JPS6051468B2 - 4‐ヒドロキシ‐6‐メチルニコチン酸の製造法 - Google Patents
4‐ヒドロキシ‐6‐メチルニコチン酸の製造法Info
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- JPS6051468B2 JPS6051468B2 JP3055378A JP3055378A JPS6051468B2 JP S6051468 B2 JPS6051468 B2 JP S6051468B2 JP 3055378 A JP3055378 A JP 3055378A JP 3055378 A JP3055378 A JP 3055378A JP S6051468 B2 JPS6051468 B2 JP S6051468B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は4−ヒドロキシー6−メチルニコチン酸〔化合
物(I)と略す〕の新規な製造法に関するものである。
物(I)と略す〕の新規な製造法に関するものである。
この化合物(I)は抗菌作用を有するペニシリン及びセ
フアロスポリン誘導体(例えは特開昭51−11878
8)の原料として有用な化合物である。従来化合物(I
)の製造は4−ヒドロキシー6−メチルー 3 ・ 4
−ジヒドロー2−ピロンとN・N−ジメチルホルムアミ
ドジメチルアセタールとを反応させて3−ジメチルアミ
ノメチレンー6−メチルー4−オキソー 3 ・ 4−
ジヒドロー2−ピロンを得、次いでアンモニア又は第1
級アミンと反応させるとにより行なわれていた〔ジャー
ナルオブ オーガニツクケミストリー(J、Org。
フアロスポリン誘導体(例えは特開昭51−11878
8)の原料として有用な化合物である。従来化合物(I
)の製造は4−ヒドロキシー6−メチルー 3 ・ 4
−ジヒドロー2−ピロンとN・N−ジメチルホルムアミ
ドジメチルアセタールとを反応させて3−ジメチルアミ
ノメチレンー6−メチルー4−オキソー 3 ・ 4−
ジヒドロー2−ピロンを得、次いでアンモニア又は第1
級アミンと反応させるとにより行なわれていた〔ジャー
ナルオブ オーガニツクケミストリー(J、Org。
Chem、)、亙、(8)1145−1148(197
2)〕。しかしこの方法で使用されるN−N−ジメチル
ホルムアミドジメチルアセタールは原料化合物との分離
精製が困難な上、湿気の影響を受けて分解しやすく、か
つ非常に高価であるという欠点を有している。本発明者
たちはかかる技術水準化、鋭意研究した結果、3−置換
アニリノメチレンー6−メチルー4−オキソー 3 ・
4−ジヒドロー2−ピロン〔化合物(Π)と略す〕を
アルカリ性条件下て加水分解して4−ヒドロキシー6−
メチルー2−ピロンー3−カルボアルデヒド〔化合物(
■)と略)す〕を得、次いでアンモニアの存在下アミン
化合物と反応させることによつて化合物(I)が得られ
ることを見出し本発明を完成した。本発明方法を図式化
すると以下の様になる。
2)〕。しかしこの方法で使用されるN−N−ジメチル
ホルムアミドジメチルアセタールは原料化合物との分離
精製が困難な上、湿気の影響を受けて分解しやすく、か
つ非常に高価であるという欠点を有している。本発明者
たちはかかる技術水準化、鋭意研究した結果、3−置換
アニリノメチレンー6−メチルー4−オキソー 3 ・
4−ジヒドロー2−ピロン〔化合物(Π)と略す〕を
アルカリ性条件下て加水分解して4−ヒドロキシー6−
メチルー2−ピロンー3−カルボアルデヒド〔化合物(
■)と略)す〕を得、次いでアンモニアの存在下アミン
化合物と反応させることによつて化合物(I)が得られ
ることを見出し本発明を完成した。本発明方法を図式化
すると以下の様になる。
(式中Rはニトロ基、低級アルコキシ基又はハロゲン原
子を表わす。)ここに低級アルコキシ基としてはメトキ
シ基、エトキシ基、ブトキシ基、ヘキシルオキシ基等が
、またハロゲン原子としては臭素原子、塩素原子等が挙
げられる。
子を表わす。)ここに低級アルコキシ基としてはメトキ
シ基、エトキシ基、ブトキシ基、ヘキシルオキシ基等が
、またハロゲン原子としては臭素原子、塩素原子等が挙
げられる。
本発明で使用される化合物(■)は4−ヒドロキシー6
−メチルー3・4−ジヒドロー2−ピロンを置換アニリ
ンと反応させることによつて得ることができる〔例えば
モナートシエフテ フェアヘミー(MOnatshCh
em)、回慶963〜971(1975)〕。
−メチルー3・4−ジヒドロー2−ピロンを置換アニリ
ンと反応させることによつて得ることができる〔例えば
モナートシエフテ フェアヘミー(MOnatshCh
em)、回慶963〜971(1975)〕。
本発明方法によれば前記欠点を有するN−N−ジメチル
ホルムアミドジメチルアセタールを使用することなく、
かつより良い収率で化合物(1)を得ることができ、工
業的にすぐれた方法である。
ホルムアミドジメチルアセタールを使用することなく、
かつより良い収率で化合物(1)を得ることができ、工
業的にすぐれた方法である。
また、化合物(■)を製造するのに使用される置換アニ
リンが化合物(■)の加水分解時に高収率で回収され、
再度使用できるという利点を有している。本発明方法は
具体的には、化合物(■)を炭酸カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸水素ナトリウ.ム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等の水溶液中で加熱、好ましくは加熱還流下
加水分解し、次いで生じた結晶をアンモニアの存在下ジ
メチルアミン、ジエチルアミン等のアミン化合物と反応
させることによつて行なわれる。
リンが化合物(■)の加水分解時に高収率で回収され、
再度使用できるという利点を有している。本発明方法は
具体的には、化合物(■)を炭酸カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸水素ナトリウ.ム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等の水溶液中で加熱、好ましくは加熱還流下
加水分解し、次いで生じた結晶をアンモニアの存在下ジ
メチルアミン、ジエチルアミン等のアミン化合物と反応
させることによつて行なわれる。
次に実施例により本発明方法をさらに詳細に説明する。
実施例1(a)6−メチルー3−バラニトロアニリノメ
チレンー4−オキソー3●4−ジヒドロー2−ピロン8
22y、水1600m1及び炭酸カリウム80yの混液
を1時間加熱還流する。
チレンー4−オキソー3●4−ジヒドロー2−ピロン8
22y、水1600m1及び炭酸カリウム80yの混液
を1時間加熱還流する。
析出するバラニトロアニリンの結晶を戸去した後、枦液
を塩酸でPHlに調整し、析出する結晶を戸取して水洗
する。枦液をさらにジクロロメタンで抽出し、抽出液を
蒸発乾固し、さきに得られた結晶と合することにより、
4−ヒドロキシー6−メチルー2−ピロンー3−カルボ
アルデヒド41.5y(収率90%)を得る。融点10
6〜10rC 核磁気共鳴スペクトル(d(,−DMSO)δ (Pp
m):2.26(3H..s1−CH3)6.29(1
H..s15位のH)約6.8(1H1プロード、−0
H)9.82(1H,.s1−CHO)・) (a)で
得られた生成物30.8f1を水180nt及び28%
アンモニア60mtの混液に加える。
を塩酸でPHlに調整し、析出する結晶を戸取して水洗
する。枦液をさらにジクロロメタンで抽出し、抽出液を
蒸発乾固し、さきに得られた結晶と合することにより、
4−ヒドロキシー6−メチルー2−ピロンー3−カルボ
アルデヒド41.5y(収率90%)を得る。融点10
6〜10rC 核磁気共鳴スペクトル(d(,−DMSO)δ (Pp
m):2.26(3H..s1−CH3)6.29(1
H..s15位のH)約6.8(1H1プロード、−0
H)9.82(1H,.s1−CHO)・) (a)で
得られた生成物30.8f1を水180nt及び28%
アンモニア60mtの混液に加える。
直ちに結晶が析出するが、これに40%ジメチルアミン
水溶液44mtを加えて結晶が完全に溶解するまでかき
まぜ、さらに2時間室温でかきまぜる。次いでアンモニ
アを減圧留去し、濃塩酸でPHを1に調整した後、析出
する結晶を泊取し水洗後風乾すると4−ヒドロキシー6
−メチルニコチン酸17.8g(収率85%)が得られ
る。融点283〜284℃ (水で再結晶、カーボン使用) 核磁気共鳴スペクトル(D6−DMSO)δ(Ppm)
:2.36(3H..s1−CH3)6.59(1H.
.s15位のH)8.48(1H..s12位のH)約
12.5(1H1プロード、−COOH)1!.料の製
造4−ヒドロキシー6−メチルー2−ピロン50.4y
1バラニトロアニリン55.2y1オルトギ酸エチル2
40Tn1及びエタノール240mLの混液を1時間加
熱還流し、析出する結晶を冷却後淵取する。
水溶液44mtを加えて結晶が完全に溶解するまでかき
まぜ、さらに2時間室温でかきまぜる。次いでアンモニ
アを減圧留去し、濃塩酸でPHを1に調整した後、析出
する結晶を泊取し水洗後風乾すると4−ヒドロキシー6
−メチルニコチン酸17.8g(収率85%)が得られ
る。融点283〜284℃ (水で再結晶、カーボン使用) 核磁気共鳴スペクトル(D6−DMSO)δ(Ppm)
:2.36(3H..s1−CH3)6.59(1H.
.s15位のH)8.48(1H..s12位のH)約
12.5(1H1プロード、−COOH)1!.料の製
造4−ヒドロキシー6−メチルー2−ピロン50.4y
1バラニトロアニリン55.2y1オルトギ酸エチル2
40Tn1及びエタノール240mLの混液を1時間加
熱還流し、析出する結晶を冷却後淵取する。
次いでエタノールで洗浄し、風乾すると6−メチルー3
−バラニトロアニリノメチレンー4−オキソー3・4−
ジヒドロー2−ピロン99.0y(収率90.3%)が
得られる。融点270℃
−バラニトロアニリノメチレンー4−オキソー3・4−
ジヒドロー2−ピロン99.0y(収率90.3%)が
得られる。融点270℃
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rはニトロ基、低級アルコキシ基又はハロゲン原
子を表わす。 )で示される3−置換アニリノメチレン−6−メチル−
4−オキソ−3・4−ジヒドロ−2−ピロンをアルカリ
性条件下で加水分解して4−ヒドロキシ−6−メチル−
2−ピロン−3−カルボアルデヒドを得、次いでアンモ
ニアの存在下アミン化合物と反応させることを特徴とす
る4−ヒドロキシ−6−メチルニコチン酸の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3055378A JPS6051468B2 (ja) | 1978-03-17 | 1978-03-17 | 4‐ヒドロキシ‐6‐メチルニコチン酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3055378A JPS6051468B2 (ja) | 1978-03-17 | 1978-03-17 | 4‐ヒドロキシ‐6‐メチルニコチン酸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54125678A JPS54125678A (en) | 1979-09-29 |
JPS6051468B2 true JPS6051468B2 (ja) | 1985-11-14 |
Family
ID=12306976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3055378A Expired JPS6051468B2 (ja) | 1978-03-17 | 1978-03-17 | 4‐ヒドロキシ‐6‐メチルニコチン酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6051468B2 (ja) |
-
1978
- 1978-03-17 JP JP3055378A patent/JPS6051468B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54125678A (en) | 1979-09-29 |
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