JPS60500536A - 消化器系における病気状態を抑制するための調剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 消化器系における病気状態を抑制するだめの調剤発明の分野及び従来技術 本発明の目的は、消化器系における病気状態を抑制するための調剤にある。

不気嫌、嘔吐及び下痢を起こさせ、そして重い場合には腸カタル又は炎症、例え ば小腸結腸炎を生じさせる恐れがあるような胃で起こる病気を治療するときには 、例えば乾燥ビルベリー反はピルベリースープが用いられる（ハンス・ベルチル ・ジュネビー氏著「Ｍｅｄｉｎｃｉｎｓｋら、その製薬効果はむしろ劣っている 。このような病気を治療するときは、さらに活性炭又は絶食に頼っている。

活性炭は、病原性微生物から外毒素を吸収するが、病気状態を生じさせるこれら の微生物に作用しない。また、活性炭は、正常な細菌相の状態に再び戻すのに好 ましい作用を及ぼさないし、胃腸の粘膜に対して治癒的効果も与、ｔ　ｆｘい。

ペニシリンやストレプトマイシンのようす抗生物質も確かに使用できるが、胃や 腸管に損傷を与える恐れがあるという欠点がある。

発明の要点 したがって、本発明の目的は、消化器系における病気状態を抑制するのに使用き れる、一方で有効であり、他方で人間や動物に対する拒絶作用のない調剤を提供 することである。この目的は、請求の範囲に記載の特徴に従う成果（ｂｅｒｒｙ 　）又は果実を基にした調剤によって達成される。

発明の詳細な説明 病原性細菌は、不気嫌、嘔吐、下痢及び目まいを生じさせる外毒素を出す。本発 明は、これらの外毒素が、陽イオン性の上に陰イオン性を有するたん白質であり 、したがって陰イオン性カルボキシル基を含■するセルロースのような巨大分子 物質によってイオン電荷を介して吸収され、また互に共鳴するオキシニウムイオ ン又はカルボニウムイオンを介して陽イオン性である重合体アントシアニンに吸 収され得るという知見に基いている。経口投与用に作られた本発明の調剤がセル ロースを含有するという事実によって、外毒素はセルロースに吸収され、そして 調剤がアントシアニンをも含有する好ましい場合には重合体アンドンアニン上に 吸収され、したがって外毒素が生体内に入って病気状態を生じるようなことは予 防される。その代りに外毒素は糞便とともに体外に運び出されよう。また、調剤 中に好ましくは含捷れる有機酸によって病原性細菌の活性が抑制される。事実、 有機酸は、−次病原性細菌に対して毒性効果を生じる。生体に有用な乳酸桿菌や 大腸菌のような種属の細菌は低いｐＨを好むがサルモネラ菌やビブリオ菌属のよ うな病原性細菌は抑制されるので低いｐｉ（は選択的制菌作用を及ぼす傾向があ る。さらに、ある棟の研究は、アントシアニンもある種の殺菌作用を有し得るこ とを示唆している。しかし、このことは現在では明瞭に証明されていない。

アンドシアニンは、例えば外毒素による生体に対する病気及び有害な効果を予防 するという点で重要である多くの生理学的効果を有する。しかして、リーエッチ 氏他［Ａｒｚｎｅｉｍ、　−Ｆｏｒｓｃｈ、　、２６　（５）、８２９−８３２ 　（ｊ９７６））は、アントシアニンの導管保護作用及び抗炎症作用を述べてい る。クリッパ氏他〔ドイツ特許公告第３０２７９’　５３号〕は傷の治癒力の向 上を挙げ、ボウラット氏他［：　ＰｌａｎｔｅｓＮｅｄｉｃｉｎ　１１　、５ｐ ｅｃｉａｌ　Ｎｏ、、１４３−１５１（１９７７）〕は動脈硬化症、冠状動脈硬 化症、硬変症の患者における条件や、出血と関連する静脈、そして抗凝固剤使用 時の条件のかなりの改善を挙げ、またシーガ氏〔λｒｔｚｌｉｃｈｅＦｏｒｓｃ ｈｕｎｇ　２１　（２）、６８−７８　（１９６７）ｊは制癌作用を挙げている 。また、アンドシアニンは、通常の２倍強い効果を有するビタミンＰとして作用 し、血管の壁を強化し且つ血液の流れを減少させる。その急性毒性は異例なほど に低い。ブウラット氏は、急性経口層性がマウスにつきＬＤＯ〉２５グ／に！７ 、ラットにつき〉２１：ｌ／にりと証明することはできなかったことを述べてい る［　Ｃｈｉｍ、　Ｔｈ〆ｒａｐ、、ヱ、３３−５８　（１９６７）］。

このように、本発明に従う調剤がセルロース、そして好ましくは有機酸やアント シアニンを含有するという事実から、制菌性、治癒効果、抗炎症性、細菌相正常 化効果及び外毒素吸収効果を有する調剤が得られる。これに関して重要なことは 、本発明の調剤が以下に詳細に説明するように微生物のための栄養物を形成する 成分を実質土倉まないか又はこれに呼応して少量しか含まないことである。セル ロースは微生物に対してほとんど不活性である。

セルロースは、外毒素の吸収剤として作用する以外に、消化器系の全てにおいて 効果が得られるようにアントシアニン及び有機酸を胃や腸管の至る所に運ぶキャ リアーとして作用する。このように、アントシアニンと有機酸はセルロース中に 含められ、したがって消化器系への移送中に連続的に放出される。十二指腸内の 環境はわずかにアルカリ性であり、したがってサルモネラ菌やビブリオ菌属のよ うな多くの病原性微生物の増殖にとって好まし、そのうちの単一個体は胃の強酸 性環境を殺されないで通過するかもしれない。調剤中の有機酸はここで病原性微 生物の増殖を妨害する。空腸や大腸では環境は再び酸性である。

本発明の調剤を製造するためには、セルロース、有機酸及びアンドシアニンを自 然に含有する成果又は果実から果肉の大部分とあるとすれば種とが除去され、そ の後の残留物が調剤として又は調剤の製造用に利用される。

本発明は、他にあるが、いろいろな量の有機酸、ペクチン、タンニン物質、糖、 アントシアニン及ヒセルローヌを含有するクロッサスグリ（Ｒｉｂｅｓ　ｎｉｇ ｒｕｍ　Ｌ０ブラックキュランツ）、バシニウム・ミルテラス（Ｖａｃｃｉｎｉ ｕｍｍｙｒｔｉｌｌｕｓ　Ｌｏ　ビルベリー）、バシニウム・ビチス・イダｘ　 ７　（Ｖａｃｃｉｎｉｕｍ　ｖｉｔｉｓ　１ｄａｅａ　Ｌｏ　リンボンベリー） 、＝’７トーｙ　（Ｓａｍｂｕｃｕｓ　ｎｉｇｒａ　０ｘルダーベリー）、ブド ウ（Ｖｉｔｉｓ　ｖｉｎｉｆｅｒａ　０　ぶどう）などのような成果又は果実に おいては微生物のだめの栄養物、実際には糖が果肉中に主として見出されろとい う知見に基いている。本発明に従って果肉の大部分を分離し、その残留物を調剤 が微生物のだめの栄養物をなす成分を呼応して少量で含有するように調剤用に使 用することによって、患者が果肉をも摂取したときに得られる効果よりも驚くほ どに大きく増大した効果が得られる。果肉が実質上除去された調剤用に利用され る残留物は、このようにかなりの制菌効果を有する。また、ペクチンやタンニン 物質も生体に対する製剤の好ましい効果に帰与するであろう。

このように天然産の成果や果物より出発することによって調剤の経済的な製造の 機会が与えられる。果肉の除去は、好ましくは、成果又は果実の果皮又は外側部 分を保持するが果肉や種の大部分が篩の開口を貫通するようなメツシュ寸法を有 する篩に対して成果又は果実をプレスさせることによって達成される。しかして 、このプレスにより成果又は果実の果皮及び外皮部分よりなる残留物が生じ、そ の甲に本発明の目的であるもの、実際にはセルロース、有機酸及びアンドシアニ ンが見出される。

残留物の量は一般に約４０重量％になるが、１０〜７０重量％の間であり得る。

得られたプレスケーキは次いで乾燥される。アントシアニンは、酸化還元の点か らみてアスコルビン酸やｄ−α−トコフェロールアセテート　（ビタミンＥ）の よウナ他の容易に酸化できる化合物の近くに位置しておシ、他の７工ノール化合 物のように高められた温度で重合する傾向がある。したがって、プレスによって 生じた、調剤に使用しようとする物質は、適度な温度で、実際には１１０℃を越 えない温度で乾燥すべきである。乾燥温度は、大気圧下で好ましくは４０〜１１ ０℃の間である。乾燥は、好ましくは、減圧下に９０℃以下の温度で行われるべ きである。温度間隔は例えば３５〜９０℃であってよい。

アントシアニンの含有量は各種の成果及び果実の間で異なる。新鮮な成果１Ｋｇ につき６１以上の含有量は高いものとみなされ、そして他にあるがビルベリー及 びクロッサスグリで見出される。ビルベリ、−ではアントシアニンは果皮と果肉 の間にほぼ一様に″分布している。クロッサスグリでは大部分が果皮に集ってい る。このことは、果肉を分離したときに有利である。

乾燥により生じた物質は、次いで磨砕又は粉砕によって砕解される。摩砕物はス ープの製造に用いられるが、粉砕物は圧縮錠剤とされ、これはスープの製造に用 い又はそのまた服用することができる。

また、成果又は果実を一５℃〜−５０℃、通常は一２０℃に冷凍する工程を採用 することができ、その後、成果は溝孔型の篩、網状の篩又は穿孔型の篩のような 篩を通過せしめられ、これにより成果又は果実に本質上端しないランナーや他の 植物部分が分離される。次いで成果又は果実は、解凍され、果肉や種を通過させ るようなメツシュ寸法を有する筒内でプレスされる。プレスケーキは磨砕され、 乾燥されてから上記のように作業される。

最終調剤の用量は２〜１０１になり得るが、これよりも多く又は少くできる。

成果又は果実から果肉を除去することにより調剤を製造する場合には、アンドシ アニンの含有量は調剤１２につき少なくとも１０■、一般に調剤１りにつき約２ ５■、即ち２．５チである。クリッパ氏他の上述した刊行物には外用軟膏に対し て１％のアントシアニンが記載されている。

成果又は果実から果肉を除去ｊることによって製造された調剤の効能は、有機酸 又はアントシアニン又はその両者を最終調剤に添加してこれらの含有量を増大さ せることにより強化させることができる。これに関しては、フサスグリのような 成果又は果実から、フランス特許第２２９９３８５号に記載のイオン交換法のよ うな周知の方法によって回収することができる。

本発明に従う調剤は、その高いアントシアニン含有量のために、急性の胃病や下 痢以外に、胃における他の病気＄態、例えば大雪性結腸腸炎、大腸炎、小腸大腸 炎及び潰瘍に使用することができる。

また、アントシアニンの分解を防ぐ亜硫酸ナトリウムを調剤に添加することが好 ましい。亜硫酸ナトリウムの添加量は、好ましくは、調剤の乾燥物の多くとも５ 重量優になる。

発明の実施例 例１ りＯ７す７グリ（几１ｂｅｓ　ｎｉｇｒｕｍ　Ｌ　）の成果１に９を２．５關の メツシュ寸法を有する篩でプレスした。果肉と種はこの篩を通過する。この過程 で４１０１のプレスケークが得られたが、これは一方で成果の果皮を、そして他 方で果皮の次にある薄い果肉層を含み、合せて１９％の乾燥固形分を有する。こ のプレスケーキを９０℃で９４チ乾燥固形分まで乾燥して８３７の乾燥物を得た 。この乾燥物を次いで粉砕し、２咽のメツシュ寸法を有する網で篩別した。この 篩別された物質か゛ら６００■の錠剤を製造した。

１ｖの粉砕生成物を１００プの蒸留水でスラリー化すると６７℃でｐＨ′５．２ を与えた。このスラリーをＯ，ｊＭ水酸化ナトリウム溶液で電気滴定すると祭附 の図面に従う形の滴定曲線が得られた。いくつかの異なったｐＨ−４で滴定した ときの酸含有量は下記の対応ＨＣｌ量（ミＩＪモル）４０　α　５ ５、　０　１．　１ 調剤中の有機酸の含有量は約２０チのくえん酸に相当する。

例２ バシニウム・ビチス・イダエア（Ｖａｃｃｉｎｉｕｍ　ｖｉｔｉｓｉｄａｅａ　 Ｌ　）の成果１　ｋｇを一２０℃に冷凍した。冷凍成果を３ｍのメツシュ寸法を 有する綱篩を通して小粒子を分離した。成果を解凍し、次いで２ｍのメツシュ寸 法を有する篩でプレスし、この過程で種と果肉を分離した。この過程で２４％の 乾燥固形分を有する４５０２のプレスケーキが得られた。これを９５℃で９３チ の乾燥固形分まで乾燥すると１１６ｙの乾燥物が得られた。これを上記の例にお けるように処理した。

例３ 例１に従うプレスケーキに３重量％の亜硫酸ナトリウムを混合した。このプレス ケーキを例１におけるようにして９０℃で９４％の乾燥固形分ｊで乾燥し、その 後は＠１に従って残っている操作を行った。

例４ 例１に従うプレスケーキに５重量％のくえん酸、５重量％ア乳酸、さらに１重量 ％のアントシアニンを混合した。このプレスケーキを例１におけるように９０℃ で９４チの乾燥固形分となるまで乾燥し、その後は例１に従つて残っている操作 を行った。

０、Ｉ　Ｍ　ＮａＯＨ 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）成果又は果実から微生物の栄養物となる成分を含有する果肉の大部分と好ま しくは種（あるとすれば）も除去し、成果又は果実の果皮又は外側部分からな力 、したがってこれと呼応して微生物の栄養物となる成分を少量で含有する残留物 を調剤として又は調剤の製造用に利用することによって製造されたことを特徴と する、成果又は果実から得られ、セルロース、有機酸及びアントシアニンを含有 する消化器系の病気状態を抑制するだめの調剤。 ２）亜硫酸ナトリウムを添加したことを特徴とする請求の範囲第１項記載の調剤 。 ３）亜硫酸ナトリウムを調剤の乾燥物の多くとも５重量−の含有量で含有するこ とを特徴とする請求の範囲第２項記載の調剤。 ４）調剤１２につき少なくとも１０■、好ましくは約２５■のアントシアニン含 有量を有することを特徴とする請求の範囲第１項記載の調剤。 ５）　ｆｆ果又は果実の果皮又は外側部分を保持するが果肉の大部分と種（ある とすれば）とが篩の孔を通過するような孔寸法を有する篩に対して成果又は果実 をプレスすることによって果肉の除去が行われることを特徴とする請求の範囲第 １項記載の調剤。 ６ン　果肉の除去が残留物を全成果又は果実の１０〜７０重量％にするように行 われることを特徴とする請求の範囲第１又は５項記載の調剤。 ７）残留物を１１０℃を越えない温度で乾燥することを特徴とする請求の範囲第 ４〜６項のいずれかに記載の調剤。 ８）　残留物を９０℃を越えない温度で乾燥することを特徴とする請求の範囲第 ７項記載の調剤。 ９）残留物を、好ましくは乾燥後に、砕解することを特徴とする請求の範囲第１ 〜８項のいずれかに記載の調剤。 １０）残留物にくえん酸、こはく酸及び乳酸のような１種以上の食用できる有機 酸及び（又は）アントシアニンを混合したことを特徴とする請求の範囲第１〜９ 項のいずれかに記載の調剤。