JPH06226262A - 浄水器 - Google Patents
浄水器Info
- Publication number
- JPH06226262A JPH06226262A JP1581093A JP1581093A JPH06226262A JP H06226262 A JPH06226262 A JP H06226262A JP 1581093 A JP1581093 A JP 1581093A JP 1581093 A JP1581093 A JP 1581093A JP H06226262 A JPH06226262 A JP H06226262A
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- JP
- Japan
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- water
- water purifier
- cartridge
- metal
- filter medium
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 長時間浄水器の通水を止めておいても、細菌
やウイルスが増殖しない安全な浄水器を提供することを
目的とする。 【構成】 濾材カートリッジ７の一端を浄水器本体１の
浄化水出口６に取り付け、被処理水が濾材カートリッジ
７の側面と浄水器本体１の間を通って濾材カートリッジ
７の他端より導入されるように浄水器本体１に被処理水
導入口５を設けた浄水器であって、濾材カートリッジ７
のケース１０が殺菌性を有する金属を担持させたゼオラ
イトを混入した合成樹脂で形成されたものとした。殺菌
性を有する金属としては、銀、銅、亜鉛、水銀、錫、
鉛、ビスマス、カドミウム、クロムからなる群より選ば
れた少なくとも１種を使用できる。
やウイルスが増殖しない安全な浄水器を提供することを
目的とする。 【構成】 濾材カートリッジ７の一端を浄水器本体１の
浄化水出口６に取り付け、被処理水が濾材カートリッジ
７の側面と浄水器本体１の間を通って濾材カートリッジ
７の他端より導入されるように浄水器本体１に被処理水
導入口５を設けた浄水器であって、濾材カートリッジ７
のケース１０が殺菌性を有する金属を担持させたゼオラ
イトを混入した合成樹脂で形成されたものとした。殺菌
性を有する金属としては、銀、銅、亜鉛、水銀、錫、
鉛、ビスマス、カドミウム、クロムからなる群より選ば
れた少なくとも１種を使用できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は水道水の浄化に使用さ
れる浄水器に関し、より詳しくは、その内部に滞留する
水が細菌やウイルス類によって汚染されないようにした
浄水器に関するものである。
れる浄水器に関し、より詳しくは、その内部に滞留する
水が細菌やウイルス類によって汚染されないようにした
浄水器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】最近における自然環境の破壊は、水道の
取水源の汚染を激しくし、水質の低下を招いている。ま
た、集合住宅等においては受水槽や給水槽の管理が不十
分なために、水道水の衛生上の問題が発生している。そ
のため、活性炭等の濾過材を使用して、水道水のカルキ
臭、カビ臭等の臭気や濁りの除去がおこなわれている。
しかし、現在市販されている浄水器においては、一晩通
水を止めるだけで、濾過材に付着した細菌やウイルスが
著しく増殖して不衛生な状態になることが認められてお
り、長時間通水を止めた後の浄水器の水は飲用に適さな
いものとなっている。
取水源の汚染を激しくし、水質の低下を招いている。ま
た、集合住宅等においては受水槽や給水槽の管理が不十
分なために、水道水の衛生上の問題が発生している。そ
のため、活性炭等の濾過材を使用して、水道水のカルキ
臭、カビ臭等の臭気や濁りの除去がおこなわれている。
しかし、現在市販されている浄水器においては、一晩通
水を止めるだけで、濾過材に付着した細菌やウイルスが
著しく増殖して不衛生な状態になることが認められてお
り、長時間通水を止めた後の浄水器の水は飲用に適さな
いものとなっている。
【０００３】そのため、浄水器を使用する前には、充分
通水して濾過材に付着した細菌やウイルスを洗い流して
から使用していた。
通水して濾過材に付着した細菌やウイルスを洗い流して
から使用していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような対
策は、本質的な対策ではないので、通水を止めるとまた
すぐに細菌やウイルスが増殖する。また、使用前に通水
しても、濾過材内部にまで入り込んだ細菌やウイルスは
短時間の通水では洗い流せないので、不衛生であるとい
う問題があった。
策は、本質的な対策ではないので、通水を止めるとまた
すぐに細菌やウイルスが増殖する。また、使用前に通水
しても、濾過材内部にまで入り込んだ細菌やウイルスは
短時間の通水では洗い流せないので、不衛生であるとい
う問題があった。
【０００５】そこで、この発明は、長時間浄水器の通水
を止めておいても、細菌やウイルスが増殖しない安全な
浄水器を提供することを目的とする。
を止めておいても、細菌やウイルスが増殖しない安全な
浄水器を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明では、
濾材カートリッジ７の一端を浄水器本体１の浄化水出口
６に取り付け、被処理水が濾材カートリッジ７の側面と
浄水器本体１の間を通って濾材カートリッジ７の他端よ
り導入されるように浄水器本体１に被処理水導入口５を
設けた浄水器であって、濾材カートリッジ７のケース１
０が殺菌性を有する金属を担持させたゼオライトを混入
した合成樹脂で形成されたものである浄水器とした。
濾材カートリッジ７の一端を浄水器本体１の浄化水出口
６に取り付け、被処理水が濾材カートリッジ７の側面と
浄水器本体１の間を通って濾材カートリッジ７の他端よ
り導入されるように浄水器本体１に被処理水導入口５を
設けた浄水器であって、濾材カートリッジ７のケース１
０が殺菌性を有する金属を担持させたゼオライトを混入
した合成樹脂で形成されたものである浄水器とした。
【０００７】殺菌性を有する金属としては、銀、銅、亜
鉛、水銀、錫、鉛、ビスマス、カドミウム、クロムから
なる群より選ばれた少なくとも１種を使用できる。
鉛、水銀、錫、鉛、ビスマス、カドミウム、クロムから
なる群より選ばれた少なくとも１種を使用できる。
【０００８】
【作用】この発明では、浄水器本体１内に水道水が残留
していても、ケース１０が殺菌性を有する金属を担持さ
せたゼオライトを混入した合成樹脂で形成されたもので
あり、前記金属から溶け出た金属イオンにより、浄水器
本体１内の細菌やウイルスが死滅するので、衛生的であ
る。
していても、ケース１０が殺菌性を有する金属を担持さ
せたゼオライトを混入した合成樹脂で形成されたもので
あり、前記金属から溶け出た金属イオンにより、浄水器
本体１内の細菌やウイルスが死滅するので、衛生的であ
る。
【０００９】
【実施例】以下、この発明の浄水器の構成を図面に基づ
いて説明する。図１において、１は、浄水器本体であ
り、上部筒２と下部筒３とユニオンナット４から構成さ
れており、上部筒２と下部筒３はユニオンナット４によ
り着脱自在に連結されている。さらに、下部筒３には側
部に被処理水導入口５を設け、下部に浄化水出口６を設
けている。
いて説明する。図１において、１は、浄水器本体であ
り、上部筒２と下部筒３とユニオンナット４から構成さ
れており、上部筒２と下部筒３はユニオンナット４によ
り着脱自在に連結されている。さらに、下部筒３には側
部に被処理水導入口５を設け、下部に浄化水出口６を設
けている。
【００１０】７は円柱形をした濾材カートリッジであ
り、上端に流入口８を、下端に流出口９を設けたケース
１０の内部に濾過材１１を充填したものである。さら
に、濾材カートリッジ７は下部筒３の内側より浄化水出
口６に着脱自在に取り付けられている。このケース１０
は、殺菌性を有する金属をイオン交換により担持させた
ゼオライトを0.01〜10重量％含有させた合成樹脂で形成
されたものである。殺菌性を有する金属としては、銀、
銅、亜鉛、水銀、錫、鉛、ビスマス、カドミウム、クロ
ムからなる群より選ばれた少なくとも１種の金属が使用
される。
り、上端に流入口８を、下端に流出口９を設けたケース
１０の内部に濾過材１１を充填したものである。さら
に、濾材カートリッジ７は下部筒３の内側より浄化水出
口６に着脱自在に取り付けられている。このケース１０
は、殺菌性を有する金属をイオン交換により担持させた
ゼオライトを0.01〜10重量％含有させた合成樹脂で形成
されたものである。殺菌性を有する金属としては、銀、
銅、亜鉛、水銀、錫、鉛、ビスマス、カドミウム、クロ
ムからなる群より選ばれた少なくとも１種の金属が使用
される。
【００１１】この実施例では、鐘紡株式会社製のバクテ
キラーＭＢ（銅−ゼオライトを混入したペレット…登録
商標）を１０％混入したポリプロピレンを使用した。前
記銅−ゼオライトは、細菌、ウイルス、藻類に対して殺
菌作用を有しており、その発育阻止最低濃度（ＭＩＣ
値）は表１の通りである。
キラーＭＢ（銅−ゼオライトを混入したペレット…登録
商標）を１０％混入したポリプロピレンを使用した。前
記銅−ゼオライトは、細菌、ウイルス、藻類に対して殺
菌作用を有しており、その発育阻止最低濃度（ＭＩＣ
値）は表１の通りである。
【００１２】
【表１】
【００１３】ゼオライトに担持された金属は単なる物理
吸着とは異なり、ゼオライトにイオン交換により安定し
て固定されたものであるので、水道水に溶出する金属イ
オンの量は数ppb にすぎず、重金属として１ppm の規制
値には程遠い値であり安全である。しかも、このような
微量の溶出金属イオンであっても、強力な殺菌効果が発
揮される。
吸着とは異なり、ゼオライトにイオン交換により安定し
て固定されたものであるので、水道水に溶出する金属イ
オンの量は数ppb にすぎず、重金属として１ppm の規制
値には程遠い値であり安全である。しかも、このような
微量の溶出金属イオンであっても、強力な殺菌効果が発
揮される。
【００１４】濾過材１１は、キチン・キトサン粉末、多
孔質セラミック粒、珊瑚の化石砂、抗菌天然ゼオライト
粒、銀添着活性炭、をフィルターを介して積層したもの
である。この実施例の浄水器は以上のように構成されて
おり、下部筒３の被処理水導入口５から導入された水道
水は、ケース１０と上部筒２との間を通り、ケース１０
の上端の流入口８よりケース１０内に入る。そして、濾
過材１１で濾過され下端の流出口９より流出した浄化さ
れた水道水は、下部筒３の浄化水出口６より外部に出
る。
孔質セラミック粒、珊瑚の化石砂、抗菌天然ゼオライト
粒、銀添着活性炭、をフィルターを介して積層したもの
である。この実施例の浄水器は以上のように構成されて
おり、下部筒３の被処理水導入口５から導入された水道
水は、ケース１０と上部筒２との間を通り、ケース１０
の上端の流入口８よりケース１０内に入る。そして、濾
過材１１で濾過され下端の流出口９より流出した浄化さ
れた水道水は、下部筒３の浄化水出口６より外部に出
る。
【００１５】浄水器を使用しないときは、浄水器本体１
内に水道水が残るが、濾材カートリッジ７のケース１０
が殺菌効果を有しているので、浄水器本体１内では細菌
やウイルスが増殖しない。４８時間放置後の浄水器本体
１内の水道水を調べたところ、大腸菌等の細菌やウイル
スの発生は全くなかった。この実施例のように濾過材１
１に抗菌天然ゼオライト粒、銀添着活性炭を使用すると
共に、フィルターを殺菌効果のあるフィルター（銅、銀
等の殺菌作用を有する金属からなる金属繊維を入れたも
の）を使用すれば、さらに殺菌効果が高くなる。
内に水道水が残るが、濾材カートリッジ７のケース１０
が殺菌効果を有しているので、浄水器本体１内では細菌
やウイルスが増殖しない。４８時間放置後の浄水器本体
１内の水道水を調べたところ、大腸菌等の細菌やウイル
スの発生は全くなかった。この実施例のように濾過材１
１に抗菌天然ゼオライト粒、銀添着活性炭を使用すると
共に、フィルターを殺菌効果のあるフィルター（銅、銀
等の殺菌作用を有する金属からなる金属繊維を入れたも
の）を使用すれば、さらに殺菌効果が高くなる。
【００１６】
【発明の効果】この発明では、濾材カートリッジ７のケ
ース１０が殺菌性を有する金属を担持させたゼオライト
を混入した合成樹脂で形成されたものであり、溶け出た
極微量の金属イオンにより、浄水器本体１内の細菌やウ
イルスが死滅する。そのため、浄水器の通水を長時間止
めておいても、不衛生にならず、安全な美味みのある浄
化水を供給できる。
ース１０が殺菌性を有する金属を担持させたゼオライト
を混入した合成樹脂で形成されたものであり、溶け出た
極微量の金属イオンにより、浄水器本体１内の細菌やウ
イルスが死滅する。そのため、浄水器の通水を長時間止
めておいても、不衛生にならず、安全な美味みのある浄
化水を供給できる。
【図１】この発明の浄水器の縦断面図。
１…浄水器本体 ５…被処理水導入口 ６…浄化水出口 ７…濾材カートリッジ １０…ケース
Claims (2)
- 【請求項１】 濾材カートリッジ（７）の一端を浄水器
本体（１）の浄化水出口（６）に取り付け、被処理水が
濾材カートリッジ（７）の側面と浄水器本体（１）の間
を通って濾材カートリッジ（７）の他端より導入される
ように浄水器本体（１）に被処理水導入口（５）を設け
た浄水器であって、濾材カートリッジ（７）のケース
（１０）が殺菌性を有する金属を担持させたゼオライト
を混入した合成樹脂で形成されたものであることを特徴
とする浄水器。 - 【請求項２】 殺菌性を有する金属が銀、銅、亜鉛、水
銀、錫、鉛、ビスマス、カドミウム、クロムからなる群
より選ばれた少なくとも１種であることを特徴とする請
求項１記載の浄水器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1581093A JPH06226262A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1581093A JPH06226262A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 浄水器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06226262A true JPH06226262A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11899206
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1581093A Pending JPH06226262A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 浄水器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06226262A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5772896A (en) * | 1996-04-05 | 1998-06-30 | Fountainhead Technologies | Self-regulating water purification composition |
| US6254894B1 (en) | 1996-04-05 | 2001-07-03 | Zodiac Pool Care, Inc. | Silver self-regulating water purification compositions and methods |
| WO2002100782A1 (en) * | 2001-05-31 | 2002-12-19 | Geoung-Su Yoo | A water purifying system capable of preventing environment hormone, purifying and sterilizing water in an apartment house watertank or a common watertank |
-
1993
- 1993-02-03 JP JP1581093A patent/JPH06226262A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5772896A (en) * | 1996-04-05 | 1998-06-30 | Fountainhead Technologies | Self-regulating water purification composition |
| US6254894B1 (en) | 1996-04-05 | 2001-07-03 | Zodiac Pool Care, Inc. | Silver self-regulating water purification compositions and methods |
| WO2002100782A1 (en) * | 2001-05-31 | 2002-12-19 | Geoung-Su Yoo | A water purifying system capable of preventing environment hormone, purifying and sterilizing water in an apartment house watertank or a common watertank |
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