JPS6052077B2 - 油圧ウインチにおける吊り荷の落下防止装置 - Google Patents

油圧ウインチにおける吊り荷の落下防止装置

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JPS6052077B2
JPS6052077B2 JP14157477A JP14157477A JPS6052077B2 JP S6052077 B2 JPS6052077 B2 JP S6052077B2 JP 14157477 A JP14157477 A JP 14157477A JP 14157477 A JP14157477 A JP 14157477A JP S6052077 B2 JPS6052077 B2 JP S6052077B2
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JP
Japan
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brake
circuit
hoisting
hydraulic
switching valve
Prior art date
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JP14157477A
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JPS5475745A (en
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隆 奥野
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、巻上回路により制御する油圧モータで駆動
するウインチドラムとウインチドラムを制動するがわに
作動するブレーキばねおよびブレーキばねを縮めるがわ
に作動するブレーキ解除シリンダを設置した油圧ウイン
チにおける吊り荷の落下防止装置に関するものである。
まず、従来の油圧ウインチの駆動系統を第1図により説
明する。操作レバー6で切替えるΞ位置方向切替弁(以
下方向切替弁という)のポートには、油圧ポンプ1、油
タンク5、油圧モータ2を駆動する巻上回路7が接続さ
れており、巻上回路7にはカウンタバランス弁4が設け
られている。
油圧モータ2の軸はウインチドラム8に結合されており
、ウインチドラム8には吊り荷10の巻上げ、巻下げを
行う巻上ロープ9が巻付けられている。図は操作レバー
6を中立位置に位置させた状態を示し、この状態におい
て、巻上回路7はカウンタバランス弁4によつて油圧ブ
ロック状態となり、油圧モータ2の回転が阻止される。
これによりブレーキを掛けなくても吊り荷10は落下し
ない。しかし、巻上ロープ9の張力により油圧モータ2
に回転力が発生するため、巻上回路7は高圧になつてお
り、したがつて、油圧モータ2およびカウンタバランス
弁4の油漏れにより、僅かずっ・油圧モータ2は巻下げ
方向(第1図の矢印D方向)に回転し続ける。これが油
漏れによる吊り荷の降下現象である。つぎにウインチド
ラムにウインチドラムを制動するがわに作動するブレー
キばねおよびブレーキ−ばねを縮めるがわに作動するブ
レーキ解除シリンダをそなえたネガティブブレーキを設
置した場合について述べる。
操作レバー6を中立位置にすると、自動的にネガテイブ
ブレーキのブレーキが掛かりウインチドラム8はブレー
キカにより保持され、吊り荷10の降下現象は生じない
この時、ブレーキが掛かる瞬間まで高圧状態にあつた巻
上回路7は短時間後に油漏れにより低圧となる。この状
態から巻上げ、もしくは巻下げを行うと、ブレーキが解
除された際、巻上回路7が再び高圧になるまで、油圧モ
ータ2は巻下げ方向に回転し、吊り荷10は一時的に落
下する。吊り荷10の落下量は、油圧機器の容積効率、
ブレーキ掛かりから巻上げ、巻下げの開始までの時間、
ローブの張力などにより異なるが、最大ローブ張力でロ
−ブー本吊りの場合、10〜3―程度である。この落下
量は、通常の運転には支障をきたさない程度であるが、
ボルトの穴合わせ作業などのように、寸動操作(インチ
ング操作)が要求される場合には問題となり、その対策
が望まれている。この発明は、ネガティブブレーキを設
置した油圧ウインチにおいて、巻上げ、巻下げ開始時に
生じる吊り荷の落下現象を防止することを目的とするも
のである。
この発明の一実施態様を第2図および第3図により説明
する。
第2図において第1図と同じ符号をつけたものは、同じ
もの、もしくは相当するものを表わす。方向切替弁3と
方向切替弁11とは操作レバー6に連結され、操作レバ
ー6により同時に切替えられるようになつている。
方向切替弁11のボートは、油圧ポンプ19の吐出がわ
につらなる油圧回路21B1ブレーキ解除シリンダ12
のヘッド室、油タンク5に接続されており、切替弁18
のボートは、油圧ポンプ19の吐出がわにつらなる油圧
回路21Aと巻上回路7(カウンタバランス弁4)につ
らなる油圧回路23とに接続されている。油圧ポンプ1
9の吐出がわにはリリーフ弁20が設けられている。油
圧回路23には巻上回路7がわから切替弁18への圧油
の流れを阻止する逆止め弁22が組みこまれている。ブ
レーキ解除シリンダ12内にはピストンロッド15をそ
なえたピストンとブレーキばね13とがおさめられてお
り、ピストンロッド15にはブレーキ解除時に切替弁1
8を遮断状態に切替えるカム17が設けられている。
ピストンロッド15の先端部は揺動可能なレバー14の
中間部に連結されている。ウインチドラム8に設置した
ブレーキバンド16の一端は固定部に固定され、他端は
レバー14の先端部に連結されている。カム17はピス
トンロッド15の移動にともなつて、切替弁18のスプ
ール先端のローラを介して切替弁18の切替えを行なう
ようになつている。操作レバー6が第2図に示すように
中立位置にある時には、ブレーキ解除シリンダ12内の
油は切替弁11を経てタンク5に排出され、ブレーキば
ね13によリブレーキパンド16が締められ、ウインチ
ドラム8にブレーキが掛かかる。
この時、切替弁18のスプールはカム17により押され
、油圧回路21Aと油圧回路23とを接続し、巻上回路
7には圧力が発生する。油圧モータ2は巻上方向(矢印
U方向)に回転しようとするが、ブレーキバンド16の
ブレーキカにより阻止される。油圧モータ2およびカウ
ンタバランス弁4による油漏れに対しては、油圧ポンプ
19からの圧油が供給され、巻上回路7の高圧状態は維
持される。操作レバー6を巻上げ、または巻下げ方向に
揺動させると、切替弁11が切替えられ、ブレーキ解除
シリンダ12と油圧回路21Bとが接続されてブレーキ
解除シリンダ12に圧油が供給される。
これにより、ブレーキばね13が縮められ、ピストンロ
ッド15が矢印方向に移動し、ブレーキバンド16がゆ
るめられる。それと同時にカム17が切替弁18のロー
ラからはずれ、切替弁18のスプールがスプール戻しば
ね24によつて押し動かされ、油圧回路21Aと油圧回
路23とが遮断される。第3図はその状態を表わす。な
お、巻上げ時には巻上回路7には高圧が発生するが、逆
止め弁22が設けられているので、巻上回路7の油が油
圧回路23に逆流することはない。
したがつて、ブレーキ解除の瞬間まで、巻上げ回路7は
高圧に保たれ、吊り荷の落下現象は生じない。
上述の実施態様は、ブレーキが掛かつている時、吊り荷
重の大きさにかかわらず、切替弁18を介して油圧回路
7に一定圧の油を供給するようにしたものであるが、ブ
レーキが掛かつている時の巻上回路7への供給圧力は、
吊り荷重の大きさに応じて変化させることが望ましい。
なぜならば、ブレーキをはずした状態で、巻上回路7の
油圧ブロック作用のみで吊り荷重を保持させると(実際
には油漏れにより吊り荷は僅かずつ降下する)、巻上回
路7の圧力は吊り荷の大きさ、すなわち巻上ローブの張
力によつて変化するので、もし油圧回路21Aの圧力を
、その最大圧に設定すると、ローブ張力が小さい時にウ
インチドラム8はブレーキカに打ち勝つて回り出し、逆
に最小圧に設定すると、ローブ張力が大きい時にはこの
発明の装置の効果が少なくなるからである。理想的には
、ローブ張力によつて生じる巻下げ方向のドラム回転力
と巻上回路7への供給圧力による巻上方向のドラム回転
力とが釣合う圧力の油を、巻上回路7に供給すればよい
わけであり、この時には、たといブレーキをかけなくて
も油漏れによる吊り荷の降下現象は生じない。
しかし、実際には、前記の二つの回転力を完全に平衡さ
せることは困難なので、多少の不平衡によつて生じる巻
上げ方向、または巻下げ方向のドラム回転力はブレーキ
カで押える。第4図は巻上ローブ9の張力に応じた圧油
を巻上回路7に供給するようにしたこの発明の実施態様
を示す。
クレーンのブーム25には、巻上ローブ9の張力の大き
さを電気信号に変換する荷重計26が設置されており、
荷重計26の出力信号は増幅器27を介して増幅されて
、比例電磁式圧力調整弁28に送られる。
比例電磁式圧力調整弁28は第2図における切替弁18
の一次がわに組みこまれている。したがつて、巻上ロー
ブ9の張力に応じた適正な圧油を、巻上回路7に供給す
ることができる。以上説明したこの発明によれば、ネガ
ティブブレーキを設置した油圧ウインチにおいて、巻上
げ、巻下け開始時の吊り荷の落下現象をなくし、操作性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の油圧ウインチの駆動油圧系統を示す図、
第2図はこの発明の一実施態様を示す系統図、第3図は
ブレーキ解除時における第2図のA部の状態を示す図、
第4図はこの発明の他の実施態様を示す説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 巻上回路により制御する油圧モータで駆動するウイ
    ンチドラムと、ウインチドラムを制動するがわに作動す
    るブレーキばねおよびブレーキばねを縮めるがわに作動
    するブレーキ解除シリンダをそなえたネガティブブレー
    キとを設置した油圧ウインチにおいて、ブレーキ解除シ
    リンダのブレーキ作動時には導通状態に、ブレーキ解除
    時には遮断状態に切替えられる切替弁を設置した油圧回
    路を、巻上回路に接続し、その油圧回路における切替弁
    と巻上回路との間に巻上回路がわから切替弁への圧油の
    流れを阻止する逆止め弁を組みこんだことを特徴とする
    吊り荷の落下防止装置。 2 ウインチドラムからくり出した巻上ロープの張力の
    大きさを電気信号に変換する荷重計と、荷重計からの電
    気信号を増幅する増幅器とを設置するとともに、増幅器
    から送られた電気信号に応じて圧力の調整が行われる
    比例電磁式圧力制御弁を、巻上回路に接続した切替弁の
    一次がわ圧力回路に組みこんだ特許請求の範囲第1項記
    載の吊り荷の落下防止装置。
JP14157477A 1977-11-28 1977-11-28 油圧ウインチにおける吊り荷の落下防止装置 Expired JPS6052077B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14157477A JPS6052077B2 (ja) 1977-11-28 1977-11-28 油圧ウインチにおける吊り荷の落下防止装置

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JP14157477A JPS6052077B2 (ja) 1977-11-28 1977-11-28 油圧ウインチにおける吊り荷の落下防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5475745A JPS5475745A (en) 1979-06-16
JPS6052077B2 true JPS6052077B2 (ja) 1985-11-16

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ID=15295135

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JP14157477A Expired JPS6052077B2 (ja) 1977-11-28 1977-11-28 油圧ウインチにおける吊り荷の落下防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH092785A (ja) * 1995-06-16 1997-01-07 Hitachi Constr Mach Co Ltd ウインチの操作装置

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JPS5475745A (en) 1979-06-16

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