JPS605247B2 - パン類の製造方法 - Google Patents

パン類の製造方法

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JPS605247B2
JPS605247B2 JP52087133A JP8713377A JPS605247B2 JP S605247 B2 JPS605247 B2 JP S605247B2 JP 52087133 A JP52087133 A JP 52087133A JP 8713377 A JP8713377 A JP 8713377A JP S605247 B2 JPS605247 B2 JP S605247B2
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JP
Japan
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bread
rice
weight
parts
flour
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Expired
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JP52087133A
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English (en)
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JPS5423150A (en
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弘之 藤井
友和 大西
純一 南
光宗 高津
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Okumoto Flour Milling Co Ltd
Original Assignee
Okumoto Flour Milling Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は乾燥は化米を小麦粉に添加したパン類の製造方
法に関する。
わが国の主食である米は、国民の食生活の多様化の進行
とともに需要が停滞し、一方パン類に対する需要は著し
く伸長している。
これに対応して従来より米の製パンへの利用について種
々検討されて来た。例えば米を生粉の状態で小麦粉と混
合して製パンする方法は特公昭46一501y号公報な
どにより知られているが、米を生粉のまま使用して製造
したパンは老化が著しく、容積の伸びが悪く、食感にお
いてもだんご状になり易く、ばさつくなどの製品の品質
に問題があるだけでなく、製造工程においても生地の吸
水が悪く、生地がべたつき、伸展性が悪く、パン生地の
焼成においても膨張性に乏しい(かま伸びが悪い)等の
種々の間題がある。そのためパフマシンなどにより加圧
加熱した米を急激に膨張させることにより得られた膨化
米または膨化米粉を通常の製パン原料に混合し、パンを
製造する方法も試みられている(特公昭48一2779
号公報、特開昭51一142555号公報参照)。これ
らの方法によって得られたパンは、通常の小麦粉を主原
料としたパンに比して老化速度が遅くなる、香味がよく
なるなどのすぐれた点はあるが、その製造工程において
生地の粘着性が大で製造工程中で機械に付着し易く、丸
めなどの成形作業性も劣り、生地の伸張性が劣るなどの
欠点があり、これを解決するために膨化米を余り細かく
粉砕せず、60メッシュ以下の紬粉の含有量を規制する
試み(特公昭49一19864号公報参照)もあるが、
これらのものは製品の内相の巣立ちや触感が劣り、食感
においても歯切れが悪いなどの欠点があり、必ずしも満
足できるものではない。本発明者らは、これらの欠点を
除き、製パンの工程においても、製品の食感においても
すぐれ、従来の小麦粉のみによるパンに匹敵する旨い米
入りパンを製造する研究を重ね、本発明を完成するに至
った。本発明は、米粒を水に浸糟後Q化し、水分調整後
押圧し、さらに水分調整をし、次に160oo以上の熱
風または高周波誘電加熱または細粒熱媒体処理すること
により得られた乾燥Q化米を粉砕し、これを小麦粉95
乃至7の郭(重量)に対して5乃至3碇郡(重量)の割
合で他のパン原料とともに混合し、常法により製パンす
ることを特徴とするパン類の製造方法に関する。
本発明において使用される乾燥アルファ化米は、玄米ま
たは白米を通常の方法、例えば加水煮沸または蒸米など
の方法により十分にそのデンプン質をアルファ化した湿
潤アルファ化米18〜70%に水分調製した後押圧する
押圧はロール間隙を強通させても、金属板でもよい。次
に押圧米の水分を6〜35%に水分調整し、16000
以上の熱風または高周波誘電加熱または紬粒熱媒体処理
することによって乾燥ば化米を得る。このようにして得
られた乾燥Q化米を本発明方法に適用した場合、従来の
米入りパンに比して製パン工程においても、また製品の
品質や食感においても非常に良い結果が得られる。本発
明においては前述の方法によって製造した乾燥Q化米を
粉砕してQ化米粉として使用するのであるが、その粉砕
粒度には特に限定はなく、二つ割り以下の粒度であれば
よい。
粒度の粗いものはパンのクラスト上に粒子の存在や、Q
化米の黒点が見られるが食感は良好であり、作業性もよ
い。粒度の細かいものは作業性がやや劣るが、外観や食
感の面ですぐれた製品が得られ、総合的には一般に平均
粒度20乃至50メッシュのものが好ましい。本発明方
法においては、原料としての小麦粉、酵母、水をはじめ
、パン類の製造において通常使用されるその他の配合物
、例えば砂糖、食塩、ショートニング、脱脂粉乳などの
うち、主原料の小麦粉の5乃至3の重量%を本発明にお
いて示される方法で得られたアルファ化米粉で代替する
ものである。
換言すれば小麦粉95乃至7$難(重量)に対しアルフ
ァ化米粉を5乃至3碇部(重量)を他のパン原料と共に
混合し使用するものであるが、食パンのワンローフ(山
型)製造の場合には2の重量%以下、プルマンの製造の
場合には25重量%以下で、1の重量%以上のアルファ
化米粉を小麦粉に対し代替使用するのが製パン工程上お
よびパンの品質の面からも好ましい。また本発明の方法
において、上記割合の4・麦粉とアルファ化米粉との混
合物10礎都(重量)に対し、5部(重量)以下の活性
グルテンを添加使用することが製パン工程上およびパン
の焼成時のかま伸びの点からも好ましい。
本発明方法において、アルファ化米粉の混合の時期は、
製パンの原料にあらかじめ小麦粉と共に混入してもよく
、混控開始時であっても、混控の途中であってもよい。
また中種法や直控法などいずれの方法にも本発明方法を
適用することができる。このようにしてアルファ化米粉
と小麦粉とを混合し、他の原料とともに常法により混推
し、適当な時間発酵させるか、酵母を使用しない場合に
は膨張剤を加えて軽く混摸し、生地を仕上げる。
これを常法により分割、丸め、ねかし、整形の後、糟炉
、時嘘工程または蒸成工程によりパンを製造する。本発
明方法に従ってこのようにして製造したパン類は、小麦
粉のみを原料とした通常のパンや、膨化米粉を添加して
製造された既知のパン類に比して、パの内相の巣立ち、
柔らかさがすぐれているほか、味、食感において特にす
ぐれ、従来のパン類にないソフトでしかもサクサクとし
た歯切れの良い新しい食感が得られた。
以下実施例により本発明を詳しく説明する。
実施例 1○} アルファ化米の製造:精白米粒2.0
kgを水洗し、1即時間水に浸贋する。
水切後界面活性剤2.0夕を浸贋米に均一に混合して蒸
煮釜に入れ、lk9/鮒の蒸気で25分間蒸煮する。こ
の蒸煮米を60〜80℃の熱風で米粒の水分を30%に
乾燥した後、0.2肌のロール間隙を強通し、押圧米を
得た。この押圧米を60〜80ooの熱風で約25%の
水分に調整した後、180℃の高温熱風で処理し、乾燥
Q化米を得た。これを粉砕機により平均粒度約60メッ
シュに粉砕し、アルファ化米粉を得た。■ 製パン(中
種法): 4・麦粉5丸重量部、{1)で得たアルファ化米粉17
重量部、イースト3重量部、イーストフード0.1重量
部、活性グルテン2重量部、水4の重量部をミキサーに
入れ、低速で3分、高速で1分混摸したのち、27℃で
4時間発酵させて中種とする。
ついでこれを4・麦粉3の重量部、砂糖5重量部、食塩
2.2重量部、脱脂粉乳2重量部、ショートニング4重
量部、水15重量部、追種イースト1重量部とともにミ
キサーに入れ、低速で5分、高速で6分混合したのち、
常法によりフロアータィム、分割、丸め、ねかし、整形
、型詰め、熔炉および焼き上げ工程を経てパンを製造し
た。糊 比較例 1 比較のため、市販のパフマシンによる膨化玄米粉を本発
明で使用するアルファ化米粉の代りに使用したこと以外
は、実施例1■と全く同一条件で製パンし、膨化米入り
パンを製造した{4千 比較例 2アルファ化米粉を全
く使用せず、小麦粉のみを使用したこと以外は実施例(
2}と全く同一条件で通常の全小麦粉パンを製造した。
実施例1■においてアルファ化米粉を添加したものは、
製パン工程において比較例1や2に比してパン生地の伸
展性が優れている以外には特に目立った工程上の問題は
なく、製品においては外観的には皮はいずれも大差なく
、容積は比較例1の膨化玄米粉の場合にはかなりの低下
が認められたが、本発明の方法によるものは顕著な低下
は認められず、その上米粉を添加しなかった従来のパン
に比して香りがよく、適度の甘味があり、内相も色相も
良く、巣立ち、触感も良好で、食感においてソフトでし
かもサクサクとして歯切れが良く、これまでの食パンに
ない高品位の食感が得られた。
これに対し比較例1の膨化玄米粉の場合、本発明方法に
よるものに比比して内色相黒く、すだち、触感等の内相
もかなり劣り、米漠があり、しかも食感においてもバサ
つき、歯切れも悪いなどの欠点を示した。実施例 2(
直控法) 小麦粉83重量部、実施例{11において製造したアル
ファ化米粉10重量部、活性グルテン2重量部、砂糖5
重量部、食塩2.2重量部、脱脂粉乳2重量部、ショー
トニング4重量部、イースト3重量部、ィートフード0
.1重量部、水60重量部を配合した原料をミキサーに
入れ、低速で5分、高速で6分混雑し、28ooで2時
間発酵させた後ガス抜きし、約3粉ご放置した後常法に
より分割し、丸め、ねかし、整形、型詰め、ホィロ、暁
上げ工程を経てパンを製造した。
比較のため、本発明のアルファ化米粉の代りに市販の膨
化玄米粉を使用し同一条件で製パンして得られたものを
比較例3とし、米粉を添加することなく小麦粉のみより
同一条件で製パンして得られたものを比較例4とし、こ
れらを比較するとその結果は下表のとおりである。実施
例 2 比較例3 比較例
4小麦粉 83% 83% 10
0%米 粉 アルファ化米粉17%
膨化玄米粉 な し製 生地の
粘着性 やや大 や
や 大 良 好ジ丸めの作業性 や
や劣る 劣 る 良好性 生地
の伸展性 良 好
劣 る 良 好品 食味
甘味旨味適当 甘味あるが旨味やや劣る
普 通質香り 良 好
米やぬか臭あり 良 好色
白色度良好 やや黒い 普通
食感 歯切れよくソフトで最良 弾力あ
りすぎて歯切れ悪い 普 通実施例 3実施例1
脚におけるアルファ化米粉の添加量を5重量部(小麦粉
の5重量%をアルファ化米粉で置換)としたほかは、実
施例1【2}とほとんど同一の条件で中種法により食パ
ンを製造した。
この場合は米粉を添加していない比較例2の場合と製パ
ンの作業性や出来上ったパンの外観にはほとんど変りは
なく、触感はややソフトになり良好で、しかも食味にや
や甘味があり、食感がソフトで歯切れが良くなることが
認められた。実施例 4 実施例1■におけるアルファ化米粉の添加量を25重量
部(小麦粉の25重量%をアルファ化米粉で置換)とし
たほかは、実施例1{2’とほとんど同一の条件で中種
法により食パンを製造した。
この場合はアルファ化米粉を添加していない比較例2の
場合に比し、中種、本控の両生地に粘着性が出て作業性
が悪くなったが、実際の作業に支障を釆たすことはなく
、出釆上ったパンの内相面にも目立った欠点はなく、触
感上はやや弾性が大で、食感上は甘味と弾性が強く感じ
られた。老化性においては5日後においても従来の米入
りパンに比して変化が少ないことが認められた。実施例
5 アルファ化米粉の粒度以外は実施例1の【2}とアルフ
ァ化米粉の添加量をはじめとする条件を同じとし、アル
ファ化米粉の粉砕粒度を種々変えて製パンし、その粒度
の影響を試験した。
すなわちアルファ化米粉を(i)1/2乃至1/4粒程
度に粉砕したものの、(ii)粒度が20乃至50メッ
シュの範囲になるように破砕したもの、(iii)粒度
が40乃至60メッシュの範囲になるように破砕したも
のについて実施例1{2}と同一の条件で食パンを製造
した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 米粒を水に浸漬後α化し、水分調整後押圧し、さら
    に水分調整をし、次に160℃以上の熱風または高周波
    誘電加熱または細粒熱媒体処理することにより得られた
    乾燥α化米を粉砕し、これを小麦粉95乃至70部(重
    量)に対して5乃至30部(重量)の割合で他のパン原
    料とともに混合し、常法により製パンすることを特徴と
    するパン類の製造方法。
JP52087133A 1977-07-19 1977-07-19 パン類の製造方法 Expired JPS605247B2 (ja)

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JPS5423150A JPS5423150A (en) 1979-02-21
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JPS59175845A (ja) * 1983-03-26 1984-10-04 鐘淵化学工業株式会社 柔らかさを改良したパン
US4650681A (en) * 1983-11-04 1987-03-17 Jamestown Holdings Pty. Ltd. Bakery products
JP2014198038A (ja) * 2013-03-15 2014-10-23 松谷化学工業株式会社 低タンパク質小麦粉使用パン類製造用小麦粉ミックス及びパン類の製造方法

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