JPS605149Y2 - ケ−スの給油装置 - Google Patents
ケ−スの給油装置Info
- Publication number
- JPS605149Y2 JPS605149Y2 JP8645079U JP8645079U JPS605149Y2 JP S605149 Y2 JPS605149 Y2 JP S605149Y2 JP 8645079 U JP8645079 U JP 8645079U JP 8645079 U JP8645079 U JP 8645079U JP S605149 Y2 JPS605149 Y2 JP S605149Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- oil
- diameter cylindrical
- cylindrical part
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は４輪駆動式農用トラクタ等のフロントドライブ
部に適したケースの給油装置に関する。
部に適したケースの給油装置に関する。
従来のフロントドライブ部の一例をトラクタの進行方向
と直角な断面部分図である第１図により説明する。
と直角な断面部分図である第１図により説明する。
車輪１のディスクホイール２はアクスルシャフト３の外
側端部（図の右端部）に設けた外向きフランジ部３ａに
複数本のボルト４により締着されている。
側端部（図の右端部）に設けた外向きフランジ部３ａに
複数本のボルト４により締着されている。
シャフト３の内側端部は軸受６を介して揺動ケース７（
ギヤケース）に支持され、中央のセレーション部８には
ベベルギヤ１０が嵌合している。
ギヤケース）に支持され、中央のセレーション部８には
ベベルギヤ１０が嵌合している。
ベベルギヤ１０のボス部は軸受５を介してシャフト３の
ケース１２に支持されており、シャフトケース１２の外
周縁部は複数本のボルト１３によりギヤケース７に締着
され、内周面はシャフト３に嵌合したカラー１４にオイ
ルシール１８を介して嵌合している。
ケース１２に支持されており、シャフトケース１２の外
周縁部は複数本のボルト１３によりギヤケース７に締着
され、内周面はシャフト３に嵌合したカラー１４にオイ
ルシール１８を介して嵌合している。
１１はナツト、１９はＯリング、２４は軸受５のアウタ
ーレースの内側端面に当接する環状プレート、２５は環
状プレート２４をギヤケース７に締着する複数本のボル
トである。
ーレースの内側端面に当接する環状プレート、２５は環
状プレート２４をギヤケース７に締着する複数本のボル
トである。
ベベルギヤ１０は概ね垂直な中間軸１５の下端部に固定
したベベルギヤ１６に噛み合っており、揺動ケース７の
筒状部９は中間軸１５を収容する固定ケース１６の筒状
部１７の下端外周面に下方から回動自在に嵌合している
。
したベベルギヤ１６に噛み合っており、揺動ケース７の
筒状部９は中間軸１５を収容する固定ケース１６の筒状
部１７の下端外周面に下方から回動自在に嵌合している
。
２０は揺動ケース筒状部９に複数本のボルト２１により
締着されたカバー、２２は軸受、２３はオイルシール、
２６はニードル軸受、２８はセレーション部である。
締着されたカバー、２２は軸受、２３はオイルシール、
２６はニードル軸受、２８はセレーション部である。
中間軸１５の上端部は、固定ケース１６の上端面に複数
本のボルト３０により締着したカバー３１に軸受３２を
介して支持され、カバー３１の上端面から一体に突出し
た上向きのキングピン３３にはブツシュ３５を介してナ
ックルアーム３６の穴３４が嵌合している。
本のボルト３０により締着したカバー３１に軸受３２を
介して支持され、カバー３１の上端面から一体に突出し
た上向きのキングピン３３にはブツシュ３５を介してナ
ックルアーム３６の穴３４が嵌合している。
３７はＯリング、３８はグリースニップルである。
ナックルアーム３６は複数本のボルト３９により揺動ケ
ース７に固定しである。
ース７に固定しである。
４４は位置決めピンである。中間軸１５の上端のセレー
ション部４０にはベベルギヤ４１が嵌合し、ギヤ４１に
はドライブシャフト４２の先端に固定したベベルギヤ４
３が噛み合い、シャフト４２を収容したアクスルハウジ
ング４５の先端のフランジ部４６には複数本のボルト４
７により固定ケース１６が締着しである。
ション部４０にはベベルギヤ４１が嵌合し、ギヤ４１に
はドライブシャフト４２の先端に固定したベベルギヤ４
３が噛み合い、シャフト４２を収容したアクスルハウジ
ング４５の先端のフランジ部４６には複数本のボルト４
７により固定ケース１６が締着しである。
５０は軸受、５１はスナップリング、５３は注油栓であ
る。
る。
オイル５５はアクスルハウジング４５のレベルＡまで入
れてあり、各ベベルギヤの噛合部及び軸受６．２２，２
６，５０等を潤滑する。
れてあり、各ベベルギヤの噛合部及び軸受６．２２，２
６，５０等を潤滑する。
ところがこの構造においては、固定ケース１６内の空間
５７は揺動ケース７内の空間５８にニードル軸受２６内
のごく僅かな隙間だけを介して連通しているので、組立
完了時に最初に注油栓５３から入れたオイル５５は揺動
ケース７の底部へごく少量ずつしか流下せず、従って揺
動ケース揺動７内のレベルＡまでオイル５５が溜まるの
に長時間を必要とし、オイルの初期注入時、交換時等に
手間がかかるという問題があった。
５７は揺動ケース７内の空間５８にニードル軸受２６内
のごく僅かな隙間だけを介して連通しているので、組立
完了時に最初に注油栓５３から入れたオイル５５は揺動
ケース７の底部へごく少量ずつしか流下せず、従って揺
動ケース揺動７内のレベルＡまでオイル５５が溜まるの
に長時間を必要とし、オイルの初期注入時、交換時等に
手間がかかるという問題があった。
本考案は上記問題を解決するもので、軸受を介して軸を
内周面に支持する下開き小径筒状部を有する上部ケース
と、前記小径筒状部の外周面にシール部材を介して嵌合
する上開き大径筒状部を有する下部ケースを備え、オイ
ルを上部ケースから下部ケースへ補給するようにしたケ
ースにおいて、上記軸受をシール部材よりも大径筒状内
に入り込んだ低い位置に配置し、小径筒状部の軸受とシ
ール部材との間に、小径筒状部の内外に設けた油路を連
通ずる孔を設けたことを特徴としており、次に図面によ
り説明する。
内周面に支持する下開き小径筒状部を有する上部ケース
と、前記小径筒状部の外周面にシール部材を介して嵌合
する上開き大径筒状部を有する下部ケースを備え、オイ
ルを上部ケースから下部ケースへ補給するようにしたケ
ースにおいて、上記軸受をシール部材よりも大径筒状内
に入り込んだ低い位置に配置し、小径筒状部の軸受とシ
ール部材との間に、小径筒状部の内外に設けた油路を連
通ずる孔を設けたことを特徴としており、次に図面によ
り説明する。
第２図において第１図の符号と同一の符号は対応する部
分を示しており、固定ケース筒状部１７ａ（小径筒状部
）と揺動ケース筒状部９ａ（大径筒状部）の間のオイル
シール２３ａは筒状部９ａの上端内面に設けた僅かに大
径の部分６０に着座している。
分を示しており、固定ケース筒状部１７ａ（小径筒状部
）と揺動ケース筒状部９ａ（大径筒状部）の間のオイル
シール２３ａは筒状部９ａの上端内面に設けた僅かに大
径の部分６０に着座している。
筒状部１７ａにはオイルシール２３ａの上端面にごく僅
かな隙間を隔てて対向するフランジ６１が設けてあり、
フランジ６１よりも下方へ突出した部分６２の外周面６
４は真直な円筒面となっている。
かな隙間を隔てて対向するフランジ６１が設けてあり、
フランジ６１よりも下方へ突出した部分６２の外周面６
４は真直な円筒面となっている。
外周面６４に対向する筒状部９ａの内面６３はアクスル
シャフト３寄り（図の右側）の部分６３ａが下方に向か
い開き、他の部分は外周面６４に対して隙間Ｌ１を隔て
て円筒状に廷び、両筒状部９ａ、１７ａの間には内面６
３ａの部分が広がった筒状の油路６５が形成しである。
シャフト３寄り（図の右側）の部分６３ａが下方に向か
い開き、他の部分は外周面６４に対して隙間Ｌ１を隔て
て円筒状に廷び、両筒状部９ａ、１７ａの間には内面６
３ａの部分が広がった筒状の油路６５が形成しである。
突出部分６２の内周面の下半部６６は上半部６７よりも
僅かに大径で、中間軸１５に嵌合するプツシ−１−２６
ａの着座部となっており、又やや小径の円筒面である上
半部６７は中間軸１５に対して隙間Ｌ２を隔てており、
中間軸１５との間に筒状の油路６８を形成している。
僅かに大径で、中間軸１５に嵌合するプツシ−１−２６
ａの着座部となっており、又やや小径の円筒面である上
半部６７は中間軸１５に対して隙間Ｌ２を隔てており、
中間軸１５との間に筒状の油路６８を形成している。
７０はスナップリングである。
突出部分６２のオイルシール２３ａとブツシュ２６ａの
間の部分には複数個の鋳抜き７１が円周方向に間隔てて
設けてあり、筒状部１７ａの内側の油路６８と外側の油
路６５は孔７１を介して連通している。
間の部分には複数個の鋳抜き７１が円周方向に間隔てて
設けてあり、筒状部１７ａの内側の油路６８と外側の油
路６５は孔７１を介して連通している。
揺動ケース７の上部（図の右上）には空気抜き栓７２（
ボルト）が取り付けである。
ボルト）が取り付けである。
なおケース７の底部のカバー２１ａはケース７と一体で
ある。
ある。
オイル５５は空気抜き栓７２を外した状態で注油栓５３
から入れる。
から入れる。
ハウジング４５から固定ケース１６内に流入してきたオ
イル５５はケース１６内に留まることなく、油路６８、
孔７１、油路６５を通って揺動ケース７の底部に速やか
に流下する。
イル５５はケース１６内に留まることなく、油路６８、
孔７１、油路６５を通って揺動ケース７の底部に速やか
に流下する。
従って揺動ケース７のレベルＡまでオイル５５は短時間
で溜まる。
で溜まる。
以上説明したように本考案によると、固定ケース筒状部
１７ａの内側にその上方の空間５７に連通する油路６８
を設け、外側に揺動ケース７の底部の空間５８に連通ず
る油路６５を設け、筒状部１７ａに両油路６８，６５を
連通する孔７１を設けたので、固定ケース１６内のオイ
ル５５を揺動ケース７内に速やかに流下させることがで
き、オイルの初期注入、オイル交換時等の注油時間を短
縮できる。
１７ａの内側にその上方の空間５７に連通する油路６８
を設け、外側に揺動ケース７の底部の空間５８に連通ず
る油路６５を設け、筒状部１７ａに両油路６８，６５を
連通する孔７１を設けたので、固定ケース１６内のオイ
ル５５を揺動ケース７内に速やかに流下させることがで
き、オイルの初期注入、オイル交換時等の注油時間を短
縮できる。
従来はニードル軸受２６（第１図）に代えてブツシュを
採用することが、軸受２６内をオイル５５が流下する関
係上、不可能であったが、本考案によるとニードル軸受
だけでなく、より安価なブツシュ２６ａを採用すること
ができる。
採用することが、軸受２６内をオイル５５が流下する関
係上、不可能であったが、本考案によるとニードル軸受
だけでなく、より安価なブツシュ２６ａを採用すること
ができる。
第１図は従来の給油装置を採用したフロントドライブ部
のトラクタの進行方向と直角な断面部分図、第２図は本
考案・を採用したフロントドライブ部の第１図の一部に
対応する図である。 ７・・・・・・揺動ケース（下部ケース）、９ａ・・・
・・・揺動ケース筒状部（大径筒状部）、１５・・・・
・・軸、１６・・・・・・固定ケース（上部ケース）、
１７ａ・・・・・・固定ケース筒状部（小径筒状部）、
２３ａ・・・・・・オイルシール（シール部材）、２６
ａ・・・・・・ブツシュ（軸受）、５５・・・・・・オ
イル、６４・・・・・・外周面、６５゜ ６８・・・・・・油路、 ６６・・・・・・内周面、 ７１・・・・・・ 孔。
のトラクタの進行方向と直角な断面部分図、第２図は本
考案・を採用したフロントドライブ部の第１図の一部に
対応する図である。 ７・・・・・・揺動ケース（下部ケース）、９ａ・・・
・・・揺動ケース筒状部（大径筒状部）、１５・・・・
・・軸、１６・・・・・・固定ケース（上部ケース）、
１７ａ・・・・・・固定ケース筒状部（小径筒状部）、
２３ａ・・・・・・オイルシール（シール部材）、２６
ａ・・・・・・ブツシュ（軸受）、５５・・・・・・オ
イル、６４・・・・・・外周面、６５゜ ６８・・・・・・油路、 ６６・・・・・・内周面、 ７１・・・・・・ 孔。
Claims (1)
- 軸受を介して軸を内周面に支持する下開き小径筒状部を
有する上部ケースと、前記小径筒状部の外周面にシール
部材を介して嵌合する上開き大径筒状部を有する下部ケ
ースを備え、オイルを上部ケースから下部ケースへ補給
するようにしたケースにおいて、前記軸受をシール部材
よりも大径筒状部内に入り込んだ低い位置に配置し、小
径筒状部の軸受とシール部材との間に、小径筒状部の内
外に設けた油路を連通ずる孔を設けたことを特徴とする
ケースの給油装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8645079U JPS605149Y2 (ja) | 1979-06-22 | 1979-06-22 | ケ−スの給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8645079U JPS605149Y2 (ja) | 1979-06-22 | 1979-06-22 | ケ−スの給油装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS564059U JPS564059U (ja) | 1981-01-14 |
| JPS605149Y2 true JPS605149Y2 (ja) | 1985-02-16 |
Family
ID=29319680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8645079U Expired JPS605149Y2 (ja) | 1979-06-22 | 1979-06-22 | ケ−スの給油装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS605149Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-06-22 JP JP8645079U patent/JPS605149Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS564059U (ja) | 1981-01-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR20060063695A (ko) | 액슬 어셈블리 내의 피니언 유닛 | |
| JPS605149Y2 (ja) | ケ−スの給油装置 | |
| US4442914A (en) | Front wheel driving device of vehicle | |
| JPS6214445Y2 (ja) | ||
| CN210600093U (zh) | 一种驱动桥用差速器 | |
| JPS6224129Y2 (ja) | ||
| JPS6341226Y2 (ja) | ||
| JPH0116650Y2 (ja) | ||
| JPH047394Y2 (ja) | ||
| JPS621502Y2 (ja) | ||
| JPS602369Y2 (ja) | 平行カルダン式歯車装置 | |
| JPH0322161U (ja) | ||
| US1852226A (en) | Front wheel drive | |
| JPS592979Y2 (ja) | 車両用減速差動装置の潤滑装置 | |
| CN206679067U (zh) | 转向节主销盖 | |
| JPS6335558Y2 (ja) | ||
| JPS6231295Y2 (ja) | ||
| JP2516825Y2 (ja) | ベアリングの支持構造 | |
| JPH0372027U (ja) | ||
| JPH08150806A (ja) | アクスル支持装置 | |
| JPH0810010Y2 (ja) | ホイールハブのエアブリーザ | |
| JP2577872Y2 (ja) | ディファレンシャルのブリーザ機構 | |
| JPH0211205Y2 (ja) | ||
| CA1188546A (en) | Front wheel driving device of vehicle | |
| JPH0828782A (ja) | 給油口用のキャップ |