JPH0342491B2 - - Google Patents

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JPH0342491B2
JPH0342491B2 JP60010080A JP1008085A JPH0342491B2 JP H0342491 B2 JPH0342491 B2 JP H0342491B2 JP 60010080 A JP60010080 A JP 60010080A JP 1008085 A JP1008085 A JP 1008085A JP H0342491 B2 JPH0342491 B2 JP H0342491B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、セラミツクコンデンサ等の種々の
電子部品を製造する過程で用いられるU字形のリ
ード線を得るための蛇行状リード線の成形方法お
よび装置に関するものである。
この発明の産業上の利用分野を、図面を用いて
より詳細に説明する。第24図には、特にリード
線に着目して、セラミツクコンデンサのような電
子部品を得るための工程を順次示している。たと
えばセラミツクコンデンサを例にとつて説明する
と、第24図の最終段階で示されるセラミツクコ
ンデンサ1は、コンデンサ本体2と2本のリード
線3,4を備えている。各リード線3,4は、セ
ラミツクコンデンサの各主表面上に形成された電
極に半田付けされて、このようなセラミツクコン
デンサ1の端子を構成している。
このようなリード線3,4を得るためには、次
のような工程を伴う。まず、第1工程として、直
線状の材料リード線5が用意される。材料リード
線5は、たとえば、半田引き銅線あるいは鉄線か
ら構成される。次に、第2工程として、直線状の
材料リード線5が、U字状に曲げられる。次に、
第3工程として、U字状の材料リード線5の両端
部が折り曲げられ、互いに交差するようにされ
る。次に、第4工程として、材料リード線5の両
端部の交差部分の間に、コンデンサ本体2が挟ま
れ、半田付けが施される。次に、第5工程とし
て、切断線6に沿つて材料リード線5が切断さ
れ、2本に分かれたリード線3,4が得られる。
この発明は、第24図に示した工程のうち、直
線状の材料リード線5をU字形に曲げる工程に有
利に適用されるものである。
従来の技術 従来、第24図に示すようなU字形のリード線
5を得るために、次のような方法が実施されてい
た。たとえば、第25図に示すように、所定の長
さに切断した材料リード線7を金型8上に載せ、
先端部がU字形状をしているプレスピン9によつ
て、材料リード線7を金型8内に押し込めば、材
料リード線7がU字状に変形される。また、第2
6図に示すように、丸ピン10上に所定の長さの
材料リード線11を載せ、金型12を下降させて
丸ピン10を金型12内に受入れると、U字状に
変形した材料リード線11が得られる。
発明が解決しようとする問題点 ところが、このような従来の方法では、プレス
ピン9あるいは金型12を往復運動させなければ
ならず、しかもそのストロークは、第24図に示
すU字形のリード線5の長さL以上が必要である
ことから、成形の高速化に制約を受けるという問
題点があつた。また、リード線7,11を予め十
分に伸線しておかないと、第24図に示すU字形
リード線5の長さLおよび幅Wの各寸法が精度良
く出ないという問題点もあつた。さらには、上記
のような成形手段では、予め十分に伸線しておい
ても、スプリングバツクによりU字形リード線5
の幅Wが所定の寸法になりにくいという問題点も
あつた。
そこで、上述の問題点を解消し得る成形方法お
よび装置として、次に述べるようなものが提案さ
れた。この成形方法および装置は、未だ公開され
ていないが本件出願と同じ出願人による特願昭58
−248139号(特公平2−8448号公報)で説明され
ている。
すなわち、第27図および第28図を参照し
て、複数個の第1のピン体21および複数個の第
2のピン体22が、それぞれ、第1のピン体列2
3および第2のピン体列24を形成している。こ
れら第1および第2のピン体21,22は、それ
ぞれ、櫛歯状をなす第1および第2の支持体2
5,26の櫛歯部分27,28上に取付けられて
いる。第1および第2の支持体25,26の櫛歯
部分27,28は、互いに他のものの間に入り込
むように配置され、かつ、すべて同じ間隔をもつ
て配列されている。したがつて、第1および第2
のピン体列23,24にそれぞれ含まれる第1お
よび第2のピン体21,22は、等ピツチで並び
ながら、第1のピン体21と第2のピン体22と
は互いに半ピツチずれている。
第1および第2の支持体25,26は、プツシ
ヤー等の駆動手段(図示しない)により、第27
図の状態から第28図の状態まで移動可能なよう
に構成される。第28図の状態では、第1および
第2のピン体21,22は、互いに相手方の対応
のピン体間に入り込むように移動している。
蛇行状リード線を得るために、第27図に示す
ように、1点鎖線で示した材料リード線29が、
第1のピン体列23と第2のピン体列24との間
に配置される。そして、第1および第2の支持体
25,26は、それぞれ矢印AおよびBで示す方
向に移動され、第28図に示すような状態とされ
る。このとき、第1および第2のピン体21,2
2が、互いに相手方のピン体の対応のものの間に
入り込み、材料リード線29は、第1および第2
のピン体21,22により、長さ方向に順に分布
する部分が交互に反対方向に引張られ、それによ
つて、第28図に1点鎖線で概略的に示すように
蛇行状に変形された蛇行状リード線30が得られ
る。このとき、材料リード線29を、その弾性限
界以上に引張つて塑性変形させることにより、ス
プリングバツク等による成形後の変形を防ぐこと
ができる。
第28図のように成形されだ蛇行状リード線3
0は、第29図に示すように、たとえば帯状の厚
紙等からなる保持体31上に粘着テープ32等に
よつて固定される。そして、蛇行状リード線30
は、第30図に示すように、一方側に並ぶ屈曲部
分において切断され、複数個のU字形リード線3
3に分割される。
蛇行状リード線30を複数個のU字形リード線
33に、分割するための切断方法としては、第3
1図および第32図にそれぞれ示す2つの方法が
あり得る。第31図では、蛇行状リード線30の
一方側に位置する屈曲部分を切断線34に沿つて
切り離すことにより、第30図に示すような複数
個のU字形リード線33に分割される。第32図
では、蛇行状リード線30の一方側にある屈曲部
分の中央をまず切断線35によつて切断した後、
切断された屈曲部分の各半分を想像線で示すよう
に直線状に延ばし、U字形リード線としている。
これら2つの方法のうち、後者の方法が材料節約
の点で好ましい。
しかしながら、上述したような成形方法を用い
るとき、材料リード線29が部分的に過大な力に
さらされ、結果として、得られた蛇行状リード線
30のリード線自身の直径が部分的に異なるとい
う現象が生じることがあつた。特に、リード線を
取付けようとする電子部品の寸法によつては、第
24図の幅Wのかなり小さいものが要求される
が、このように幅Wの小さいU字形リード線を得
るための蛇行状リード線の成形の場合には、上述
の現象が顕著に生じることになる。
そこで、この発明は、第27図および第28図
に示す成形方法を基本的に使用しながら、上述し
たような問題点を解消し得る、蛇行状リード線の
成形方法および装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 この発明は、直線状の材料リード線から所望の
蛇行状リード線を得るまでの材料リード線の成形
ステツプを2段階に分けたことが特徴である。
より詳細に述べると、この発明により蛇行状リ
ード線の成形方法は、次のような工程を含む。す
なわち、複数個の第1および第2のピン体をそれ
ぞれ等ピツチで並べてなる第1および第2のピン
体列を互いに半ピツチずらせて配置し、他方、複
数個の第3および第4のピン体をそれぞれ等ピツ
チでかつ前記第1および第2のピン体のピツチよ
り小さいピツチで並べてなる第3および第4のピ
ン体列を互いに半ピツチずらせて配置し、第1お
よび第2のピン体列の間に、かつ当該ピン体列の
延びる方向に沿つて、材料リード線を配置し、各
第1のピン体が対応の第2のピン体間に入り込む
ように、第1および第2のピン体を第1および第
2のピン体列の延びる方向と実質的に直交する方
向に相対的に移動させ、それによつて、材料リー
ド線を予備的な蛇行状に形成し、その後、予備的
な蛇行状に形成された材料リード線の各屈曲部分
の内側に、第3および第4のピン体列をそれぞれ
構成する複数個の第3および第4のピン体の各々
を位置させ、各第3のピン体が対応の第4のピン
体との間の距離を変えるように、第3および第4
のピン体を第3および第4のピン体列の延びる方
向と実質的に直交する方向に相対的に移動させ、
この移動に伴つて第3および第4のピン体を予備
的な蛇行状に形成された材料リード線の各屈曲部
分の内側へ作用させ、それによつて、材料リード
線をより強い蛇行状に形成する、各工程を含んで
いる。
また、この発明による蛇行状リード線の成形装
置は、次のような構成を含んでいる。複数個の第
1のピン体を等ピツチで並べてなる第1のピン体
列と、第1のピン体列に沿つた列を形成するよう
に複数個の第2のピン体を等ピツチでかつ第1の
ピン体と同じピツチで並べてなり、さらに第1の
ピン体列に体して半ピツチずらせて配置される、
第2のピン体列とをまず備える。そして、これら
第1および第2のピン体列は、回転駆動される第
1の回転体の外周上に円周方向に2列をなして延
びるように配置され、第1および第2のピン体列
の少なくとも一方に含まれるピン体は相手方のピ
ン体間に入り込むように移動可能に設けられる。
さらに、第1および第2のピン体のピツチより小
さいピツチで複数個の第3のピン体を等ピツチで
並べてなる第3のピン体列と、第3のピン体列に
沿つた列を形成するように複数個の第4のピン体
を等ピツチでかつ第3のピン体と同じピツチで並
べてなり、さらに第3のピン体列に体して半ピツ
チずらせて配置される、第4のピン体列とを備え
ている。これら第3および第4のピン体列は、第
1の回転体と平行な回転軸をもつて第1の回転体
と逆方向に回転される第2の回転体の外周上に円
周方向に2列をなして延びるように配置され、第
3および第4のピン体列な少なくとも一方に含ま
れるピン体は相手方のピン体との間の距離が変え
られるように移動可能に設けられる。さらに、第
1の回転体の回転によつて生じる第1および第2
のピン体の周方向への移動につれて、次第に各第
1のピン体が対応の第2のピン体間に入り込むよ
うに、第1および第2のピン体を第1および第2
のピン体列の延びる方向と実質的に直交する方向
に相対的に移動させるように駆動する、第1のピ
ン体駆動手段と、第2の回転体の回転によつて生
じる第3および第4のピン体の周方向への移動に
つれて、次第に各第3のピン体と対応の第4のピ
ン体との間の相対的距離が変えられるように、第
3および第4のピン体を第3および第4のピン体
列の延びる方向と実質的に直交する方向に相対的
に移動させるように駆動する、第2のピン体駆動
手段とを備えている。そして、蛇行状に成形され
るべき材料リード線は、第1の回転体の外周から
第2の回転体の外周へと連続的に移送されなが
ら、第1の回転体の外周上において第1および第
2のピン体によつてより緩やかな蛇行形状が与え
られ、次いで第2の回転体の外周上において第3
および第4のピン体によつてより強い蛇行形状が
与えられる。
作用効果 この発明では、蛇行状リード線を得るための成
形の第1ステツプでは、材料リード線をより緩や
かな蛇行状とした上で、第2ステツプにおいて目
的とする蛇行状リード線を得ようとするものであ
る。このような2段階による成形ステツプは、次
のような効果をもたらす。
材料リード線が、1段階のみの成形ステツプに
比べて、部分的に過大な力にさらされ、結果とし
て、得られた蛇行状リード線の直径が部分的に異
なるという現象が緩和される。このことは、特
に、第24図に示す幅Wのかなり小さいU字形リ
ード線を得るための蛇行状リード線の成形に対し
て有利である。また、高速で蛇行状リード線を製
造するために短時間で一挙に変形を加えた場合
も、材料リード線が部分的な過大な力にさらされ
るという上述した現象に遭遇しやすい傾向にあ
る。しかし、この発明のように成形ステツプを2
段階に分けると、各段階ではそれほどの変形が伴
わないため、高速での成形が問題なく行なうこた
ができる。また、2段階に分けたとしても、全体
的な工程の流れを考えたとき、蛇行状リード線を
得る速度は、高速での成形が可能であるため却つ
て高められ、決して成形速度が落ちることはな
い。
また、特にこの発明による蛇行状リード線の成
形装置によれば、2段階による成形ステツプを連
続的にかつ能率的に行なうことができ、しかも、
材料リード線が続く限り、連続して蛇行状リード
線の成形を行なうことができる。
実施例 第1図は、この発明の成形装置の一実施例の主
要部を示す縦断面図である。この成形装置は、図
面の上に示される第1の回転体41に関連する構
成と下に示される第2の回転体141に関連する
構成とからなつており、これらは互いに類似する
構成を含んでいる。したがつて、第1の回転体4
1およびそれに関連の構成について詳細に説明す
れば、第2の回転体141およびそれに関連する
構成はその説明をほとんど援用することができ
る。まず、第1の回転体41およびそれに関連す
る構成について説明する。
第1の回転体41の中心部には、第1の駆動軸
42が固定され、この駆動軸42は軸受43によ
つて回転可能に支持される。駆動軸42には電気
モータ等からなる回転駆動源44が接続され、こ
れによつて第1の回転体41は駆動軸42の中心
に回転される。
第1の回転体41は、全体として円柱状をなし
ており、その外周面からは全周にわたつて2個の
フランジ45,46が張り出している。これら2
個のフランジ45,46にまたがつて、それぞれ
複数個の第1および第2のカムフオロア47,4
8が支持される。第1および第2のカムフオロア
47,48は、それぞれ、ローラ49,50と、
各ローラ47,50を端部に取付けた支持シヤフ
ト51,52と、各支持シヤフト51,52に固
定された支持ブロツク53,54とを備えてい
る。それぞれの支持シヤフト51,52は、2個
のフランジ45,46に対して、たとえばスライ
ドベアリング55,56,57,58を介して支
持され、それぞれのカムフオロア47,48は駆
動軸42に平行な方向に移動可能な状態となつて
いる。また、第1のカムフオロア47の一部をな
す支持ブロツク53は、第2のカムフオロア48
の支持シヤフト52を、たとえばスライドベアリ
ング59を介して受入れている。また、第2のカ
ムフオロア48に含まれる支持ブロツク54は、
第1のカムフオロア47の支持シヤフト51を、
たとえばスライドベアリング60を介して受入れ
ている。このような構成により、第1のカムフオ
ロア47と第2のカムフオロア48とが互いに独
立して各支持シヤフト51,52の軸線方向に移
動可能であるとともに、支持シヤフト51,52
の各軸線まわりの回転が禁止され、それによつて
ローラ49,50や支持ブロツク53,54の姿
勢が維持される。
支持ブロツク53には、第1のピン体63が取
付けられ、支持ブロツク54には、第2のピン体
64が取付けられる。なお、第1図においては、
第1のカムフオロア47および第2のカムフオロ
ア48をそれぞれ2個ずつしか示していないが、
これらのカムフオロア47,48は、それぞれ、
第1の回転体41の外周に沿つて等ピツチで複数
個設けられている。したがつて、第1および第2
のピン体63,64は、それぞれ、第1の回転体
41の外周上で等ピツチに配列され、それぞれが
第1および第2のピン体列を構成している。な
お、第1および第2のピン体63,64は、第2
図に示すように、共に、駆動軸42から同じ距離
に位置しながら、第1の回転体41の円周方向に
関しては第1のピン体63は第2のピン体64に
対して半ピツチずらされている。
前述の軸受43は固定壁65に保持されてい
る。軸受43上には、第1の回転体41の端面に
対向するカム面をそれぞれ有する第1および第2
のカム68,69が設けられる。これらカム6
8,69は、たとえば円筒カムで構成される。第
1のカム68は、第1のカムフオロア47に対応
しており、その外周面に溝81が形成された円筒
溝カムとされる。カム面はこのカム溝81内に形
成されることになり、前述のローラ49は、カム
溝81内に受入れられる。第2のカム69は、端
面にカム面を有する円筒端面カムとされ、第2の
カムフオロア48に対応している。第2のカムフ
オロア48の支持シヤフト52上でフランジ46
と連結ブロツク84との間に挟まれて、圧縮ばね
83が位置される。この圧縮ばね83により、第
2のカムフオロア48は、第1図において右方向
に変位するように常時付勢される。したがつて、
第2のカムフオロア48に含まれるローラ50
は、第2のカム69のカム面67上を転動する。
第1図においては、カム68,69はそれぞれ
の切断部の端面しか図示されておらず、カム溝8
1またはカム面67の輪郭は詳細には図示されて
ない。しかしながら、これを概略的に述べると、
第1のカム68のカム溝81は、第1図における
上部が高く下部に近づくにつれて低くなるように
形成されており、第2のカム69のカム面67
は、第1のカム68のカム溝81と傾斜が逆にな
つている。なお、これらカム溝81およびカム面
67の輪郭は、後で説明する第1および第2のピ
ン体63,64の動きを可能にするように設計さ
れている。
また、第1のカム68は、軸受43の軸線方向
に沿つて位置調整が可能なように構成される。そ
のため、カム68の一方端に形成された円筒部分
68aには、複数個の止めねじ82が半径方向に
植えられる。これらの止めねじ82を緩めること
により、カム68は軸受43上において駆動軸4
2の向く方向に移動可能となり、所望の位置で止
めねじ82を締め付けることにより、軸受43に
対して固定された状態となる。このような第1の
カム68の位置調整が可能な構成は、得ようとす
る蛇行状リード線の幅方向寸法の調整に役立ち、
結果として、第24図のU字形リード線5の寸法
Lの調整を可能とする。なお、同様の位置調整可
能な構成は、第2のカム69に適用してもよい。
第3図は、第1図および第2図に示した装置に
設けられた第1および第2のピン体63,64の
配置を展開図で示したものである。第3図におい
て、第1のピン体63は白丸で示されており、第
2のピン体64は黒丸で示されている。それぞれ
複数個の第1および第2のピン体63,64は、
等ピツチで配列されて、それぞれ第1および第2
のピン体列70,71を構成している。
第3図を参照して、領域Aにおいては、第1お
よび第2のピン体列70,71はほぼ直線状に2
列に並んでおり、領域Bにおいては、第1および
第2のピン体列70,71に含まれる第1および
第2のピン対63,64がそれぞれ相手側のピン
体列の対応のピン体間に互いに入り込んで、その
後次第に離れてゆき、領域Bの終端部分では、第
1および第2のピン体列70,71の間隔が最も
広くなつている。領域Cにおいては、第1および
第2のピン体列70,71の間隔が次第に狭くな
り、その終端部分においては、第1および第2の
ピン体63,64が相手側のピン体列の対応のピ
ン体間から互いに抜け出して、再び領域Aへと続
いている。このような第1および第2のピン体列
70,71の領域Aから再びこの領域Aへの動き
が第1の回転体41の1回転ごとに生じるように
カム68,69のカム溝81およびカム面67の
輪郭が設計されている。
再び第1図および第2図を参照して、第1の回
転体41と平行に第2の回転体141が配置され
る。第2の回転体141の中心部には、第2の駆
動軸142が固定される。第2の駆動軸142
は、第1の駆動軸42と平行に並び、固定壁65
に取付けられた軸受143に回転自在に保持され
る。この実施例では、回転駆動源44を共通にし
ながら、第1および第2の駆動軸42,142の
双方に回転を伝達できるようにするため、第1の
駆動軸42と第2の駆動軸142とには、それそ
れ、互い噛み合う第1および第2の歯車101,
102が設けられる。これら歯車101,102
の噛み合いによつて、第2の駆動軸142は、第
1の駆動軸42とは逆方向に回転される。すなわ
ち、第2図に示すように、第1の駆動軸42は矢
印105方向に回転され、第2の駆動軸142は
矢印106方向に回転される。なお、第1の駆動
軸42と第2の駆動軸142との回転比は、第1
および第2の回転体41,141の外周面に沿つ
て配列される複数個のピン体63,64および1
63,164の配列ピツチに関連して定められ
る。すなわち、第1の回転体41の回転に伴なつ
てピン体63,64が所定位置を通過する単位時
間あたりの個数が、第2の回転体41の回転に伴
つてピン体163,164が所定位置を通過する
単位時間あたりの個数に等しいように選ばれる。
前述したように、第1の回転体41側の構成
と、第2の回転体141側の構成とは、実質的に
同様である。したがつて、第1の回転体41側を
説明する際に用いた参照番号に100を加えた参照
番号を、第2の回転体141側の構成の対応の部
分に用いることによつて、重複する説明は省略す
る。すなわち、第2の回転体141側には、前述
の第1および第2のカムフオロア47,48にそ
れぞれ対応する第3および第4のカムフオロア1
47,148が設けられ、これらに作用するよう
に、第3および第4のカム168,169が設け
られている。また、第3のカムフオロア147に
保持されて第3のピン体163が設けられ、第4
のカムフオロア148に保持されて第4のピン体
164が設けられている。さらに、第2図に示さ
れるように、第2の回転体141の外周上には、
第3および第4のピン体163,164が半ピツ
チずらされた状態で配列されている。
第2図において、材料リード線72は、一点鎖
線で示されるが、矢印で示すように、まず第1の
回転体41の外周に沿つて送られる。そして、第
1の回転体41と第2の回転体141とが最も接
近した部分(第6図)において、材料リード線7
2は、第2の回転体141の外周上に移り、今度
は、第2の回転体141の外周に沿つて移動され
る。なお、第1の回転体41から第2の回転体1
41への材料リード線72の円滑に転移を助ける
ために、ガイド103,104を設けるのが好ま
しい。材料リード線72が、第1の回転体41の
矢印105方向への回転に伴なつて移送される間
に、より緩かな蛇行形状が与えられる。すなわ
ち、第1段階の成形が達成される。次に、第6図
に示す部分において第1の回転体41から離れて
第2の回転体141が移つた材料リード線72
は、第2の回転体141の矢印106方向への回
転に伴なつて、最終目的とする蛇行形状が付与さ
れる。以下に、このような成形過程について詳細
に説明する。
第4図および第5図は、第3図と同様の展開図
であり、直線状の材料リード線72が予備的な蛇
行形状に成形されていく様子が示されている。
第4図に示すように、サプライリール(図示し
ない)等から引出された材料リード線72の先端
部は、領域Aにおける第1および第2のピン体列
70,71の間に通されてから、領域Bの始端部
分にある第1および第2のピン体63,64に蛇
行状になるように掛けられる。この状態で、第1
の回転体41が回転されると、たとえば領域Aで
示された配置をなしていた第1および第2のピン
体63,64は、領域B、Cで示された配置状態
となるように順次変位していく。これによつて、
領域Aにおいては直線状であつた材料リード線7
2は、第1および第2のピン体63,64ととも
に相手側のピン体列の対応のピン体間に入り込ん
でいく。そのため、材料リード線72は、第5図
に示すように、領域Bの終端部分において、所定
の幅を有する予備的な蛇行状に成形される。この
領域Bの終端が、第6図に示す部分で達成され、
この位置で材料リード線72は第1および第2の
ピン体63,64から離れ、第2の回転体141
に保持された第3および第4のピン体163,1
64に受取られる。
第7図ないし第18図には、第1および第2の
ピン体63,64から第3および第4のピン体1
63,164への材料リード線72の受け渡しの
状態が展開図で示されている。これらの図面にお
いて、より大きい丸印が第1および第2のピン体
63,64を示しており、より小さい丸印が第3
および第4のピン体163,164を示してい
る。実際にも、第3および第4のピン体163,
164の材料リード線72への作用部分の径は、
第1および第2のピン体63,64のそれらより
も小さい。
たとえば第7図を参照すると、第1および第2
のピン体63,64によつて予備的な蛇行状に成
形された材料リード線72が示されている。この
材料リード線72は、V字形に開いた蛇行部分を
有しており、最終的に得ようとする蛇行状リード
線より一層緩かな蛇行形状しか有していない。ま
た、第1および第2のピン体63,64のそれぞ
れの配列ピツチは、第3および第4のピン体16
3,164のそれぞれの配列ピツチに比べて大き
く設定される。これらの配列ピツチの比に応じ
て、前述した第1および第2の回転体41,14
1の外周面における速度比が決定される。すなわ
ち、第7図において、所定の基準線107をn個
の第1または第2のピン体63または64が通過
するとき、同じn個の第3または第4のピン体1
63またはピン体164が通過するように設定さ
れる。
第7図ないし第18図に順に示すように、材料
リード線72は、第1および第2のピン体63,
64から第3および第4のピン体163,164
へと乗移つて移送されていく。このとき、材料リ
ード線72のV字状に開いた蛇行部分は、次第に
より屈曲するように折りたたまれ、第3および第
4のピン体163,164に保持されながら移動
していく。なお、第8図、第11図、第14図お
よび第17図にそれぞれ点線で示した丸印は、材
料リード線72から次第に離れようとしている第
1または第2のピン体63または64を示してい
る。第3および第4のピン体163,164は、
予備的な蛇行状に形成された材料リード線72の
各屈曲部分の内側にそれぞれ位置した状態となつ
ている。
第19図は、第2の回転体141上において生
じる材料リード線72の成形の様子を展開図で示
したものである。第19図において、材料リード
線72、ならびに第3および第4のピン体16
3,164は、第2の回転体141の回転に伴な
つて、右から左へ移動する。第3のピン体163
で構成される第3のピン体列170および第4の
ピン体164で構成される第4のピン体列171
は、回転体141の回転に伴なつて次第に離れ、
再び近づく軌跡を描いている。したがつて、既に
予備的な蛇行形状が与えられた材料リード線72
は、領域Dにおいて第3および第4のピン体16
3,164によつて幅方向にさらに押し拡げら
れ、より直径に小さい第3および第4のピン体1
63,164の沿う屈曲部分を持つように塑性変
形される。このとき、材料リード線72を、その
弾性限界以上に引張つて塑性変形させれば、スプ
リングバツクなどによる成形後の変形を防ぐこと
ができる。
第19図で説明した成形を終えたリード線72
が最終的な蛇行形状を有することになる。
なお、第1図および第2図に示した成形装置に
おいて、第2の回転体141は、容易に交換可能
なように構成することが好ましい。すなわち、得
ようとする蛇行状リード線の幾何学的形態の種類
に応じていくつかの第2の回転体を用意しておけ
ば、所望に応じて第2の回転体を交換すれば、い
くつかの種類の蛇行状リード線を能率的に製造す
ることができる。
第20図は、第1および第2のピン体63,6
4の支持ブロツク53,54への好ましい取付態
様を示している。すなわち、第1および第2のピ
ン体63,64は、支持ブロツク53,54に対
して、それぞれ、軸受108,109を介して回
転可能に取付けられる。このようにすることによ
り、材料リード線に接触する第1および第2のピ
ン体63,64を、材料リード線の長さ方向の動
きに応じて回転させることが可能であり、材料リ
ード線の特定の箇所に過大な力が集中することが
さらに防止される。
なお、第20図に示した構成は、第3および第
4のピン体163,164に対しても適用するこ
とができる。ただ、第1および第2のピン体6
3,64によつて材料リード線は予め蛇行形状が
与えられており、第3および第4のピン体16
3,164はそれらが作用する間、材料リード線
の一定の箇所に接触し続けるので、第1および第
2のピン体63,64に対してだけ第20図の構
成が採用されていれば十分であるとも言える。
第21図は、たとえば第1のピン体63の好ま
しい形態を示している。第21図においても、ピ
ン体63は、支持ブロツク53に軸受108を介
して回転可能に保持されている。このピン体63
は、先端が細くなるように、円錐状あるいは球面
状の形態が与えられている。第21図の形状を持
つピン体63によれば、材料リード線を受けまた
は離す動作を円滑に行なうことができる。したが
つて、第21図に示す構成は、第1ないし第4の
ピン体63,64,163,164のすべてに用
いられると有利である。
第22図は、第1図および第2図に示される成
形装置に、その装置で成形された蛇行状リード線
72を帯状の厚紙等からなる保持体31上に粘着
テープ32によつて固定されるテーピング装置を
組付けた状態を概略的に示している。この図にお
いて、第2の回転体141から取出された蛇行状
リード線72は、ガイド110,111を介して
第3の回転体112に移される。この第3の回転
体112は、第2の回転体141と同期して駆動
軸113により第2の回転体141とは逆方向に
回転されており、その外周面には帯状の保持体3
1がローラ114を介して供給されている。その
ため、蛇行状リード線72は、この保持体31の
上に移されることになる。保持体31の上に移さ
れた蛇行状リード線72は、その上に供給された
帯状の粘着テープ32が圧接ローラ115によつ
て保持体31に接着されることにより、保持体3
1上に固定される。その結果、第3の回転体11
2の出口側からは、第29図に示すような状態
の、テーピングされた蛇行状リード線116が連
続的に取出される。
以上、この発明を、好ましい実施例に関連して
説明したが、その度いくつかの変形例も可能であ
る。
たとえば、前述した第1図および第2図に示し
た装置では、第1および第2のピン体63,64
の双方が第1および第2のピン体列70,71の
延びる方向に実質的に直交する方向に移動可能な
ように構成された。しかしながら、第1および第
2のピン体のいずれか一方のみがピン体列の延び
る方向と実質的に直交する方向に移動可能に構成
してもよい。第23図には、そのような実施例が
示されている。
第23図には、成形装置のうち、第1段階の成
形を行なう第1の回転体41側の構成しか示され
ておらず、また、第1図の装置との比較で説明す
ることによつて、重複する説明を避けるため、第
1図に示した部分に相当の部分には、同様の参照
番号が用いられている。
第23図を参照して、第1のピン体63は、回
転体41から一体的に延びる支持ブロツク91上
に取付けられる。他方、第2のピン体64は、第
1図に示した第2のピン体64と実質的に同様の
態様でカムフオロア48によつて回転体41に保
持されている。このカムフオロア48に対して、
第1図は第2のカム69と実質的に同様のカム6
9が作用する。また、支持シヤフト52は断面非
円形とされ、カムフオロア48の姿勢を維持して
いる。第23図の装置においては、支持ブロツク
54と支持ブロツク91との間には、引張ばね態
様のばね62が連結され、カムフオロア48を常
に図において右方向へ付勢している。
第23図に示した構成によれば、特に図示しな
いが、第1および第2のピン体63,64の動き
を展開図で見たとき、回転体41の回転を伴なつ
て、第1のピン体63は直線状の軌跡に沿つて動
くが、第2のピン体64は、曲線状の軌跡に沿つ
て動くことになる。しかしながら、第1のピン体
63と第2のピン体64との相対的な動きで考え
ると、第1図および第2図に示した装置の場合と
同様、第1および第2のピン体63,64は、そ
れぞれ、相手側のピン体列の対応するピン体間に
入り込むように移動する。
なお、第23図では、第1の回転体41側の構
成を図示したが、同様の構成は、第2の回転体1
41側にも採用することができる。
また、前述した実施例では、第1ないし第4の
ピン体63,64,163,164のそれぞれ
は、個々に独立して移動するように構成された
が、2個またはそれ以上のピン体が同じ支持体に
支持されて、同時に移動するように構成されても
よい。
また、互いに対をなす第1および第2のピン体
63,64または第3および第4のピン体16
3,164は、互いに同じ直径の作用部分を有し
ていたが、異なる直径の作用部分を有するように
構成されてもよい。
また、ピン体63,64,163,164は、
断面円形の作用部分を有していたが、その他の形
状であつてもよい。すなわち、この発明において
用いるピン体は、材料リード線を引掛け得る形状
であれば、どのような形状であつてもよい。
また、第1の回転体41と第2の回転体141
とを連動させる手段として、前述した歯車10
1,102に代えて、ベルトおよびプーリなどを
用いてもよい。
また、第1および第3のカム68,168とし
て、カム溝81,181を有する円筒溝カムを用
いたが、第2および第4のカム69,169と同
様の円筒端面カムを用いてもよい。また、その逆
に、第2および第4のカム69,169として、
円筒溝カムを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明による成形装置の一実施例
の主要部を示す縦断面図である。第2図は、第1
図の成形装置に含まれる2個の回転体の配置を端
面方向から概略的に示したものである。第3図
は、第1図の成形装置の第1および第2のピン体
63,64の配置を展開図で示したものである。
第4図および第5図は、第3図と同様に第1およ
び第2のピン体63,64の配置を展開図で示す
もので、材料リード線72が予備的な蛇行状に成
形される状態を示す。第6図は、第1図の第1の
回転体に設けられるピン体63,64と第2の回
転体に設けられるピン体163,164とが最も
接近する部分を示した拡大図である。第7図ない
し第18図は、第1図の成形装置に含まれる第1
の回転体に保持されるピン体63,64から第2
の回転体に保持されるピン体163,164へ材
料リード線72が移行する状態を図解的に順次示
した展開図である。第19図は、第1図の第2の
回転体141に保持されたピン体163,164
の配置を示すとともに、材料リード線72の最終
的な成形を与えている状態を示す展開図である。
第20図は、この発明による成形装置に備えるピ
ン体の好ましい支持態様を示す。第21図は、こ
の発明による成形装置に備えるピン体の好ましい
形状を示す。第22図は、第1図および第2図に
示される成形装置に、その装置で成形された蛇行
状リード線72を帯状の厚紙等からなる保持体3
1上に粘着テープ32によつて固定するテーピン
グ装置を組付けた状態を概略的に示している。第
23図は、この発明による成形装置の他の実施例
の主要部を示す縦断面図である。第24図は、こ
の発明によつて得られる蛇行状リード線が用いら
れる電子部品の一例としてのセラミツクコンデン
サの製造過程を特にリード線に着目して順次示し
た図である。第25図は、U字形リード線を得る
ために実施される工程の第1の従来例を示す。第
26図は、U字形リード線を得るために実施され
る工程の第2の従来例を示す。第27図および第
28図は、この発明が解決しようとする問題点を
含む先に出願された技術における原理的な工程を
順に示す概略図である。第29図は、蛇行状リー
ド線30をテーピングした状態を示す。第30図
は、第29図のテーピングされた蛇行状リード線
を複数部分に分割してU字形リード線33とした
状態を示す。第31図は、蛇行状リード線30を
複数個のU字形リード線とするための切断方法の
第1の例を示す。第32図は、蛇行状リード線3
0を複数個のU字形リード線にするための切断方
法の第2の例を示す。 図において、41は第1の回転体、47は第1
のカムフオロア、48は第2のカムフオロア、6
3は第1のピン体、64は第2のピン体、67は
カム面、68は第1のカム、69は第2のカム、
70は第1のピン体列、71は第2のピン体列、
72は材料リード線、81はカム溝、82は止め
ねじ、141は第2の回転体、147は第3のカ
ムフオロア、148は第4のカムフオロア、16
3は第3のピン体、164は第4のピン体、16
7はカム面、168は第3のカム、169は第4
のカム、170は第3のピン体列、171は第4
のピン体列、181はカム面、182は止めねじ
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個の第1および第2のピン体をそれぞれ
    等ピツチで並べてなる第1および第2のピン体列
    を互いに半ピツチずらせて配置し、他方複数個の
    第3および第4のピン体をそれぞれ等ピツチでか
    つ前記第1および第2のピン体のピツチより小さ
    いピツチで並べてなる第3および第4のピン体列
    を互いに半ピツチずらせて配置し、 前記第1および第2のピン体列の間に、かつ当
    該ピン体列の延びる方向に沿つて材料リード線を
    配置し、 各前記第1のピン体が対応の前記第2のピン体
    間に入り込むように、第1および第2のピン体を
    第1および第2のピン体列の延びる方向と実質的
    に直交する方向に相対的に移動させ、それによつ
    て、前記材料リード線を予備的な蛇行状に形成
    し、その後 前記予備的な蛇行状に形成された材料リード線
    の各屈曲部分の内側に第3および第4のピン体列
    をそれぞれ構成する複数個の第3および第4のピ
    ン体の各々を位置させ、 各前記第3のピン体が対応の前記第4のピン体
    との間の距離を変えるように、第3および第4の
    ピン体を第3および第4のピン体列の延びる方向
    と実質的に直交する方向に相対的に移動させ、こ
    の移動に伴つて第3および第4のピン体を前記予
    備的な蛇行状に形成された材料リード線の各屈曲
    部分の内側へ作用させ、それによつて、前記材料
    リード線をより強い蛇行状に形成する、 各工程を含む、蛇行状リード線の成形方法。 2 前記第1および第2のピン体は、それらの端
    部に位置するものから順に対応のピン体間に入り
    込む、相対的移動を行なう、特許請求の範囲第1
    項記載の蛇行状リード線の成形方法。 3 前記第3および第4のピン体は、それらの端
    部に位置するものから順に対応のピン体との間の
    相対的距離が変えられるように、相対的移動を行
    なう、特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    蛇行状リード線の成形方法。 4 前記第1および第2のピン体列を共にそれら
    の延びる方向に移送させるとともに、その移送に
    つれて、前記第1および第2のピン体が次第に対
    応のピン体間に入り込むようにした、特許請求の
    範囲第1項記載の蛇行状リード線の成形方法。 5 前記第3および第4のピン体列を共にそれら
    の延びる方向に移送させるとともに、その移送に
    つれて、前記第3および第4のピン体が次第に対
    応のピン体と間の相対的距離を変えるようにし
    た、特許請求の範囲第4項記載の蛇行状リード線
    の成形方法。 6 前記第1および第2のピン体列が共に移送さ
    れる方向は、円周に沿う方向である、特許請求の
    範囲第5項記載の蛇行状リード線の成形方法。 7 前記第3および第4のピン体列が共に移送さ
    れる方向は、円周に沿う方向である、特許請求の
    範囲第6項記載の蛇行状リード線の成形方法。 8 前記第1および第2のピン対列が共に第1の
    円周に沿う方向に移送されるとともに、前記第3
    および第4のピン体列が共に前記第1の円周とは
    同一平面上に互いに隣接して位置された第2の円
    周に沿う方向に移送され、前記第1および第2の
    ピン体列の円周に沿う移送方向と前記第3および
    第4のピン体列の円周に沿う移送方向とは互いに
    逆にされ、前記材料リード線は第1および第2の
    ピン体列に保持された状態から第3および第4の
    ピン対列に保持された状態へ連続的に移行する、
    特許請求の範囲第7項記載の蛇行状リード線の成
    形方法。 9 前記材料リード線は、それが前記第3および
    第4のピンによつて蛇行状に形成される工程の少
    なくとも最終段階において、弾性限界以上に張力
    が与えられて塑性変形する、特許請求の範囲第1
    項ないし第8項のいずれかに記載の蛇行状リード
    線の成形方法。 10 複数個の第1のピン体を等ピツチで並べて
    なる第1のピン体列と、 前記第1のピン体列に沿つた列を形成するよう
    に複数個の第2のピン体を等ピツチでかつ前記第
    1のピン体と同じピツチで並べてなり、さらに前
    記第1のピン体列に対して半ピツチずらせて配置
    される、第2のピン体列と、 を備え、 前記第1および第2のピン体列は、回転駆動さ
    れる第1の回転体の外周上に円周方向に2列をな
    して延びるように配置され、前記第1および第2
    のピン体列の少なくとも一方に含まれるピン体は
    相手方のピン体間に入り込むように移動可能に設
    けられ、さらに 前記第1および第2のピン体のピツチより小さ
    いピツチで複数個の第3のピン体を等ピツチで並
    べてなる第3のピン体列と、 前記第3のピン体列に沿つた列を形成するよう
    に複数個の第4のピン体を等ピツチでかつ前記第
    3のピン体と同じピツチで並べてなり、さらに前
    記第3のピン体列に対して半ピツチずらせて配置
    される、第4のピン体列と、 を備え、 前記第3および第4のピン体列は、前記第1の
    回転体と平行な回転軸をもつて第1の回転体と逆
    方向に回転される第2の回転体の外周上に円周方
    向に2列をなして延びるように配置され、前記第
    3および第4のピン体列の少なくとも一方に含ま
    れるピン体は相手方のピン体との間の距離が変え
    られるように移動可能に設けられ、さらに 前記第1の回転体の回転によつて生じる前記第
    1および第2のピン体の周方向への移動につれ
    て、次第に各前記第1のピン体が対応の前記第2
    のピン体間に入り込むように、第1および第2の
    ピン体を第1および第2のピン体列の延びる方向
    と実質的に直交する方向に相対的に移動させるよ
    うに駆動する、第1のピン体駆動手段と、 前記第2の回転体の回転によつて生じる前記第
    3および第4のピン体の周方向への移動につれ
    て、次第に各前記第3のピン体と対応の前記第4
    のピン体との間の相対的距離が変えられるよう
    に、第3および第4のピン体を第3および第4の
    ピン体列の延びる方向と実質的に直交する方向に
    相対的に移動させるように駆動する、第2のピン
    体駆動手段と、 を備え、 蛇行状に成形されるべき材料リード線は、前記
    第1の回転体の外周から前記第2の回転体の外周
    へと連続的に移送されながら、第1の回転体の外
    周上において前記第1および第2のピン体によつ
    てより緩やかな蛇行形状が与えられ、次いで第2
    の回転体の外周上において前記第3および第4の
    ピン体によつてより強い蛇行形状が与えられる、
    蛇行状リード線の成形装置。 11 前記第1および第2のピン体駆動手段は、
    それぞれ、 固定的に設けられかつ前記第1および第2の回
    転体の端面にそれぞれ対向するカム面を有する、 円筒状のカム手段と、 前記移動可能なピン体のそれぞれを支持しなが
    ら前記カム面に作用して前記回転体の回転に伴つ
    て前記カム面の輪郭に沿つた変位で当該ピン体を
    移動させる、カムフオロア手段と、 を備える、特許請求の範囲第10項記載の蛇行状
    リード線の成形装置。 12 前記第1ないし第4のピン体は、各々のピ
    ン体列の延びる方向と実質的に直交する方向に移
    動可能に設けられ、 前記カムフオロア手段は、前記第1ないし第4
    のピン体のそれぞれを支持する第1ないし第4の
    カムフオロアを備え、 前記カム手段は、前記第1ないし第4のカムフ
    オロアのそれぞれに関連する第1ないし第4のカ
    ムを備える、特許請求の範囲第11項記載の蛇行
    状リード線の成形装置。 13 前記第1ないし第4のカム手段の少なくと
    も1つは、前記第1および第2の回転体の回転軸
    の向く方向への位置調整が可能に設けられる、特
    許請求の範囲第12項記載の蛇行状リード線の成
    形装置。 14 前記第1ないし第4のピン体は、断面円形
    の作用部分を有する、特許請求の範囲第10項な
    いし第13項のいずれかに記載の蛇行状リード線
    の成形装置。 15 前記第1ないし第4のピン体は、先端が細
    く形成される、特許請求の範囲第10項ないし第
    14項のいずれかに記載の蛇行状リード線の成形
    装置。 16 前記第1および第2のピン体は、それ自身
    の軸線まわりに回転自在に設けられる、特許請求
    の範囲第10項ないし第15項のいずれかに記載
    の蛇行状リード線の成形装置。 17 前記第1および第2のピン体の各作用部分
    は、同じ長さの直径を有する、特許請求の範囲第
    10項ないし第16項のいずれかに記載の蛇行状
    リード線の成形装置。 18 前記第3および第4のピン体の各作用部分
    は、同じ長さの直径を有する、特許請求の範囲第
    10項ないし第17項のいずれかに記載の蛇行状
    リード線の成形装置。
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