JPS6047950B2 - 湿熱処理室内における布帛の連続移送装置 - Google Patents
湿熱処理室内における布帛の連続移送装置Info
- Publication number
- JPS6047950B2 JPS6047950B2 JP3119778A JP3119778A JPS6047950B2 JP S6047950 B2 JPS6047950 B2 JP S6047950B2 JP 3119778 A JP3119778 A JP 3119778A JP 3119778 A JP3119778 A JP 3119778A JP S6047950 B2 JPS6047950 B2 JP S6047950B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fabric
- heat treatment
- transfer device
- fabrics
- moist heat
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は常圧もしくは高圧の温熱処理室内において、布
帛をノーテンシヨンで連続的に温熱処理するためになさ
れた温熱処理装置における布帛の連続移送装置を提供す
るものである。
帛をノーテンシヨンで連続的に温熱処理するためになさ
れた温熱処理装置における布帛の連続移送装置を提供す
るものである。
布帛を染色、精練、漂白、減量等の加工をするに当り、
該布帛を高圧あるいは常圧の温熱処理室内を通して温熱
処理することて効率よく所望の加工ができるようにした
処理方法及び装置について本発明者は多数の出願をなし
ている。
該布帛を高圧あるいは常圧の温熱処理室内を通して温熱
処理することて効率よく所望の加工ができるようにした
処理方法及び装置について本発明者は多数の出願をなし
ている。
布帛を温熱室内を通して連続的に温熱処理するに当り、
その布帛の温熱処理時間即ち温熱室内における帯在時間
を長くするため温熱室内の布帛をガイドロールに案内さ
せて蛇行状に移行せしめる。
その布帛の温熱処理時間即ち温熱室内における帯在時間
を長くするため温熱室内の布帛をガイドロールに案内さ
せて蛇行状に移行せしめる。
あるいは多段に設けたコンベアによつて移行せしめるこ
とが提案されているが、前者の温熱室内における布帛の
蛇行状に移行させる手段では、各ガイドロール間におい
て布帛にテンションがかかることから、例えば布帛が編
物の如き伸びやすい布帛の場合には伸張を生じバルギー
性、伸縮性が損なわれる不都合があり、また後者のコン
ベアによるノーテンシヨン移送では、上記の如き不都合
は生じないがコンベアに接する部分は温熱を受け難いの
で温熱処理にむらを生じ均一なる加工ができ難い欠点が
あつた。そこで本発明者は温熱室内において布帛に充分
かつ均一に温熱を作用させながら、しかもノーテンシヨ
ンで連続移送せしめることができる装置を多数開発し提
案しているが、本発明はこの種の連続移送装置の新規な
ものを提供するものである。
とが提案されているが、前者の温熱室内における布帛の
蛇行状に移行させる手段では、各ガイドロール間におい
て布帛にテンションがかかることから、例えば布帛が編
物の如き伸びやすい布帛の場合には伸張を生じバルギー
性、伸縮性が損なわれる不都合があり、また後者のコン
ベアによるノーテンシヨン移送では、上記の如き不都合
は生じないがコンベアに接する部分は温熱を受け難いの
で温熱処理にむらを生じ均一なる加工ができ難い欠点が
あつた。そこで本発明者は温熱室内において布帛に充分
かつ均一に温熱を作用させながら、しかもノーテンシヨ
ンで連続移送せしめることができる装置を多数開発し提
案しているが、本発明はこの種の連続移送装置の新規な
ものを提供するものである。
即ち本発明は布帛の温熱処理室内において駆動ロールに
よつて吊持される多数本のエンドレスのネットコンベア
を若干の間隙である布帛移送路を保持して横方向に配列
せしめ、更に上記駆動ロールには、配列された各駆動ロ
ールの回転方向が交互Ｊに逆となる駆動手段を連結し、
また各エンドレスのネットコンベアで形成される布帛移
送路の両側方に該布帛移送路を移行する布帛に向けて蒸
気を吹きつけるための蒸気噴射ノズルを多数配設せしめ
た布帛の連続移送装置を提供するものてある。丁 従つ
て本発明によれば布帛は蒸気噴射ノズルから噴射される
蒸気により上下に移行するネットコンベアに付着される
ためにそのネットコンベアの移行に伴はつてノーテンシ
ヨンで移送され、しかもその噴射蒸気の作用によつてネ
ットコンベア間でリラクシングされる効果がある。以下
に本発明を図面に示す実施例に基いて詳細に説明する。
よつて吊持される多数本のエンドレスのネットコンベア
を若干の間隙である布帛移送路を保持して横方向に配列
せしめ、更に上記駆動ロールには、配列された各駆動ロ
ールの回転方向が交互Ｊに逆となる駆動手段を連結し、
また各エンドレスのネットコンベアで形成される布帛移
送路の両側方に該布帛移送路を移行する布帛に向けて蒸
気を吹きつけるための蒸気噴射ノズルを多数配設せしめ
た布帛の連続移送装置を提供するものてある。丁 従つ
て本発明によれば布帛は蒸気噴射ノズルから噴射される
蒸気により上下に移行するネットコンベアに付着される
ためにそのネットコンベアの移行に伴はつてノーテンシ
ヨンで移送され、しかもその噴射蒸気の作用によつてネ
ットコンベア間でリラクシングされる効果がある。以下
に本発明を図面に示す実施例に基いて詳細に説明する。
１は布帛を高圧湿熱の下で処理するためのスチーマ缶体
であつて、このスチーマ缶体１には布帛導入口２及び導
出口３が設けられており、更にその導入口２及び導出口
３には布帛の挿通は許すがスチーマ缶体１内の高圧湿熱
を維持するための導入側シール機構４及び導出側シール
機構５が設けられている。
であつて、このスチーマ缶体１には布帛導入口２及び導
出口３が設けられており、更にその導入口２及び導出口
３には布帛の挿通は許すがスチーマ缶体１内の高圧湿熱
を維持するための導入側シール機構４及び導出側シール
機構５が設けられている。
この導入側シール機構４には、互に圧接されるシールゴ
ムロール６，６″よりスチーマ缶体内部側に液封槽７が
設けられており、この液封槽７には布帛を例えば精練、
漂白減量する場合には苛性液を又布帛を染色する場合に
は染色液が入れられている。また他方の導出側シール機
構５内には互に圧接されるシールゴムロール６，６″よ
りスチーマ缶体内部側に徐冷槽８が設けられているもの
てある。９及び９″は湿熱処理すべき２枚の被加工布て
あつて、これら２枚の被加工布帛９，９″は重ね合わさ
つて導入側シール機構４及び導出側シール機構５を通過
するものである。
ムロール６，６″よりスチーマ缶体内部側に液封槽７が
設けられており、この液封槽７には布帛を例えば精練、
漂白減量する場合には苛性液を又布帛を染色する場合に
は染色液が入れられている。また他方の導出側シール機
構５内には互に圧接されるシールゴムロール６，６″よ
りスチーマ缶体内部側に徐冷槽８が設けられているもの
てある。９及び９″は湿熱処理すべき２枚の被加工布て
あつて、これら２枚の被加工布帛９，９″は重ね合わさ
つて導入側シール機構４及び導出側シール機構５を通過
するものである。
１０１，１０。
・・・１０８はスチーマ缶体１内上部に配設された駆動
ロールであつて、これら駆，動ロールにはスチーマ缶体
１内の略中央位置にまで垂下されるエンドレスのネット
コンベア１１１，１１２・・・１１８が吊持されており
、各ネットコンベアの相互間は布帛を通し得る間隙、即
ち布帛移送路ａに形成されているものである。１２；１
，１２２，１２３は上記ネットコンベア１１２，１１４
，１１６に対応し、その下方に配置されたＵ字状の布帛
受け器、１３はネットコンベア１１８に対応しその下方
に配置されたＵ字状のボイリング槽てある。
ロールであつて、これら駆，動ロールにはスチーマ缶体
１内の略中央位置にまで垂下されるエンドレスのネット
コンベア１１１，１１２・・・１１８が吊持されており
、各ネットコンベアの相互間は布帛を通し得る間隙、即
ち布帛移送路ａに形成されているものである。１２；１
，１２２，１２３は上記ネットコンベア１１２，１１４
，１１６に対応し、その下方に配置されたＵ字状の布帛
受け器、１３はネットコンベア１１８に対応しその下方
に配置されたＵ字状のボイリング槽てある。
１４は上記布帛移送路ａを通３過する被加工布帛９，９
″に蒸気を吹付けるためその布帛移送路ａの両側に沿つ
て配設せしめた蒸気噴射ノズル、１５はネットコンベア
の揺動を防止するためのガイドロール、１６は絞りロー
ルである。
″に蒸気を吹付けるためその布帛移送路ａの両側に沿つ
て配設せしめた蒸気噴射ノズル、１５はネットコンベア
の揺動を防止するためのガイドロール、１６は絞りロー
ルである。
４，次
にその作用について述べると、先ず液封槽７内には所定
の液を充填し、徐冷槽８内には徐冷液を順次充填し、更
にはスチーマ缶体１内を処理に適した温度１０５〜１６
０℃、例えば１５０℃前後の高湿熱に保持せしめる。そ
こでスチーマ缶体１内の駆動ロール１０１，１０２・・
・１０８の相隣るるロールを互に逆方向に回転せしめる
ことにより各エンドレスのネットコンベア１１１，１１
。・・・１１８が互に逆方向に回動されるので、スチー
マ缶体１内に供給された被加工布帛９，９″は布帛移送
路ａ及び布帛受け器１２１，１２２，１２３及びボイリ
ング槽１３に案内されるのであるが、その被加工布９，
９″は各布帛移送路ａに案内されフた時、各蒸気噴射ノ
ズル１４から噴射される蒸気噴射圧を受けるために、そ
の布帛はコンベアに吹きつけられ該コンベアの回動に伴
なつて布帛移送路ａを進行するものである。従つて各コ
ンベア相互間の布帛には引上げ、あ門るいは引下しのテ
ンションがかかることがないのでノーテンシヨン状態で
布帛移送路を通過せしめることができると共に蒸気噴射
ノズルからの蒸気を受けて湿熱処理される。以上のよう
に本実施例によれば１乃至複数の被”加工布帛をノーテ
ンシヨンで上下に蛇行移送せしめることができると共に
この蛇行中において蒸熱でスチーミングされる。従つて
本発明によれば、布帛をノーテンシヨン移送せしめるこ
とが確実かつ効果的になされると共に、そのノーテンシ
ヨン移送時に蒸熱処理せしめることもできる効果を有し
、特に従来技術では得られなかつたノーテンシヨン移送
と、このノーテンシヨン移送時における均一なるリラク
シング湿熱処理がなされる特長があるのて、編物等の伸
縮性のある被加工布帛の連続湿熱処理にきわめて有利で
ある。また本実施例では複数個の布帛受け器１２１，１
２２，１２３を設けたものであるから、スチーマ缶体内
における布帛の滞在時間が長くなり充分な湿熱を作用せ
しめることができる。
にその作用について述べると、先ず液封槽７内には所定
の液を充填し、徐冷槽８内には徐冷液を順次充填し、更
にはスチーマ缶体１内を処理に適した温度１０５〜１６
０℃、例えば１５０℃前後の高湿熱に保持せしめる。そ
こでスチーマ缶体１内の駆動ロール１０１，１０２・・
・１０８の相隣るるロールを互に逆方向に回転せしめる
ことにより各エンドレスのネットコンベア１１１，１１
。・・・１１８が互に逆方向に回動されるので、スチー
マ缶体１内に供給された被加工布帛９，９″は布帛移送
路ａ及び布帛受け器１２１，１２２，１２３及びボイリ
ング槽１３に案内されるのであるが、その被加工布９，
９″は各布帛移送路ａに案内されフた時、各蒸気噴射ノ
ズル１４から噴射される蒸気噴射圧を受けるために、そ
の布帛はコンベアに吹きつけられ該コンベアの回動に伴
なつて布帛移送路ａを進行するものである。従つて各コ
ンベア相互間の布帛には引上げ、あ門るいは引下しのテ
ンションがかかることがないのでノーテンシヨン状態で
布帛移送路を通過せしめることができると共に蒸気噴射
ノズルからの蒸気を受けて湿熱処理される。以上のよう
に本実施例によれば１乃至複数の被”加工布帛をノーテ
ンシヨンで上下に蛇行移送せしめることができると共に
この蛇行中において蒸熱でスチーミングされる。従つて
本発明によれば、布帛をノーテンシヨン移送せしめるこ
とが確実かつ効果的になされると共に、そのノーテンシ
ヨン移送時に蒸熱処理せしめることもできる効果を有し
、特に従来技術では得られなかつたノーテンシヨン移送
と、このノーテンシヨン移送時における均一なるリラク
シング湿熱処理がなされる特長があるのて、編物等の伸
縮性のある被加工布帛の連続湿熱処理にきわめて有利で
ある。また本実施例では複数個の布帛受け器１２１，１
２２，１２３を設けたものであるから、スチーマ缶体内
における布帛の滞在時間が長くなり充分な湿熱を作用せ
しめることができる。
尚、本実施例てはスチーマ缶体内を高圧湿熱とするため
布帛の導入口及び導出口にシール機構を具備せしめたが
、このスチーマ缶体内を常圧として使用することもでき
る。この場合シール機構は簡素化することができる。
布帛の導入口及び導出口にシール機構を具備せしめたが
、このスチーマ缶体内を常圧として使用することもでき
る。この場合シール機構は簡素化することができる。
図面は本発明よりなる連続移送装置の実施例を示した断
面図である。 １・・・・・スチーマ缶体、２・・・・・・布帛導入口
、３・・・・・・布帛導出口、４・・・・・・導入側シ
ール機構、５・・・導出側シール機構、６，６″・・・
・シールゴムロール、７・・・・・液封槽、８・・・・
・・徐冷槽、９，９″被加工布帛、１０１，１０２，１
０３，１０４，１０５，１０６，１０７，１０８・・駆
動ロール、１１１，１１。
面図である。 １・・・・・スチーマ缶体、２・・・・・・布帛導入口
、３・・・・・・布帛導出口、４・・・・・・導入側シ
ール機構、５・・・導出側シール機構、６，６″・・・
・シールゴムロール、７・・・・・液封槽、８・・・・
・・徐冷槽、９，９″被加工布帛、１０１，１０２，１
０３，１０４，１０５，１０６，１０７，１０８・・駆
動ロール、１１１，１１。
Claims (1)
- １ 布帛の湿熱処理室内において駆動ロールによつて吊
持される多数本のエンドレスのネットコンベアを若干の
間隙であり布帛移送路を保持して横方向に配列せしめ、
更に上記駆動ロールには、配列された各駆動ロールの回
転方向が交互に逆となる駆動手段を連結し、また各エン
ドレスのネットコンベアで形成される布帛移送路の両側
方に該布帛移送路を移行する布帛に向けて蒸気に吹きつ
けるための蒸気噴射ノズルを多数配設せしめたことを特
徴とする湿熱処理室内における布帛の連続移送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3119778A JPS6047950B2 (ja) | 1978-03-18 | 1978-03-18 | 湿熱処理室内における布帛の連続移送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3119778A JPS6047950B2 (ja) | 1978-03-18 | 1978-03-18 | 湿熱処理室内における布帛の連続移送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54125774A JPS54125774A (en) | 1979-09-29 |
| JPS6047950B2 true JPS6047950B2 (ja) | 1985-10-24 |
Family
ID=12324686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3119778A Expired JPS6047950B2 (ja) | 1978-03-18 | 1978-03-18 | 湿熱処理室内における布帛の連続移送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6047950B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63312566A (ja) * | 1987-06-11 | 1988-12-21 | Enuma Chain Seisakusho:Kk | 潤滑機能を備えたスプロケット |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5761762A (en) * | 1980-10-02 | 1982-04-14 | Santo Tekkosho Kk | Relax treating apparatus of fabric |
| JPS57101061A (en) * | 1980-12-09 | 1982-06-23 | Santo Tekkosho Kk | Apparatus for processing fabric to impart gloss thereto |
| JPS60224854A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-11-09 | 株式会社 山東鉄工所 | 高熱液による布帛の連続処理方法及び装置 |
| JPH0699062B2 (ja) * | 1988-04-23 | 1994-12-07 | 和光堂株式会社 | ウエットティシュ等の製造装置 |
| JPH08157115A (ja) * | 1994-12-08 | 1996-06-18 | Max Tec:Kk | 帯状部材の搬送装置 |
-
1978
- 1978-03-18 JP JP3119778A patent/JPS6047950B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63312566A (ja) * | 1987-06-11 | 1988-12-21 | Enuma Chain Seisakusho:Kk | 潤滑機能を備えたスプロケット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54125774A (en) | 1979-09-29 |
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