JPS6051436B2 - グラスランの製造方法 - Google Patents
グラスランの製造方法Info
- Publication number
- JPS6051436B2 JPS6051436B2 JP56083368A JP8336881A JPS6051436B2 JP S6051436 B2 JPS6051436 B2 JP S6051436B2 JP 56083368 A JP56083368 A JP 56083368A JP 8336881 A JP8336881 A JP 8336881A JP S6051436 B2 JPS6051436 B2 JP S6051436B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- base material
- glass
- resin layer
- glass run
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、昇降用窓ガラスを有する自動車のドアサツ
シユに取り付けて使用するグラスランの製造方法に関す
る。
シユに取り付けて使用するグラスランの製造方法に関す
る。
昨今のグラスランは、従来の植毛タイプに代つて、第1
〜2図に示すように、ゴム又は合成樹脂の基材1のガラ
ス摺動部位面に、PE、PP等の滑性を有する合成樹脂
層2が形成されたものや、基材3がガラス摺動部位面を
予め断面波形に押出しておき、その波形而上にウレタン
系等の滑性を有する塗膜4が形成されたものが、主とし
てコスト上の見地から出回つている。
〜2図に示すように、ゴム又は合成樹脂の基材1のガラ
ス摺動部位面に、PE、PP等の滑性を有する合成樹脂
層2が形成されたものや、基材3がガラス摺動部位面を
予め断面波形に押出しておき、その波形而上にウレタン
系等の滑性を有する塗膜4が形成されたものが、主とし
てコスト上の見地から出回つている。
ところが、ガラス面と摺動面との接触状態において、前
者が面であり、後者が線であるため、第4図に示すよう
に、従来の植毛タイプに比して摺動荷重が高い。
者が面であり、後者が線であるため、第4図に示すよう
に、従来の植毛タイプに比して摺動荷重が高い。
さらに後者においては、基材の摺動部位を波形に押出す
ため、ダイの摩耗により波−形の突起部が欠けやすく、
また、塗膜を形成する場合に波形の凸部の膜厚が薄く凹
部の膜厚が厚くなつて均一な塗膜を波形而上に形成する
ことが困難で生産性に問題があるとともに、凸部の塗膜
が摩耗して基材面が露出し急激に摺動荷重が高くなる不
具合を生じる。この発明は、上記にかんがみて、摺動荷
重が植毛タイプと略同じで、かつ使用中に摺動荷重が急
激に高くならないグラスランを得ることができ、しかも
生産性も良好なグラスランの製造方法を提供することを
目的とする。
ため、ダイの摩耗により波−形の突起部が欠けやすく、
また、塗膜を形成する場合に波形の凸部の膜厚が薄く凹
部の膜厚が厚くなつて均一な塗膜を波形而上に形成する
ことが困難で生産性に問題があるとともに、凸部の塗膜
が摩耗して基材面が露出し急激に摺動荷重が高くなる不
具合を生じる。この発明は、上記にかんがみて、摺動荷
重が植毛タイプと略同じで、かつ使用中に摺動荷重が急
激に高くならないグラスランを得ることができ、しかも
生産性も良好なグラスランの製造方法を提供することを
目的とする。
この発明の要旨は、ゴム又は合成樹脂の基材の平坦なガ
ラス摺動部位面に材料を押し出して熱融着させながら滑
性を有する合成樹脂層を形成し、さらに、この合成樹脂
層の表面に熱軟化状態にある内に網目のローレット加工
を施すグラスランの製造方法にある。
ラス摺動部位面に材料を押し出して熱融着させながら滑
性を有する合成樹脂層を形成し、さらに、この合成樹脂
層の表面に熱軟化状態にある内に網目のローレット加工
を施すグラスランの製造方法にある。
以下、この発明の方法を、図例に基づいて説明する。
(1)SBR9EPDM等のゴム又はPVC等の合成樹
脂材料を押出して基材1を成形する。
脂材料を押出して基材1を成形する。
このとき、基材1のガラス摺動部位面、即ちリップ部6
、6表面、及び基底部7表面は平坦である。(2)上記
摺動部位面に、高温(基材がEPDM)合成樹脂層がP
Eの場合約240℃)で溶融材料を押出して熱融着させ
ながら滑性を有する合成樹脂層Ba、8b(厚み0.3
〜1.077Z77lを)を形成する。
、6表面、及び基底部7表面は平坦である。(2)上記
摺動部位面に、高温(基材がEPDM)合成樹脂層がP
Eの場合約240℃)で溶融材料を押出して熱融着させ
ながら滑性を有する合成樹脂層Ba、8b(厚み0.3
〜1.077Z77lを)を形成する。
このとき、合成樹脂材料は、基材1と熱融着可能なもの
を用い、基材がEPDMの場合、PE,PP等のポリオ
レフィンとする。(3)上記押出されて熱軟化状態(P
Eの場合押出し直後から3[株]の間)にある合成樹脂
層8a,8bの表面に網目のローレット加工を施す。
を用い、基材がEPDMの場合、PE,PP等のポリオ
レフィンとする。(3)上記押出されて熱軟化状態(P
Eの場合押出し直後から3[株]の間)にある合成樹脂
層8a,8bの表面に網目のローレット加工を施す。
さらに詳しくは第5〜7図に示すように、まずリップ部
6,6をリップ部保持体11で下側から保持しながら第
1ローレット12でリップ部の合成樹脂層8a,8b表
面に網目を付け、次に、基底部7を基底部保持体13で
下側から保持しながら第2ローレット15で基底部の合
成樹脂層8b表面に網目を付ける。なお、この順序は逆
であつてもよい。また、各保持体11,13は基材1が
容易に走行可能なように非常に摩擦係数の小さなフルオ
ロカーボン樹脂(テフロン)等を用いる。ローレット1
2,15の材質は金属製とし、網目の凸部形状は半円球
状、角錐状等何であつてもよい。この発明のグラスラン
の製造方法は、下記のよ−うな効果を奏する。
6,6をリップ部保持体11で下側から保持しながら第
1ローレット12でリップ部の合成樹脂層8a,8b表
面に網目を付け、次に、基底部7を基底部保持体13で
下側から保持しながら第2ローレット15で基底部の合
成樹脂層8b表面に網目を付ける。なお、この順序は逆
であつてもよい。また、各保持体11,13は基材1が
容易に走行可能なように非常に摩擦係数の小さなフルオ
ロカーボン樹脂(テフロン)等を用いる。ローレット1
2,15の材質は金属製とし、網目の凸部形状は半円球
状、角錐状等何であつてもよい。この発明のグラスラン
の製造方法は、下記のよ−うな効果を奏する。
(a)この発明の方法により得たグラスランは、ガラス
摺動面が網目状の凹凸面となつてガラスとの接触状態が
点となり、第4図に示すように摺動荷重が植毛タイプの
ものと略同一で低い。
摺動面が網目状の凹凸面となつてガラスとの接触状態が
点となり、第4図に示すように摺動荷重が植毛タイプの
ものと略同一で低い。
(b)この発明の方法により得たグラスランは、基材の
平坦なガラス摺動部位面上に滑性を有する表面凹凸の合
成樹脂層を有するので、凸部の摩耗によつて基材が露出
することなく、使用中に急激に摺動荷重が高くならない
。(C)この発明のグラスランの製造方法は、基材のガ
ラス摺動部位面を波形に押出する必要がなく、表面の凹
凸面を、合成樹脂層の押出装置に連続する簡単な装置、
即ちローレットにより簡単に形成できるので生産性も良
好である。
平坦なガラス摺動部位面上に滑性を有する表面凹凸の合
成樹脂層を有するので、凸部の摩耗によつて基材が露出
することなく、使用中に急激に摺動荷重が高くならない
。(C)この発明のグラスランの製造方法は、基材のガ
ラス摺動部位面を波形に押出する必要がなく、表面の凹
凸面を、合成樹脂層の押出装置に連続する簡単な装置、
即ちローレットにより簡単に形成できるので生産性も良
好である。
第1〜2図はそれぞれ従来のグラスランの部分斜視図、
第3図はこの発明の方法で製造したグラスランの一例を
示す部分斜視図、第4図A,Bはそれぞれ摺動荷重曲線
グラフ図とその操作位置を示すドア概略図、第5図はこ
の発明の方法に使用するローレット加工装置の概略正面
図、第6図は第5図の■−■線断面図、第7図は第5図
の■一■線断面図である。 1・・・・・・基材、2,8・・・・・・合成樹脂層、
6・・・・・・リップ部、7・・・・・・基底部、8a
,8b・・・・・・合成樹脂層、11・・・・・・リッ
プ部保持体、12・・・・・・第1ローレット、13・
・・・・・基底部保持体、15・・・・・・第2ローレ
ット。
第3図はこの発明の方法で製造したグラスランの一例を
示す部分斜視図、第4図A,Bはそれぞれ摺動荷重曲線
グラフ図とその操作位置を示すドア概略図、第5図はこ
の発明の方法に使用するローレット加工装置の概略正面
図、第6図は第5図の■−■線断面図、第7図は第5図
の■一■線断面図である。 1・・・・・・基材、2,8・・・・・・合成樹脂層、
6・・・・・・リップ部、7・・・・・・基底部、8a
,8b・・・・・・合成樹脂層、11・・・・・・リッ
プ部保持体、12・・・・・・第1ローレット、13・
・・・・・基底部保持体、15・・・・・・第2ローレ
ット。
Claims (1)
- 1 ゴム又は合成樹脂の基材の平坦なガラス摺動部位面
に溶融材料を押し出して熱融着させながら滑性を有する
合成樹脂層を形成するグラスランの製造方法において、
押出し直後で熱軟化状態にある前記合成樹脂層の表面に
網目のローレット加工を施すことを特徴とするグラスラ
ンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56083368A JPS6051436B2 (ja) | 1981-05-29 | 1981-05-29 | グラスランの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56083368A JPS6051436B2 (ja) | 1981-05-29 | 1981-05-29 | グラスランの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57197158A JPS57197158A (en) | 1982-12-03 |
JPS6051436B2 true JPS6051436B2 (ja) | 1985-11-13 |
Family
ID=13800478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56083368A Expired JPS6051436B2 (ja) | 1981-05-29 | 1981-05-29 | グラスランの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6051436B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010274913A (ja) * | 2003-09-17 | 2010-12-09 | Tokai Kogyo Co Ltd | 長尺装飾部材、及びその製造方法 |
-
1981
- 1981-05-29 JP JP56083368A patent/JPS6051436B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010274913A (ja) * | 2003-09-17 | 2010-12-09 | Tokai Kogyo Co Ltd | 長尺装飾部材、及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57197158A (en) | 1982-12-03 |
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