JPH0619591Y2 - 布帛の連続式反応装置 - Google Patents

布帛の連続式反応装置

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JPH0619591Y2
JPH0619591Y2 JP1990106209U JP10620990U JPH0619591Y2 JP H0619591 Y2 JPH0619591 Y2 JP H0619591Y2 JP 1990106209 U JP1990106209 U JP 1990106209U JP 10620990 U JP10620990 U JP 10620990U JP H0619591 Y2 JPH0619591 Y2 JP H0619591Y2
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JP
Japan
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endless conveyor
fabric
lower endless
treatment liquid
inclined portion
Prior art date
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Application number
JP1990106209U
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JPH0464584U (ja
Inventor
正 近藤
Original Assignee
京都機械株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、長尺の布帛に糊抜き、精練、漂白等を目的
とする処理液を含浸させたのち、上記布帛を移送しなが
ら連続的に加熱して上記の含浸処理液を反応させるため
の布帛の連続式反応装置に関するものである。
(従来の技術) 糊抜き、精練、漂白などのための処理液を含浸した長尺
の布帛を加熱するための布帛の連続式反応装置として、
種々のものが知られている。例えば、実公昭61−90
25号公報には、布帛の供給側に空気遮断室を、また送
出し側に水封槽をそれぞれ備えた反応室の中央にエンド
レスコンベヤを、その供給側端部および送出し側端部を
それぞれ上向きに傾斜させ、中央部を水平に長く形成
し、このエンドレスコンベヤ上に長尺の布帛を多層に重
畳させるようにしたものが開示されている。
また、繊維社発行「染色仕上機器総覧」(135頁)に
は、無端のコンベヤからなる半円形通路の前後両端にそ
れぞれ垂直方向の案内板を前後対向状に設置してU字形
通路を形成し、このU字形通路に沿って重畳状態の布帛
を導き、その下部で布帛を処理液に浸漬するようにした
ものが開示されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記の実公昭61−9025号公報に開示された装置
は、反応室内に設置されたエンドレスコンベヤの中央部
が水平方向に長く形成されているので、装置全体が前後
方向に長くなり、据え付け面積が広くなるという問題が
あった。また、染色仕上機器総覧に開示された装置は、
供給側の前後の案内板の間に布帛を振落して重畳させた
場合、重畳布帛の高さが高くなるため、重畳布帛が側方
に倒れることがあり、これを防止するためには、側方に
も案内板を設ける必要があり、その場合は布帛の幅の変
化に応じて側方の案内板の間隔を変えなければならず、
構造が複雑になると共に、その操作が面倒であった。
この考案は、据え付け面積を狭くすることができ、重畳
布帛が側方に倒れることがなく、かつ操作が容易な布帛
の連続式反応装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) この考案に係る布帛の連続式反応装置は、布帛の供給側
に空気遮断室を、また送出し側に水封槽をそれぞれ備え
た反応室の中央に下部エンドレスコンベヤをその供給側
部分および送出し側部分がそれぞれ水平面に対して40
〜50度傾斜するV字形に設け、この下部エンドレスコ
ンベヤの上方に無端の上部エンドレスコンベヤを逆三角
形状に、かつ上記の下部エンドレスコンベヤとの間に布
帛を重畳状態に積載するためのV字形通路が形成される
ように設け、上記下部エンドレスコンベヤの下方に上記
V字形通路に重畳されている布帛を処理液に浸漬させる
ための処理液槽を設置したことを特徴とする。
なお、上記の供給側傾斜部および送出し側傾斜部の長さ
は、供給側傾斜部を送出し側傾斜部よりも長く形成する
ことが好ましい。また、上記処理液の温度は反応室の温
度とほぼ等しいことが好ましい。
(作用) 糊抜き、精練、漂白等のための処理液を含浸した布帛
は、供給側の空気遮断室を通って反応室内に導入され、
加熱されて下部エンドレスコンベヤの供給側傾斜部上に
従来と同様に振り落とされて重畳され、下部エンドレス
コンベヤの回転に伴って前送りされ、その間に反応室内
の蒸気で加熱されて反応が促進される。そして、V字形
通路を通る間に反応室内の処理液に浸漬されて液処理が
行われたのち、下部エンドレスコンベヤの送出し側傾斜
部に沿って上昇し、その間に反応が更に促進されて反応
の均一化が行われ、しかるのち下部エンドレスコンベヤ
の送出し側傾斜部の端部から引き上げられ、送出し側の
水封槽を経て導出される。
なお、供給側傾斜部および送出し側傾斜部の傾斜角度が
大き過ぎると、重畳された布帛が横に倒れ易くなり、反
対に傾斜角度が小さ過ぎると、据え付け面積が広くな
る。また、供給側傾斜部を送出し側傾斜部よりも長く形
成した場合は、処理液に浸漬する前の蒸熱処理が十分に
行われる。
(実施例) 図面において、1は反応装置の外壁、2は反応室であ
り、この反応室2は、供給側(図の左側)および送出し
側(図の右側)の天井が高いU字形に形成され、温度が
蒸気によって80〜100℃に維持されている。この反
応室2の供給側には、外側の入口ガイドローラ3に面し
て空気遮断室4が設けられ、この空気遮断室4の上方に
多数本の上部ガイドローラ5が上下2列に配列され、布
帛Fが入口ガイドローラ3を経て空気遮断室4に導入さ
れ、上部ガイドローラ5に千鳥状に掛けられて前送りさ
れ、その間に反応室内の蒸気で加熱され、所定の温度に
上昇し、しかるのち上部ガイドローラ5の列の端部に位
置する供給ローラ6から下方の下部エンドレスコンベヤ
7に降下する。
この下部エンドレスコンベヤ7は、両端のスプロケット
ホイール8、9間にガイド(図示されていない)を介し
てV字状に掛けられたものであって供給側傾斜部7a、
中間の円弧状湾曲部7bおよび送出し側傾斜部7cを備
え、供給側傾斜部7aおよび送出し側傾斜部7cは、そ
れぞれ水平面に対して45度の角度で傾斜し、供給側傾
斜部7aが送出し側傾斜部7cよりも長く形成される。
この下部エンドレスコンベヤ7の円弧状湾曲部7bの上
方に位置する前後のスプロケットホイール10、11間
に上部エンドレスコンベヤ12がガイド(図示されてい
ない)を介して逆三角形状に設けられ、この上部エンド
レスコンベヤ12と下部エンドレスコンベヤ7との間に
布帛Fを重畳状態に積載するためのV字形通路13が形
成される。そして、上記下部エンドレスコンベヤ7の下
方に処理液槽14が設置され、この処理液槽14に満た
した処理液Sに上記V字形通路13内の布帛Fが浸漬さ
れる。なお、処理液槽14には複数本のスチームヒータ
15が設置され、処理液Sの温度を80〜100℃に保
っている。
この下部エンドレスコンベヤ7の送出し側傾斜部7cの
端部上方に複数本のガイドローラ16が配設され、かつ
布帛送出し側の外壁1下方の開口部に水封槽17が設け
られ、反応の終わった布帛Fが下部エンドレスコンベヤ
7の送出し側傾斜部7cの端部から上方に引き上げら
れ、ガイドローラ16によって水封槽17に導かれ、こ
の水封槽17から次の工程に送出される。
上記の構造において、処理液を含浸した布帛Fは、反応
室2内に導入されたのち、供給側の上部ガイドローラ5
に千鳥状に掛けられて送られ、その間に80〜100℃
の温度まで加熱され、しかるのち下部エンドレスコンベ
ヤ7上に降ろされて重畳され、上部エンドレスコンベヤ
12との間に挟まれて前進し、その間の加熱により反応
が進められると共に、途中で処理液に浸漬されるこによ
り反応の均一化が促進される。そして、反応処理が済ん
だのち送出し側のガイドローラ16、水封槽17を経て
取り出される。
(考案の効果) この考案は、上記のとおり、反応室内に逆三角形状の上
部エンドレスコンベヤおよびV字形状の下部エンドレス
コンベヤを上下2段に設け、これらのエンドレスコンベ
ヤ間に形成されたV字形通路に沿って重畳布帛を前送り
して反応処理を行うようにし、かつ、上記のV字形通路
を通る間に重畳布帛を処理液に浸漬して反応処理を促進
し、下部エンドレスコンベヤの全長を短くするようにし
たので、装置の据え付け面積を従来よりも大幅に狭くす
ることができる。そして、供給側傾斜部に上方から振り
落とされて重畳された布帛が、傾斜部を下降するので、
この重畳布帛が側方に倒れることがなく、上記傾斜部の
側方に倒れ防止のガイド板を立てる必要がなく、そのた
め傾斜部の側方を開放状態にすることができ、操作が容
易である。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の実施例の縦断面図である。 F:布帛、2:反応室、4:空気遮断室、7:下部エン
ドレスコンベヤ、7a:供給側傾斜部、7b……湾曲
部、7c:送出し側傾斜部、12:上部エンドレスコン
ベヤ、13:V字形通路、14:処理液槽、17……水
封槽。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】布帛の供給側に空気遮断室を、また送出し
    側に水封槽をそれぞれ備えた反応室の中央に下部エンド
    レスコンベヤをその供給側部分および送出し側部分がそ
    れぞれ水平面に対して40〜50度傾斜するV字形に設
    け、この下部エンドレスコンベヤの上方に上部エンドレ
    スコンベヤを逆三角形状に、かつ上記の下部エンドレス
    コンベヤとの間に布帛を重畳状態に積載するためのV字
    形通路が形成されるように設け、上記下部エンドレスコ
    ンベヤの下方に上記V字形通路に重畳されている布帛を
    処理液に浸漬させるための処理液槽を設置したことを特
    徴とする布帛の連続式反応装置。
JP1990106209U 1990-10-08 1990-10-08 布帛の連続式反応装置 Expired - Lifetime JPH0619591Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990106209U JPH0619591Y2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 布帛の連続式反応装置

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JP1990106209U JPH0619591Y2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 布帛の連続式反応装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0464584U JPH0464584U (ja) 1992-06-03
JPH0619591Y2 true JPH0619591Y2 (ja) 1994-05-25

Family

ID=31852213

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JP1990106209U Expired - Lifetime JPH0619591Y2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 布帛の連続式反応装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3862554A (en) * 1973-08-24 1975-01-28 Gulf & Western Mfg Co Apparatus for washing fabric
JPS6032150U (ja) * 1983-08-11 1985-03-05 マツダ株式会社 車両のモ−ル取付構造

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「染色仕上機器総覧」P.135繊維社発行

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