JPH0130859Y2 - - Google Patents

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JPH0130859Y2
JPH0130859Y2 JP14023782U JP14023782U JPH0130859Y2 JP H0130859 Y2 JPH0130859 Y2 JP H0130859Y2 JP 14023782 U JP14023782 U JP 14023782U JP 14023782 U JP14023782 U JP 14023782U JP H0130859 Y2 JPH0130859 Y2 JP H0130859Y2
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JP
Japan
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coil
field
coil support
rotor
guide vanes
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JP14023782U
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JPS5944147U (ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転子に係り、とくに界磁コイルを
固定するためのコイルサポートを備えた回転子に
関する。
交流発電機、同期電動機などの凸極型回転子
は、回転によつて界磁鉄心に巻装された界磁コイ
ルに遠心力が作用し、該界磁コイルをふくらませ
ようとする力が掛かる。このため、従来から隣接
する界磁コイルの間隙にコイルサポートを配置
し、これを界磁鉄心に固定して界磁コイルのふく
らみを阻止させる構造がとられている。従来より
一般に用いられていたコイルサポートは、ブロツ
ク状のものであるが、冷却上の問題から近年、実
開昭57−41454号公報に示す如く該コイルサポー
トを中空化し冷却効率の改善を試みた考案が提案
されている。
しかしながら、斯かる従来技術にあつては、凸
極回転子における界磁コイル間に断面が略扇状の
中空部材から成るコイルサポートを配置するだけ
となつているため、コイルサポートが流気作用を
有せず単に通気孔の役を果たすのみであり、よつ
て冷却効率のそれ程の向上を期待し得ないという
欠点があつた。
本考案は、上記従来技術の欠点に鑑みなされた
ものであり、コイルサポートに流気用の案内羽根
を設けることにより凸極型回転子における冷却効
率を著しく高めることを可能とした優れた回転子
を提供することを、その目的とする。
以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。第1図ないし第3図において、回転子1は、
回転子軸2に固着された2極用の凸極型界磁鉄心
3と、この界磁鉄心3の第1図の左右両側に形成
されたコイル取付部30,30に巻装された界磁
コイル4,5と、この界磁コイル4,5の外側に
装備されたコイルサポート6,7とを備えてい
る。この回転子1は、固定子8と僅かなギヤツプ
を保ちながら回転子軸2と共に回転するように成
つている。前記界磁コイル4,5と鉄心3との間
には絶縁材10,10,…が介装されており、所
定の対地絶縁が施されている。前記コイルサポー
ト6,7は両者対称な同一形状に形成されてい
る。この内、コイルサポート6について説明する
と、前記界磁コイル4,5の第3図における上端
面4A,5Aに押着した状態で前記回転子軸2の
軸方向(第2図の上下方向)に沿つて配設された
方形の押え板11と、この押え板11の上側に植
設された複数個の流気用の案内羽根12,13,
…と、後述するバインド20,21を巻回するた
めのリング板部22,23とから成る。このリン
グ板部22,23は両下端が前記押え板11に固
着されており、中央部が前記案内羽根12,1
3,…を橋脚として固着支持されるようになつて
いる。前記押え板11の下側には方形断面を有す
る係止用凸条24が形成されており、この係止用
凸条24が前記界磁鉄心3の中央部に形成された
凹溝25に嵌合されることにより位置決め固定が
行なわれる。この凹溝25は通気孔を兼ねてお
り、これによつて界磁鉄心の冷却効果の増大が図
られている。前記リング板部22,23及び他方
のコイルサポート7のリング板部40,41
(内、41は図示せず)の外周端面並びにこれら
に対応する界磁鉄心3の外周に沿つて各々連続し
た2組の凹部群22A,3A,40A,3A及び
23A,3B,41A,3B(この内、41Aは
図示せず)が形成されており、各々の凹部群に前
記コイルサポート6,7を当該界磁鉄心3へ固定
するためのバインド20,21が所定回数巻回さ
れている。前記案内羽根12,13,…は、第2
図に示す如く配設されており、回転子1が回転す
ると、該案内羽根12,13,…が空気を案内し
当該コイルサポート6部分に軸方向の気流を生ぜ
しめるようになつている。この気流により、前記
案内羽根12,13,…、押え板部11を介して
界磁コイル4,5および界磁鉄心3の冷却が行な
われ、また該気流が固定子8に直接当流すること
により固定子8の冷却も同様に行なわれる。ま
た、前記リング板部22の外周および案内羽根1
2,13,…の先端は、前記界磁鉄心3の外周端
と同一の径をなすように形成されている。このこ
とはコイルサポート7についても全く同様であ
る。
この実施例によれば、2極型の界磁鉄心に巻装
した界磁コイルと、固定子との間に空いた大きな
空間に流気用の案内羽根を有するコイルサポート
を装備するようにしたので、大きな通気面積をと
ることができるとともに、回転子の回転時に生じ
るコイルサポート自身の流気作用によつて冷却用
の空気が該コイルサポート部分を強制流気される
ため、このコイルサポートで押さえられた界磁コ
イル及び固定子の冷却が効果的になされる。この
とき、前記案内羽根が放熱面積を増大する機能を
有するので冷却効率の高率化が図られる。また、
前述したコイルサポート自身の流気作用により、
通常の回転機に備えられた冷却用のフアンを小型
化或いは不要とすることも可能となる。これによ
り回転機全体の構成を小型にし、かつ、装置を低
廉なものにできる。
尚、上記実施例に於てはコイルサポートをバイ
ンドで固定する場合につき説明したが、本考案は
何らこれに限定されるものではなく、バインドに
よる固定に合わせて第4図に示す如くコイルサポ
ートの押え板11をボルト42で界磁鉄心43に
固定するようにしたり、また第5図に示す如くコ
イルサポート44の押え板45の中央部にダブテ
ール46を形成し、界磁鉄心47側のテール溝4
8に該ダブテール46を挿通し固定するようにし
てもよい。なお、49は通気溝である。また、こ
れら第4図、第5図に示すコイルサポートで、前
述したバインドを用いずリング板を不要としてよ
い。またコイルサポートは、熱伝導の良好なアル
ミ材等で形成し該コイルサポートと界磁コイルと
の間に絶縁体を介装するか、これとは別にコイル
サポート自身を絶縁材であるプラスチツク材料等
を用いて形成してもよい。このプラスチツク材料
を使用するときなどには、第6図に示すようにコ
イルサポート50の押え板51に界磁コイル直冷
用の窓52,52,…を設けて冷却効率を上げる
ようにすると良い。また、案内羽根の形状、個
数、配置の仕方等もとくに前記実施例に限定され
るものではなく、実験的に決定した最適の寸法、
形状等を用いることができる。さらに、上記実施
例はとくに2極型の回転子について例示したが、
本考案は必ずしも極数には限定されるものではな
い。
以上のように本考案によれば、コイルサポート
に流気作用を持たせたことにより、構成が簡単で
極めて冷却効率の高い回転子が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は平面図、第3図は第2図の−線に沿つた
断面図、第4図および第5図は各々他の実施例を
示す一部省略した断面図、第6図はその他の実施
例を示す平面図である。 1……回転子、3……界磁鉄心、4,5……界
磁コイル、6,7……コイルサポート、11……
コイル固定部としての押え板部、12,13,1
4,……案内羽根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 界磁鉄心の胴部に絶縁体を介して界磁コイルを
    巻装してなる回転子において、前記界磁鉄心に、
    界磁コイルを回転中心軸に沿つて側面から固定す
    るコイルサポートを装着するとともに、このコイ
    ルサポートを、コイル固定部と該コイル固定部の
    外面に突設された一又は二以上の流気用案内羽根
    とにより構成したことを特徴とする回転子。
JP14023782U 1982-09-16 1982-09-16 回転子 Granted JPS5944147U (ja)

Priority Applications (1)

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JP14023782U JPS5944147U (ja) 1982-09-16 1982-09-16 回転子

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JP14023782U JPS5944147U (ja) 1982-09-16 1982-09-16 回転子

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Publication Number Publication Date
JPS5944147U JPS5944147U (ja) 1984-03-23
JPH0130859Y2 true JPH0130859Y2 (ja) 1989-09-21

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ID=30314053

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JP14023782U Granted JPS5944147U (ja) 1982-09-16 1982-09-16 回転子

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JP5918484B2 (ja) * 2011-06-27 2016-05-18 株式会社豊田中央研究所 回転電機のロータ

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JPS5944147U (ja) 1984-03-23

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