JPS6050296B2 - 船舶における水温測定方式 - Google Patents

船舶における水温測定方式

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JPS6050296B2
JPS6050296B2 JP12946479A JP12946479A JPS6050296B2 JP S6050296 B2 JPS6050296 B2 JP S6050296B2 JP 12946479 A JP12946479 A JP 12946479A JP 12946479 A JP12946479 A JP 12946479A JP S6050296 B2 JPS6050296 B2 JP S6050296B2
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JP
Japan
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water temperature
sound
ship
sound wave
sonic
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JP12946479A
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JPS5653428A (en
Inventor
磯一 田中
晋 片山
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Koden Electronics Co Ltd
Original Assignee
Koden Electronics Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 航行しつつある船舶において広範な目標深度の水温を測
定することは、調査船における潮流の解析や漁船におけ
る漁群の回遊路の予測などのために極めて重要な事項で
ある。
この水温の測定は船底付近に装備した水温センサーによ
つて行う方法が実施されているが、これでは水温センサ
ーの装備位置の水温しか得られず任意の深度の水温は測
定出来ない。
従つて任意の深度の水温を測るためには、船上からその
目標深度に温度センサーを吊り下げる必要があるが、こ
れは一般に停船時にのみ行なわれている。
航行中にこれを行うものとして曳航型の温度センサー等
があるが、これは前途による水流に逆つてこれを船底下
方の一定深度に保つため大がかりな装置が必要となる。
この発明は上記のような吊り下け型又は曳航型センサー
を用いずに、広範な目標深度の水温を測定する新規な水
温測定方式を提供するもので、船舶の航行、漁船の操業
に殆んど影響がなく、極めて容易に測定可能な特徴を有
するものである。
以下図面によつて説明する。第1図はこの発明の一実施
例の構成図で、船舶の船底1に、第1および第2音波送
波器3および4を、これらの間に適当な距離を保つて設
ける。さらに船底1には水温センサー7と音速センサー
8を設ける。なお2は水面である。これらの音波送波器
3、4とセンサー7、 8とは制御部10に接続される
が、この制御部は第2図のブ冶ツク系統図の如き構成よ
りなつている。
第2図でFISは第1音波送信器で、タイミング回路T
Cが指令する時間だけ周波数F1側えば250KH2の
パルス波を前記第1の音波送波器3に供給する。次にF
2Sは第2の音波送信器で、上記と同様にタイミング回
路TCの指示時間だけ周波数F2例ヨえば200KH2
のパルス波を前記の第2音波送波器4に供給する。第1
および第2音波送波器3、4からの音波は、それぞれ3
、および4、の指向方向に向けて発射されるが、これは
32および40に示すようiに尖鉛なビームが望ましい
なおこの第1音波ビーム30と第2音波ビーム40は、
これらの音波ビームの交点5で重なり合うように、タイ
ミング回路TCによつて、パルス波の発射時刻が制御さ
れる。従つて第1音波ビーム3。
は水中に圧力波を作りながら31方向に伝わつていき、
第2音波ビーム4。がこれと重なり合つてこれら交点5
にて、伝ぱん速度の変動が起き、第2音波のエコーが交
点5付近に発生する。このエコーの一部43は、4が送
受波器よりなるため、これで受波され第2音波受信器F
2Rで増幅、検波、整形後この出力は演賛回路CPUに
供給される。なお音波送波器3および4の指向方向31
,41は第1図のように、水温測定の要する水中深度位
置で交交するように、その指向特性を必要に応じて調節
できるようにすることもできる。
次に前記第2音波送波器4が発射する音波の一部は、船
底付近の水中音速測定用ビーム44となり、これが音速
センサー8にて、受波され音速検出用受信器F2Cで、
増幅、検波、整形され、この出力も前記の演算回路CP
Uに供給される。
ここで測定される音速はほぼ船速および船底付近の深度
における水温と塩分濃度とによつてきまる値であるので
、これはこの発明に必要な水中音速測定の一つの規準値
となる。次の水温センサー7は船底付近の深度における
水温を直接測定するもので、例えばサーミスタとその付
属回路とよりなり、その検出値は前記音速センサー8と
同様に、演算回路CPUに供給さ−れ、この発明に必要
な水温測定の一つの規準値となる。
次に演算回路CPUは、タイミング回路TCから供給さ
れる各音波の発射タイミングと第2音波受信器F2Rお
よび音速検出用受信器F2Cの音波!到来時刻、水温セ
ンサー7の検出量を入力とし、これらを演算し最終的に
音波送波器3および4よりのビーム指向方向から定まる
深度付近における水温を表示器PRに表示する。
この発明は以上のように、第2音波ビーム4。
3の発振時刻からエコー43の到来時刻までの所要時間
の測定値が音波ビームの交点5と第2音波受波器4との
距離に対応した値として得られる。
この水中での音波の伝ぱん速度は、一般には海水の弾性
率を海水密度で割つた平方根に比例した値に4なるが、
これは水温、塩分等によつて変化するとともに、船舶が
航行中のときは、この船速によつても、見かけの伝ぱん
速度が変る。しかしこの発明においては、音波センサー
8で船底深度における船速の影響および塩分含有量と水
温の変動にもとずく音速が検出できるし、かつ水温セン
サー7て船底付近の水温を測定し、これを演算回路CP
Uに導入してエコー43の到来時刻を補正するので、伝
ぱん経路の平均的な水温の船底付近における値との相対
値が表示器PRに表示できるわけである。従つて前記の
ように、第1および第2音波送波器3,4の指向方向を
変えることによつて音速ビ)−ムの交点5の位置を変え
れば船舶の航行中においても、船底下方の広い範囲にわ
たる深度別の平均的水温を測定することができるわけで
ある。
なお測定地点付近の水深に対する塩分濃度等の従来デー
タがあれば、これも演算回路に導入することにより、よ
り正確な測定が可能となる。以上の説明は、第2音波の
エコー43の到来時間を測定する例であるが、これは第
1および第2音波のヒートのエコーを用いても可能であ
る。以下この実施例を第3図および第4図にて説明する
。第3図にて、第1音波ビーム3。
と第2のビーム42とが重なり合うところ5からは、微
弱であるが第1および第2音波の周波数F1およびF2
の和又は差の周波数の音波が発生することが知られてい
る。例えばF1=250KHz,F2=200KHzと
すれば、このヒートのエコーの周波数は主として次の二
つとなる。
250KHz+200KHz=450KHz250KH
z−200KHz=50KHz従つて上記の何れかのヒ
ートのエコーを船底1に設けたヒートのエコー受波器9
で受波し、第4図のヒートのエコー受信器FBRにて増
幅、検波、整形し演算回路CPUに加える。
なおこれ以外の構成は第1図、第2図と同様であり、こ
れらと同一番号、同一記号のものは、同一構成要素であ
り、その動作は第1および第2図の場合と同様である。
この実施例では、第1および第2音波周波数と異なる周
波数のヒートを受波し測定するので、発射音波の混入が
少なく、受信エコーは極めて明瞭となる特徴がある。
次の第5図は、この実施例における第1および第2音波
とヒートのエコーの時間間係を示すもので、32Sは第
1音波ビーム3。
の発射音波であり、これは発射開始時間t=oよりt1
の間だけ発射される。又4.Sは第2音波ビーム42の
発射音波で、これは上記32と時間的に重なり合うよう
タイミング回路TCで調整され、T2なる時間だけ発射
される。44Rは音速センサー8の受信音波であり、こ
れは上記の4。
S音波の発射開始後TO時間に到来する。又、51Rは
ヒートのエコー受波器9に到来したヒートのエコー(振
幅a)で、前記42Sの発射開始後Tx時間後に到来す
るので、このTxを測定し、演算回路CPUで各種の補
正を行い最終的に水温がPRに表示されるのである。以
上説明したように、この発明は航行しつつある船舶にお
いて、吊り下げ型又は曳航型の温度センサーを使用しな
いので、船舶の航行や漁船の操業に影響せず極めて容易
に広範な目標とする深度の水温測定を正確に行うことが
可能でありその効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明方式の実施例の構成図、第2図はこの
発明に使用する制御部のブロック系統図、第3図はこの
発明の他の実施例の構成図、第4図は第3図の実施例に
使用する制御部のブロック系統図、第5図は第3図の実
施例における各音波とヒートのエコーとの時間の関係を
示す図である。 1・・・・・・船底、2・・・・・・水面、3,4・・
・・・・第1および第2の音波送波器、5・・・・・・
音波ビームの交点、7・・・・・・水温センサー、8・
・・・・・音速センサー、9・・・・・・ヒートのエコ
ー受波器、10,11・・・・・制御部、31,41・
・・・第1および第2音波の指向方向、32,42・・
・・第1および第2音波ビーム、43・・・・・第2音
波のエコー、44・・・・船底付近の音速測定用ビーム
、51・・・・第1および第2音波によるヒートのエコ
ー、FlS,F2S・・・・・・第1および第2音波送
信器、F2R・・・・・・第2音波送信器、FBR・・
・・・・ヒートのエコー受信器、F2C・・・・・・音
速検出用受信器、TC・・・・・・タイミング回路、C
PU・・・・・演算回路、PR・・・・・・表示器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 船底に複数の音波ビームの送受波器および水温計を
    装備し、水中への第1の音波ビームの指向方向にむけて
    発射した第2の音波が、前記第1の音波ビームとの交点
    付近で発生するエコーの到来時刻を計測するか又は第1
    の音波と第2の音波ビームの相互作用により上記の交点
    付近に発生するこれら音波のビートのエコーの到来時刻
    を計測するとともに、送受波器の位置、指向方向、音波
    の発射時刻、船底付近の水温と音速および船速等から到
    来時刻の偏差を補正し、前記音波ビームの交点付近の水
    温を算出し表示することを特徴とする船舶における水温
    測定方式。
JP12946479A 1979-10-09 1979-10-09 船舶における水温測定方式 Expired JPS6050296B2 (ja)

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JPS5653428A JPS5653428A (en) 1981-05-13
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