JPS6048978B2 - 突極形回転電機の回転子巻線 - Google Patents

突極形回転電機の回転子巻線

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JPS6048978B2
JPS6048978B2 JP1268076A JP1268076A JPS6048978B2 JP S6048978 B2 JPS6048978 B2 JP S6048978B2 JP 1268076 A JP1268076 A JP 1268076A JP 1268076 A JP1268076 A JP 1268076A JP S6048978 B2 JPS6048978 B2 JP S6048978B2
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JP
Japan
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winding
rotor
magnetic pole
salient pole
electric machine
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JP1268076A
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English (en)
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JPS5296301A (en
Inventor
重夫 野中
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は突極形回転電機における回転子の改良に関する
ものである。
従来突極形回転電機において、回転子巻線の熱伝達をよ
くするために第1図に示すごとく、回転子軸11に装着
された突極形磁極12に巻装される回転子巻線13を1
ターンおきにあるいは数ターンおきに導体平均長を長く
して巻線の外側面に交互に凹凸部を形成し冷却気体に対
してフィン効果をもたせたものがあるが、あまり効果が
ない。
その理由は回転子の遠心力で巻線13が逸脱しないよう
に巻線表面に間隔をおいて数個の巻線押え14が設けて
あるので、軸方向に通る冷却気体の流れが遮られるため
である。このように巻線押え14ではさまれた区間の巻
線表面に流れる冷却気体は著しく少くなり、その冷却効
果の大部分は回転にともなつて相対的に周方向に流れる
冷却気体の巻線表面に沿つて流れる気体流成分に依存し
ている。このような冷却に有効な冷却の流れについて考
察を加えると、第2図に示すごとく突極形回転子が角速
度Ωで回転した場合、相対的に回転子に沿つて周方向に
気体流Gが流れ、また巻線表面のある点Pが周速U、で
回転するのでその分速度[と相対的に巻線表面に沿つて
気体流gが流れる。
この気体流gによつて巻線13が冷却される。この場合
の分速度Lを幾何学的に求めると次式て表わされる。分
速度 律=Ωasinβ 但しΩ・・・・・・回転子の角速度 a ・・・・・・磁極間の中心線Lと巻線表面の延長線
との交点Aの半径で回転子の代表寸法を表わす。
β・・・・・・磁極間の中心線Lに対する巻線表面の傾
斜角度上式から判るように分速度UPは回転子の代表寸
法aおよび巻線表面の傾斜角βによつて決まるもので、
この分速度汗を増すことにより相対的・に気体流gの流
速を高めることができる。
本発明は上記の考察にもとづいて成されたもので、磁極
胴部の極間側側面に頭部から基部に向つて外側に拡がる
傾斜を設け、また回転子巻線の回転軸に垂直な平面によ
る断面の形状を略菱形とな・し、回転子巻線の極間外側
面にも基部に向つて外側に拡がる傾斜を設けることによ
り巻線表面に沿つて流れる冷却気体の流速を高め巻線の
冷却効果を高めるようにした突極形回転電機の回転子を
提供するものである。以下本発明の実施例を図面により
説明する。
第3図において、11は回転子軸、12は回転子軸11
に装着された突極形磁極、23は磁極12に巻装された
回転子巻線である。回転子巻線23は第4図に示すごと
く帯状導体24を巻回間に絶縁25をはさんで平打巻に
して短形に巻回し、かつそのコイル辺の回転子軸に垂直
な平面による断面の形状が2つの対角線の長さが等しく
ない平行四辺形すなわち菱形となるようにし、外側およ
び内側面に基部に向つて外側に拡がる平行な傾斜部23
a,23bを形成したものである。巻線23を磁極12
に装着する際は内側面23bおよび高さ方向の端面を絶
縁物26て包みこの絶縁物26を介して磁極12に装着
する。
この場合絶縁物26はその側面に巻線223と同じ傾斜
を設けたものを用い、また絶縁物26と磁極12の間に
できる楔状の間隙に磁性材より成る楔27を打込んで、
磁極12に巻線23を堅く固定す5る。さらに巻線23
が遠心力で逸脱しないように従来と同様に巻線表面を軸
方向に間隙をおいて巻線押え14により固定する。この
ように回転子巻線23の外側面に傾斜部23aを形成し
た場合は、第2図に示した磁極間のJ中心線Lに対する
巻線表面の傾斜角度βおよび中心線Lと巻線表面の延長
線上の交点Aの半径a(回転子の代表寸法)が夫々大き
くなるので巻線表面上の点Pにおける分速度UPが増大
し、これにより相対的に巻線表面に沿つて流れる気体流
G2の流速が増し巻線の熱伝達率が高められ冷却効果が
向上する。
さらに傾斜角度βの増加により回転時の風損が減少する
二次的な効果がある。また上記回転子巻線23は巻線工
作に際し、その両側面に平行な傾斜部23a,23,を
設けるのみであるから巻型の構造も簡単で、巻線作業も
容易であり、従来の回転子巻線のよつうに外側面に凹凸
部を交互に形成する必要がないので巻型の構造が単純と
なり、巻線作業に手間がかかる欠点も解消できる。また
、楔27は磁極12の胴部とともに磁路を形成するので
、磁極12の磁気抵坑を低減することができる。
本発明の回転子の構造は第5図のようにしてもよい。
すなわち第4図の如く回転軸に垂直な断面を略菱形とし
外側および内側に夫々傾斜部23a,23,を設けた回
転子巻線23をこの巻線と同方向に傾斜を設けた磁極3
2に装着する。磁極32は磁極頭部32aを胴部32b
にボルト33で取りつけることによつて組立てる。この
ようにすると、回転子軸11と磁極32との接続部の断
面積が大きくなり磁気抵坑が低減されるという効果もあ
る。
以上のように本発明によれば、回転によつて相対的に巻
線表面に沿つて流れる冷却ガスの流速を高めることがで
き巻線表面における熱伝達率が向上し冷却効果のよい回
転子が提供できる。
また磁極基部における磁気抵坑を低減することもできる
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の突極形回転子の横断面図、第2図は冷却
気体の流れを示す説明図、第3図は本発明の一実施例の
突極形回転子の横断面図、第4図は本発明において用い
る回転子巻線の斜視図、第5図は本発明の他の実施例を
示す断面図てある。 11・・・・・・回転子軸、12,32・・・・・・磁
極、23・・・・回転子巻線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転子軸に取付けられ胴部の極間側面に頭部から基
    部に向つて外側に拡がる傾斜を有する磁極と、磁極の胴
    部に巻装されて前記回転子軸に垂直な断面の形状が略菱
    形をなし極間側外側面に磁極頭部から基部に向つて外側
    に拡がる傾斜を有する回転子巻線とを備えたことを特徴
    とする突極形回転電機の回転子。
JP1268076A 1976-02-07 1976-02-07 突極形回転電機の回転子巻線 Expired JPS6048978B2 (ja)

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JP1268076A JPS6048978B2 (ja) 1976-02-07 1976-02-07 突極形回転電機の回転子巻線

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JPS5296301A JPS5296301A (en) 1977-08-12
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JPS5910144A (ja) * 1982-07-06 1984-01-19 Seiko Epson Corp 電動機
JPH0636337U (ja) * 1992-10-08 1994-05-13 株式会社三協精機製作所 モータの巻線
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JP2010279226A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Toyota Motor Corp コイルの冷却構造、ステータおよび回転電機ならびに車両

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