JPS6049694B2 - 方向性電磁鋼スラブの加熱方法 - Google Patents

方向性電磁鋼スラブの加熱方法

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JPS6049694B2
JPS6049694B2 JP9938982A JP9938982A JPS6049694B2 JP S6049694 B2 JPS6049694 B2 JP S6049694B2 JP 9938982 A JP9938982 A JP 9938982A JP 9938982 A JP9938982 A JP 9938982A JP S6049694 B2 JPS6049694 B2 JP S6049694B2
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electrical steel
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季志雄 持永
宏一 藤原
健一 西脇
英樹 杉山
隆明 渡辺
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/0081Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for slabs; for billets

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  • Materials Engineering (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)
  • Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は連鋳機で倍尺鋳造し、これを縦断して得た方向
性電磁鋼板用スラブ(以下方向性電磁鋼スラブという)
を連続式加熱炉で高温加熱するに際し、スラブ間の融着
を防止する方法に関するものである。
例えば5i2〜4%含有する方向性電磁鋼スラブは、最
終の高温焼鈍工程において、(110)〔001)方位
の2次再結晶組織の形成を容易なものとするため、熱延
板において、鋼中微量元素により形成される析出物(例
えばMuS、AIN、MnSe等)をできるだけ微細な
形で析出させることが必要となる。
そのため、熱延前の方向性電磁鋼スラブは加熱するに際
して、不純物の充分な固溶を確保するために、1260
〜1400℃の高温で数時間加熱される。この様な高温
、長時間の加熱に際し、特公昭56、^−ヘー門ハーI
11j−1゛魯゛■、↓ムプ、、tlh炉内 易 電磁
鋼スラブは2〜4%Si含有のために、スラーブ゛表面
に2FeO−SIO。
を主成分とするファイヤライトが形成され、このファイ
ヤライトは融点が1205℃であるために加熱炉中でノ
ロ(酸化物スケールが溶融しているもの)として流出す
る。スラブの加熱には通常連続式の加熱炉が使用され、
この連続式加熱炉としては、プッシャータイプのものと
ウオーキングビームタイプのものとがある。
前者タイプの場合は、プッシャーにより押して前後スラ
ブは互いに接触した状態で炉内を搬送されながら加熱さ
れるが、後者タイプの場合には一般に前後スラブの間に
間隔をとつて搬送しながら加熱されている。ところが上
記方向性電磁鋼スラブの場合、前後スラブ間に間隔をと
つて加熱することは、後続の圧延中の耳荒れ発生による
歩留り低下につながることから、ウオーキングビームタ
イプの加熱炉で加熱するにさいして前後スラブの間に間
隔をとらないで接触させておくことが耳荒れによる歩留
り低下の防止に有効であることJが、特公昭56−28
96時公報に報じられている。ところが連鋳機での生産
性向上を計るために倍尺鋳造し、これをガス切断等によ
り縦断して得た方向性電磁鋼スラブを上記両加熱炉で前
後スラブを互いに接触させて搬送する場合には、常法に
よりれば、平坦なガス切断面同志の接触が起り高温での
スラブ膨張による圧着現象のために、スラブ同志の融着
が発生する。融着発生したスラブの融着した面に形成さ
れるスケールを分析した結果、通常発生するスケールよ
りもFe濃度が高くなつていることから、融着面でのノ
ロは、何らかの形で還元され、融点の高いものになるた
めに、融着が発生しているものと考えられる。
而して融着現象が発生すると、スラブの抽出が困難にな
り、これを離すために、機械的なりを加えるか、加熱炉
でのガス量を増やしてノロを流出させるかしなければな
らない。最悪の場合には、操業を中止し、ガス切断によ
りスラブを切り離す対策を取らなければならない。更に
、融着スラブや離れた場合でも、それらスラブは融着面
に疵が生じており、耳割れ、ヘゲ疵の原因となるばかり
か、過分の加熱によりスラブ粒粗大化が促進され、2次
再結晶不良の原因ともなる。この融着を防止する対策と
して、まず第一には発生したノロ同志自体が接触しない
ように、スラブ同志の間隔を開けて装入する方法がある
が、上一述のとおり耳荒れにより大巾に歩留を低下させ
ることになる。第二には、ノロの発生量を減少させる方
法がある。
これには、例えば特公昭56−43291号公報に示さ
れている如き酸化防止剤を塗布する方法があJり、ノロ
生成量を大巾に低減させることが可能である。この先行
技術によれば、まず酸化防止剤層下のスラブ表面層での
Siの酸化によりSiO2が形成され、これがMgOと
反応してスラブ表面にMgO−SiO2又は、△(ρ・
SiO2が形成され、これ3は、低濃度酸素分圧下では
極めて緻密な皮膜であり、融点も高いため、それ以上の
酸化反応が抑制される。ところがスラブ接触面同志が平
坦な場合にはスラブ膨張による圧着が進行した時点で、
上記反応機構から還元雰囲気が形成され接触面上に3と
りわけFe濃度の高いノロが密着し、融着防止にはなり
得ない。第三には、特願昭56−125085号で本出
願人が提案しているスラブ接触面に融着防止剤を塗布す
る方法がある。
これはMgO−Cr2O,系耐火物Al2O34系耐火
物、その他酸化物の1種或いは2種以上の混合物をスラ
ブ接触面に存在させることが融着を防止する方法である
が、塗布剤コストが余計にかかる欠点がある。そこで本
発明者は、倍尺鋳造材での融着発生面の調査を行なうと
ともに、縦断面、連鋳したままの面(以下As面とする
)での融着発生頻度を調べることにより縦断面同志の接
触状態と融着発生に相関があることを見出し、特別な加
工や、薬剤を用いることなく、スラブの加熱炉への装入
向き、或いは装入順番を変えることによつて融着を全く
発生させない加熱方法を見出したものである。
即ち本発明は連続鋳造機て倍尺鋳造し、縦断した方向性
電磁鋼スラブを、ブッシャー炉やウオーキングビーム炉
の倍き連続式加熱炉で高温加熱する際、縦断面とAs面
とを接触させることによつて融着を防止する方法を提供
するものてある。以下に本発明の内容を図によつて詳細
に説明する。第1図は連続鋳造によつて倍尺鋳造後、倍
尺鋳造材Sを縦断(Xは縦断線)した形A,B,C,D
・・・を表わしている。
そしてこれらスラブを切断順に加熱炉に装入した場合の
接触状態は、1縦断面Vs同志の接触A−B,C−D・
・・、2As面同志の接触B−C・・・の2通りになり
、1と2の接触状態が交互に繰り返される。第1図に示
す装入状況において、方向性電磁鋼スラブを連続式ウオ
ーキングビーム炉で1390゜Cに加熱し、−ケ年間連
続生産した場合の融着発生率を表1に示す。この表から
明らかな様に縦断面同志の接触に限り融着が発生してい
ることから、本発明者は、縦断面同志の接触をおこさな
いで加熱炉に装入する方法の検討を行なつた。第2図は
連続鋳造後縦断された片一方のスラブを4の如く表裏反
転を行なうか、◎の如く頭尾反転を行なうかによつて、
3の縦断面とM面の接触状態だけにするものである。
第3図は連続鋳造後縦断された片一方のスラブB,D,
F・・・の装入を後にまわし1と3の接触状態だけにす
るものである。
本発明によれば、上記第2図、第3図のいづれの場合に
も所期の目的が達成されるものである。
而して本発明により、従来の装入順序において見られた
1の縦断面同志の接触を回避して、3の縦断面とM面の
接触に改めることで縦断面同志に見られる程の密着性の
高い圧着が起こらず、それによつて還元性雰囲気も緩和
されるために、融着の発生がないものになつていると考
えられる。以下本発明を実施例により説明する。実施例 Sl3.l%含有し、サイズ250?厚×10307W
1巾X58OOTfg!l長の方向性電磁鋼スラブを第
1図と第3図の装入方法を組み合わせてウオーキングビ
ーム式加熱炉(1390゜C)で連続生産で3ケ月実施
した場合の融着発生状況を調査した結果を第2表に示す
−,...〜.一第2表から
明らかな様に本発明の方法て縦断面同志の接触状態を作
らなかつたところでは、全く融着が発生しなかつた。し
かもホットコイルの耳荒れ、エッジのヘブ疵も認められ
なかつた。以上の様に、方向性電磁鋼スラブを縦断面と
M面の接触状態で装入し、連続的に加熱することによつ
て融着を全.く発生させず、生産性を著しく向上させる
とともにホットコイルの欠陥を防止することが出来た。
【図面の簡単な説明】
第1図は連続鋳造後縦断されたスラブの状況と従来の加
熱炉装入時の前後スラブの接触状態を示した図、第2図
〜第3図は本発明方法による加熱炉装入時の前後スラブ
の接触状態を示した図であ,る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 連続鋳造機で倍尺鋳造し、縦断した方向性電磁鋼ス
    ラブを連続式加熱炉によつて前後のスラブを接触させた
    状態で搬送しながら加熱する際、スラブの縦断面と連鋳
    したままの面とを接触させる事により前後スラブの融着
    を防ぐことを特徴とする方向性電磁鋼スラブの加熱方法
JP9938982A 1982-06-11 1982-06-11 方向性電磁鋼スラブの加熱方法 Expired JPS6049694B2 (ja)

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JPS58217633A JPS58217633A (ja) 1983-12-17
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ID=14246143

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DE102006045234B3 (de) 2006-09-26 2008-03-06 Wieland-Werke Ag Pressbolzen oder Pressblock und Verfahren zum Erwärmen eines Pressbolzens oder Pressblocks in einem Stoßofen

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JPS58217633A (ja) 1983-12-17

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