JPS6127996Y2 - - Google Patents

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JPS6127996Y2
JPS6127996Y2 JP1983042534U JP4253483U JPS6127996Y2 JP S6127996 Y2 JPS6127996 Y2 JP S6127996Y2 JP 1983042534 U JP1983042534 U JP 1983042534U JP 4253483 U JP4253483 U JP 4253483U JP S6127996 Y2 JPS6127996 Y2 JP S6127996Y2
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JP
Japan
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steam
chamber
fabric
hot water
heating
Prior art date
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JP1983042534U
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JPS59149994U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、製編織後の布帛に糊抜、精錬、漂
白などを目的とする処理液を含浸させたのち、上
記布帛を100℃未満の湿り飽和空気等で所定時間
の反応処理を行なうための布帛の連続蒸熱処理装
置に関する。
糊抜、精錬、漂白などの目的で処理液が含浸さ
れた布帛を100℃未満の湿り飽和空気で処理する
ための布帛の連続蒸熱処理装置として、チヤンバ
内にエンドレスコンベヤおよび蒸気発生装置を上
下に設け、上記の処理液を含浸した布帛を上記の
エンドレスコンベヤに重畳して移送しながら蒸熱
で処理するようにしたものが知られている。そし
て、チヤンバに導入された布帛をチヤンバの処理
温度、例えば80℃または90℃まで迅速に昇温させ
るために、上記チヤンバの布帛供給側上部に設け
た多数本のガイドーラによつて上記布帛を千鳥状
に移行させ、その間に上記布帛に100℃の蒸気ま
たは100℃の蒸気に空気を混合して得られた100℃
未満の湿り飽和空気を吹付けていた。
しかしながら、100℃の蒸気を直接に吹付ける
場合は布帛が部分的に所定の処理温度よりも高温
の100℃に加熱されて処理むらが生じ、また100℃
未満の湿り飽和空気を吹付ける場合は空気の混入
によつて熱伝導率が小さくなり、そのためチヤン
バを大型にする必要があり、また混入した空気を
チヤンバから排出しなければならないので、エネ
ルギの損失が大きいという欠点があつた。
この考案は、100℃未満の湿り飽和空気で処理
する場合に、チヤンバ内に導入された布帛を100
℃未満の所定湿度まで迅速に、かつ均一に昇温す
ることができ、しかもチヤンバを大型にする必要
がなく、エネルギ損失の少ない布帛の連続蒸熱処
理装置を提供するものである。
すなわちこの考案は、チヤンバ内にエンドレス
コンベヤおよび蒸気発生装置を上下に設け、糊
抜、精練、漂白などの処理液を含浸した布帛を上
記エンドレスコンベヤ上に重畳して移送しながら
蒸熱で処理するようにした布帛の連続蒸熱処理装
置において上記チヤンバ内の布帛供給側上部に複
数本の加熱シリンダを、これらの加熱シリンダに
布帛を千鳥掛けできるように配設し、チヤンバ内
に導入された布帛を上記加熱シリンダでチヤンバ
内の処理温度とほぼ等しい温度に加熱するように
したことを特徴とする布帛の連続蒸熱処理装置で
ある。
以下にこの考案の実施例を図面によつて説明す
る。
チヤンバ1の底部に、そのほぼ全域にまたがる
湯槽2が形成され、この湯槽2内に直接式または
間接式の蒸気加熱管3が配設される。なお、4は
排湯管、5はオーバーフロー管、Wは湯である。
この湯槽2の若干上方にネツトや多孔板製のエン
ドレスコンベヤ6が設けられ、その両端部を上向
きに傾斜させることによつて供給側傾斜部6aお
よび送出側傾斜部6bがそれぞれ形成される。上
記のチヤンバ1にはその布帛導入口1aに空気遮
断室7が形成されており、この空気遮断室7の上
方と上記エンドレスコンベヤ6の供給側傾斜部6
aの上方との間に3個の加熱シリンダ8が千鳥状
に配設される。この加熱シリンダ8は、上記の湯
槽2から湯Wをポンプ(図示されていない)で循
環することによつて湯Wとほぼ同じ温度に加熱さ
れる。そして、加熱シリンダ8の内方端の下方に
前後一対の揺動板からなる振落し装置9および前
後一対の垂直板からなる積込ガイド10が順に配
設される。一方、上記エンドレスコンベヤ6の送
出側傾斜部6bの上方と、チヤンバ1の布帛導出
口1bとの間に複数個のガイドローラ11、ウイ
ンスローラ12、水封装置13、送出しローラ1
4等が順に配設される。
上記の構造において、チヤンバ1の底の湯槽2
に水を満たし、蒸気加熱管3に高温蒸気を送つて
上記の水を100℃未満の所定の温度、例えば80℃
または90℃に加温すると、チヤンバ1に上記所定
温度の湿り飽和空気が充満する。一方、上記の湯
槽2から湯Wを加熱シリンダ8に循環することに
より、加熱シリンダ8が上記100℃未満の所定温
度に加熱される。この状態で布帛Fが布帛導入口
1aから空気遮断室7を介してチヤンバ1内に導
入され、加熱シリンダ8に千鳥状に巻掛けられて
移送され、その間に加熱シリンダ8によつて加熱
され、振落し装置9を介して積込みガイド10に
送られ、エンドレスコンベヤ6の供給側傾斜部6
a上に重畳される。そして、上記の布帛Fは、上
記のエンドレスコンベヤ6によつて移送される間
に、チヤンバ1に充満する100℃未満の湿り飽和
空気によつて処理され、しかるのち送出側傾斜部
6bから上方へ引出され、更に布帛導出口1bか
ら次工程へ送出される。しかして、上記の加熱シ
リンダ8は、湯槽2の湯Wによつて上記湿り飽和
空気とほとんど同じ温度に加熱されているので、
チヤンバ1に導入された布帛Fは、上記の加熱シ
リンダ8に接触することにより、加熱シリンダ8
の温度すなわち上記湿り飽和空気の温度とほぼ等
しい温度に速やかに昇温する。しかも、3個の加
熱シリンダ8に布帛Fが千鳥掛けされ、布帛Fが
両面から加熱されるので、むらなく均一に加熱さ
れ、そのため過度に加熱されることなく、処理む
らも生じない。なお、上記の実施例は、湯槽2の
湯Wを用いて加熱シリンダ8を加熱するので、そ
の温度調節が極めて容易である。
上記の実施例において、加熱シリンダ8を湯槽
2の湯W以外の加熱手段、例えば同じ温度の蒸気
によつて加熱してもよい。また、湯槽2の代りに
多数本の蒸気噴射管を配設してチヤンバ1に100
℃の飽和蒸気を充満させ、この飽和蒸気で布帛F
を処理してもよく、この場合は加熱シリンダ8に
蒸気を供給して100℃に加熱することができる。
また、湯槽2の蒸気加熱管3として蒸気噴射管を
使用し、100℃未満の湿り飽和空気によつて処理
する場合には湯槽2に湯Wを満たし、一方、100
℃の飽和蒸気で処理する場合には湯槽2を空にし
て蒸気噴射管のみを使用するようにしてもよい。
なお、加熱シリンダ8の本数を増減できることは
もちろんである。
以上に説明したようにこの考案は、チヤンバ内
の入口付近に複数本の加熱シリンダを設け、この
加熱シリンダによつて布帛を加熱するようにした
ものであるから、チヤンバに導入された布帛を所
定の処理温度まで速やかに、かつむらなく均一に
昇温することができる。しかも、複数本の加熱シ
リンダをチヤンバ入口の上部空間に配設するのみ
であるから、チヤンバを大型にする必要がなく、
熱効率が良好であつてエネルギの損失が少ない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例の縦断面図である。 1:チヤンバ、2:湯槽(蒸気発生装置)、
3:蒸気加熱管(蒸気発生装置)、6:エンドレ
スコンベヤ、8:加熱シリンダ、9:振落し装
置、F:布帛。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 チヤンバ内にエンドレスコンベヤおよび
    蒸気発生装置を上下に設け、糊抜、精練、漂白
    などの処理液を含浸した布帛を上記エンドレス
    コンベヤ上に重畳して移送しながら蒸熱で処理
    するようにした布帛の連続蒸熱処理装置におい
    て、上記チヤンバ内の布帛供給側上部に複数本
    の加熱シリンダを、これらの加熱シリンダに布
    帛を千鳥掛けできるように配設し、チヤンバ内
    に導入された布帛を上記加熱シリンダでチヤン
    バ内の処理温度とほぼ等しい温度に加熱するよ
    うにしたことを特徴とする布帛の連続蒸熱処理
    装置。 〔2〕 蒸気発生装置がチヤンバ内底部のほぼ全
    域にまたがつて設けられた湯槽に多数本の蒸気
    加熱管を配設したものである実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の布帛の連続蒸熱処理装置。 〔3〕 加熱シリンダが湯で加熱されるものであ
    る実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    記載の布帛の連続蒸熱処理装置。 〔4〕 湯槽内の湯が加熱シリンダに循環される
    実用新案登録請求の範囲第3項記載の布帛の連
    続蒸熱処理装置。 〔5〕 蒸気発生装置が蒸気噴出管であり、加熱
    シリンダが蒸気で加熱される実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の布帛の連続蒸熱処理装置。
JP4253483U 1983-03-23 1983-03-23 布帛の連続蒸熱処理装置 Granted JPS59149994U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4253483U JPS59149994U (ja) 1983-03-23 1983-03-23 布帛の連続蒸熱処理装置

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JP4253483U JPS59149994U (ja) 1983-03-23 1983-03-23 布帛の連続蒸熱処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59149994U JPS59149994U (ja) 1984-10-06
JPS6127996Y2 true JPS6127996Y2 (ja) 1986-08-20

Family

ID=30173071

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JP4253483U Granted JPS59149994U (ja) 1983-03-23 1983-03-23 布帛の連続蒸熱処理装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS59149994U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5213416U (ja) * 1975-07-17 1977-01-31
JPS57139558A (en) * 1981-02-21 1982-08-28 Tsuyoshi Tano Continuous steaming apparatus
JPS5831162A (ja) * 1981-08-11 1983-02-23 株式会社サン技研 編織物の染料固着機の予熱装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5213416U (ja) * 1975-07-17 1977-01-31
JPS57139558A (en) * 1981-02-21 1982-08-28 Tsuyoshi Tano Continuous steaming apparatus
JPS5831162A (ja) * 1981-08-11 1983-02-23 株式会社サン技研 編織物の染料固着機の予熱装置

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Publication number Publication date
JPS59149994U (ja) 1984-10-06

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