JPS6049768A - 調理食品用鮭肉 - Google Patents

調理食品用鮭肉

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JPS6049768A
JPS6049768A JP58157709A JP15770983A JPS6049768A JP S6049768 A JPS6049768 A JP S6049768A JP 58157709 A JP58157709 A JP 58157709A JP 15770983 A JP15770983 A JP 15770983A JP S6049768 A JPS6049768 A JP S6049768A
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JP
Japan
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meat
salmon
salmon meat
soup
cooked food
Prior art date
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Pending
Application number
JP58157709A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Takayama
高山 信之
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Kewpie Corp
Original Assignee
QP Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は調理食品用鮭肉に関する。
鮭肉には、アスタキサンチンを主とするカロチンイド色
素と旨味を有するエキス成分とが多電に含塘れている。
よって、鮭肉は、見るからに食欲をそそる色(鮮かな赤
色乃至ピンク色ンをしておシ、シかも味がよいので、蕉
たシ焼いたりして供食されるばかシでなく、缶詰やくん
せい品の原料として用いられている。
ところで、鮭肉中に含まれているカロチノイド色素は、
鮭肉を調理するに当って、鮭肉を単独で加熱する場合に
は変色しないが、鮭肉と油脂を含有する食品原料(例え
ば牛乳や食用油)とを−緒に加熱すると、カロチノイド
色素は脂溶性であるから、カロチンイド色素が油脂を含
有する食品に移行すると同時に、酸化作用が促されて黄
橙色に変色してしまう。その結果、得られる調理食品は
くすんだ色に着色され、商品価値がないものになってし
まう。
このような現象が生ずるので、従来よシ、鮭肉と油脂を
含有する食品原料とを一緒に調理した食品(調理食品)
は市販されていない。
本発明者は、油脂を含有する食品原料と一緒に加熱して
も鮭肉の色素が変色しない調理食品用鮭肉を提供せんと
種々研究の結果、鮭の切身を常温に一定時間放置すると
所期の目的が達成されることにヒントを得、本発明を完
成したものである。すなわち、本発明は、調理食品用鮭
肉に関し、3〜20℃で8〜24時間放置した鮭の切身
又は鮭の破砕間から成ることを特徴とするものである。
本発明において、鮭とは、紅鮭・鮭(アキアジ〕・カラ
フト欝・マスノスヶ等の鮭鱒科に属する魚類をいう。ま
たその切身とは、ラウンド状又はドレス状の鮭の魚体を
解体し、内臓・骨・皮等を除去して得られる肉片をいう
。そしてその破砕間とは、鮭の切身を物理的・化学的方
法によシ破砕して得ら、れるフレーク状の肉片をいう。
また本発明でいう調理食品とは、鮭肉と油脂を含有する
食品原料(鮭肉以外の魚肉・畜肉・牛乳・動植物性油脂
等の油脂を含んだ原料をいう)の一種又は二種以上を原
料とし、所望にょシ清水や調味料等を加え、味付け・殺
菌等を行うためにこれらの原料を一緒に加熱して得られ
る食品をいう。
本発明の調理食品用鮭肉を得るには、まず、鮭の魚体を
解体して切身を得る。
使用する鮭は、魚獲直後のものが好ましいが、冷凍品や
塩蔵品でもよい。
鮭の魚体の解体は常法によればよく、−例を示せば、魚
体を剥皮し、三枚におろして骨部を除去して切身(おろ
し身)を得る。この切身はフィレー状であシ、大形であ
るので、以降の処理を容易に行えるよりこの切身をさら
に適当な厚さに切断し、チャンク状・ステーキ状等の小
形の切身にしてもよい。
また上記切身をミート・チBツバ−等にょシ破砕して破
砕間としてもよい。この場合、破砕間はフレーク状とな
るから、後述の処理によって得られる製品はスープや練
製品の原料として好適である。
次に、得られた切身(又は破砕間)を3〜20℃で8〜
24.時間放置して本発明の調理食品用鮭肉を得る。こ
の切身(又は破砕間)の処理は3〜20℃で8〜24時
間放置する以外に特に制限はないが、放置中に切身(又
は破砕間)と空気をよく接触させることが好ましい。よ
って切身の場合は切身どうしが息ならないように、破砕
間の場合には可及的に薄く積層させて、切身(又は破砕
間)をバットやシート上に放置しておくことが望ましい
また、切身(又は破砕間)を所定の温度に保持し、かつ
切身(又は破砕間)と空気との接触をよくするためには
、屋外放置の場合には風通しのよい日影に、屋内放置の
場合には温調や通風装置付の部屋に放置することが望ま
しい。
本発明において、鮭の切身(又は破砕間)を3〜20℃
で8〜24時間放置するのは、後の試験例にも示すよう
に、かかる条件で放置すれば、得られる鮭肉を調理食品
の原料に用いても鮭肉の色素の変色が防止されるばかシ
でなく、放置中に自己消化が十分になされ濃厚な味とな
るからである。放置温度が3C未満、8時間未満の場合
には、得られる鮭肉を用いて調理食品を製造すると、鮭
肉の色素が変色して調理食品をくすんだ色に着色させて
しまうので不適である。
また、放置温度が2(lを越えたL放置時間が24時間
を越えた場合には、鮭肉が腐敗し異臭を発生することに
なるので不適である。
上述の処理にょシ、如何なる理由で鮭肉の色素が変色し
にくい性質になるかは、深く研究したわけではないが、
鮭の切身(又は破砕間)が放置中に空気に接触すること
にょシ、鮭肉色素のアスタキサンチンを主とするカロチ
ンイド色素が化学反応を起こし、変色しにくい化合物に
固定されるものと推察される。
上記処理をして得た調理食品用鮭肉は、変敗しやすいの
で、可及的速かに調理食品の原料として用いることが望
ましい。尚、上記処理をした鮭肉をすぐに使用しないと
きは、該鮭肉を合成樹脂製シート等の袋に真空バックし
、凍結保存するとよい。
以上のように、本発明の調理食品用鮭肉は、油脂を含む
食品原料と一緒に加熱しても鮭肉の色素が変色しないと
いう従来の鮭肉にはない性状を有するばかりでなく、鮭
肉の自己消化により濃厚な味を有するものである。した
がって、本発明の調理食品用鮭肉はスープ・緑製品・調
理缶詰等の調理賞品の原料として用いることができる。
試験例1 冷葆紅鮭(−尾略5にへ冷凍温度−30℃)6尾を常温
(20℃)で解凍した後剥皮し、三枚におろして骨部を
除去し、12枚の切身(おろし身)を得だ。
得られた各切身12枚を10℃で表−1に示す時間それ
ぞれ各別に放置した後、ミート、チョッパーに通して破
砕し、それぞれ12種のスープ用鮭肉のサンプルを得た
そして、このサンプルに加えて、次の原料fC使用した
生クリーム 4 計 100部 先ず、バターで玉ねぎを抄め、これに鮭肉(サンプ/l
/)・ブイヨン・でんぷん及び食塩を加えて10分間煮
込んだ後、マスタードミルにて煮汁中の玉ねぎと鮒肉を
微細化して煮汁をクリーム状とし、仕上げに牛乳と生ク
リームを加えて(鮭肉のサンプルごとに)12種のスー
プを得た。
得られた各スープを各別にそれぞれ1号缶に1702ず
つ充填・密封した後、115℃で45分間加熱して殺菌
し、12種のスープ缶詰を得た。
得られたスープ缶詰を開缶して各缶詰ごとにスープの色
調・風味及び牛乳の分離の有無を観察したところ、表−
1の結果が得られた。
表−1 尚、表中の記号は、 色調において、 Q・・・鮮かなピンク色。
Δ・・・淡いピンク色。
X・・・発色が悪く、薄茶色に近い色。
風味において Q・・・サケの味濃く良好。
Δ・・・サケの味やや不足している。
×・・サケの味不足している。
X′・・・魚臭い。
d・・・魚の臭みが出始めている。
分離の有無において Q・・・分離なし。
ム・・・分離の傾向がある。
×・・・完全に分離。
を示す。
試験例2 冷凍紅鮭(−尾略5にハ冷凍温度−30℃)6尾を常温
(20℃)で解凍した後剥皮し、三枚におろして骨部を
除去し、12枚の切身(おろし身)を得た。
得られた各切身をそれぞれ各別に衣−2に示す温度で1
2時間放置した後、チョッパーに通して破砕し、それぞ
れ12種のスープ用鮭肉のサンプルを得た。
そして、このサンプルを原料にして、以降は試験例1と
同じ方法でスープ缶詰を開缶して各缶詰ごとにスープの
色調・風味及び牛乳の分離の有無を観察したところ、表
−2の結果が得られた。
表−2 尚、表中の記号は表−1の場合と同じである。
実施例1 冷凍紅鮭(−尾略15峙、冷凍温反−30℃)を常温(
20℃)で解凍した後剥皮し、三枚におろして骨部を除
去し、切身(おろし身)を得た。
得られた切身をバット上に並べ、5℃の冷蔵庫内に12
時間放置した後、チョッパーに通して破砕し、スープ用
鮭肉を得たつ そして、次の原料を使用し、 鮭肉(上記処理のもの) root 生クリーム 500 牛乳 3,700 ブイヨン 5,000 でんぷん 90 計 10fCy 二重釜に鮭肉・ブイヨン・でんぷん及び食塩を投入して
10分間煮込んだ後、ホモゲナイザーにて煮汁中の固形
状成分を均質化してクリーム状とし、煮汁を90℃に保
持しつつ生クリームと牛乳を加えてスープを得た。
得られたスープは鮮かなピンク色に着色さ味を有するも
のであった。
実施例2 実施例1で得たスープ用鮭肉の他、次の原料を使用し、 (スープ用)鮭肉 700? 生クリーム 500 牛乳 3,700 ブイヨン 5,000 でんぷん 90 計 10Kg 二重釜に鮭肉・ブイヨン・でんぷん及び食塩を投入して
10分間煮込んだ後、生クリームと牛乳を加えて具(鮭
肉)入りスープを得た。
得られたスープは、白色のスープ中に鮮かなピンク色の
具(鮭肉)が散在しておシ、見るからに食欲をそそるも
のであった。またスープを試食したところ、具(鮭肉)
の呈味成分がスープ中に溶出しており美味であった。
実施例3 マスノスケ(−尾略7〜)を魚獲後直ちに剥皮し、三枚
におろして骨部を除去して切身(おろし身)を得た。
この切身をチョッパーに通して破砕し、得られた破砕間
をバットに入れ、10℃の室内に12時間放置してスー
プ用鮭肉を得た。
そして、次の原料を使用し、 鮭肉(上記処理のもの)9Kg 白ワイン 0.5 玉ねぎ 4 バター 1.2 生クリーム 7 ブイヨン 74.3 でんぷん 1 計 100 Kf 先ずバターで玉ねぎを抄め、これに鮭肉・白ワイン・ブ
イヨン・でんぷん及び食塩を加えて15分間煮込んだ後
、コロイドミルに通して煮汁中の固形成分を均質化して
煮汁をクリーム状とし、仕上げに牛乳と生クリームを加
えて鮭肉スープを得た。
得られたスープは、鮮かなピンク色に着色してお)、ま
た試食したところ濃厚な鮭の風味を有し、美味であった
このスープをaoocc容合成樹脂製容器に3001ず
つ充填・密封した後、レトルト中で125℃×5分間加
熱してスープのレトルトパウチを得た。
得られたレトルトパウチを常温(20℃)に3ケ月間保
存した後開封し、スープの色と風味を観察したが、製造
直後のものと有異差が認められなかった。また保存中に
おける牛乳の分離は認められなかった。
実施例4 冷凍マスノスケ(−尾略5Kf1冷凍温度−30℃)を
常温(20℃)で解凍した後剥皮し、三枚におろして骨
部を除去し、切身を得た。
この切身をチョッパーに通して破砕し、得られた破砕肉
をバットに入れ、15℃の室内に10時間放置してミー
トローフ用鮭肉を得た。
そして、次の原料を使用し、 鮭肉(上記処理のもの) 10.0 冷凍すシ身(すけとりダラー級)3.5シヨートニング
 1.0 合計 15Kg 先ず、鮭肉と冷凍すシ身を揺潰機で捕潰した後、ショー
トニングとカゼインソーダを加えて撹拌混合してペース
トを得た。
このペーストをrl)3m、厚さ2 cm s長さ13
cmの板状に成形した後、スチームボックス内で10分
間蒸蕉してミートローフを得た。
得られたミートローフは、淡沖色のきれいな色を有して
おり、また試食しfcところ、濃厚な鮭の風味を有し美
味であった。
特許出願人 キューピー株式会社 −QaQ =

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 3〜20℃で8〜24時間放置した鮭の切身からなるこ
    とを特徴とする調理食品用鮭肉。 3〜20℃で8〜24時間放置した鮭の破砕肉からなる
    ことを特徴とする調理食品用鮭肉。
JP58157709A 1983-08-31 1983-08-31 調理食品用鮭肉 Pending JPS6049768A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58157709A JPS6049768A (ja) 1983-08-31 1983-08-31 調理食品用鮭肉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58157709A JPS6049768A (ja) 1983-08-31 1983-08-31 調理食品用鮭肉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6049768A true JPS6049768A (ja) 1985-03-19

Family

ID=15655655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58157709A Pending JPS6049768A (ja) 1983-08-31 1983-08-31 調理食品用鮭肉

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JP (1) JPS6049768A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0193614A (ja) * 1987-10-02 1989-04-12 Hitachi Ltd 水中スラスト軸受装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0193614A (ja) * 1987-10-02 1989-04-12 Hitachi Ltd 水中スラスト軸受装置

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