JPS6048188A - 浄水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、とくに豆腐のような食品を作る際に用いて
好適な浄水装置に関する。

一般に食品に対する細菌汚染を防止し、細菌の増殖を抑
制する方法としては、食品のＰＨ値を下げたり、活性水
分を小さくして細菌の増殖条件を悪くさせたり、或いは
食品を熱殺菌させたり、さらには食品そのものへ殺菌剤
や防腐剤等を混入したりする方法がある。

しかるに、食品が豆腐であるような場合にはその性質上
、上記したような方法を実施するのが困難であったり、
或いは人体に害を及ぼす恐れが多分にあったりするので
、この場合には、使用水そのものの殺菌、或いは滅菌を
行なうことが最も望ましい。

従来、この使用水そのものの滅菌を行なうものとして、
銀、銅等の金属を含ませた活性炭を濾過剤として用いた
ものがあるが、これは長期間使用すると活性炭が通過使
用水中に流出するのが見られると共に、銀イオン等の溶
出量がとくに使用初期において多く、一定しないという
欠点があった。さらに、活性炭の流出を防止するために
、該活性炭を封入させたフィルターに目の細かなものを
用いなくてはならず、これが目詰まりの原因となり、水
の流れを悪くするという欠点もあった。

この発明の目的は、濾過剤が通過使用水中に流出するの
を完全に防止できると共に、この濾過剤を収納させたフ
ィルターが目詰まりするのを防止し、使用水の流通を極
めて良好ならしめた浄水装置を提供せんとするにある。

以下にこの発明を図面に基づいて詳細に説明すると、開
方上端部に取付フランジ部１ａを設けた、例えばステン
レス製筒状の容器ｌには、」二部に流入管２、下部に排
出管３が各々接続されている。

取付フランジ１ａにはＯリング４を挟んで円盤状の蓋５
が蝶ネジ６．６・・舎で取りつけられており、この蓋５
には空気抜き用の−ＪＦ　７が、また、容器２の下端部
にはドレン排出管８が各々取りつけられている。容器２
内部には上部の流通管２よりやや下方にリング状の係止
部９が取りつけられ、この係止部９に例えばステンレス
網製の保持用カゴｌＯが吊設されている。

この保持用カゴｌＯは空間部１０ａを設けた二重構造と
なっており、内部に濾過剤１２を充填させた同じくステ
ンレス網製のカートリッヂ１１が収納され、保持用カゴ
１０、カートリッヂ１１．ＩＩＩ過剤１２でフィルター
１３を形成している。

実施例として、一般細菌及び大腸菌群を含む２０文の菌
液を入れたタンク１４を用意し、濾過剤１２として、キ
レート樹脂に銀を特殊加工によりコーティングした４０
〜５０メツシユの粒度を有する、粒状の銀型キレート樹
脂を用い、これを約８０〜９０メツシユのステンレス網
製のカートリッヂ１１内へ封入させ、このカートリッヂ
１１を同じく約８０〜９０メツシユのステンレス網製で
ある保持用カゴｌＯの中へ収納させた後、蓋５を取付フ
ランジ部１ａに取りつけて蝶ネジ６．６　・・・で締め
つけ、内部を密閉させた。

しかる後、タンク１４内の菌液をポンプ１５を用いて流
入管２側より容器ｌ内へ導き、フィルター１３内を通過
させて排出管３よりタンク１６へ取り出し、−膜化菌数
、大腸菌群の測定を行なったところ、別表の通りの結果
を得た。

したがって、この発明に係る浄水装置によれば、とくに
腐敗した豆腐に見られる大腸菌群に対して高い殺菌能力
があることが解る。これは、濾過剤である銀型キレート
樹脂よりイオン平衝により極めて微量の銀イオンが溶は
出し、この銀イオンが所謂オリゴダイナミック作用を起
こして大腸菌に働きかけ、これを死滅させるからである
。しかし、この銀イオンは人体には影響はない。

尚、この銀型キレート樹脂を形成させる一方法としては
、キレ−Ｉ・形成基として、アミノ酸基、イミノ酢酸基
、イミノジ酢酸基、イミノプロピオン酢酸基等を用い、
キレート樹脂の樹脂体としては、フ、！／−ル樹脂、エ
ポキシ樹脂、スチレン−ジビニルベンゼン樹脂等を用い
た。

或いは、これらの樹脂を、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ＡＢＳ樹脂、塩化ビニル樹脂等の成
型樹脂と共に練り込んで粒状物を形成させても良い。

さらに、実施例では上記のようにして形成させた粒状の
キレート樹脂に銀をコーテングしたものを示したが、上
記した樹脂や、キレ−１・形成基を練り込んで形成させ
たキレート樹脂に、銀が均一に練り込まれるようにして
粒状物を形成させても良い。　また１粒度は１０〜５０
メツシユの間で任意に選択できる。

次に、この発明によれば、濾過剤１２に１０〜５ｏメツ
シユの中から任意に選択された均一な粒状物を用いたの
で、これを収納させたカートリッヂ１１や保持用カゴに
８０〜８０メツシユ等の比較的に目の亮いものを用いる
ことができ、これによりフィルター１３が目詰まりする
心配がなくなり通過水の流通が極めて安易となったもの
である。そして、保持用カゴ１０を二重としたことは、
万一濾過剤１２がカートリッヂ１１外部へ漏れることが
あっても排出管３側より外部へ流出するのを可及的に防
止する利点を有するものである。尚、カートリッヂ１１
゜或いは保持用カゴ１０に用いる網には、ステンレスの
他にサラン或いはナイロン酸のものを用いても良い。　
このカー　トリック１１は蓋５を取り外すことによって
極めて容易に交換できる。

次に、この発明に係る浄水装置の処理能力についてあら
ましを述べると、フィルター１３のサイズで直径１５０
　ｍｌｌ嵩高３５０　＋ｏ／ｍのものを用いた場合には
、毎時約１トンの使用水の処理能力があり、同じ〈フィ
ルター１３に直径２５０　＋＊／ｍ高さ７００ｍ１Ｉ１
１のものを用いた場合には、毎時５トンの処理能力があ
る。

以上、詳細に説明したよ−）に、この発明は極めてコン
パクトな装置で、単に水道水や地下水を通過させるのみ
で、優れた殺菌ないし滅菌作用を発揮せしめ、かつ、濾
過剤の外部への流出を可及的に防止できる他、カートリ
ッヂの交換が容易であり、その上目詰まりを生しさせる
ことがない等々の作用効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図はその平面図
、第２図は同縦断面図、第３図はその使用例を示す説明
図である。 １・ψ・容器　２＃・・流入管 ３・・・排出管　５＃・・蓋 ９・・・係止部　１０φ・・保持用カゴ１１φ・・カー
トリッヂ　１２・ψＩ瀘過剤１３・Φ・フィルター　１
４φ−・タンク特　許　出　願　人　守　屋　義　弘 手続補正書（自発〕 特許庁長官若杉和　夫　殿 １、事件の表示 昭和５８年　特許　願第１・５５５６８　号２、発明の
名称　浄　水　装　置 ３、補正をする者 事件との関係　出願人 住　所　千Ｍ系市用市市用南３−１４−２３氏　名（名
称）守屋義弘 ４、代理人 ８、補正の内容 本願明細書の第３ページ２０行の「フィルター１３を形
成ビている。」の後に、「尚、保持用カゴ１０は必ずし
も二重構造でなくてもよく、断面をコの字状に曲げた板
、あるいは針金を十の字に組み合わせたものでもよい。 」の−文を加入する。 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも流入管と排水管を取りつけた蓋付きの容器と
   、この容器内に収納されたフィルターとから成り、前記
   フィルターは前記流入管と排水管との間に取り付けられ
   た保持用カゴと、この保持用カゴの中に収納された内部
   に金属吸着キレート樹脂製の濾過剤を充填させたカート
   リッジから構成されると共に、前記濾過剤は目詰まりを
   起さない程度のほぼ均一な粒度を有するものと成したこ
   とを特徴とする、浄水装置。