する。ただし、ここではシートはす
でに長軸ローラ18に円筒状に巻き付けられているもの
とする。第15図は、短軸ローラ21が相対する長軸ロ
ーラ18の周囲を公転せずに自転のみしている状態を示
す(長軸ローラ18は短軸ローラ21と同一速度で反対
方向に自転している)。
ラ21を長軸ローラ18へ圧接した状態を考える。ここ
で、短軸ローラ21を軸部22の回りに自転させるとと
もに長軸ローラ18の回りに公転させると、シートの自
由な軸方向送り量と巻き込み量を得ることができる。そ
の詳細をつぎに説明する。ただし、ここではシートはす
でに長軸ローラ18に円筒状に巻き付けられているもの
とする。第15図は、短軸ローラ21が相対する長軸ロ
ーラ18の周囲を公転せずに自転のみしている状態を示
す(長軸ローラ18は短軸ローラ21と同一速度で反対
方向に自転している)。
両ローラ21,18の点M,NはそれぞれM″,N″へ
移動する。この楊合、短軸ローラ21の軸方向送りに寄
与した円弧はMM″であり、かつシートの巻き込みに寄
与した円弧もMM″=NN″である。すなわち、この条
件では、短軸ローラ21の形状により定まつた軸方向送
り量および巻き込み量が得られることになる。第16図
は、第15図において長軸ローラ18の回転を止めた場
合である。
移動する。この楊合、短軸ローラ21の軸方向送りに寄
与した円弧はMM″であり、かつシートの巻き込みに寄
与した円弧もMM″=NN″である。すなわち、この条
件では、短軸ローラ21の形状により定まつた軸方向送
り量および巻き込み量が得られることになる。第16図
は、第15図において長軸ローラ18の回転を止めた場
合である。
この場合は、短軸ローラ21上のM点はM″点へ移動す
るが長軸ローラ18上のN点は移動しない。すなわち、
短軸ローラ21が長軸ローラ18と接触しながら回転(
公転)した円弧部分RM″分に相当する軸方向送り量が
得られる。これに対し、長軸ローラ18は回転していな
いため、長軸ローラ18へのシートの巻き込みはなく、
結局、シートは軸方向へのみ送られることになる。第1
7図は、短軸ローラ21に公転と自転を同じ向きに同数
与えた場合である。
るが長軸ローラ18上のN点は移動しない。すなわち、
短軸ローラ21が長軸ローラ18と接触しながら回転(
公転)した円弧部分RM″分に相当する軸方向送り量が
得られる。これに対し、長軸ローラ18は回転していな
いため、長軸ローラ18へのシートの巻き込みはなく、
結局、シートは軸方向へのみ送られることになる。第1
7図は、短軸ローラ21に公転と自転を同じ向きに同数
与えた場合である。
この場合は、短軸ローラ21上のM点と長軸ローラ18
上のN点は互いに接したままM″,N″に移動する。つ
まり、長軸ローラ18に対して短軸ローラ21は回転し
ないのと同じ状態になり、シートは軸方向へは送らない
。しかし、円弧MM″=NN″分だけ巻き込まれること
になる。第18図は、短軸ローラ21の公転に対して自
転を大きくした場合である。
上のN点は互いに接したままM″,N″に移動する。つ
まり、長軸ローラ18に対して短軸ローラ21は回転し
ないのと同じ状態になり、シートは軸方向へは送らない
。しかし、円弧MM″=NN″分だけ巻き込まれること
になる。第18図は、短軸ローラ21の公転に対して自
転を大きくした場合である。
ただし、ここではシートの巻き込み方向と短軸ローラ2
1の公転方向とが逆の場合であるが、同一方向へ回転す
る場合も同様てある。この場合は、短軸ローラ21の軸
方向送りに寄与した円弧M″Rに対してシートの巻き込
み量はNN″のみである。すなわち、第15図の場合に
比べて、軸方向送りに寄与した短軸ローラ21の円弧と
シート巻き込み量の比は、1:1からM″R:NN″に
改善されたことになる。したがつて、この場合は、公転
をしない第15図の場合に比べてより大きな軸方向送り
量が得られる。第19図は、この発明の一実施例を示し
たもので、長軸ローラ26と、3個の短軸ローラ27と
、これら短軸ローラ27の自転速度および公転速度を調
節する短軸ローラ駆動手段28を備える。長軸ローラ2
6および短軸ローラ27は、第13図に示す長軸ローラ
18および短軸ローラ21とそれぞれ同一構成である。
1の公転方向とが逆の場合であるが、同一方向へ回転す
る場合も同様てある。この場合は、短軸ローラ21の軸
方向送りに寄与した円弧M″Rに対してシートの巻き込
み量はNN″のみである。すなわち、第15図の場合に
比べて、軸方向送りに寄与した短軸ローラ21の円弧と
シート巻き込み量の比は、1:1からM″R:NN″に
改善されたことになる。したがつて、この場合は、公転
をしない第15図の場合に比べてより大きな軸方向送り
量が得られる。第19図は、この発明の一実施例を示し
たもので、長軸ローラ26と、3個の短軸ローラ27と
、これら短軸ローラ27の自転速度および公転速度を調
節する短軸ローラ駆動手段28を備える。長軸ローラ2
6および短軸ローラ27は、第13図に示す長軸ローラ
18および短軸ローラ21とそれぞれ同一構成である。
短軸ローラ駆動手段28は、自転用駆動歯車29に自転
用伝達歯車30を噛合するとともに、公転用駆動歯車3
1に公転用伝達歯車32を噛合し、自転用伝達歯車30
の中心から突設した支軸33を公転用伝達歯車32の中
央穴32aに通して支軸33先端に太陽歯車34を固着
し、公転用伝達歯車32に3本の回転軸35を枢結して
その先端に遊星歯車36を固着するとともにそれら遊星
歯車36を太陽歯車34に噛合させ、さらに各遊星歯車
36と各短軸ローラ27の軸部をそれぞれユニバーサル
ジョイント機構37によつて連結したものである。
用伝達歯車30を噛合するとともに、公転用駆動歯車3
1に公転用伝達歯車32を噛合し、自転用伝達歯車30
の中心から突設した支軸33を公転用伝達歯車32の中
央穴32aに通して支軸33先端に太陽歯車34を固着
し、公転用伝達歯車32に3本の回転軸35を枢結して
その先端に遊星歯車36を固着するとともにそれら遊星
歯車36を太陽歯車34に噛合させ、さらに各遊星歯車
36と各短軸ローラ27の軸部をそれぞれユニバーサル
ジョイント機構37によつて連結したものである。
いま、自転用伝達歯車29を一方向に回転駆動すると、
伝達歯車30および太陽歯車34が逆方向に回転し、遊
星歯車36で回転方向を元に戻して、ユニバーサルジョ
イント機構37により短軸ローラ27が駆動歯車29と
同一方向に回転する。
伝達歯車30および太陽歯車34が逆方向に回転し、遊
星歯車36で回転方向を元に戻して、ユニバーサルジョ
イント機構37により短軸ローラ27が駆動歯車29と
同一方向に回転する。
したがつて、自転用駆動歯車29の回転速度および回転
方向を調節することにより短軸ローラ27の自転速度お
よび自転方向を調節することができる。一方、公転用駆
動歯車31を一方向に回転駆動すると、公転用伝達歯車
32が逆方向に回転して”遊星歯車36が太陽歯車34
の回りを公転し、それに伴い短軸ローラ27も長軸ロー
ラ26の周囲を公転する。
方向を調節することにより短軸ローラ27の自転速度お
よび自転方向を調節することができる。一方、公転用駆
動歯車31を一方向に回転駆動すると、公転用伝達歯車
32が逆方向に回転して”遊星歯車36が太陽歯車34
の回りを公転し、それに伴い短軸ローラ27も長軸ロー
ラ26の周囲を公転する。
したがつて、公転用駆動歯車31の回転速度および回転
方向を調節することにより短軸ローラ27の公転速度お
よび公転方向を調節す・ることができる。このように、
両駆動歯車29,31の調節によつて短軸ローラ27の
公転および自転の速度並びに方向をそれぞれ調節できる
ため、即述の発明の原理(第15図ないし第18図)て
説明したよう)に、シートの軸方向送り量および巻き込
み量を自由に調節することができる。
方向を調節することにより短軸ローラ27の公転速度お
よび公転方向を調節す・ることができる。このように、
両駆動歯車29,31の調節によつて短軸ローラ27の
公転および自転の速度並びに方向をそれぞれ調節できる
ため、即述の発明の原理(第15図ないし第18図)て
説明したよう)に、シートの軸方向送り量および巻き込
み量を自由に調節することができる。
もちろん、短軸ローラ27の弾性リング体(第13図の
弾性リング体23に相当)の作用で、両ローラ26,2
7間に挿入したシートをローラ軸に対して斜め方向に円
滑に送り出して長軸ローラ26へ精度良く螺旋巻付する
こともできる。なお、短軸ローラ27は、上記実施例の
もののみに限定されず、つぎのような種々の変形態様の
ものが考えられる。
弾性リング体23に相当)の作用で、両ローラ26,2
7間に挿入したシートをローラ軸に対して斜め方向に円
滑に送り出して長軸ローラ26へ精度良く螺旋巻付する
こともできる。なお、短軸ローラ27は、上記実施例の
もののみに限定されず、つぎのような種々の変形態様の
ものが考えられる。
すなわち、第20図および第21図に示す短軸ローラ2
7aは、軸部22aの外周面に沿つて、断面平行四辺形
の弾性突条体23aを螺旋状に延設し、すなわち弾性突
条体23a間にねじ状の溝38を形成して、弾性突条体
23aのたわみによる送りねじの効果を加えようとする
ものである。第22図ないし第24図の短軸ローラ27
b,27c,27dは、それぞれ第13図に示す笠状弾
性リング体23の断面形状を変形して、皿状弾性リング
体23b,23c,23dとしたものである。第25図
aの短軸ローラ27eは、円板状の弾性リング体23e
を用いているが、同図bに示すように長軸ローラ26へ
斜め方向から押しつけるようにして弾性リング体23e
を傾斜状態にセッティングする。さらに、第26図ない
し第30図に示すように、軸芯39に、筒状スペーサ4
0と皿状弾性リング体41を交互に配列固着した短軸ロ
ーラ42を使用してもよい。
7aは、軸部22aの外周面に沿つて、断面平行四辺形
の弾性突条体23aを螺旋状に延設し、すなわち弾性突
条体23a間にねじ状の溝38を形成して、弾性突条体
23aのたわみによる送りねじの効果を加えようとする
ものである。第22図ないし第24図の短軸ローラ27
b,27c,27dは、それぞれ第13図に示す笠状弾
性リング体23の断面形状を変形して、皿状弾性リング
体23b,23c,23dとしたものである。第25図
aの短軸ローラ27eは、円板状の弾性リング体23e
を用いているが、同図bに示すように長軸ローラ26へ
斜め方向から押しつけるようにして弾性リング体23e
を傾斜状態にセッティングする。さらに、第26図ない
し第30図に示すように、軸芯39に、筒状スペーサ4
0と皿状弾性リング体41を交互に配列固着した短軸ロ
ーラ42を使用してもよい。
この短軸ローラ42は、第31図および第32図に示す
ように長軸ローラ26へ圧接させれば、弾性リング体4
1が長軸ローラ26の進出方向へ弾性傾斜するため、上
記実施例と同様、両ローラ42,26によりシート20
(第8図)をローラ軸に対し斜め方向に円滑に送り出す
ことができる。その場合、筒状スペーサ40の材質を金
属やゴムなどに変えることにより、あるいはその寸法を
変えることにより、短軸ローラ42全体の弾性力を変え
ることが可能となる。また、弾性リング体41や筒状ス
ペーサ40の数を増減し、あるいはそれぞれの厚さを変
えることにより、短軸ローラ42の全長や弾性力を変え
ることもできる。第33図ないし第35図は、第31図
に示す弾性リング体41の変形例である他の弾性リング
体41a,41b,41cをそれぞれ示す。
ように長軸ローラ26へ圧接させれば、弾性リング体4
1が長軸ローラ26の進出方向へ弾性傾斜するため、上
記実施例と同様、両ローラ42,26によりシート20
(第8図)をローラ軸に対し斜め方向に円滑に送り出す
ことができる。その場合、筒状スペーサ40の材質を金
属やゴムなどに変えることにより、あるいはその寸法を
変えることにより、短軸ローラ42全体の弾性力を変え
ることが可能となる。また、弾性リング体41や筒状ス
ペーサ40の数を増減し、あるいはそれぞれの厚さを変
えることにより、短軸ローラ42の全長や弾性力を変え
ることもできる。第33図ないし第35図は、第31図
に示す弾性リング体41の変形例である他の弾性リング
体41a,41b,41cをそれぞれ示す。
いずれも、一様な弾性傾斜方向と大きな送り量を得られ
−ることを狙つたものである。また、第36図に示す弾
性リング体41dは円板状であるが、第37図に示すよ
うに、長軸ローラ26に斜め方向から押し付けるように
してセッティングする。以上のように、この発明の帯状
シート螺旋巻付装置は、軸回りに自転しながら軸方向へ
前進駆動自在な帯状シート巻付用長軸ローラと、この長
軸ローラに平行に配した軸部の外周面へ略円周方向に弾
性突条体を延設したものでその弾性突条体を前記長軸ロ
ーラの側面へ圧接して長軸ローラの前進方向へ弾性傾斜
させた帯状シート巻付ガイド用ノ短軸ローラと、この短
軸ローラの自転速度および長軸ローラ回りの公転速度を
それぞれ調節自在な短軸ローラ駆動手段とを備えたため
、両ローラ間に挿入した帯状シートをローラ軸に対して
斜め方向に円滑に送り出して精度良く螺旋巻付でき、し
.かも帯状シートの軸方向送り量および巻き込み量を自
由に調節することができるという効果がある。
−ることを狙つたものである。また、第36図に示す弾
性リング体41dは円板状であるが、第37図に示すよ
うに、長軸ローラ26に斜め方向から押し付けるように
してセッティングする。以上のように、この発明の帯状
シート螺旋巻付装置は、軸回りに自転しながら軸方向へ
前進駆動自在な帯状シート巻付用長軸ローラと、この長
軸ローラに平行に配した軸部の外周面へ略円周方向に弾
性突条体を延設したものでその弾性突条体を前記長軸ロ
ーラの側面へ圧接して長軸ローラの前進方向へ弾性傾斜
させた帯状シート巻付ガイド用ノ短軸ローラと、この短
軸ローラの自転速度および長軸ローラ回りの公転速度を
それぞれ調節自在な短軸ローラ駆動手段とを備えたため
、両ローラ間に挿入した帯状シートをローラ軸に対して
斜め方向に円滑に送り出して精度良く螺旋巻付でき、し
.かも帯状シートの軸方向送り量および巻き込み量を自
由に調節することができるという効果がある。
第1図ないし第5図は従来の無鉄芯電機子の製・造原理
説明図、第6図および第7図はその具体的製造方法説明
図、第8図は従来の素線シートの巻付の具体的な方法を
示す斜視図、第9図はその欠点を説明するための説明図
、第10図は提案例に用いる短軸ローラの斜視図、第1
1図はその断面図、第12図は弾性リング体の作用説明
図、第13図は提案例の斜視図、第14図はその断面図
、第15図ないし第18図はそれぞれこの発明の原理説
明図、第19図はこの発明の一実施例の斜視図、第20
図ないし第25図はそれぞれ短軸ローラの変形態様を示
す説明図、第26図は短軸ローラの他の変形態様を示す
斜視図、第27図はその断面図、第28図ないし第30
図はそれぞれその構成部材を示す図、第31図は両ロー
ラの圧接状態を示す斜視図、第32図は、その断面図、
第33図ないし第37図はそれぞれ短軸ローラの変形態
様を示す説明図である。 18,26・・・長軸ローラ、21,27,27a〜2
7e,42・・・短軸ローラ、22,22a・・・軸部
、23,23b〜23d,41,41a〜41d・・・
弾性リング体(弾性突条体)、23a・・・弾性突条体
、28・・・短軸ローラ駆動手段。
説明図、第6図および第7図はその具体的製造方法説明
図、第8図は従来の素線シートの巻付の具体的な方法を
示す斜視図、第9図はその欠点を説明するための説明図
、第10図は提案例に用いる短軸ローラの斜視図、第1
1図はその断面図、第12図は弾性リング体の作用説明
図、第13図は提案例の斜視図、第14図はその断面図
、第15図ないし第18図はそれぞれこの発明の原理説
明図、第19図はこの発明の一実施例の斜視図、第20
図ないし第25図はそれぞれ短軸ローラの変形態様を示
す説明図、第26図は短軸ローラの他の変形態様を示す
斜視図、第27図はその断面図、第28図ないし第30
図はそれぞれその構成部材を示す図、第31図は両ロー
ラの圧接状態を示す斜視図、第32図は、その断面図、
第33図ないし第37図はそれぞれ短軸ローラの変形態
様を示す説明図である。 18,26・・・長軸ローラ、21,27,27a〜2
7e,42・・・短軸ローラ、22,22a・・・軸部
、23,23b〜23d,41,41a〜41d・・・
弾性リング体(弾性突条体)、23a・・・弾性突条体
、28・・・短軸ローラ駆動手段。
Claims (1)
- 1 軸回りに自転しながら軸方向へ前進駆動自在な帯状
シート巻付用長軸ローラと、この長軸ローラに平行に配
した軸部の外周面へ略円周方向に弾性突条体を延設した
ものでその弾性突条体を前記長軸ローラの側面へ圧接し
て長軸ローラの前進方向へ弾性傾斜させた帯状シート巻
付ガイド用短軸ローラと、この短軸ローラの自転速度お
よび長軸ローラ回りの公転速度をそれぞれ調節自在な短
軸ローラ駆動手段とを備えた帯状シート螺旋巻付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6718681A JPS6053548B2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 | 帯状シ−ト螺旋巻付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6718681A JPS6053548B2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 | 帯状シ−ト螺旋巻付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57183254A JPS57183254A (en) | 1982-11-11 |
JPS6053548B2 true JPS6053548B2 (ja) | 1985-11-26 |
Family
ID=13337607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6718681A Expired JPS6053548B2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 | 帯状シ−ト螺旋巻付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6053548B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2605870B2 (ja) * | 1989-06-15 | 1997-04-30 | 松下電器産業株式会社 | 空気清浄機 |
-
1981
- 1981-04-30 JP JP6718681A patent/JPS6053548B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57183254A (en) | 1982-11-11 |
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