JPS604738Y2 - プレス成形用金型 - Google Patents
プレス成形用金型Info
- Publication number
- JPS604738Y2 JPS604738Y2 JP13923782U JP13923782U JPS604738Y2 JP S604738 Y2 JPS604738 Y2 JP S604738Y2 JP 13923782 U JP13923782 U JP 13923782U JP 13923782 U JP13923782 U JP 13923782U JP S604738 Y2 JPS604738 Y2 JP S604738Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- spill
- press molding
- groove
- spill groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は樹脂のプレス成形用金型に関する。
従来、樹脂製の球体成形品をプレス成形する金型は第1
図の如く上、下型2,2aの分割面にスピユー溝4を開
設しており、余分の樹脂を該溝4へ逃がす様にしている
。
図の如く上、下型2,2aの分割面にスピユー溝4を開
設しており、余分の樹脂を該溝4へ逃がす様にしている
。
ところがスピユー溝4は第3図の如く全長に亘つて細幅
で深さも一定しているため、スピユー溝4に充満して硬
化した樹脂片51は全長に亘って同じ太さの細軸状を呈
しており、球体5との結合力は強くない。
で深さも一定しているため、スピユー溝4に充満して硬
化した樹脂片51は全長に亘って同じ太さの細軸状を呈
しており、球体5との結合力は強くない。
従って樹脂が非常に脆い材質の加硫ゴムの場合成形され
た球体5を型から取り外す場合、屡々樹脂片51が球体
5から千切れてスピユー溝4に残存し、この樹脂片51
の取除き作業に手間が掛かる問題があった。
た球体5を型から取り外す場合、屡々樹脂片51が球体
5から千切れてスピユー溝4に残存し、この樹脂片51
の取除き作業に手間が掛かる問題があった。
又、スピユー溝4は上下両型2,2aに施されており、
両型2,2aに対する球体成形品の接触面積は等しく、
離型性の悪い樹脂の場合、型開きの際に成形品が上、下
型にランダムに残り、成形品を型から取り出す作業性が
悪い。
両型2,2aに対する球体成形品の接触面積は等しく、
離型性の悪い樹脂の場合、型開きの際に成形品が上、下
型にランダムに残り、成形品を型から取り出す作業性が
悪い。
本考案は上記実情に鑑み、対向配備した上、下型の内、
何れか一方の型のみにスピユー溝を開設し、且つスピユ
ー溝は型穴側を徐々に拡大したことを特徴とし、スピユ
ー溝に充満して猛威される樹脂片と成形品との結合部の
断面積を大きくして樹脂片と成形品との結合力を高め、
樹脂片が成形品から千切れることを防止して成形品と一
体に型から取り外せる。
何れか一方の型のみにスピユー溝を開設し、且つスピユ
ー溝は型穴側を徐々に拡大したことを特徴とし、スピユ
ー溝に充満して猛威される樹脂片と成形品との結合部の
断面積を大きくして樹脂片と成形品との結合力を高め、
樹脂片が成形品から千切れることを防止して成形品と一
体に型から取り外せる。
以下図面に示す実施例に基づき本考案を具体的に説明す
る。
る。
第1図は固定プレート1及び移動プレート1aの夫々の
取付は穴11.11に上、下型2,2aを複数づつ対向
配備した金型を示している。
取付は穴11.11に上、下型2,2aを複数づつ対向
配備した金型を示している。
実施例の金型はツーピースゴルフボールの芯となる球体
5を形成するものであって、上、下型2.2aは夫々半
球状の型穴31.31を有しており、球状のキャビティ
3を形成する。
5を形成するものであって、上、下型2.2aは夫々半
球状の型穴31.31を有しており、球状のキャビティ
3を形成する。
上、下型2,2aの対向面の外周はテーパ状にカットさ
れ、両型2t2a分割面21.21は幅1〜67717
71の環状を呈している。
れ、両型2t2a分割面21.21は幅1〜67717
71の環状を呈している。
下型2の分割面21には本考案の特徴とするスピユー溝
4が等間隔に4箇所開設されている。
4が等間隔に4箇所開設されている。
各スピユー溝4は型の外周から型穴31側へ徐々に拡大
しており、実施例の場合スピユー溝4の最大幅41は2
.0〜4.orrrIn1最小幅42は0.5〜1.5
TrrIItであり、溝深さは0.5〜2.5咽の範囲
で一様深さである。
しており、実施例の場合スピユー溝4の最大幅41は2
.0〜4.orrrIn1最小幅42は0.5〜1.5
TrrIItであり、溝深さは0.5〜2.5咽の範囲
で一様深さである。
然して上、下型2,2aを開いて、下型2に素材を入れ
型締めを行なう。
型締めを行なう。
素材は不飽和カルボン酸の金属塩モノマー配合のゴムで
あって、キャビティ3の容積より僅か大なる体積の円柱
状を呈している。
あって、キャビティ3の容積より僅か大なる体積の円柱
状を呈している。
型締めにより素材はキャビティ3に充満し、余分の素材
はスピユー溝4に逃げて硬化し、樹脂片51を形成する
。
はスピユー溝4に逃げて硬化し、樹脂片51を形成する
。
所定時間後に型開きを行なうと、球体5は下型2に付着
した倭で残り、上型2aのみが上昇する。
した倭で残り、上型2aのみが上昇する。
これは前記スピユー溝4中の樹脂片51の分だけ、成形
品の下型に接する面積が大になり、下型に残るためであ
る。
品の下型に接する面積が大になり、下型に残るためであ
る。
この様に球体5が下型2にのみ残るため、球体5を型か
ら外す作業は能率が挙がり、自動化も容易に行なえる。
ら外す作業は能率が挙がり、自動化も容易に行なえる。
又、球体5と一体に繋がった樹脂片51は基端、即ち、
球体5との結合部が太く形成されており、成形品が脆い
材質のものであっても樹脂片51が球体5から千切れる
ことはなく、球体5に付着した樹脂片51もスピユー溝
4から剥されてスピユー溝4の詰りを防ぐことが出来る
。
球体5との結合部が太く形成されており、成形品が脆い
材質のものであっても樹脂片51が球体5から千切れる
ことはなく、球体5に付着した樹脂片51もスピユー溝
4から剥されてスピユー溝4の詰りを防ぐことが出来る
。
尚、本考案の実施に際し、スピユー溝4は上型2aのみ
に開設することも出来、この場合型開きの際に球体5は
上型2aについて一斉に上昇するため、球体5を型から
外す作業は迅速化される。
に開設することも出来、この場合型開きの際に球体5は
上型2aについて一斉に上昇するため、球体5を型から
外す作業は迅速化される。
又、スピユー溝4は幅を一定とし、深さは型穴31側を
徐々に深くして溝を拡大することも出来る。
徐々に深くして溝を拡大することも出来る。
又成形された球体5は、その後にセンタレスグラインダ
ーによって全面研摩されるため、型から取出した球体5
に樹脂片51が突起片に付着していても、センタレスグ
ラインダーによって除去されるので、支障はない。
ーによって全面研摩されるため、型から取出した球体5
に樹脂片51が突起片に付着していても、センタレスグ
ラインダーによって除去されるので、支障はない。
本考案は上記の如く、スピユー溝4は型穴31側が徐々
に拡大しているため、余分の樹脂が該溝4に逃げて軸状
となって硬化する際、該樹脂片51は型穴31側が徐々
に太くなり、従って型穴31から成形品を取出す際、樹
脂片51が成形品から千切れスピユー溝4に残って詰ま
らせることはない。
に拡大しているため、余分の樹脂が該溝4に逃げて軸状
となって硬化する際、該樹脂片51は型穴31側が徐々
に太くなり、従って型穴31から成形品を取出す際、樹
脂片51が成形品から千切れスピユー溝4に残って詰ま
らせることはない。
又、型開きの際には上、千両型の内、スピユー溝4を開
設した方の型に成形品が付着して残るから、成形品の取
出しは迅速化され、取出しの自動化も容易に行なえる。
設した方の型に成形品が付着して残るから、成形品の取
出しは迅速化され、取出しの自動化も容易に行なえる。
第1図は金型の断面図、第2図は下型の平面図、第3図
は従来の説明図である。 2・・・・・・下型、2a・・・・・・上型、4・・・
・・・スピユー溝。
は従来の説明図である。 2・・・・・・下型、2a・・・・・・上型、4・・・
・・・スピユー溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 対向配備された上下型2,2aの分割面に余分な樹
脂を逃がすスピユー溝4を開設した成形用金型に於て、
スピユー溝4は何れか一方の型2にのみ開設され且つス
ピユー溝4は成型2の型穴31側が徐々に拡大している
ことを特徴とするプレス成形用金型。 2 スピユー溝4は型穴31側に向けて徐々に幅を広く
猛威されている実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
プレス成形用金型。 3 スピユー溝4は型穴31側に向けて徐々に深く猛威
されている実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項に
記載のプレス成形用金型。 4 スピユー溝4の数が2以上開設されている実用新案
登録請求の範囲第1項乃至第3項の何れかに記載のプレ
ス成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13923782U JPS604738Y2 (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | プレス成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13923782U JPS604738Y2 (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | プレス成形用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5943113U JPS5943113U (ja) | 1984-03-21 |
JPS604738Y2 true JPS604738Y2 (ja) | 1985-02-12 |
Family
ID=30312147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13923782U Expired JPS604738Y2 (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | プレス成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604738Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63288697A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-25 | 株式会社 堀鐵工所 | 布テ−プ切断装置 |
-
1982
- 1982-09-13 JP JP13923782U patent/JPS604738Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5943113U (ja) | 1984-03-21 |
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