JPS6053069B2 - フルオラン化合物 - Google Patents
フルオラン化合物Info
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- JPS6053069B2 JPS6053069B2 JP55127976A JP12797680A JPS6053069B2 JP S6053069 B2 JPS6053069 B2 JP S6053069B2 JP 55127976 A JP55127976 A JP 55127976A JP 12797680 A JP12797680 A JP 12797680A JP S6053069 B2 JPS6053069 B2 JP S6053069B2
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- chlorophenyl
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/30—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規なフルオラン化合物に関すものである。
さらに詳細には、本発明は、黒色に発色する感熱記録紙
に用いる色素前駆体として有用なフルオラン化合物に関
するものである。黒色に変色する感熱記録紙に用いる色
素前駆体としてのフルオラン化合物としては、特公昭指
一43296号、特公昭49−32767号、特公昭5
1−23204”号、特開昭49−3452時および特
公昭54−7815号公報などに開示されている。
に用いる色素前駆体として有用なフルオラン化合物に関
するものである。黒色に変色する感熱記録紙に用いる色
素前駆体としてのフルオラン化合物としては、特公昭指
一43296号、特公昭49−32767号、特公昭5
1−23204”号、特開昭49−3452時および特
公昭54−7815号公報などに開示されている。
しかしこれらのフルオラン化合物を色素前駆体として用
いた黒色に発色する感熱記録紙は、地発色濃度、発色開
始温度および発色の立ち上りなどに欠点があり、黒色に
発色する感熱記録紙として十分な性能を発揮することは
できない。例えば、前記文献に開示されている2−アニ
リノー3−メチルー6−ジエチルアミノフルオランは、
感熱記録紙を製造する際に一部発色し、記録紙の地発色
濃度が高くなり、記録紙の発色の立ち上りも小さいとい
う欠点がある。また2−アニリノー3−メチルー6−N
−メチルーN−シクロヘキシルアミノフルオランを用い
た感熱記録紙は発色の立ち上りが不十分である。一方2
−(2−クロロラエニル)アミノー6−ジエチルアミノ
フルオランを用いた感熱記録紙は、地発色濃度は低いが
発色開始温度が高いという欠へがあり、発色の立ち上り
も不十分である。なお発色の立ち上りとは、発色濃度を
縦軸に、発色温度を横軸にとつた発色濃度一発色温度曲
線における最大傾斜時のTanθに100を乗じた値に
より、上記曲線の立ち上りを表わしたものである。
いた黒色に発色する感熱記録紙は、地発色濃度、発色開
始温度および発色の立ち上りなどに欠点があり、黒色に
発色する感熱記録紙として十分な性能を発揮することは
できない。例えば、前記文献に開示されている2−アニ
リノー3−メチルー6−ジエチルアミノフルオランは、
感熱記録紙を製造する際に一部発色し、記録紙の地発色
濃度が高くなり、記録紙の発色の立ち上りも小さいとい
う欠点がある。また2−アニリノー3−メチルー6−N
−メチルーN−シクロヘキシルアミノフルオランを用い
た感熱記録紙は発色の立ち上りが不十分である。一方2
−(2−クロロラエニル)アミノー6−ジエチルアミノ
フルオランを用いた感熱記録紙は、地発色濃度は低いが
発色開始温度が高いという欠へがあり、発色の立ち上り
も不十分である。なお発色の立ち上りとは、発色濃度を
縦軸に、発色温度を横軸にとつた発色濃度一発色温度曲
線における最大傾斜時のTanθに100を乗じた値に
より、上記曲線の立ち上りを表わしたものである。
本発明者らは、地発色がほとんどなく、発色濃度が高く
、発色開始温度が低く、発色の立ち上りが優れている黒
色に発色する感熱記録紙に用いる色素前駆体であるフル
オラン化合物について鋭意研究した結果、本発明の、一
般式(式中Rは炭素数3〜4のアルキル基である。
、発色開始温度が低く、発色の立ち上りが優れている黒
色に発色する感熱記録紙に用いる色素前駆体であるフル
オラン化合物について鋭意研究した結果、本発明の、一
般式(式中Rは炭素数3〜4のアルキル基である。
)で表わされる2−(2−クロロフェニル)アミノー6
−ジアルキルアミノフルオラン化合物が、極めて優れた
性能を有していることを見い出した。
−ジアルキルアミノフルオラン化合物が、極めて優れた
性能を有していることを見い出した。
本発明の一般式(1)で表わされる2−(2ークロロフ
ェニル)アミノー6−ジアルキルアミノフルオラン化合
物は大気中において安定な無色またはわずかに着色して
いる固体であり、酸性物質.と接触すると直ちに濃い赤
黒色の色素を形成し、この発色した赤黒色の色素は優れ
た耐光性を有しているため、黒色に発色する感熱記録紙
に用いる色素前駆体として十分な利用価値がある。本発
明の一般式(1)で表わされる2−(2−!クロロフェ
ニル)アミノー6−ジアルキルアミノフルオラン化合物
を色素前駆体として用いた黒色に発色する感熱記録紙は
、地発色がほとんどなく、発色の立ち上りが著しく向上
し、発色開始温度も著しく低温度化するのが特徴である
。
ェニル)アミノー6−ジアルキルアミノフルオラン化合
物は大気中において安定な無色またはわずかに着色して
いる固体であり、酸性物質.と接触すると直ちに濃い赤
黒色の色素を形成し、この発色した赤黒色の色素は優れ
た耐光性を有しているため、黒色に発色する感熱記録紙
に用いる色素前駆体として十分な利用価値がある。本発
明の一般式(1)で表わされる2−(2−!クロロフェ
ニル)アミノー6−ジアルキルアミノフルオラン化合物
を色素前駆体として用いた黒色に発色する感熱記録紙は
、地発色がほとんどなく、発色の立ち上りが著しく向上
し、発色開始温度も著しく低温度化するのが特徴である
。
従来、感熱記録紙の記録層には、発色助剤として、例え
ば、2−ヒドロキシベンゾフェノン系化合物、2−(2
−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール系化合物、
イソフタール酸エステル系化合物、テレフタール酸エス
テル系化合物等を使用することが既知であるが、本発明
の化合物を用いた感熱記録紙においても、これら発色助
剤を同様に使用しうる。
ば、2−ヒドロキシベンゾフェノン系化合物、2−(2
−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール系化合物、
イソフタール酸エステル系化合物、テレフタール酸エス
テル系化合物等を使用することが既知であるが、本発明
の化合物を用いた感熱記録紙においても、これら発色助
剤を同様に使用しうる。
例えば、本発明の一般式(1)で表わされるフルオラン
化合物と類似の公知化合物である2−(2−クロロフェ
ニル)アミノー6ージエチルアミノフルオランとを用い
た黒色に発色する感熱記録紙を比較すると、下記の表−
1に示すごとく、本発明の一般式(1)て表わされるフ
ルオラン化合物を用いた感熱記録紙は発色の立ち上りが
著じるしく向上し、発色開始温度も低温度化する。この
ことは、ファクシミリ、特に高速ファクシミリの感熱記
録紙用の色素前駆体として非常に好適に使用しうること
を意味する。本発明の上記一般式(1)で表わされる2
−1(2−クロロフェニル)アミノー6−ジアルキルア
ミノフルオラン化合物は次の(1)または(2)の方法
で製造される。
化合物と類似の公知化合物である2−(2−クロロフェ
ニル)アミノー6ージエチルアミノフルオランとを用い
た黒色に発色する感熱記録紙を比較すると、下記の表−
1に示すごとく、本発明の一般式(1)て表わされるフ
ルオラン化合物を用いた感熱記録紙は発色の立ち上りが
著じるしく向上し、発色開始温度も低温度化する。この
ことは、ファクシミリ、特に高速ファクシミリの感熱記
録紙用の色素前駆体として非常に好適に使用しうること
を意味する。本発明の上記一般式(1)で表わされる2
−1(2−クロロフェニル)アミノー6−ジアルキルア
ミノフルオラン化合物は次の(1)または(2)の方法
で製造される。
(1) 一般式
(式中、Rは、水素原子または低級アルキル基zである
。
。
)で表わされるジフェニルアミン化合物と一般式(1)
(式中、Rは一般式(1)で定義したものと同じ意味で
ある。
(式中、Rは一般式(1)で定義したものと同じ意味で
ある。
)で表わされる2−(2−ヒドロキシー4−ジアルキル
アミノベンゾイル)安息香酸とを濃硫酸のような縮合剤
の存在下、0〜8C)Cの温度で数時間〜数十時間反応
させる。反応後、反応混合物を水中に加え、水酸化ナト
リウム水溶液を加え、PHを8〜10とし、析出物をろ
過により採取する。ケーキにトルエンと5〜15%の水
酸化ナトリウム水溶液を加え、還流下、1〜3時間かき
まぜ、トルエン層を分液し、分取する。更にトルエン層
を水洗後、濃縮し、析出した結晶をろ過により採取し、
結晶を乾燥することにより、僅かに着色している一般式
(1)で表わされる2一(2−クロロフェニル)アミノ
ー6−ジアルキルアミノフルオラン化合物を高純度、高
収率で製造される。必要ならば、メタノール、エタノー
ルなどのアルコール類で洗浄するか、トルエン、アセト
ン、酢酸ブチルなどのような揮発性有機不活性溶剤から
再結晶する。(式中、Rは一般式(1)で定義したもの
と同じ意味である。
アミノベンゾイル)安息香酸とを濃硫酸のような縮合剤
の存在下、0〜8C)Cの温度で数時間〜数十時間反応
させる。反応後、反応混合物を水中に加え、水酸化ナト
リウム水溶液を加え、PHを8〜10とし、析出物をろ
過により採取する。ケーキにトルエンと5〜15%の水
酸化ナトリウム水溶液を加え、還流下、1〜3時間かき
まぜ、トルエン層を分液し、分取する。更にトルエン層
を水洗後、濃縮し、析出した結晶をろ過により採取し、
結晶を乾燥することにより、僅かに着色している一般式
(1)で表わされる2一(2−クロロフェニル)アミノ
ー6−ジアルキルアミノフルオラン化合物を高純度、高
収率で製造される。必要ならば、メタノール、エタノー
ルなどのアルコール類で洗浄するか、トルエン、アセト
ン、酢酸ブチルなどのような揮発性有機不活性溶剤から
再結晶する。(式中、Rは一般式(1)で定義したもの
と同じ意味である。
)で表わされる2−アミノー6ージアルキルアミノフル
オラン化合物と0−ジクロロベンゼン、2−クロロブロ
モベンゼンまたは2−クロロヨウドベンゼンとを揮発性
有機不活性溶剤中で銅粉とヨウ素とを触媒として反応さ
せることにより、一般式(1)で表わされる2−(2−
クロロフェニル)アミノー6−ジアルキルアミノフルオ
ラン化合物が製造される。製造上、好ましいのは、上記
(1)の方法である。本発明において使用される上記一
般式(■)で表わされるジフェニルアミンの代表的なも
のとしては、4−ヒドロキシー7−クロロジフェニルア
ミン、4−メトキシー7−クロロジフェニルアミンおよ
び4−エトキシー7−クロロジフエニルアミンなどがあ
る。
オラン化合物と0−ジクロロベンゼン、2−クロロブロ
モベンゼンまたは2−クロロヨウドベンゼンとを揮発性
有機不活性溶剤中で銅粉とヨウ素とを触媒として反応さ
せることにより、一般式(1)で表わされる2−(2−
クロロフェニル)アミノー6−ジアルキルアミノフルオ
ラン化合物が製造される。製造上、好ましいのは、上記
(1)の方法である。本発明において使用される上記一
般式(■)で表わされるジフェニルアミンの代表的なも
のとしては、4−ヒドロキシー7−クロロジフェニルア
ミン、4−メトキシー7−クロロジフェニルアミンおよ
び4−エトキシー7−クロロジフエニルアミンなどがあ
る。
上記ジフェニルアミンのうち4位がアルコキシ基で置換
されているものが製造上、好ましい。また、本発明にお
いて使用される上記一般式(■)で表わされる2−(2
−ヒドロキシー4−ジアルキルアミノーベンゾイル)安
息香酸としては、2−(2−ヒドロキシー4−ジーn−
プロピルアミノーベンゾイル)安息香酸および2−(2
ーヒドロキシー4−ジーn−ブチルアミノーベンゾイル
)安息香酸などがある。
されているものが製造上、好ましい。また、本発明にお
いて使用される上記一般式(■)で表わされる2−(2
−ヒドロキシー4−ジアルキルアミノーベンゾイル)安
息香酸としては、2−(2−ヒドロキシー4−ジーn−
プロピルアミノーベンゾイル)安息香酸および2−(2
ーヒドロキシー4−ジーn−ブチルアミノーベンゾイル
)安息香酸などがある。
本発明において使用される上記一般式(■)で表わされ
るアミノフルオランは、2−アミノー6ージーn−プロ
ピルアミノーフルオランおよび2ーアミノー6−ジーn
−ブチルアミノーフルオランである。
るアミノフルオランは、2−アミノー6ージーn−プロ
ピルアミノーフルオランおよび2ーアミノー6−ジーn
−ブチルアミノーフルオランである。
本発明において使用される縮合剤としては、濃硫酸、無
水酢酸、りん酸、ポリリん酸、オキシ塩化りんおよび塩
化亜鉛などがある。
水酢酸、りん酸、ポリリん酸、オキシ塩化りんおよび塩
化亜鉛などがある。
製造上、好ましくは上記一般式(■)で表わされるジフ
ェニルアミン化合物および一般式(■)で表わされる2
一(2−ヒドロキシー4−ジアルキルアミノーベンゾイ
ル)安息香酸化合物などの溶媒であると同時に縮合剤で
もある濃硫酸である。次に本発明の一般式(1)で表わ
される2−(2−クロロフェニル)アミノー6ージアル
キルーアミノーフルオランの代表的な製造の実施例およ
び使用例を以下に示す。
ェニルアミン化合物および一般式(■)で表わされる2
一(2−ヒドロキシー4−ジアルキルアミノーベンゾイ
ル)安息香酸化合物などの溶媒であると同時に縮合剤で
もある濃硫酸である。次に本発明の一般式(1)で表わ
される2−(2−クロロフェニル)アミノー6ージアル
キルーアミノーフルオランの代表的な製造の実施例およ
び使用例を以下に示す。
実施例1
2−(2−クロロフェニル)アミノー6−ジーn−プロ
ピルアミノーフルオランの製造〔化合!物NO.l〕。
ピルアミノーフルオランの製造〔化合!物NO.l〕。
部%硫酸140f中に2−(2−ヒドロキシー4−ジー
n−プロピルアミノーベンゾイル)安息香酸(融点;1
87〜190℃)15yを加え、室温で完全に溶解させ
てから、4−メトキシー7−クロロー3ジフェニルアミ
ン10.3yを加え20℃で4満間、更に4(代)で1
時間反応させた。反応後、反応混合物を氷水400mt
中に加え、析出物を口過により採取した。ケーキにトル
エン300m1と10%水酸化ナトリウム水溶液200
yを加え、還流下2時間かきま4ぜた後、トルエン層を
分液、水洗した。トルエン層を無水硫酸ナトリウムで脱
水し、濃縮した後、析出した結晶をろ過により採取した
。この結晶を乾燥し、白色の2−(2−クロロフェニル
)アミノー6−ジーn−プロピルアミノーフルオラン1
1.5fが得られた。このフルオラン化合物の融点は1
82〜185Cであつた。このフルオラン化合物の元素
分析値は次の通りであり、誤差の範囲内で計算値と一致
した。l実施例2 2−(2−クロロフェニル)アミノー6−ジーn−ブチ
ルアミノーフルオランの製造〔化合物NO.■〕部%硫
酸180f中に2−(2−ヒドロキシー4−ジーn−ブ
チルアミノーベンゾイル)安息香酸(融点:182〜1
84℃)19.0fを加え、約30Cに保ちながら完全
に溶解させた後、4−メトキシー7−クロロージフェニ
ルアミン13.2fを加え、20〜25℃で1時間、更
に4(代)で7時間反応し、反応混合物を氷水1e中に
加え、更に水酸化ナトリウム水溶液を加え、PHlO以
上とした。
n−プロピルアミノーベンゾイル)安息香酸(融点;1
87〜190℃)15yを加え、室温で完全に溶解させ
てから、4−メトキシー7−クロロー3ジフェニルアミ
ン10.3yを加え20℃で4満間、更に4(代)で1
時間反応させた。反応後、反応混合物を氷水400mt
中に加え、析出物を口過により採取した。ケーキにトル
エン300m1と10%水酸化ナトリウム水溶液200
yを加え、還流下2時間かきま4ぜた後、トルエン層を
分液、水洗した。トルエン層を無水硫酸ナトリウムで脱
水し、濃縮した後、析出した結晶をろ過により採取した
。この結晶を乾燥し、白色の2−(2−クロロフェニル
)アミノー6−ジーn−プロピルアミノーフルオラン1
1.5fが得られた。このフルオラン化合物の融点は1
82〜185Cであつた。このフルオラン化合物の元素
分析値は次の通りであり、誤差の範囲内で計算値と一致
した。l実施例2 2−(2−クロロフェニル)アミノー6−ジーn−ブチ
ルアミノーフルオランの製造〔化合物NO.■〕部%硫
酸180f中に2−(2−ヒドロキシー4−ジーn−ブ
チルアミノーベンゾイル)安息香酸(融点:182〜1
84℃)19.0fを加え、約30Cに保ちながら完全
に溶解させた後、4−メトキシー7−クロロージフェニ
ルアミン13.2fを加え、20〜25℃で1時間、更
に4(代)で7時間反応し、反応混合物を氷水1e中に
加え、更に水酸化ナトリウム水溶液を加え、PHlO以
上とした。
析出物をろ過により採取した。ケーキにトルエン450
m1と10%の水酸化ナトリウム水溶液340fを加え
、還流化2時間かきまぜた後、トルエン層を分液、水洗
し、水蒸気蒸留によりトルエンを留去した。析出した結
晶をろ過により採取し、ケーキにメタノール135yを
加え洗浄後、再度結晶をろ過により採取した。この結晶
を乾燥し、淡桃色の2−(2−クロロフェニル)アミノ
ー6−ジーn−ブチルアミノーフルオラン20yが得ら
れた。このフルオラン化合物の融点は181〜l羽℃で
あつた。また、このフルオラン化合物の元素分析値は次
の通りであり、誤差の範囲内で計算値と一致した。使用
例 (1)2−(2−クロロアニリノ)−6−ジーn−ブチ
ルアミノーフルオラン4y11印I量%ポリビニルアル
コール水溶液40yをボールミルで48時間分散し、粉
砕し粒径2〜3μの懸濁液(4)液を得た。
m1と10%の水酸化ナトリウム水溶液340fを加え
、還流化2時間かきまぜた後、トルエン層を分液、水洗
し、水蒸気蒸留によりトルエンを留去した。析出した結
晶をろ過により採取し、ケーキにメタノール135yを
加え洗浄後、再度結晶をろ過により採取した。この結晶
を乾燥し、淡桃色の2−(2−クロロフェニル)アミノ
ー6−ジーn−ブチルアミノーフルオラン20yが得ら
れた。このフルオラン化合物の融点は181〜l羽℃で
あつた。また、このフルオラン化合物の元素分析値は次
の通りであり、誤差の範囲内で計算値と一致した。使用
例 (1)2−(2−クロロアニリノ)−6−ジーn−ブチ
ルアミノーフルオラン4y11印I量%ポリビニルアル
コール水溶液40yをボールミルで48時間分散し、粉
砕し粒径2〜3μの懸濁液(4)液を得た。
次に、ビスフェノールA7y..lO重量%ポリビニル
アルコール水溶液40fおよび水10fをボールミルで
絽時間分散し、粉砕し粒径2〜3μの懸濁液(B液)を
得た。
アルコール水溶液40fおよび水10fをボールミルで
絽時間分散し、粉砕し粒径2〜3μの懸濁液(B液)を
得た。
さらに、テレフタル酸ジメチル7f110]l[jl%
ポリビニルアルコール水溶液40fおよび水10・vを
ボールミルで4S!間分散し、粉砕し粒径2〜3μの懸
濁液(C液)を得た。
ポリビニルアルコール水溶液40fおよび水10・vを
ボールミルで4S!間分散し、粉砕し粒径2〜3μの懸
濁液(C液)を得た。
A液、B液およびC液を3:10:3の重量比で混合し
感熱用の塗料を得た。
感熱用の塗料を得た。
この塗料を上質紙の表面に#10のワイヤーパーを用い
、乾燥後,の固定分重量が5y/イになるように塗布し
、送風乾燥機中に入れ室温で乾燥し感熱記録紙(イ)を
得た。(2)2−(2−クロロアニリハー6−ジーn−
プロピルアミノフルオラン4f11濾量%ポリビニルア
ルコール水溶液40fをボールミルで梠時間分散し、粉
砕し粒径2〜3μの懸濁液(2)液を得た。
、乾燥後,の固定分重量が5y/イになるように塗布し
、送風乾燥機中に入れ室温で乾燥し感熱記録紙(イ)を
得た。(2)2−(2−クロロアニリハー6−ジーn−
プロピルアミノフルオラン4f11濾量%ポリビニルア
ルコール水溶液40fをボールミルで梠時間分散し、粉
砕し粒径2〜3μの懸濁液(2)液を得た。
D液と上記(1)のB液とC液を3:10:3の重量比
に混合し、(1)と同様にして、感熱記録紙仁Lを得た
。
に混合し、(1)と同様にして、感熱記録紙仁Lを得た
。
(3)2−(2−クロロアニリノ)−6−ジエチルアミ
ノーフルオラン4f11轍量%ポリビニルアルコール水
溶液40yをボールミルで北時間分散し、粉砕し粒径2
〜3μの懸濁液(E)液を得た。
ノーフルオラン4f11轍量%ポリビニルアルコール水
溶液40yをボールミルで北時間分散し、粉砕し粒径2
〜3μの懸濁液(E)液を得た。
E液と上記(1)のB液およびC液を3:10:3の重
量比で混合し感熱用の塗料を得た。
量比で混合し感熱用の塗料を得た。
この塗料を上質紙の表面に#10のワイヤーパーを用い
、乾燥後の固形分重量が5y/耐になるように塗布し、
送風乾燥機中に入れ室温で乾燥し感熱記録紙(ハ)を得
た。(4)2−アニリノー3−メチルー6−ジエチルア
ミノフルオラン4f110]11%ポリビニルアルコー
ル水溶液40yをボールミルで梠時間分散し、粉砕し粒
径2〜3μの懸濁液(F)液を得た。
、乾燥後の固形分重量が5y/耐になるように塗布し、
送風乾燥機中に入れ室温で乾燥し感熱記録紙(ハ)を得
た。(4)2−アニリノー3−メチルー6−ジエチルア
ミノフルオラン4f110]11%ポリビニルアルコー
ル水溶液40yをボールミルで梠時間分散し、粉砕し粒
径2〜3μの懸濁液(F)液を得た。
F液と上記(1)のB液とC液を3:10:3の重量比
に混合し、(1)と同様にして、感熱記録紙(ニ)を得
た。)2−アニリノー3−メチルー6−N−メチルーN
−シクロヘキシルアミノフルオラン4f11轍量%ポリ
ビニルアルコール水溶液40yをボールミルで北時間分
散し、粉砕し粒径2〜3μの懸濁液(G)液を得た。
に混合し、(1)と同様にして、感熱記録紙(ニ)を得
た。)2−アニリノー3−メチルー6−N−メチルーN
−シクロヘキシルアミノフルオラン4f11轍量%ポリ
ビニルアルコール水溶液40yをボールミルで北時間分
散し、粉砕し粒径2〜3μの懸濁液(G)液を得た。
G液と上記(1)のB液とC液を3:10:3の重量比
に混合し、(1)と同様にして、感熱記録紙(ホ)を得
た。
に混合し、(1)と同様にして、感熱記録紙(ホ)を得
た。
これらの感熱記録紙を用いて次の試験を行なつこO門)
感熱記録紙の発色性能試験 感熱記録紙(イ)〜(ホ)をロデイアセタ型サーモテス
ト試験機(フランス国立繊維研究所製)を用い、加熱温
度170C、加熱時間3秒間、荷重100f/Cfiの
条件で加熱発色したときの発色濃度、地発色濃度をマク
ベス反射濃度計RD−51♂を用い黒色フィルター(ラ
ツテン#106)を用いて測定した。
感熱記録紙の発色性能試験 感熱記録紙(イ)〜(ホ)をロデイアセタ型サーモテス
ト試験機(フランス国立繊維研究所製)を用い、加熱温
度170C、加熱時間3秒間、荷重100f/Cfiの
条件で加熱発色したときの発色濃度、地発色濃度をマク
ベス反射濃度計RD−51♂を用い黒色フィルター(ラ
ツテン#106)を用いて測定した。
わ 感熱記録紙の発色特性値
感熱記録紙(イ)〜(ホ)を1で述べた方法により70
〜170℃の温度範囲て加熱発色し、各温度での発色濃
度を1で述べた方法により測定し、その際の温度と発色
濃度の関係から発色開始温度と発色の立ち上りを計算し
た。
〜170℃の温度範囲て加熱発色し、各温度での発色濃
度を1で述べた方法により測定し、その際の温度と発色
濃度の関係から発色開始温度と発色の立ち上りを計算し
た。
上記1の発色性能試験結果および2の発色特性lを表−
2に示した。
2に示した。
以上1の性能試験および2の発色特性値の結果から、本
発明のフルオラン化合物を用いた黒色に発色する感熱記
録紙は、対照として示した公知のフルオラン化合物を用
いた黒色に発色する感熱記録紙に比較して、総合的に優
れており、特に実用上極めて重視されている発色の立ち
上りの値が高く、極めて優秀な記録紙であることが確認
された。
発明のフルオラン化合物を用いた黒色に発色する感熱記
録紙は、対照として示した公知のフルオラン化合物を用
いた黒色に発色する感熱記録紙に比較して、総合的に優
れており、特に実用上極めて重視されている発色の立ち
上りの値が高く、極めて優秀な記録紙であることが確認
された。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )(式中Rは
炭素数3〜4のアルキル基である。 )で表わされる2−(2−クロロフェニル)アミノ6−
ジアルキルアミノ−フルオラン化合物。 2 フルオラン化合物が2−(2−クロロフェニル)ア
ミノ−6−ジ−n−ブチルアミノ−フルオランである特
許請求の範囲第1項記載のフルオラン化合物。 3 フルオラン化合物が2−(2−クロロフェニル)ア
ミノ−6−ジ−n−プロピルアミノ−フルオランである
特許請求の範囲第1項記載のフルオラン化合物。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55127976A JPS6053069B2 (ja) | 1980-09-17 | 1980-09-17 | フルオラン化合物 |
US06/295,371 US4364999A (en) | 1980-09-17 | 1981-08-24 | Heat sensitive record sheet |
DE8181107328T DE3167846D1 (en) | 1980-09-17 | 1981-09-16 | Heat sensitive record sheet |
EP81107328A EP0048026B1 (en) | 1980-09-17 | 1981-09-16 | Heat sensitive record sheet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55127976A JPS6053069B2 (ja) | 1980-09-17 | 1980-09-17 | フルオラン化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5753562A JPS5753562A (en) | 1982-03-30 |
JPS6053069B2 true JPS6053069B2 (ja) | 1985-11-22 |
Family
ID=14973345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55127976A Expired JPS6053069B2 (ja) | 1980-09-17 | 1980-09-17 | フルオラン化合物 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4364999A (ja) |
EP (1) | EP0048026B1 (ja) |
JP (1) | JPS6053069B2 (ja) |
DE (1) | DE3167846D1 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59190891A (ja) * | 1983-04-14 | 1984-10-29 | Hodogaya Chem Co Ltd | 感熱記録紙 |
US4629800A (en) * | 1984-03-09 | 1986-12-16 | Kanzaki Paper Manufacturing Co., Ltd. | Fluoran compounds |
JPS6174883A (ja) * | 1984-09-20 | 1986-04-17 | Taoka Chem Co Ltd | 記録材料 |
US5166350A (en) * | 1989-06-10 | 1992-11-24 | Ciba-Geigy Corporation | Process for the manufacture of fluoran compounds |
US5821196A (en) * | 1997-04-10 | 1998-10-13 | Appleton Papers Inc. | Thermally-responsive record material |
US5955398A (en) * | 1997-04-25 | 1999-09-21 | Appleton Papers Inc. | Thermally-responsive record material |
JP5597016B2 (ja) | 2010-04-07 | 2014-10-01 | 株式会社東芝 | 蒸気タービンプラント |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA968361A (en) * | 1971-08-30 | 1975-05-27 | Ncr Corporation | Synthesis of phthalides and fluorans and the products thereof |
JPS4934526A (ja) * | 1972-08-01 | 1974-03-30 | ||
JPS5434909A (en) * | 1977-08-08 | 1979-03-14 | Yamada Chem Co | Colored recording material |
JPS5953193B2 (ja) * | 1978-02-15 | 1984-12-24 | 神崎製紙株式会社 | 感熱記録体 |
-
1980
- 1980-09-17 JP JP55127976A patent/JPS6053069B2/ja not_active Expired
-
1981
- 1981-08-24 US US06/295,371 patent/US4364999A/en not_active Expired - Lifetime
- 1981-09-16 EP EP81107328A patent/EP0048026B1/en not_active Expired
- 1981-09-16 DE DE8181107328T patent/DE3167846D1/de not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4364999A (en) | 1982-12-21 |
JPS5753562A (en) | 1982-03-30 |
DE3167846D1 (en) | 1985-01-31 |
EP0048026B1 (en) | 1984-12-19 |
EP0048026A1 (en) | 1982-03-24 |
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