JPS6050127B2 - 蓄電池電槽の製造方法 - Google Patents
蓄電池電槽の製造方法Info
- Publication number
- JPS6050127B2 JPS6050127B2 JP11570081A JP11570081A JPS6050127B2 JP S6050127 B2 JPS6050127 B2 JP S6050127B2 JP 11570081 A JP11570081 A JP 11570081A JP 11570081 A JP11570081 A JP 11570081A JP S6050127 B2 JPS6050127 B2 JP S6050127B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core material
- storage battery
- battery case
- mold
- gate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C2045/1486—Details, accessories and auxiliary operations
- B29C2045/14942—Floating inserts, e.g. injecting simultaneously onto both sides of an insert through a pair of opposed gates
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C2045/1486—Details, accessories and auxiliary operations
- B29C2045/14967—Injecting through an opening of the insert
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は蓄電池電槽の製造方法に関し、特に、大形な
いし超大形に適した剛性を有する蓄電池電槽の能率的な
製造方法に関する。
いし超大形に適した剛性を有する蓄電池電槽の能率的な
製造方法に関する。
大形ないし超大形の蓄電池は、一般に据置用として予備
電源または独立電源に用いられている。
電源または独立電源に用いられている。
特に最近注目されているのは、深夜の電力を充電して電
力消費の効率化を図るための蓄電池であり、このような
蓄電池は大形ないし超大形であることをが要求され、応
じて電槽も大形ないし超大形となる。一方、最近では、
蓄電池電槽の材料として合成樹脂が多く使用されるよう
になつてきた。
力消費の効率化を図るための蓄電池であり、このような
蓄電池は大形ないし超大形であることをが要求され、応
じて電槽も大形ないし超大形となる。一方、最近では、
蓄電池電槽の材料として合成樹脂が多く使用されるよう
になつてきた。
そのうち、特にポリプロピレンは、耐薬品性や耐熱性な
どのような耐電解液性に優れているので、蓄電池電槽材
料として適している。しかしながら、前述のような大形
ないし超大形の電槽をたとえばポリプロピレンのような
合成樹脂から構成した場合、その剛性が比較的小さいた
め、満足される強度をJ持つ電槽を得るのが極めて困難
てあつた。現在20〜257nmの肉厚をもつて電槽を
構成している例もあるが、肉厚の増加に伴ない、硬化時
間が非常に長くかかり、さらに「ひけ」、気泡などの品
質上の問題点や成形技術上の問題点も多い。また、成形
ク機が大形となるとともに、取り扱われる成形品が大形
になるので、能率的な成形を行なうことが困難であり、
したがつて製品コストが高くなる。それゆえに、この発
明の主たる目的は、上述の問題点を有利に解消し得る蓄
電池電槽の製造方法を提供することてある。この発明は
、簡単に言えば、成形金型内に剛性のある材料から成る
芯材を予め配置しておき、ここに耐電解液性の樹脂を射
出し、それによつて芯材を樹脂がおおつた状態の蓄電池
電槽を得ることを示提とする製造方法において、芯材に
はその底壁に相当する部分の一方側に所定の高さで突出
しその中心に貫通孔を有する環状のスプル突起を予め形
成しておき、金型のゲートの一部はこのスプル突起の貫
通孔に位置合わせされて、金型内に配置された芯材の両
面側に迅速に射出樹脂が行きわたるようにしたことを特
徴とするものである。
どのような耐電解液性に優れているので、蓄電池電槽材
料として適している。しかしながら、前述のような大形
ないし超大形の電槽をたとえばポリプロピレンのような
合成樹脂から構成した場合、その剛性が比較的小さいた
め、満足される強度をJ持つ電槽を得るのが極めて困難
てあつた。現在20〜257nmの肉厚をもつて電槽を
構成している例もあるが、肉厚の増加に伴ない、硬化時
間が非常に長くかかり、さらに「ひけ」、気泡などの品
質上の問題点や成形技術上の問題点も多い。また、成形
ク機が大形となるとともに、取り扱われる成形品が大形
になるので、能率的な成形を行なうことが困難であり、
したがつて製品コストが高くなる。それゆえに、この発
明の主たる目的は、上述の問題点を有利に解消し得る蓄
電池電槽の製造方法を提供することてある。この発明は
、簡単に言えば、成形金型内に剛性のある材料から成る
芯材を予め配置しておき、ここに耐電解液性の樹脂を射
出し、それによつて芯材を樹脂がおおつた状態の蓄電池
電槽を得ることを示提とする製造方法において、芯材に
はその底壁に相当する部分の一方側に所定の高さで突出
しその中心に貫通孔を有する環状のスプル突起を予め形
成しておき、金型のゲートの一部はこのスプル突起の貫
通孔に位置合わせされて、金型内に配置された芯材の両
面側に迅速に射出樹脂が行きわたるようにしたことを特
徴とするものである。
この発明のその他の目的と特徴は以下に図面を参照して
発明の詳細な説明から一層明らかとなろう。第1図はこ
の発明が有利に適用される大形ないし超大形蓄電池電槽
の一例を示す斜視図である。
発明の詳細な説明から一層明らかとなろう。第1図はこ
の発明が有利に適用される大形ないし超大形蓄電池電槽
の一例を示す斜視図である。
ここに示す蓄電池電槽1は、底壁およびこの底壁から上
方に延びる側壁2を備える全体形状を有している。なお
、底壁は、側壁2によつて隠されているので、この図面
には表わされていない。側壁2には、段部3が形成され
、この段部3は電槽1の内部に配置される極板(図示せ
ず)をここで受けとめて吊り下げるためのものてある。
このような蓄電池電槽1は、この発明によつて以下のよ
うに製造されることができる。第2図はこの発明の一実
施例の射出工程を示す図解的断面図てある。
方に延びる側壁2を備える全体形状を有している。なお
、底壁は、側壁2によつて隠されているので、この図面
には表わされていない。側壁2には、段部3が形成され
、この段部3は電槽1の内部に配置される極板(図示せ
ず)をここで受けとめて吊り下げるためのものてある。
このような蓄電池電槽1は、この発明によつて以下のよ
うに製造されることができる。第2図はこの発明の一実
施例の射出工程を示す図解的断面図てある。
第3図は第2図の射出工程.により得られた蓄電池電槽
の平面図である。第2図を参照して、この発明の一実施
例を実施するに当たり、成形用金型としての雄型4およ
び雌型5と、蓄電池電槽の形状にほぼ沿う全体形状を有
する芯材6が用意される。雄型4および雌型5は、第1
図に示す蓄電池電槽1の外形状に相当するキャビティを
規定するものである。
の平面図である。第2図を参照して、この発明の一実施
例を実施するに当たり、成形用金型としての雄型4およ
び雌型5と、蓄電池電槽の形状にほぼ沿う全体形状を有
する芯材6が用意される。雄型4および雌型5は、第1
図に示す蓄電池電槽1の外形状に相当するキャビティを
規定するものである。
そして、一方の金型、たとえば雌型5にはランナ7が形
成され、このランナ7から第1および第2スプル8,9
を経て第1および第2ゲ・ート10,11に樹脂12が
射出される。芯材6の底壁相当部分13の一方側、たと
えば下面側(第2図において上方)には、所定の高さで
突出しその中心に貫通孔14をする環状のスプル突起1
5が設けられる。
成され、このランナ7から第1および第2スプル8,9
を経て第1および第2ゲ・ート10,11に樹脂12が
射出される。芯材6の底壁相当部分13の一方側、たと
えば下面側(第2図において上方)には、所定の高さで
突出しその中心に貫通孔14をする環状のスプル突起1
5が設けられる。
このスプル突起15の貫通孔14は、前述した第1ゲー
ト10と位置関係が対応するように選ばれる。芯材6の
側壁相当分16には、所定の高さて突出する横方向突起
17が形成される。この側壁相当部分16の上端面(第
2図において下方)には、高さ方向突起18が形成され
る。第3図から明らかなように、横方向突起17は側壁
相当部分16の各面にそれぞれ1個ずつ設けられ、高さ
方向突起18は側壁相当ノ部分16の各角の部分に1個
ずつ設けられる。このような芯材6は、第2図に示すよ
うに、雄型4および雌型5て規定されるキャビティ内に
配置される。このとき、第1ゲート10は、スプル突起
15の貫通孔14と連通状態になる。また、.芯材6は
、スプル突起15、横方向突起17および高さ方向突起
18によつて、雄型4および雌型5に対して位置決めさ
れる。これによつて、芯材6の両面側には、それぞれ内
側キャビティ19および外側キャビティ20が形成され
る。ランナ7にある樹脂12が第1および第2スプル8
,9を通つて第1および第2ゲート10,11から射出
される。
ト10と位置関係が対応するように選ばれる。芯材6の
側壁相当分16には、所定の高さて突出する横方向突起
17が形成される。この側壁相当部分16の上端面(第
2図において下方)には、高さ方向突起18が形成され
る。第3図から明らかなように、横方向突起17は側壁
相当部分16の各面にそれぞれ1個ずつ設けられ、高さ
方向突起18は側壁相当ノ部分16の各角の部分に1個
ずつ設けられる。このような芯材6は、第2図に示すよ
うに、雄型4および雌型5て規定されるキャビティ内に
配置される。このとき、第1ゲート10は、スプル突起
15の貫通孔14と連通状態になる。また、.芯材6は
、スプル突起15、横方向突起17および高さ方向突起
18によつて、雄型4および雌型5に対して位置決めさ
れる。これによつて、芯材6の両面側には、それぞれ内
側キャビティ19および外側キャビティ20が形成され
る。ランナ7にある樹脂12が第1および第2スプル8
,9を通つて第1および第2ゲート10,11から射出
される。
このとき、第1ゲート10から射出された樹脂12は、
貫通孔14を通つて素早く内側キャビティ19内に押し
込まれ、ここを充填する。また、第2ゲート11から射
出された樹脂12は、素早く外側キャビティ20に押し
込まれ、ここを充填する。このようにして、芯材6の内
側および外側から同時に樹脂を注入することにより、芯
材6の内側および外側にそれぞれかかる圧力がほぼ同一
となつて、芯材6の一部分が雄型4または雌型5に押付
けられて成形品の内側または外側の表面に芯材6が露出
することがない。成形工程の結果、樹脂12は、内側キ
ャビティ19および外側キャビティ20を含む雄型4と
雌型5との間の全てのキャビティに行きわたる。そして
、樹脂12の硬化を待つてから、雄型4と雌型5と引き
離し、成形品を取り出せば、第1図および第3図に示す
ような蓄電池電槽1が得られる。この蓄池電槽1におい
て、樹脂12は芯材6をおおつた状態である。上述した
芯材6は、剛性のある材料から構成される。
貫通孔14を通つて素早く内側キャビティ19内に押し
込まれ、ここを充填する。また、第2ゲート11から射
出された樹脂12は、素早く外側キャビティ20に押し
込まれ、ここを充填する。このようにして、芯材6の内
側および外側から同時に樹脂を注入することにより、芯
材6の内側および外側にそれぞれかかる圧力がほぼ同一
となつて、芯材6の一部分が雄型4または雌型5に押付
けられて成形品の内側または外側の表面に芯材6が露出
することがない。成形工程の結果、樹脂12は、内側キ
ャビティ19および外側キャビティ20を含む雄型4と
雌型5との間の全てのキャビティに行きわたる。そして
、樹脂12の硬化を待つてから、雄型4と雌型5と引き
離し、成形品を取り出せば、第1図および第3図に示す
ような蓄電池電槽1が得られる。この蓄池電槽1におい
て、樹脂12は芯材6をおおつた状態である。上述した
芯材6は、剛性のある材料から構成される。
たとえば、マイカを含むポリプロピレン、またはマイカ
およびガラス繊維を含むポリプロピレンから成る複合材
料から構成される。マイカを含むポリプロピレンでは、
たとえば、マイカは30%程度含有される。マイカおよ
びガラス繊維を含むポリプロピレンでは、マイカ20%
およびガラス繊維15%程度が含有される。複合材料て
構成される芯材6は、成形によつて容易に形成すること
ができる。このような芯材6をおおうように形成される
樹脂12としては、耐電解液性の樹脂が用いられる。そ
の代表的なものは、ポリプロピレンであり、このような
ポリプロピレンを耐電解液性の樹脂12として用いたと
き、同じくポリプロピレンを含む芯材6に対して極めて
相溶性が優れている。なお、芯材6は剛性のある材料て
あり、樹脂12は耐電解液性の材料てあるという条件を
満たす限り、他の任意の材料をこれらの要素に用いるこ
とができる。なお、上述した実施例において、芯材6を
、雄型4および雌型5に対して位置決めする手段として
設けられた横方向突起17および高さ方向突起18は、
これらの形状およびその位置に限らず、他の変形も可能
である。
およびガラス繊維を含むポリプロピレンから成る複合材
料から構成される。マイカを含むポリプロピレンでは、
たとえば、マイカは30%程度含有される。マイカおよ
びガラス繊維を含むポリプロピレンでは、マイカ20%
およびガラス繊維15%程度が含有される。複合材料て
構成される芯材6は、成形によつて容易に形成すること
ができる。このような芯材6をおおうように形成される
樹脂12としては、耐電解液性の樹脂が用いられる。そ
の代表的なものは、ポリプロピレンであり、このような
ポリプロピレンを耐電解液性の樹脂12として用いたと
き、同じくポリプロピレンを含む芯材6に対して極めて
相溶性が優れている。なお、芯材6は剛性のある材料て
あり、樹脂12は耐電解液性の材料てあるという条件を
満たす限り、他の任意の材料をこれらの要素に用いるこ
とができる。なお、上述した実施例において、芯材6を
、雄型4および雌型5に対して位置決めする手段として
設けられた横方向突起17および高さ方向突起18は、
これらの形状およびその位置に限らず、他の変形も可能
である。
たとえば、横方向突起17に相当するものは、芯材6の
側壁相当部分16の内側に形成されてもよい。また、ス
プル突起15は底壁相当部分13の外側に突出して設け
られたが、樹脂12の通路を変更することにより、内側
に位置させてもよい。ただ、図面に示したように、スプ
ル突起15および横方向突起17が芯材6の外側へ突出
するように設けられていると、電槽1の内面は全て完全
に耐電解液性の樹脂12でおおわれることになるので、
図示のような実施例のほうが有利であるということは言
える。以上のように、この発明によれば、成形に関して
、芯材の成形とそれをおおう樹脂との成形とに分けるこ
とができるので、成形機の射出能力が小さいものでも成
形が可能となる。
側壁相当部分16の内側に形成されてもよい。また、ス
プル突起15は底壁相当部分13の外側に突出して設け
られたが、樹脂12の通路を変更することにより、内側
に位置させてもよい。ただ、図面に示したように、スプ
ル突起15および横方向突起17が芯材6の外側へ突出
するように設けられていると、電槽1の内面は全て完全
に耐電解液性の樹脂12でおおわれることになるので、
図示のような実施例のほうが有利であるということは言
える。以上のように、この発明によれば、成形に関して
、芯材の成形とそれをおおう樹脂との成形とに分けるこ
とができるので、成形機の射出能力が小さいものでも成
形が可能となる。
そして、成形に要する時間を規定する重要な要因となる
冷却時間は大幅に短縮される。すなわち、芯材の成形の
ための冷却時間と、これをおおう樹脂の成形のための冷
却時間とを合わせたとしても、これら芯材およびこれを
おおう樹脂が一体に成形された場合の冷却時間に比べて
短縮される。また、耐電解液性の樹脂の射出キャビティ
は、芯材の存在により狭くされているので、射出樹脂の
密度を高めることができ、優れた品質の製品を得ること
ができる。また、芯材は、耐電解液性の樹脂で最終的に
はおおわれるので、芯材の成形はそれほどの精度が必要
でなく、そのためこの芯材を成形するための金型等は精
度の粗い安価なものてあつてもよい。そして、この発明
によつて得られた蓄電池電槽は、芯材により剛性の度合
が増されているので、特に大形ないし超大形電槽に有利
に適用することができる。また、耐電解液性の樹脂の成
形中においては、芯材の内側および外側から同時に樹脂
を注入できるので、芯材の内側および外側にそれぞれか
かる圧力がほぼ同一となつて、芯材の一部分が雄”型ま
たは雌型に押付けられて成形品の内側または外側の表面
に芯材が露出することがない。
冷却時間は大幅に短縮される。すなわち、芯材の成形の
ための冷却時間と、これをおおう樹脂の成形のための冷
却時間とを合わせたとしても、これら芯材およびこれを
おおう樹脂が一体に成形された場合の冷却時間に比べて
短縮される。また、耐電解液性の樹脂の射出キャビティ
は、芯材の存在により狭くされているので、射出樹脂の
密度を高めることができ、優れた品質の製品を得ること
ができる。また、芯材は、耐電解液性の樹脂で最終的に
はおおわれるので、芯材の成形はそれほどの精度が必要
でなく、そのためこの芯材を成形するための金型等は精
度の粗い安価なものてあつてもよい。そして、この発明
によつて得られた蓄電池電槽は、芯材により剛性の度合
が増されているので、特に大形ないし超大形電槽に有利
に適用することができる。また、耐電解液性の樹脂の成
形中においては、芯材の内側および外側から同時に樹脂
を注入できるので、芯材の内側および外側にそれぞれか
かる圧力がほぼ同一となつて、芯材の一部分が雄”型ま
たは雌型に押付けられて成形品の内側または外側の表面
に芯材が露出することがない。
第1図はこの発明が有利に適用される大形ないし超大形
蓄電池電槽の一例を示す斜視図である。 ・第2図はこの発明の一実施例の射出工程を示す図解的
断面図てある。第3図は第2図の射出工程により得られ
た蓄電池電槽の平面図である。図において、1は蓄電池
電槽、2は側壁、4は雄型、5は雌型、6は芯材、10
は第1ゲート、)11は第2ゲート、12は耐電解液性
の樹脂、13は底壁相当部分、14は貫通孔、15は環
状のスプル突起、16は側壁相当部分、17は横方向突
起、18は高さ方向突起、19は内側キャビティ、20
は外側キャビティてある。
蓄電池電槽の一例を示す斜視図である。 ・第2図はこの発明の一実施例の射出工程を示す図解的
断面図てある。第3図は第2図の射出工程により得られ
た蓄電池電槽の平面図である。図において、1は蓄電池
電槽、2は側壁、4は雄型、5は雌型、6は芯材、10
は第1ゲート、)11は第2ゲート、12は耐電解液性
の樹脂、13は底壁相当部分、14は貫通孔、15は環
状のスプル突起、16は側壁相当部分、17は横方向突
起、18は高さ方向突起、19は内側キャビティ、20
は外側キャビティてある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 底壁およびこの底壁から上方に延びる側壁を備える
蓄電池電槽の形状にほぼ沿う全体形状であつて、剛性の
ある材料からなり、その底壁に相当する部分の一方側に
所定の高さで突出しその中心に貫通孔を有する環状のス
プル突起を有する芯材を用意し、前記芯材の前記貫通孔
に連通する第1ゲートとそれ以外の第2ゲートとを備え
る金型を用意し、前記金型内に前記芯材を位置決めし、
それによつて前記第1ゲートと前記貫通孔とを連通状態
としながら、前記金型内において前記芯材の両面側にキ
ャビティが形成される状態とし、前記金型内に前記第1
および第2ゲートを通して耐電解液性の樹脂を射出し、
それによつて前記芯材を前記樹脂がおおつた状態の蓄電
池電槽を得る各工程を含む、蓄電池電槽の製造方法。 2 前記芯材はその側壁に相当する部分およびその側壁
の上端面に相当する部分にそれぞれ位置決め用突起を備
え、これら位置決め用突起と前記スプル突起とによつて
前記芯材は前記金型内で位置決めされる特許請求の範囲
第1項記載の蓄電池電槽の製造方法。 3 前記芯材はポリプロピレンを含む複合材料で構成さ
れ、前記耐電解液性の樹脂はポリプロピレンである特許
請求の範囲第1項または第2項記載の蓄電池電槽の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11570081A JPS6050127B2 (ja) | 1981-07-22 | 1981-07-22 | 蓄電池電槽の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11570081A JPS6050127B2 (ja) | 1981-07-22 | 1981-07-22 | 蓄電池電槽の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5816836A JPS5816836A (ja) | 1983-01-31 |
JPS6050127B2 true JPS6050127B2 (ja) | 1985-11-07 |
Family
ID=14669060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11570081A Expired JPS6050127B2 (ja) | 1981-07-22 | 1981-07-22 | 蓄電池電槽の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6050127B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02306533A (ja) * | 1989-05-19 | 1990-12-19 | Miyagawa Kasei Ind Co Ltd | 蓄電池の電槽およびその製造方法 |
JPH0813535B2 (ja) * | 1990-10-03 | 1996-02-14 | ポリプラスチックス株式会社 | 板状複合成形品及びその製造法 |
-
1981
- 1981-07-22 JP JP11570081A patent/JPS6050127B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5816836A (ja) | 1983-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3816181A (en) | Storage battery and case therefor | |
JPH08162251A (ja) | 防水コネクタハウジングの製造方法 | |
JPS6141098B2 (ja) | ||
JP2803849B2 (ja) | 防水コネクタハウジングの製造方法 | |
CN109578839A (zh) | 薄型防水工作灯及其制作方法 | |
JPS6050127B2 (ja) | 蓄電池電槽の製造方法 | |
CN209036880U (zh) | 一种沿条与鞋底一体成型模具 | |
US4272592A (en) | Storage battery | |
US3684582A (en) | Electric storage batteries | |
CN220482415U (zh) | 车载蓝牙耳机后盖的成型模具 | |
US4120087A (en) | Method of securing a battery terminal to an external wall | |
JPH0723169B2 (ja) | 熱収縮性蓋とその製造方法 | |
JPS6037772B2 (ja) | 複合成形金型 | |
CN211743214U (zh) | 一种复合型电池槽 | |
CN114102976B (zh) | 一种一体式包胶方法和装置 | |
CN213291176U (zh) | 一种充电器外壳的加工模具 | |
CN104260241B (zh) | 提高电池槽耐油蚀性的方法及据此制作的电池槽体和槽盖 | |
CN219133110U (zh) | 注塑模具以及注塑产品 | |
CN211858358U (zh) | 一种磁粉芯的包胶结构 | |
CN214128402U (zh) | 一种马桶座圈及其成型模具 | |
JPS6114920A (ja) | レジンインジエクシヨン法によるfrpフランジ付ソケツトの成形方法 | |
JPS6249699B2 (ja) | ||
JPH04324242A (ja) | 蓄電池用蓋の製造方法 | |
JPS6343060Y2 (ja) | ||
KR200297707Y1 (ko) | 친환경성 합성수지용기 |