JPH11263594A - クレーン用ウインチ作動装置 - Google Patents

クレーン用ウインチ作動装置

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JPH11263594A
JPH11263594A JP6825498A JP6825498A JPH11263594A JP H11263594 A JPH11263594 A JP H11263594A JP 6825498 A JP6825498 A JP 6825498A JP 6825498 A JP6825498 A JP 6825498A JP H11263594 A JPH11263594 A JP H11263594A
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pressure
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 油圧モータからの圧油の漏れによる吊り荷の
自重落下を防止する。 【解決手段】 カウンタバランス弁9の前段に連通し、
油圧モータ1の巻き上げ油路4に供給される圧油の圧力
を蓄圧可能なアキュムレータ10と、アキュムレータ側
への圧油の流れのみを許容する逆止弁11と、巻き上げ
油路とアキュムレータとを連通する油路12に介装さ
れ、アキュムレータからの圧油の供給を遮断する位置と
アキュムレータからの圧油を巻き上げ油路に供給する連
通位置とに切り換え可能な供給ソレノイド弁13と、供
給ソレノイド弁の圧油吐出側に配置され、巻き上げ油路
から供給ソレノイド弁側への圧油の流れを遮断する逆止
弁14とを備える。巻き上げ・巻き下げ時、油圧モータ
とカウンタバランス弁との間の巻き上げ油路に対して供
給ソレノイド弁が連通位置に切り換えられてアキュムレ
ータからの圧油を油圧モータの巻き上げ油路に供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーン用ウイン
チ作動装置に関し、さらに詳しくは、ウインチの巻き上
げおよび巻き下げさらにはそれら操作の中断時での動作
制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、クレーンに装備されてい
るウインチは、油圧モータおよびカウンタバランス弁を
組み合わせた油圧制御回路によりワイヤロープの巻き上
げおよび巻き下げの各駆動が行われるようになってい
る。ところで、吊り荷の巻き上げあるいは巻き下げ途中
で油圧モータへの圧油の供給を停止して吊り荷を空中に
吊ったままとするような場合、油圧モータを含めた油経
路中での漏れによる吊り荷の落下を防止するためにウイ
ンチの巻き胴に対して摩擦係合可能なブレーキ装置が設
けられる。上記ブレーキ装置の構成には、シリンダ内に
装填されているスプリングの圧力を利用して摩擦シュー
を巻き胴に係合させて制動する場合と、巻き上げ時のポ
ンプ圧力を用いてスプリング力に抗して摩擦シューを巻
き胴から離して制動を解除する構成がある(例えば、特
公昭54−30170号公報)。また、上記公報には、
ウインチの巻き上げに必要な油圧モータ側での高圧圧力
よりも低い圧力によってブレーキ装置の制動が解除され
るのを防止し、吊り荷の自重落下を防止する構成が示さ
れている。つまり、油圧モータへの高圧油の供給側油路
(高圧側)にアキュムレータおよびこのアキュムレータ
への高圧油の導入のみを許容する逆止弁と、この逆止弁
を迂回するバイパス弁と、さらにアキュムレータの蓄圧
圧力によりブレーキ装置の制動解除側への圧油の供給を
中断する油路を設定可能な位置切り換え弁とが設けられ
ている。この構成では、巻き上げ時での油圧モータへの
高圧油をアキュムレータに蓄圧すると共に、巻き上げ中
断時にはアキュムレータの蓄圧圧力により位置切り換え
弁をブレーキ装置の制動側への圧油供給状態に切り換
え、さらに、巻き上げ再開時には、ブレーキ装置の制動
側への圧油供給状態に保持されている位置切り換え弁の
態位をアキュムレータの蓄圧圧力によって維持し、巻き
上げ再開による油圧モータへの高圧油の圧力と位置切り
換え弁の初期圧とがアキュムレータの蓄圧圧力以上に達
するまでの間、上記位置切り換え弁の態位を保持するよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載の装置に
おいては、巻き上げ途中で油圧モータが停止された際、
アキュムレータの蓄圧圧力を用いてブレーキ装置の制動
解除を阻止するとともに、巻き上げ再開時においても、
油圧モータへの供給圧力が巻き上げ圧力に達するまでの
間、アキュムレータの蓄圧圧力によりブレーキ装置の制
動解除を阻止して吊り荷の自重落下を防止できるように
なっているが、次のような問題がある。つまり、油圧モ
ータの高圧側に直接逆止弁を介して連結されているアキ
ュムレータは、逆止弁あるいは上記バイパス弁が損傷し
た場合、蓄圧された圧油がリークしてしまう虞がある。
このため、巻き上げ再開時にはアキュムレータの蓄圧圧
力によるブレーキ装置の制動解除阻止が行えなくなるば
かりでなく、アキュムレータでの蓄圧作用により、油圧
モータの高圧側での円滑な圧力上昇が阻害され、高圧側
の圧力が巻き上げ圧力に達するまでの間、吊り荷の自重
落下が発生してしまうことになる。
【0004】一方、上記公報記載の構成には、アキュム
レータに蓄圧された圧油が油圧モータの高圧側での圧力
と同じ圧力に設定され、しかも、巻き下げの際の油圧モ
ータの低圧側圧油をパイロットとして連通するバイパス
弁により、アキュムレータ内で蓄圧された圧油を放出す
るようになっていることから、以下のような不具合があ
る。つまり、図3は、上記公報記載の油圧制御回路を示
す図であり、同図においてカウンタバランス弁50が接
続されている油圧モータ51の高圧側には、逆止弁52
を介してアキュムレータ53が接続され、さらに逆止弁
52の配置位置には油圧モータ51の低圧側圧油をパイ
ロットとして逆止弁54を迂回するバイパス弁54が配
置されている。このため、アキュムレータ53により蓄
圧された圧油は油圧モータ51の巻き下げ時に作用する
低圧の圧油によってバイパス弁54が油圧モータ51の
高圧側、つまり巻き上げ側油路に連通すると、アキュム
レータ53から巻き上げ圧力に相当する蓄圧圧力の圧油
が油圧モータ51の高圧側に流れ、これによって巻き上
げ操作が行われることになる。このような場合、例え
ば、ウインチによる巻き下げによって吊り荷を着地させ
るのでなく、クレーンのブームの倒伏あるいはブームの
収縮動作によって吊り荷を地面に接近させて巻き下げ操
作が行われると、アキュムレータ53からの圧油がバイ
パス弁54を介して油圧モータ51の巻き上げ側油路で
ある高圧側に供給されることで巻き上げられることにな
り、吊り荷を着地させる動作とは全く逆の動作が行われ
てしまう虞がある。
【0005】本発明の目的は、上記従来のクレーン用ウ
インチ作動装置における問題に鑑み、アキュムレータに
よる油圧モータの圧力保持機構を対象とした場合に油圧
モータからの圧油の漏れによる吊り荷の自重落下を確実
に防止できる構成を備えたクレーン用ウインチ作動装置
を提供することにある。
【0006】本発明の別の目的は、アキュムレータを用
いた場合、その蓄圧圧力によりオペレータが指令するウ
インチの動作状態とは異なるウインチの誤動作が発生す
るのを確実に防止することができる構成を備えたクレー
ン用ウインチ作動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、油圧モータとカウンタバラ
ンス弁とを備え、巻き上げ・巻き下げ指令に応じて上記
油圧モータの巻き上げ油路あるいは巻き下げ油路に圧油
を供給するクレーン用ウインチ作動装置において、上記
巻き上げ油路中における上記カウンタバランス弁の前段
に連通し、上記油圧モータの巻き上げ油路に供給される
圧油の圧力を蓄圧可能なアキュムレータと、上記アキュ
ムレータへの油路に介装され、上記アキュムレータ側に
向けた圧油の流れのみを許容する逆止弁と、上記油圧モ
ータとカウンタバランス弁の間の巻き上げ油路と上記ア
キュムレータとを連通する油路に介装されていて、上記
アキュムレータからの圧油の供給を遮断する遮断位置と
上記アキュムレータからの圧油を上記油圧モータの巻き
上げ油路に供給する連通位置とに切り換え可能な供給ソ
レノイド弁と、上記供給ソレノイド弁の圧油吐出側に配
置され、上記油圧モータの巻き上げ油路から上記供給ソ
レノイド弁側に向けた圧油の流れを遮断する逆止弁とを
備え、上記油圧モータの巻き上げ・巻き下げ時、上記油
圧モータと上記カウンタバランス弁との間の巻き上げ油
路に対して上記供給ソレノイド弁が上記連通位置に切り
換えられて上記アキュムレータからの圧油を上記油圧モ
ータの巻き上げ油路に供給することを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のク
レーン用ウインチ作動装置において、上記供給ソレノイ
ド弁の圧油吐出側に配置されていて、上記油圧モータの
巻き上げ油路から上記供給ソレノイド弁側に向けた圧油
の流れを遮断する逆止弁は、上記油圧モータの巻き上げ
油路に供給される圧油が上記アキュムレータ側に流れる
のを防止することを特徴としている。
【0009】請求項3記載の発明は、油圧モータとカウ
ンタバランス弁とを備え、巻き上げ・巻き下げ指令に応
じて上記油圧モータの巻き上げ油路あるいは巻き下げ油
路に圧油を供給するクレーン用ウインチ作動装置におい
て、上記巻き上げ油路中における上記カウンタバランス
弁の前段に連通し、上記油圧モータの巻き上げ油路に供
給される圧油の圧力を蓄圧可能なアキュムレータと、上
記アキュムレータへの油路に介装され、上記アキュムレ
ータ側に向けた圧油の流れのみを許容する逆止弁と、上
記油圧モータとカウンタバランス弁の間の巻き上げ油路
と上記アキュムレータとを連通する油路に介装されてい
て、上記アキュムレータからの圧油の供給を遮断する遮
断位置と上記アキュムレータからの圧油を上記油圧モー
タの巻き上げ油路に供給する連通位置とに切り換え可能
な供給ソレノイド弁と、上記供給ソレノイド弁の圧油吐
出側に配置され、上記油圧モータの巻き上げ油路から上
記供給ソレノイド弁側に向けた圧油の流れを遮断する逆
止弁と、上記アキュムレータに連通し、上記アキュムレ
ータの蓄圧圧力をタンクへ排出する排出位置と遮断位置
とにきり換え可能な排出ソレノイド弁と、入力側に上記
ウインチの巻き上げ・巻き下げ操作に応じた信号を出力
する巻き上げ検知手段および巻き下げ検知手段と、ブー
ム角度検出手段と、ブーム長さ検出手段およびモーメン
ト検出手段とが接続され、出力側には上記排出ソレノイ
ド弁が接続されている制御部とを備え、上記制御部は、
上記ウインチによる巻き上げ操作がない状態で上記ブー
ム角度検出手段、ブーム長さ検出手段およびモーメント
検出手段からの信号により、吊り荷の荷重を演算し、吊
り荷が接地したと判断した場合に短時間だけ上記排出ソ
レノイド弁により上記アキュムレータの蓄圧圧力をタン
クに排出することを特徴としている。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載のク
レーン用ウインチ作動装置において、上記制御部は、上
記アキュムレータの蓄圧圧力を検出する圧力センサが接
続され、蓄圧圧力が所定値にない時に警告することを特
徴としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、油圧モータの巻き上
げ・巻き下げ時、油圧モータとカウンタバランス弁との
間の巻き上げ油路に対して上記供給ソレノイド弁が連通
位置に切り換えられてアキュムレータからの圧油を上記
油圧モータの巻き上げ油路に供給できるので、吊り荷の
自重落下を生じさせない圧力が油圧モータの巻き上げ油
路に供給されて吊り荷の自重落下を防止できる。
【0012】請求項2記載の発明では、油圧モータの巻
き上げ油路から供給ソレノイド弁側に向けた圧油の流れ
を遮断する逆止弁を設けたので、油圧モータの巻き上げ
油路から不用意にアキュムレータに圧油が流れるのが防
止され、油圧モータの巻き上げ油路の圧力上昇が遅くな
ることによる吊り荷の自重落下の発生を防止することが
できる。
【0013】請求項3記載の発明では、制御部が、ウイ
ンチによる巻き上げ操作がない状態で上記ブーム角度検
出手段、ブーム長さ検出手段およびモーメント検出手段
からの信号により、吊り荷の荷重を演算し、吊り荷が接
地したと判断した場合に上記排出ソレノイド弁により上
記アキュムレータの蓄圧圧力を短時間だけタンクに排出
するようになっているので、吊り荷が接地した状態では
油圧モータの巻き上げ油路にアキュムレータからの蓄圧
圧力が作用しないようにして接地状態での巻き下げ操作
時に不用意な巻き上がり動作が行われるのを防止でき
る。
【0014】請求項4記載の発明では、アキュムレータ
の蓄圧圧力を監視しているので、ウインチの巻き上げ開
始時にアキュムレータからの蓄圧圧力が油圧モータの巻
き上げ油路に作用しないことによる吊り荷の自重落下を
防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明実施例によるクレーン用ウインチ作
動装置の油圧回路図であり、同図においてウインチ作動
装置は、油圧モータ1により回転駆動されるウインチ2
と、このウインチ2の巻き胴に対してスプリング付勢構
造のブレーキ装置3を備えている。油圧モータ1は、高
圧側油路に相当する巻き上げ油路4および低圧側油路に
相当する巻き下げ油路5が巻き上げ・巻き下げ切り換え
部6に配置されている方向切り換え弁7のポートに連通
しており、図示しない操作部からの巻き上げ・巻き下げ
指令に応じて方向切り換え弁7と巻き上げ油路4との連
通態位が切り換えられることにより油圧ポンプ8から油
圧モータ1の各油路への圧油の供給方向が設定されてウ
インチ2を巻き上げ方向あるいは巻き下げ方向に回転さ
せる。方向切り換え弁7の切り換え態位は、態位切り換
えのための圧油の圧力により作動可能な圧力スイッチ6
A、6Bによって検出されるようになっている。これら
圧力スイッチ6A、6Bは、後述する供給ソレノイド弁
の切り換え設定に用いられる。また、油圧モータ1の巻
き上げ油路4には、カウンタバランス弁9が配置され、
巻き下げ時での急峻な吊りの巻き下げを防止するように
なっている。
【0016】巻き上げ油路4におけるカウンタバランス
弁9の前段に相当する圧油入り口側には油圧モータ1の
巻き上げ油路4に供給される圧油の圧力を蓄圧可能なア
キュムレータ10が連通しており、さらにアキュムレー
タ10への圧油の導入側には、アキュムレータ10側に
向けた圧油の流れのみを許容する逆止弁11が介装され
ている。
【0017】油圧モータ1の巻き上げ油路4とカウンタ
バランス弁9とが連通する位置とアキュムレータ10と
の間には、これら油路に連通する油路12が接続されて
おり、この油路12には、アキュムレータ10からの圧
油を油圧モータ1の巻き上げ油路4に供給するのを遮断
する遮断位置と巻き上げ油路4に向け供給する連通位置
に切り換えられる供給ソレノイド弁13が配置されてい
る。供給ソレノイド弁13は、方向切り換え弁7が巻き
上げ、巻き下げ位置に切り換えられたことを圧力スイッ
チ6A、6Bによって検知されるのに応じて遮断位置か
ら連通位置に切り換えられるようになっている。
【0018】油路12における供給ソレノイド弁13の
圧油吐出側には、供給ソレノイド弁13への圧油の流れ
を遮断する逆止弁14が配置されている。
【0019】アキュムレータ10に連通する位置には、
圧力センサ15および排出ソレノイド弁17が配置され
ている。圧力センサ15は、アキュムレータ10の蓄圧
圧力を検知するためのものであり、その検知結果は、後
述する制御部18に出力されるようになっている。排出
ソレノイド弁17は、アキュムレータ10の蓄圧圧力を
タンク16に排出する連通位置とアキュムレータ10と
タンク16との連通を遮断する遮断位置とに切り換え可
能な弁であり、後述する制御部18によって位置を切り
換えられるようになっている。
【0020】制御部18は、図2に示す構成を備えてい
る。図2において制御部18は、マイクロコンピュータ
により主要部が構成されており、図示しないI/Oイン
ターフェースを介して入力側には巻き上げ・巻き下げ切
り換え部6に有する巻き上げ検知スイッチ6Aおよび巻
き下げ検知スイッチ6B、ブーム角度検出器21、ブー
ム長さ検出器30、モーメント検出器22がそれぞれ接
続され、出力側には、供給ソレノイド弁13、排出ソレ
ノイド弁17の各駆動部が接続されている。
【0021】制御部18では、巻き上げ検知スイッチ6
Aおよび巻き下げ検知スイッチ6Bからの信号によりウ
インチ2の動作状態を割り出し、また、ブーム角度検出
器21、ブーム長さ検出器30およびモーメント検出器
22からの信号によりブーム(図示されず)の起伏状態
および吊り荷の荷重をそれぞれ割り出すようになってい
る。制御部18においては、ウインチ2による巻き上げ
操作が行われていない状態で、ブームの倒伏あるいは収
縮による吊り荷の接地状態にあるかどうかを判断し、ブ
ームの倒伏あるいは収縮による吊り荷の接地状態である
ことを判断した場合にはアキュムレータ10の蓄圧圧力
をタンク16に排出するように、排出ソレノイド弁17
の位置を設定する。つまり、ウインチ2による巻き上げ
が行われていない場合に、ブームが倒伏されたことをブ
ーム角度検出器21からの信号により判別し、ブームが
伸縮されたことをブーム長さ検出器30からの信号によ
り判別し、さらにこれらのブームの状態変化によってモ
ーメントが変化した場合をモーメント検出器22からの
信号により演算された荷重データから判別する。これに
より、巻き上げ操作が行われていないときに、ブームの
倒伏状態あるいはブームの収縮によって吊り荷の荷重負
荷が所定値以下となった場合には、吊り荷が接地したと
判断して排出ソレノイド弁17を短時間だけ連通位置に
切り換え、アキュムレータ10とタンク16に連通させ
てアキュムレータ19の蓄圧圧力をタンク16に排出す
る。
【0022】なお、本実施例では、ブレーキ装置3がア
キュムレータ20の蓄圧圧力によって制動を解除される
ようになっている。つまり、アキュムレータ20とブレ
ーキ装置3のシリンダとの間に位置する油路には、ブレ
ーキ装置3のシリンダ内から圧油をタンクに排出する排
出位置とアキュムレータ20からブレーキ装置3のシリ
ンダ内に圧油を供給する供給位置とに切り換え可能なブ
レーキ解除弁19が配置されている。ブレーキ解除弁1
9は、方向切り換え弁7に導入される圧力をパイロット
圧として位置を切り換えられるようになっており、通常
は、ブレーキ装置3のシリンダとタンクとが連通する排
出位置に設定されている。これにより、ブレーキ装置3
は、バネの付勢によってウインチ2の巻き胴と摩擦係合
状態となり制動することができる。方向切り換え弁7が
巻き上げ・巻き下げいずれかを設定された場合には、油
圧ポンプ8からの圧油の圧力をパイロット圧として位置
が切り換えられ、制動が解除される。
【0023】本実施例は以上のような構成であるから、
方向切り換え弁7が巻き上げ位置に設定された場合に
は、油圧ポンプ8から圧油がカウンタバランス弁9を介
して油圧モータ1の巻き上げ油路4に供給されるととも
に逆止弁11を通過する圧油によってアキュムレータ1
0が蓄圧される。アキュムレータ10の蓄圧圧力は圧力
センサ15によって検知され、その検知結果が制御部1
8に出力される。制御部18では、アキュムレータ10
の蓄圧圧力が所定圧力にない場合には図示しない警報部
を介して警告する。ウインチ2による巻き上げ時、制御
部18では、ブーム角度検出器21、ブーム長さ検出器
30、モーメント検出器22からの信号により吊り荷の
接地がないことを判断するので、排出ソレノイド弁17
での位置切り換えが行われない。
【0024】ウインチ2の巻き上げが中断された場合に
は、供給ソレノイド弁13が巻き上げ検知スイッチ6
A、巻き下げ検知スイッチ6Bからの信号がないことを
前提として初期位置に切り換わる。このため、油圧モー
タ1の巻き上げ油路4内が逆止弁14によって遮断され
るので、供給ソレノイド弁13の逆止弁11がゴミ噛み
等によりシート不良を起こし、アキュムレータ10内の
圧油が抜けてしまった状態で再度、巻き上げあるいは巻
き下げ操作が行われた際に巻き上げ油路4内の圧油がア
キュムレータ側へ逆流することによる巻き上げ油路内で
の圧力上昇の遅延が原因する吊り荷の自重落下が防止さ
れる。しかも、再度、巻き上げ操作が行われると、供給
ソレノイド弁13が連通位置に切り換えられるので、ア
キュムレータ10からの蓄圧圧力が巻き上げ油路14に
供給される。これにより、巻き上げ油路4内での圧力低
下が防止されるので、巻き上げ油路4内の圧力を吊り荷
の自重落下が生じない圧力に維持することができる。
【0025】一方、方向切り換え弁7が巻き下げ位置に
切り換えられた場合には、油圧モータ1の巻き下げ油路
5に対して油圧ポンプ8からの圧油が供給され、カウン
タバランス弁9により緩やかな油圧モータ1の回転が行
われる。方向切り換え弁7の位置切り換えは、巻き下げ
検知スイッチ6Bによって検知され、供給ソレノイド弁
13が連通位置に切り換えられる。これにより、巻き下
げ時においても、アキュムレータ10の圧油が油圧モー
タ1の巻き上げ油路4に供給されるので、油圧モータ1
の巻き下げ油路5に対峙した圧力が巻き上げ油路4に作
用することになり、吊り荷の荷重による巻き下げ方向の
急速な回転が抑止されて吊り荷の自重落下が防止され
る。
【0026】ところで、ブームの起伏や収縮によって吊
り荷が接地する場合もあり、この場合に巻き下げ操作す
ると、アキュムレータ10からの圧油が巻き上げ油路4
に供給された場合に巻き上げ油路4の圧力が影響して巻
き上げ状態となることがある。そこで本実施例では、制
御部18においてブーム角度、ブームの収縮によるモー
メントの変化から吊り荷の荷重を演算し、巻き上げ操作
時でないときに吊り荷の荷重負荷が所定値以下にあると
きには、吊り荷が接地したと判断して短時間だけ排出ソ
レノイド弁17を排出位置に切り換える。これによりア
キュムレータ10の蓄圧圧力がタンク16に排出され、
アキュムレータ10と巻き上げ油路4とが供給ソレノイ
ド弁13を介して連通しても、アキュムレータ10の蓄
圧圧力が巻き上げ油路4に作用しないようにできるの
で、不用意に吊り荷が巻き上げられることがない。
【0027】なお、上記実施例では、油圧パイロット式
の方向切り換え弁7を設けた構成を説明したが、これに
代えて、手動式の方向切り換え弁を用いることも可能で
ある。この場合には、圧力スイッチが用いられる巻き上
げ検知スイッチ6Aおよび巻き下げ検知スイッチ6Bに
代えて方向切り換え弁のスプールの移動位置によって作
動されるリミットスイッチあるいは近接スイッチを用い
ることが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、油圧モータの巻き上げ・巻き下げ時、油圧
モータとカウンタバランス弁との間の巻き上げ油路に対
して上記供給ソレノイド弁が連通位置に切り換えられて
アキュムレータからの圧油を上記油圧モータの巻き上げ
油路に供給できるので、吊り荷の自重落下を生じさせな
い圧力が油圧モータの巻き上げ油路に供給されて吊り荷
の自重落下を防止できる。
【0029】請求項2記載の発明によれば、油圧モータ
の巻き上げ油路から供給ソレノイド弁側に向けた圧油の
流れを遮断する逆止弁を設けたので、油圧モータの巻き
上げ油路から不用意にアキュムレータに圧油が流れるの
が防止され、油圧モータの巻き上げ油路の圧力上昇が遅
くなることによる吊り荷の自重落下の発生を防止するこ
とができる。
【0030】請求項3記載の発明によれば、制御部が、
ウインチによる巻き上げ操作がない状態で上記ブーム角
度検出手段、ブーム長さ検出手段およびモーメント検出
手段からの信号により、吊り荷の荷重を演算し、吊り荷
が接地したと判断した場合に上記排出ソレノイド弁によ
り上記アキュムレータの蓄圧圧力を短時間だけタンクに
排出するようになっているので、吊り荷が接地した状態
では油圧モータの巻き上げ油路にアキュムレータからの
蓄圧圧力が作用しないようにして接地状態での巻き下げ
操作時に不用意な巻き上がり動作が行われるのを防止で
きる。
【0031】請求項4記載の発明によれば、アキュムレ
ータの蓄圧圧力を監視しているので、ウインチの巻き上
げ操作開始時、アキュムレータからの圧油の圧力が所定
圧力にないことが原因して油圧モータの巻き上げ動作が
遅れてしまうのを防止して吊り荷の自重落下を未然に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例によるクレーン用ウインチ作動装
置に用いられる油圧制御回路を説明するための図であ
る。
【図2】図1に示した油圧制御回路に用いられる制御部
の構成を説明するためのブロック図である。
【図3】クレーン用ウインチ作動装置に用いられる油圧
制御回路の従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 油圧モータ 2 ウインチ 3 ブレーキ装置 4 油圧モータの高圧側油路に相当する巻き上げ
油路 5 カウンタバランス弁 7 巻き上げ・巻き下げ切り換え部 8 方向切り換え弁 11 定圧供給油路に相当するバイパス油路 12 定圧制御弁 13、15逆止弁 14 アキュムレータ 18 圧力センサ 20 定圧排除弁 21 制御部 22 ブーム角度検出器 23 モーメント検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B66D 1/54 B66D 1/54 Q

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧モータとカウンタバランス弁とを備
    え、巻き上げ・巻き下げ指令に応じて上記油圧モータの
    巻き上げ油路あるいは巻き下げ油路に圧油を供給するク
    レーン用ウインチ作動装置において、 上記巻き上げ油路中における上記カウンタバランス弁の
    前段に連通し、上記油圧モータの巻き上げ油路に供給さ
    れる圧油の圧力を蓄圧可能なアキュムレータと、 上記アキュムレータへの油路に介装され、上記アキュム
    レータ側に向けた圧油の流れのみを許容する逆止弁と、 上記油圧モータとカウンタバランス弁の間の巻き上げ油
    路と上記アキュムレータとを連通する油路に介装されて
    いて、上記アキュムレータからの圧油の供給を遮断する
    遮断位置と上記アキュムレータからの圧油を上記油圧モ
    ータの巻き上げ油路に供給する連通位置とに切り換え可
    能な供給ソレノイド弁と、 上記供給ソレノイド弁の圧油吐出側に配置され、上記油
    圧モータの巻き上げ油路から上記供給ソレノイド弁側に
    向けた圧油の流れを遮断する逆止弁とを備え、 上記油圧モータの巻き上げ・巻き下げ時、上記油圧モー
    タと上記カウンタバランス弁との間の巻き上げ油路に対
    して上記供給ソレノイド弁が上記連通位置に切り換えら
    れて上記アキュムレータからの圧油を上記油圧モータの
    巻き上げ油路に供給することを特徴とするクレーン用ウ
    インチ作動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクレーン用ウインチ作動
    装置において、 上記供給ソレノイド弁の圧油吐出側に配置されていて、
    上記油圧モータの巻き上げ油路から上記供給ソレノイド
    弁側に向けた圧油の流れを遮断する逆止弁は、上記油圧
    モータの巻き上げ油路に供給される圧油が上記アキュム
    レータ側に流れるのを防止することを特徴とするクレー
    ン用ウインチ作動装置。
  3. 【請求項3】 油圧モータとカウンタバランス弁とを備
    え、巻き上げ・巻き下げ指令に応じて上記油圧モータの
    巻き上げ油路あるいは巻き下げ油路に圧油を供給するク
    レーン用ウインチ作動装置において、 上記巻き上げ油路中における上記カウンタバランス弁の
    前段に連通し、上記油圧モータの巻き上げ油路に供給さ
    れる圧油の圧力を蓄圧可能なアキュムレータと、 上記アキュムレータへの油路に介装され、上記アキュム
    レータ側に向けた圧油の流れのみを許容する逆止弁と、 上記油圧モータとカウンタバランス弁の間の巻き上げ油
    路と上記アキュムレータとを連通する油路に介装されて
    いて、上記アキュムレータからの圧油の供給を遮断する
    遮断位置と上記アキュムレータからの圧油を上記油圧モ
    ータの巻き上げ油路に供給する連通位置とに切り換え可
    能な供給ソレノイド弁と、 上記供給ソレノイド弁の圧油吐出側に配置され、上記油
    圧モータの巻き上げ油路から上記供給ソレノイド弁側に
    向けた圧油の流れを遮断する逆止弁と、 上記アキュムレータに連通し、上記アキュムレータの蓄
    圧圧力をタンクへ排出する排出位置と遮断位置とにきり
    換え可能な排出ソレノイド弁と、 入力側に上記ウインチの巻き上げ・巻き下げ操作に応じ
    た信号を出力する巻き上げ検知手段および巻き下げ検知
    手段と、ブーム角度検出手段と、ブーム長さ検出手段お
    よびモーメント検出手段とが接続され、出力側には上記
    排出ソレノイド弁が接続されている制御部とを備え、 上記制御部は、上記ウインチによる巻き上げ操作がない
    状態で上記ブーム角度検出手段、ブーム長さ検出手段お
    よびモーメント検出手段からの信号により、吊り荷の荷
    重を演算し、吊り荷が接地したと判断した場合に短時間
    だけ上記排出ソレノイド弁により上記アキュムレータの
    蓄圧圧力をタンクに排出することを特徴とするクレーン
    用ウインチ作動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のクレーン用ウインチ作動
    装置において、 上記制御部は、上記アキュムレータの蓄圧圧力を検出す
    る圧力センサが接続され、蓄圧圧力が所定値にない時に
    警告することを特徴とするクレーン用ウインチ作動装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013091417A1 (zh) * 2011-12-19 2013-06-27 中联重科股份有限公司 起重机以及控制钢丝绳拉力的方法和液压系统
CN104876105A (zh) * 2015-06-26 2015-09-02 徐州大恒测控技术有限公司 一种手动二级安全制动泄压装置及方法
CN106744434A (zh) * 2016-11-22 2017-05-31 中船华南船舶机械有限公司 起重机超载保护装置
CN109516396A (zh) * 2018-12-27 2019-03-26 江涛 卷扬机备用动力装置
CN112357767A (zh) * 2020-11-20 2021-02-12 中船华南船舶机械有限公司 一种吊钩液压电控上限位系统

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